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『いぬ☆ひよ2 ~外出調教だだだだだーっ!~』

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匿名ユーザー

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休日。某駅前にて小早川ゆたかはある人物と待ち合わせをしていた。
「もぉー、おっそいなぁー」
待ち合わせ時間はとうに過ぎており、ゆたかは頬を膨らませて怒っている。
「勝手に『スイッチ』入れちゃうよ?人ごみの中で悶えても知らないんだか……」
「ご、ごめん……遅れて申し訳ないっス……」
ショルダーバッグから何かのリモコンらしき物を取り出し、スイッチを入れようとした次の瞬間。ようやく相手がやってきた。
「遅いよ、『ひより』」
「ひぃっ!?……す、すいません、隠れながら移動してたらこんな時間に……」
夏らしく薄手のワンピースを着た田村ひよりは体をすくめ、おびえた視線でゆたかを見た。
「だーめ。言い訳なんかいらないから」
「きひゃあぁぁぁっ!」
しかしゆたかはそれを許さず、リモコンにスイッチを入れた。その刹那、ひよりが自らを抱きしめるような体勢で悶えだした。
「もっ、申し訳ありませんゆたか様ぁっ!ですからっ、どうか、どうかこんな所で『それ』を作動させないでくださいぃっ!!」
羞恥と苦悶を混ぜた顔で、ひよりは『それ』と呼んだ物……ひよりの乳首と陰核に取り付けられた低周波発生装置(改造済み)を止めてもらうためにゆたかに懇願した。
「……これからは遅刻しないでね。絶対にだよ。今度遅刻したらその瞬間にスイッチ入れるから」
「はっ、はひぃ……わかりましたぁ……」
ようやく装置を止めてもらい、ひよりは安堵した。……しかし、まだ完全に安心は出来ない。
「さて、と。今のでちゃんと付けて来たのはわかったけど……『アレ』はちゃんと着て来た?」
「は、はい……」
前ボタン式のノースリーブのワンピースの肩部分をずらし、ゆたかに『アレ』の肩紐部分を見せた。
「それじゃあわかんないよ。ちゃんと前を空けて」
「わっ、わかり、ました……」
前のボタンを二、三個外し、ゆたかに向かって前をはだけた。
「……うんうん。ちゃんと着てるね。それ、私の手作りなんだから大事にしてね」
ひよりがワンピースの下に着ているのは、某マイノ○ティ氏の描くエロ漫画に出て来るようなボンテージ。要所を隠さず、人前では着る事の出来ない物に仕上がっている。
「あ、あの……ゆたか様?」
「なぁに?ひより」
「こ、このボンテージ……透けて、ませんか?」
薄手の、しかも淡い色の服ではラインが露になるどころかボンテージ自体が透けて見えてしまっているのではと気になっていたのだ。
なので、ひよりは伝説の傭兵よろしくスキーニングな移動をし続けて、そのせいで待ち合わせに遅れたのである。
「大丈夫だよ。……透け透けどころかばっちり見えてるから」
「えぇっ!!?」
「……でも、ひよりはそういうのが好きなんでしょ?誰かに自分の変態姿を見られて興奮しちゃうマゾなんだよね」
「あ、うぅ……」
顔を真っ赤にしながら足をモジモジさせるひよりを見て、ゆたかは顔の歪みと同時に下腹部が熱くなるのを感じた。
「さあ、それじゃあいこっか」
「あ、待ってください!せめてゆっくり……」
「もう待てないもん。……というか、私にそんな口を聞いていいのかな?」
黒い笑みで振り返られ、ひよりは恐怖に引きつりながら『ああああ、申し訳ありませんでしたっ!』と平謝りした。


