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もう一つのタイタニック

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匿名ユーザー

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数年前、タイタニックという映画が公開され、大きな反響を呼んだ。今回は、そんなタイタニック沈没事故の裏で語られなかった物語を書き記そうと思う。

タイタニック号には、かがみとつかさという二人の姉妹が乗っていた。豪華客船のクルージングということで、二人ともおしゃれに気合いが入っている。
つかさ「お姉ちゃん、私のお洋服、変じゃないかなぁ?」
かがみ「ダンスパーティーにはいいんじゃないの?」
「えへへー、高かったんだよ、これ。なんとね、糟日部のココノカドーで・・・」

その時、船をドーーン!という衝撃が襲った。つかさとかがみも、ふっとばされながらお互いが何とか離れないように手を離さなかった。そして床が傾き始め、係のお兄さんの叫ぶ声が聞こえてくる。

係りの人「は、はやく船からとびだしてくれよー、爆発するかもしれないんだってヴァ!!!」
「お姉ちゃん・・・。」
「大丈夫、私がついているから。」

「ふええーーん・・・。」
「泣いてても何も始まらないでしょ。さ、いこ。」
「うん・・・。」

すでに、船のいたる所で火の手が上がり、多くの人が海に向かって飛びだしていった。つかさとかがみもハイヒールを脱ぎ捨てて海へ飛び込む。周りは人々の悲鳴で埋め尽くされ、海は赤く、そして黒く染まっていった。
つかさとかがみも、なるべく船から離れようと必死に泳ぐ。かがみには、自分だけでなくつかさも生きて帰らなくちゃという責任感があった。どんなことがあっても、つかさを守ってやるから。
そう思いながら、船から離れていった。

やがて船が遠く見えなくなるくらいまで泳ぎ、船の破片である板にしがみつくことができた二人は、お互いの状況を確認しあった。

「つかさ、大丈夫?」
「わ、私は平気だよ?でも、とっても寒いの。着るものも全部船と一緒にブクブクブーで、はい、それまでよー。」
「確かに氷山があるくらいだから、どうりで寒いはずよ。私も何にも着るものは持っていないし、どうしたらいいかしら。」

いくら秀才のかがみでもこんな状況は想像もしてなかったことだし、今までに経験もしたことがないものだからどうしていいかわからなくなった。このままじっとしていても体力がなくなっていくだけだし、どうしたらいいかしらと悩んだ。
とりあえずは救助が来るまで我慢だと考え、それまでに何とか暖まることをしないといけない。かといって、泳いだりしてでも体力を消耗するだけだし、あとできることといったら・・・。
ふとかがみの頭の中には、ある考えが浮かんだ。でも、こんなとこで、しかもつかさとなんて・・・でも、十分に暖まるためにはこれしか方法はないと思い、つかさに思い切って告白した。

「ねぇつかさ、私たちこのままじゃ助からないかもしれない。」
「うん。でもどうすれば・・・。」
「つかさ、ちょっと上半身を出してもらえるかしら?」
「?」
「はやく。」
「う、うん。」

服の上半身だけ出すつかさ。かがみはそのちょうど中心のあたりだろうか、二つの膨らみに手を伸ばした。

「ひゃあっ、お姉ちゃん、何をするの?」
「つかさ、我慢しててね、くすぐったいかもしれないけど・・・。」
「ううん、大丈夫だよ。」

ゆっくりと、かがみはその二つの膨らみを揉み始めた。もじもじと足を動かすつかさはもうかがみを信じるしかなく、かがみの行動にすべてを任せた。

「ふう、ふう・・・。」
「かわいそうに、こんなに冷えちゃって、私があっためてあげるからね。」
「お姉ちゃん、とっても気持ちいいよぉ・・・。」
「つかさ、感じていきそうになったら、必ず言ってね。いっちゃったら、体力を一気に奪われちゃうから。」
「うん・・・。」
「そのうち救助の人がくるから、それまで我慢しててね。」
「うん、私頑張る。やくそくするね、お姉ちゃん。」
「つかさ・・・。」
「絶対、一緒に生きて帰ろうね。」
「当たり前じゃない。」
「お姉ちゃん・・・ううう・・・。」
「ほらほら、泣かないの。寒くなくなった?」
「うん、水は冷たいけど、私はさっきよりは大丈夫だよ。」
「よかった・・・。」

かがみがつかさの胸を揉みはじめて数分。船は、真っ赤な炎に包まれて沈んでいった。

「あ、ああ、お姉ちゃん・・・。」
「なあに、いきそうになっちゃった?」
「ううん、お船、沈んじゃったね。」
「うん。これで救助の人がわかりにくくならなければいいんだけど・・・。」
「お姉ちゃんの・・・はぁっ、持ってきた本も沈んじゃったね。」
「・・・私には、つかさがいればいい。たとえ、何を失おうとも・・・。」
「おねえちゃん、大好き。」

大好き、という言葉に、かがみは一瞬ドキッとした。つい胸を揉む手に力が入る。そうするとつかさがより大きな声であえぐので、すぐに我に返る。今は、生きることだけに集中しなきゃ。

「あれ、おねえちゃん、なんかお船が近づいてくるよ?」
「!?あ、きっと、救助の船だわ。」
「うわあ、ボートがいっぱい。」
「つかさ、大きな声で叫ぶのよ!」
「うん。スゥ~~・・・バルサミコ酢~~~~~~~!!!!!!!!」
「あ、こっちに向かってくるわ、気づいてくれたみたいね。」
「良かったね、お姉ちゃん。」
「本当に・・・よかった・・・。」
「お姉ちゃん!?」

安心からか、徐々にかがみの体からは力が抜けていき、少しずつ海底に向かって体が吸い込まれていく。

「お姉ちゃん、ここで気を抜いちゃダメだよ!もう少しで生きて帰れるのに、死んじゃダメ!」
「私は・・・つかさ、あんただけでも生きて、こなたやみゆきによろしく言っておいてね・・・。」
「お姉ちゃん、さっき私約束したんだよ、お姉ちゃんと、絶対生きて帰ろうねって、約束したじゃない!!」
「つかさ・・・私はいい妹を持って幸せだった。こなたやみゆきとも会えて、幸せだった。」
「変なこと言わないでよー・・・グスッ・・・お姉ちゃんがいたから、私ここまで頑張れたんだよ!」
「・・・そうよね・・・。もう少し我慢すれば・・・一緒に・・・。」
「お姉ちゃん!!!!」

かがみの意識が徐々に遠のいていく。つかさのためにも死ねないと思いながらも、段々魂の気がしなくなってくる。そしてかがみがようやく目を覚ましたのは、大きな船の中だった。

「私は・・・。」
「お姉ちゃん・・・。助かったんだよ、私たち・・・。つかさ、頑張ったんだよ!」
「よかった・・・。」
「おねえちゃん、さっきも言ったけど、お姉ちゃん大好き。」
「・・・つかさ・・・私も好きよ。つかさのこと。」
「で、お姉ちゃんが元気になったら、さっきの続きをいっぱいして、つかさを沢山いかせてね。」
「・・・・・・は?」

こうして無事に生きて陸地にたどり着いたつかさとかがみは、そのあと二人でいやというほど絶頂をむかえたという。人生的な意味で取るか、性的な意味で取るかはあなた次第だが・・・。


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  • めでたしめでたし。 -- 名無しさん (2010-08-10 18:00:20)

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