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危険な関係 第4話

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匿名ユーザー

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 4.


 かがみとゲマズに寄って、二人分のポイントをゲットしてから家に帰ると、
ゆーちゃんが玄関を開けてくれた。
「ただいまー」
「お姉ちゃん。お帰りなさい」
 薄い桜色のエプロンがとても似合っている。裸エプロンにしたら萌え転がること必至だ。 
 脳裏にひよりんこと、田村ひよりちゃんが書いた、18禁の百合同人誌が浮かんでくる。
 でもね、ひよりん。ゆーちゃんそっくりの女の子に裸エプロンを着せて、みなみちゃんとしか
思えない子に襲わせるって話は、鬼畜すぎだと思う。
 ゆーちゃんが見たら絶対にショックを受けて避けられるよ。
 みなみちゃんが知ったらビンタじゃ済まないよ。鬼籍に入る覚悟はできているのかなあ。

「どうしたの? 」
 ひよりんの身の安全を案じていたとは、もちろん言わない。
「何でもないよ」
「ふうん。あ、そうだ」
 ゆーちゃんは両手を合わせた。
「おじさん。出版社の人達との飲み会があるから夜遅くなるって電話があったよ」

 食事当番のゆーちゃんが作ってくれたシチューを二人で食べる。
彼女の料理の腕はめきめきと上達しており、とても美味しかった。
 夕食の後にお風呂に入り、さっぱりした気持ちになってから部屋に戻る。
そして、PCの電源を入れた時に、部屋の扉が二度叩かれた。ゆーちゃんだ。

「おねえちゃん。入っていい? 」
「どうぞ」
 扉をあけて近づいてきた従姉妹の姿をみて…… 私は完全に固まった。
「ど、どうしたの? 」
 ゆーちゃんは水着姿になっていた。
 それも、俗にスク水といわれる、スクール水着だ。
 幼い顔立ちと身体が、濃紺色の布地とリンクしていて、危険な魅力を放っている。


「こなたお姉ちゃん」
 スクール水着を纏ったゆーちゃんが寂しそうな表情を浮かべながら、身体を寄せてくる。
「ゆ、ゆーちゃん。その格好は何を、どうしたいのカナ」
 ほとんど反則的な姿に、私は、ひどく動揺してしまう。

「田村さんが、お姉ちゃんはスクール水着が好みって教えてくれたから」
 ひよりん。それは誤解だよ。というより根本的に間違っているよ……
 確かに、小学校の時に使っていたスク水は、この夏にも着たけれど、
同性のスク水に欲情するほど、ダメで危ない人じゃないから。
「お姉ちゃん。ダメかな」
 私の心の揺れを見透かしたのか、ゆーちゃんは頬を紅く染めて、必殺技の上目遣いを浴びせかける。
 前世は、本当に萌えキャラなのかもしれない。

「な、なにがダメなのかな…… 」
 私は、涙をためている大きな瞳をまともに見てしまう。
 ゆーちゃん。そんな風に見つめられたら、強制イベントに突入しちゃうよ。

「こなたお姉ちゃん…… 」
 まずい。まずすぎる。本能が危険を感じて数歩後退するけど、ゆーちゃんはスク水という
最終兵器を装備したまま、じりじりと近づいてくる。
 壁に背が当たる。もう逃げられないよ。

「めいわくなの、かな」
「そ、そんなこと…… ないデスよ」
 動揺を抑えられないまま、カラカラに渇いた口からなんとか声をひねり出す。
「だったら、いい? 」
 私の返事を待たずに、覆いかぶさるように抱きついてきて、四肢を絡めてくる。
 スク水の柔らかい布地とゆーちゃんの華奢な足が密着して、煩悩によって頭が沸騰してしまう。

