22 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 00:34:49.09 ID:41H5vGlgo
聖杯戦争解体事件
十にも満たない
そんな小規模の組織に、魔術協会が敗北した
そんな事件を貴方は知っているだろうか?
きっと、その事件が永遠に続く聖杯戦争の原因なのだろう
23 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 00:38:33.90 ID:41H5vGlgo
視点を選択して下さい
1.赤い外套を見に纏った白髪の男
2.ロングヘアーの赤い魔術師
3.葉巻を咥えた長髪の外人
4.金髪蒼眼の女性騎士
下4
27 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 00:39:14.23 ID:gyxjWKMdo
4
31 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 00:42:28.22 ID:41H5vGlgo
この十年、貴女は幸せな時を充分に過ごした
充分過ぎるほどに
終わりが近づこうとも、恐れることはない
【セイバー編、開始】
35 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 00:47:24.96 ID:41H5vGlgo
始まりは、何だっただろうか?
■ロウとリ■に釣れられ、時計台へ向かったのは2年ほど前
我がマスターの後見人に呼び出された時だっただろうか?
それとも、あの夜からこの別れは決められていたのだろうか
大聖杯の解体
サーヴァントとしてのこの世に生きる貴女に意味するのは……
38 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 00:53:33.01 ID:41H5vGlgo
冬木、円蔵山
そこに広がる大空洞が最後の戦場であった
■ン「…やっと、たどり着いたわね」
貴女のマスターである女性は大きな溜息を付いた
それもそうだろう、此処に辿り着くまでの障害は大きかった
1つの対象のため封印指定の執行者が同時に数人も動くなど、異常
こちらに『彼女』が居なければどうなっていたか
シロ■「バ■ット達が時間を稼いでくれているんだ、早く行こう」
そこに居る4人は、大きく頷いた
大聖杯さえ、解体してしまえばこちらの勝利だった
41 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 01:02:13.07 ID:41H5vGlgo
先陣を切るのは貴女
それに続く、リ■と■■ド・エル■■■■世
殿は■ロウ
真っ直ぐ大空洞を進んでいく
警戒を怠らない
聖杯は既に、聖杯戦争を開始できる程の魔力を蓄えているのだから
セ■バー「止まって、前に何か居ます」
■■■「……遠い日の理想よ、今こそ貴様を」
いつの間にか、そこには貴女しか居ない
目の前には自分の鏡写しのような、ソレ
セイ■ー「……まさか、とは思いましたが」
―――最後の敵が、自分とは
貴女は
1.攻撃 +?
2.防御 +?
3.逃走 -?
安価先にてコンマ判定
下4
45 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 01:03:46.47 ID:VbLKN2dJ0
1
50 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 01:07:00.29 ID:41H5vGlgo
行動『攻撃』 補正+0
45の判定にて
成功判定『7』
その場にはもう貴女と敵しか居ない
きっと聖杯か、敵の罠
きっと、シロ■も■ンもあの男も、戦っているのだろう
自分が『最も戦いたくない相手』と
そう言えば、彼女が冬木の街に入った時こんな事を言っていた
――何が起きても、おかしくない雰囲気ね
それがこれだとは…
53 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 01:10:31.51 ID:41H5vGlgo
貴女は風の鞘を何年ぶりか解除する
突風が、貴女と敵の髪を揺らした
■■バー「――貴女はこの手で倒す」
オ■タ「――貴様はこの手で潰す」
黒と金がぶつかり合う
何度も、何度も
この空間自体が揺れ動くような魔力のぶつかり合い
若干押しているのは、こちらか
確かに魔力量はあちらが上
だが細かな剣技はこちらの分があるらしい
貴女は
1.攻撃 +?
2.防御 +?
3.逃走 -?
安価先にてコンマ判定
下4
57 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 01:11:06.92 ID:91y9mIv6o
1
64 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 01:17:05.70 ID:41H5vGlgo
行動『攻撃』 補正+1
57の判定にて
成功判定『3』
■ルタ「貴様は何故戦う」
オル■「聖杯さえ、手に入れればあのオムランの丘へ戻れるッ!」
その言葉に、貴女の剣は一瞬迷った
その隙を見逃してくれる相手ではない
大振りな振り下ろし、単純なソレだが貴方の剣はそれを防ぐので精一杯だった
セ■バー「既に、この身にそんな願いはない」
オル■「ならば、何故私が生まれた」
オ■タ「この身こそ、貴様の後悔だろう」
貴女は
1.攻撃 +?
2.防御 +?
3.逃走 -?
安価先にてコンマ判定
下4
68 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 01:17:30.73 ID:HJjl6ABHo
1
77 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 01:23:59.96 ID:41H5vGlgo
行動『攻撃』 補正+0
68の判定にて
成功判定『3』
■ルタ「――せめて、優しい夢のまま眠れ」
鏡写しような敵
黒い貴女は、大きく剣を振り上げた
黒い光がそれに集う、わかっている
自分だからこそ、わかる
それはきっと、必殺の一撃
オル■「約束された(エクスカリバー)」
オ■タ「――――勝利の剣(モルガン)ッ!」
黒い波が、貴女へと迫る
そんな時、■ンの言葉が脳裏によぎった
――何が起きても、おかしくない雰囲気ね
そうだ、何が起きてもおかしくはないのは敵だけではない
考えろ、アレを防ぐ最強の自分を
1.貴女の手の中には鞘が
2.貴女の傍らには彼が
3.ソレをイメージできない…
安価
下4
81 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 01:24:45.03 ID:gyxjWKMdo
1
88 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 01:35:32.32 ID:41H5vGlgo
貴女の手の中には鞘が
それは考えうる、最高の手だった
その鞘は所有者の危機を察知、結界を作り上げる
セイバー「――全ては遠き理想郷(アヴァロン)ッ!」
それは、黒の波を耐え切る
ソレは防御と言うより、遮断
セイバー「たしかに、私の築こうとしたものは理想郷には程遠かった」
セイバー「万人を救う、など届きもしなかった」
セイバー「それでも、それは胸を張っていいと、誇っていいと彼は教えてくれた」
貴女の構える剣は更に強い黄金の光を纏う
アレを放った後、直ぐには立てなおすことは出来ない
セイバー「あの丘から、私は一歩前に進めた」
セイバー「その一歩が、埋められぬ差が、貴女の敗因だ――過去の私よ」
その身に宿る魔力を全てかける
初めから、この戦いの後に生き残れるとは思ってはない
現界する魔力はリ■のモノだが
システムは大聖杯のものなのだから
故に、この敵を連れ、貴女は消える
直後の書き込みにてコンマ判定
一の位にて宝具成功判定 補正+5
89 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 01:35:36.64 ID:yxGr5Yn20
1
98 :1 ◆8NYroe5tmA [saga]:2011/12/13(火) 01:44:09.53 ID:41H5vGlgo
89の判定補正+5にて
成功判定『8』
セイバー「約束された(エクス)」
セイバー「―――勝利の剣(カリバー)ッ!」
光を纏う黄金の剣を渾身の力を篭め、振り下ろす
黄金の波が、鏡写しの黒を飲み込んだ
オル■「……そうか、―――」
小さなつぶやきが聞こえた
消えかかる貴女
魔力不足と自身の身を根底から否定されているような、感覚
ああ、大聖杯が消えたのか
貴女は鞘を抱きしめ、眠るように横になる
セイバー「……これでいい、私の願いは聖杯などなくとも叶ったのです」
セイバー「シロウ、リン……さよなら」
――貴方達の行き先に、光と希望があらんことを
【セイバー編、終了】
最終更新:2012年01月17日 00:16