  『いぬ☆ひよ2 ~外出調教だだだだだーっ!~』


さて。なぜこのような事になったのか、その経緯を話さねばなるまい。
数ヶ月前、ひよりの同人誌がゆたかに見つかってしまい、それによってひよりはゆたかに絶対服従しなければならなくなった。
一番初めに行われた『お仕置き』……と、称したプレイにより、ひよりはマゾ奴隷と化してしまい、以降ゆたかの命令に従って被虐の快感を味わっている。
二人がやってきたのは映画館。休日の過ごし方としては普通かもしれないが、この二人の場合は映画館に行く目的が普通ではなかった。
「初めての野外だし、最初はあまり見つからない方がいいよね」
「は、はぁ……」
屋内での調教は飽きた、というゆたかの我侭により、ついに野外でのプレイを決行する事になったのだ。
「……さて。田村さん、チケット買ってきて?」
「えっ!?な、何でっスか!?こ、こんな格好じゃ行けないっスよ……」
中に入り、ロビーにて突然の振りにひよりは慌てふためいた。その反応に、ゆたかは……
「あ、そんな事言っちゃうんだ……ふぅん」
「っ、ひ……ぅあ……っ!?」
冷ややかな視線でひよりに台詞を放ちながらバッグの中に手を入れ、『ふぅん』の言葉と同時にバッグの中で手に持ったスイッチをオンにした。
突然の刺激にひよりは声を噛み殺し、何とか他の人に気付かれないように小さく悶えようとした。だが、我慢するにも少々無理があったようで……
「ゆ……っ、ゆたか、様……」
装置を止めてもらうよう、懇願の視線をゆたかに送る。しかし。
「とりあえず、私に逆らった罰としてそのままチケットを買いに行ってきて。……一応パワーは落としておくよ」
まさに小悪魔の笑みでゆたかはそれを断った。……その笑みに、ひよりは逆らう事は出来ない。
声を上げないように、唇をかみ締めてふらふらとチケット売り場まで歩いていく。
「す、すいません……」
男性スタッフはなんとなく怖いので、女性スタッフのいる受付の方に向かった。
「はい……?」
「あ、あの……高校生二枚……お願いします……」
気を抜けば足の力が抜けそうなほどに、ひよりの体は快感に蝕まれている。ようやくといった感じで声を絞り出すひよりに、スタッフは内心で首をかしげた。
「えー、高校生二人で860円ですね」
「っ、……は、はい……」
ひよりは小刻みに震える手で財布からお金を取り出し、出されたトレイの上に置いた。
「はい、1060円お預かりして、200円のお返しですね」
疑問符を浮かべながらも、スタッフはトレイの上におつりとレシート、そして二枚のチケットを置いてひよりに差し出す。それを受け取ろうとひよりが手を伸ばした瞬間……
「っひ……!?」
一瞬だけだが刺激が強烈な物になり、思わずトレイの上のレシートを鷲掴みにしてしまった。
「……お客様、大丈夫ですか?」
「あ、だ、大丈夫……です……」
ひよりはスタッフに顔を見られないようにしながら、チケットとおつりを持ってすぐに売り場から離れた。

……その際に、スタッフはうっすらとボンテージのラインが浮かんだひよりの背中を見て、少し眉をひそめた。

         ***   ***

「あぁぁ、絶対バレてるよ……私の事、変態だって思ってるよぉ……」
上映前の館内にて。ひよりは頭を抱えて唸っていた。そんなひよりを、ゆたかはニヤニヤと黒い笑みを浮かべながら見ている。
「良かったね。皆に変態っていぢめてもらえるよ?」
一番前の席、一番端にゆたか、そしてその隣にひよりが座っている。……他の席は割と空いていて、やけに館内は閑散としていた。
しかし、これはゆたかにとっては好都合。心置きなくひよりを『調教』できるという事だ。……と、ここで館内の照明が落ち、スクリーンが現れた。
光は映写機の物のみとなった状態で、もう観客が辺りを見回す事はほぼなくなるだろう。
「さて。……周りに人は少ないし、もう隠す必要もないよね?」
「な、いきなり何を言い出すんですか……?」
黒い笑みのままじりじりとにじり寄ってくるゆたか。思わずひよりは身を引いてしまう。
「そのワンピース、脱いじゃおっか」
「えっ!?や、あの……そんな事をして、誰かに見つかったら……」
「そんなに人もいないし、大丈夫だってば。……私の言う事を聞いてくれないの?」
また冷ややかな目で見られ、ゆたかの手がバッグの中に伸びそうになったのを見て、慌てて命令を実行する事にした。
「わっ、わわわわわかりましたっ、ぬ、脱ぎます!」
ボタンを一つずつ外し、前をはだけた。そして座ったままの状態で袖から腕を抜く。……これで、ひよりのあまりにも卑猥な姿を隠す物はなくなった。
シートと自分の間に挟まったワンピースを引っ張って抜き、ゆたかに渡す。……片手で胸を隠しながら。
「……うぅ、いくら人に見られる危険が少ないって言っても……すごく恥ずかしいよ……」
「ひより、腕が邪魔だよ?」
「あ、う……は、い……」
ゆたかの指摘に応じて、ゆっくりと胸を隠していた腕を下げる。……その乳首には鰐口クリップが挟まれており、そこから延びるコードはひよりの腰に装着してある小さい箱に繋がっている。
ちなみに、その箱からはもう一本コードが伸びており、それはひよりの陰核にはめられた小さなリング状の電極に繋がっていた。
「ふふ、ひよりのここ、もう濡れてきてるね」
陰核も、その下にあるひよりの秘所も湿り気を帯びて輝いていた。
「あ、っ……そ、それは……電気が……」
「気持ちよかったんだ。……ここで流してあげようか?」
「い、いやそれはお願いですから……ご勘弁、を……」
自分の申し出を断られ、ちょっとむっとしたゆたかは……
「……じゃあ、ここでオナニーしてよ」
「へぇ!?ホ・・・ホナニーですか!?オ・・・オナニーですか?・・・・オナニーやるんですか?」
と、さらにひよりを虐める事にした。突然の、しかも相当恥ずかしい命令に、ひよりは目を白黒させた。
「どうせお客さんは映画に夢中なんだし、少し位声を出したって誰も気付かないって」
「な・・・、何言ってるんですか?何でアタシがオナニーしなきゃならないんですか?」
「……責任者、呼ばれたくないんでしょ?」
ゆたかの言葉に反応し、象の歩くような速さでひよりの手が秘所に伸び……
「それだけは勘弁してくださいオナシャス」
ちゅくっ