「お願い。キス…… して」
 鈴の鳴るような声をあげて瞼を閉じる。柔らかそうな唇が迫ってくる。
 駄目だ。もう理性が持ちそうにない。やっぱり最初のスク水姿に悩殺されたのカナ?
 私は半ば投げやりになって、ゆーちゃんを受け入れる。
「んんっ」
 今日のゆーちゃんはとても積極的だ。唇を少し重ねたと思ったら、すぐに舌をねじ込んでくる。
「くぅ…… ふあっ」
 私は喘ぎ声をあげた。
 ゆーちゃんの舌によって中をぐちゃぐちゃにかき回され、唾液が唇の端から漏れて頬をつたう。
 背中に回わされていた手が、パジャマの中にもぐりこんで、ブラのホックが外される。


「お姉ちゃん。私、不安なんだ」
 長いディープキスを終えた後、ゆーちゃんは心の内を漏らした。
「なにが不安なのかな? 」
「しっかりと繋がっていないと、こなたお姉ちゃんが遠くにいってしまいそうで」
 私の胸に顔をくっつけていた、ゆーちゃんが震えた。
「だから…… お姉ちゃんの傍で安心したいの」

「ゆーちゃん」
 私は、支えを求めて縋りつく少女をぎゅっと抱きしめた。ゆーちゃんはほっとけないよ。
「大丈夫。ゆーちゃんから離れないから」
 単なる偽善者なのかもしれない。
 でも、ゆーちゃんのこんな思いつめた顔は、もう見たくない。
 とびっきりの笑顔の方が絶対に似合っている。

「ほんとうに? 」
 涙を頬に流したまま、ゆーちゃんは数歩動いて、ベッドにあおむけに倒れ込んで私を見上げた。
スクール水着から伸びる、白皙の四肢がひどく眩しい。
「こなたおねえちゃん…… 来て」
 光に寄せられる夏の虫のように、紺色の水着を来たゆーちゃんに近づき、覆いかぶさる。
 身体つきは幼いはずの、ゆーちゃんが発する色気は、あまりにも鮮やかで強烈だ。
「ゆーちゃん。本当に後悔しない? 」
「うん。しないよ」
 私は手を伸ばして、ゆーちゃんのスクール水着の肩紐を外した。


「恥ずかしい…… 」
 ゆーちゃんは頬を染めて、両手を隠そうとするけど、私は目線だけでダメと伝える。
 ゆっくりと水着をめくっていくと、ほんの少しだけふくらんだ乳房と、
薄い桜色をした乳首が視界に入る。
「お姉ちゃん。はずかしいよう」
 羞恥に震えて顔を真っ赤にしているゆーちゃんがとても可愛らしくて、
少しいじわるをしたくなってしまう。

「ゆーちゃんが誘ったんだからね」
 念を押すように言いながら、ゆーちゃんの突起に唇を近づけて、舌の先端でつつく。
「ひゃうっ」
 可愛らしい悲鳴をあげて、少女は身体を震わせた。
「逃げちゃダメ」
 私は囁きながら、膨らんだ乳首を舌で押し潰す。
「んっ、あっ…… だめっ」

 ゆーちゃんは、苦悶の表情を浮かべながら、両手で私の頭を抑えて必死に耐えている。
「あうっ、おねえちゃん。私、おかしくなっちゃう」
「乱れていいよ。ゆーちゃん」
 私は、乳首への愛撫を続けながら、ゆーちゃんの水着を少しずつ脱がしていく。
 小さなおへそを通り越して更に下に進むと、女の子にとって、一番大切な部分が外気に晒される。

「お姉ちゃん。恥ずかしいよお」
 顔を紅く染めながら、シーツに頬をつけて、目を瞑っているゆーちゃんに欲情しながら、
一気にスク水を太腿のあたりまで下げてしまう。
「ゆーちゃんのアソコ、とても綺麗だよ」
「いわないでっ! 」
 ゆーちゃんの口から悲鳴があがる。
 みずみずしい反応に満足してから、ゆーちゃんの乳首に口づけをしたまま手を伸ばし、
未開発のアソコに触れる。


「ひゃうっ」
 少女の唇から甲高い悲鳴があがって、背中をのけぞらせる。
「お、お姉ちゃん…… わたし、もうダメだよ」
「とっても可愛いよ。ゆーちゃん」
 私は囁きながら、秘められた場所に触れている指先をゆっくりと動かして、
固いつぼみを解きほぐしていく。

「んんっ…… んあっ…… 」
 ゆーちゃんは、リズミカルな喘ぎ声を漏らしながら、シーツをぎゅっと掴んでひたすら耐えている。
 秘所からは粘性を帯びた液体が漏れ始めており、声も単なる悲鳴から、
どこか色気を含んだものに変わっていった。

「んああっ、ひゃん……  おねえちゃん、きもち…… ううん。なんでもないのっ」
「ゆーちゃん、気持ちイイの? 」
 からかいを含んだ声に、ゆでたこのようになってしまう。
「んんっ、おねえちゃんのイジワルっ」
「ごめん。ごめん」
 頬を膨らましているゆーちゃんが可愛くて仕方がない。

 ゆーちゃんの肌をもっと感じたくて、私は愛撫をしている手を止めてパジャマを脱いだ。
 既に外されたブラがベッドに落ちる。
 勢いに任せて下の方も脱いで、一糸纏わぬ姿になってから、ゆーちゃんを強く抱きしめた。
 少女のぬくもりを感じながら、私は耳元で囁く。
「寒い? 」
「ううん。あったかいよ」
 裸で抱き合う私達を、お父さんが見たら出血多量でしんじゃいそうだ。
 少し外れたことを考えながら、ゆーちゃんの唇に触れる。

「こなた…… おねえちゃん」
 ゆーちゃんの手が私の背中に回る。
 ふくらみかけの乳房や太腿が密着して、鼓動が速まる。
 全てを吸い込みそうな大きな瞳、ふっくらとした頬、ぷるぷると震える小さな唇――
ゆーちゃんの全てが私を惑わす。


「お姉ちゃん。もっとエッチなことして」
 なんですと――
 オオカミに向かって、私を食べてくださいと言っているようなものだよ。
 もう、自制をすることなんかできないよ。
「遠慮しないからね」
 私はキスを続けながら、十分にほぐれたアソコへの愛撫を再開する。
「んん…… ふあっ」
 大切な場所から粘性を帯びた愛液がとろりと溢れ出して、ベッドのシーツの上に、
とてもはしたない染みをつくる。
 執拗な愛撫によって、ゆーちゃんの形の良い眉が歪んで、快楽と苦痛の混ざった表情に
なっているのを確認してから、唇から首筋へと愛撫を行う場所を移していく。

「はあっ…… はあっ」
 ゆーちゃんは荒い息をつきながら、必死にしがみついており、
華奢な体のいたるところからは、大量の汗が噴き出している。
 少女の限界が近いことに気がついて、アソコを刺激している手の動きを強めていく。
「だめ、お姉ちゃん、いっちゃう、いっちゃうよ」
 イクなんて言葉どこで覚えたのかな…… もしかして?
 私の美少女ゲームのデータが知らないうちに更新されていたことがあったけど、
あれはお父さんじゃなくて、ゆーちゃんだったのかな。

「ごめんなさいっ…… はあああっ、ひゃん」
 愛撫による刺激によって喘ぎながら謝るゆーちゃんは、
おにぎりにして転がしたくなる程、かわいすぎる。

「隠れてえっちな事をしている、ゆーちゃんにはお仕置きが必要だね」
 暴走が抑えられないよ。
 私は、ねちっこい愛撫によって膨らんでいるお豆を軽く捻る。
「うあああああっ」
 強烈すぎる刺激に、ゆーちゃんは髪を振り乱しながら身体を捩った。
「おねえちゃん。ごめんなさいっ、だめっ、もうダメっ」
 ゆーちゃんは急激に高みに上っていく。
「いっちゃえ。ゆーちゃん」
 私はとどめともいうべき愛撫を、ゆーちゃんの大切な場所に加える。
「いやああっ、だめ、いく、いっちゃうよ」
 幼い身体がガクガクと震える。背中が大きくそらされて、胸がぐんと張り出される。
「いや、いやああああっ…… ああああっ」
 ひときわ大きな悲鳴をあげると、ゆーちゃんは身体を硬直させて絶頂に達した。


「はあっ、はあっ」
 荒い息をつきながら、ゆーちゃんは火照った身体を鎮めている。
 私は身体を起こして、タンスに入ったタオルを手に取ると、汗みずくになった
ゆーちゃんの身体を丁寧に拭いていく。
 濡れた身体のままでは風邪をひいてしまうから。

「あっ、ありがとう。お姉ちゃん」
「どういたしまして」
 しっかりと乾くまで身体をふき取ってから、替えの下着とパジャマを渡す。
 もちろん、ゆーちゃんの部屋に行けば服はいくらでもあるけど、そこは気分の問題だ。
「ごめんなさい」
「ううん。気にしなくていいよ」
 うなだれている少女に微笑んでみせる。

「少し待っててね。飲み物をもってくるから」
 ゆーちゃんを部屋に残して台所に行き、冷蔵庫から取り出したミルクを温める。
 出来上がったホットミルクをお気に入りのマグカップに注ぎ、
部屋に戻ってゆーちゃんに渡す。
「お待たせ~ 」
「ありがとう。こなたお姉ちゃん」
 羞恥に震えるゆーちゃんも魅力的なのだけど、やっぱりゆーちゃんは笑顔が一番だ。
「どういたしまして。それにしても」
 私はニヤリとしながら、片目を瞑った。
「ゆーちゃんは、えっちがとても激しいね」


 少女の頬が瞬く間に朱色に染まる。
「お姉ちゃんの意地悪! 」
 ほっぺたを膨らまして、思いっきり睨みつける。萌え転がりそうな程に本当にかわいい。
「ごめん、ごめん」
 私はゆーちゃんの頭をなでる。
「もう、子供扱いしないでよ~ 」
「でも、大人っぽいゆーちゃんって想像できないなあ」
 私は伸びをしながら言った。
 ゆーちゃんは、ずっと将来におばさんになっても可愛らしいままのような気がするよ。
「ううっ、私には無理なのかなあ」
 一転してしゅんとなってしまう、ゆーちゃんを眩しそうに眺めながら、私は少しだけ
真面目な顔つきになって言った。

「ゆーちゃんは自然なままが一番だよ」
「そうかなあ」
「背伸びしたい気持ちは分かるけどね。さて…… 」
 私は、一呼吸置いてから言葉を続ける。
「そろそろ寝よう。明日は旅行だしね」
「あっ、そうだね」
 ゆーちゃんは、自室に戻ろうとベッドから出ようとしたけれど、私は腕をつかんで言った。

「ゆーちゃん。一緒に寝よ」
「う、うん」
 ゆーちゃんは曇りのない笑顔をみせてから、ベッドにもぐりこんだ。
「おやすみなさい。お姉ちゃん」
「おやすみ。ゆーちゃん」
 目覚まし時計の秒針が一周もしないうちに、安心しきったゆーちゃんは夢の世界の住人となった。

 愛らしい寝顔を眺めながら、私は、小さなため息をついてしまう。
 京都に行く前に、ゆーちゃんと一線を越えてしまったのは、良かったのか、それとも、
後悔することになってしまうのか。
 暫くの間考えていたけれど、やがて迷宮の出口を見つけることに疲れてしまい、
ふいにおとずれた眠気に身を委ねた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
危険な関係 第5話へ続く











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  • 「こな×かが」より「こな×ゆた」が好きな俺は異常
    -- 名無しさん (2008-03-25 07:15:50)
  • 良い展開になってきましたねぇー(´∀`)

    -- 九重龍太 (2008-03-14 22:52:40)

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