「ふあぁっ」
触れた。いつもとは違う快感に、思わず声が出てしまう。
くちゅ、くちゅ、とひよりの指が動くたび、淫夢な水音がひよりの耳に入ってくる。……その音が、他の観客に聞こえていないだろうか?その考えが、さらにひよりを興奮させた。
「……ひより、君じゃ話にならないから、ちょっとトイレに行って来るね」
そういってゆたかが席を立つ。が、ひよりにはゆたかの声が聞こえていないのか、一心不乱に自慰を続けていた。
ゆたかのいない方の席に足を乗せて、完全に秘所を晒した状態で弄り続けている。
「あっ、う、んん……はうぅ……ぅあぁ……」
その様子を見て、ゆたかは『仕方ないね』と心の中で呟きながら肩をすくめ、席を離れた。

――その顔に、黒い哂いを張り付かせながら。

         ***   ***

ゆたかが席を立ってから少し経った後。
「ふぁっ、はあ……?あれ、ゆたか、さま?」
自慰の途中でふと気付けば、ひよりの隣にゆたかがいない。『トイレなのかな』と考えながら、もう一度秘所に手を伸ばそうとした瞬間。

その腕が掴まれ、
「っひ――」
叫ぼうとした口が押さえられた。

『叫んだら君のほうが危ないよ?』
その声に反応し、先ほどまでゆたかが座っていた方を見ると、身を屈ませた人影がいた。
強盗の被っているようなマスクのせいで顔がわからないが、相手のシルエットとよくテレビで聞くような加工の加えられた声のトーンで、なんとなく男だろうとひよりは推測した。
……って、やばい状況じゃないっスか!?ひよりの心の中は一瞬にして恐怖と動揺でパニック状態になっていた。
『まさか、本当にこんな事をしているなんてね。……彼女の言っていた事は嘘じゃなかったんだな』
「……へ?か、彼女?」
言っている事がわからず、ひよりは震えた声で男に質問をする。
『実はね、ある掲示板で書き込みがあったんだよ。『私の性奴隷を一緒に調教してくれる人を探しています』ってね』
「っな……」
『それで、僕がそれを志願したんだ。……こうやって近くで見ると、すごく可愛いね』
男の言葉は半分嬉しくもあり、しかし半分恐ろしかった。
『今日のこの時間、館内にて卑猥な衣装を着て自慰している人が彼女です。詳細は当日、追って連絡します……これが僕を選んだ時の彼女からのメール。
 そんな子がいるのかって半信半疑だったけど……実際にそんな事をしているなんて、ね』
男の手がひよりの秘所に触れた。
「んっ」
『可愛い声を出すね。それじゃあ、これはどうかな?』
男はひよりの正面に移動し、マスクの下半分をめくって……ひよりの秘所に口を付けた。
「ひぃ……っ!?」
背中を走る電撃のような快感に、ひよりは思わず出そうになってしまった声を何とか噛み殺した。
「……っ!ふぁ……ん……っっ!?」
男の舌技はもの凄く上手く、ひよりはもう声を出さないようにするので精一杯だった。
『……可愛いよ、た……いや、なんでもない』
一旦秘所から口を離し、マスクの口元を下にずらして男が呟いた。

……た?

ひよりはその一文字を疑問に思ったが、そんな事をしている余裕は男に奪われてしまった。
「ひあ……あぁ……っ!?」
男が指をひよりの秘所に挿入し、一気に中を責め始めたのだ。ぐちゅぐちゅと中をかき回され、頭の中までシェイクされるような快感が突き抜ける。
「ふあ、あぁ、あうっ、んんっ、っはぁんっ!」
一気に攻撃を仕掛けられ、ひよりは数分も経たないうちに……

「んあっ、あぁぁ……っっ!!」

絶頂を迎えてしまった。

「…………あ、あ……」
少々威力が大きすぎたのか、絶頂後の余韻に浸っている最中にひよりの意識が遠のいてきた。それと同時に、誰かの近付く気配。……ゆたかが帰ってきたのだろう。
「……ふふっ、ひよりってばすごく気持ちよかった――ね。もうグ――グチョだ――。ねえ、――さん」
もう、ゆたかの言葉を聞き取れなくなってきた。……そして、ひよりの視界が暗転する直前、ライトグリーンの『何か』が見えたような気がした……。

         ***   ***

ひよりが目を覚ますと、そこは映画館の中ではなかった。映画館の外にある休憩所のような場所。そのベンチに横になっていた。
「あ、気がついた?」
ひよりの頭の方に座っていたゆたかが声をかけ、顔を覗き込む。
「……すごく可愛かったよ、ひより。ひよりも気持ちよかったでしょ?」
ゆたかの台詞によって、目覚める前の記憶が鮮明に思い出された。……その刹那。ひよりは体をバネのように一気に起こした。
「ぅあ……は、恥ずかしい……」
頭を抱えてうんうん唸っていたが、ある物に気付いて我に返った。
「……あれ?この上着って……」
今のひよりの服装は、あのボンテージの上にもう一度ワンピースを着ている。その上にデニムの上着がかけられていたらしく、今はひよりのお腹の辺りでめくれている。
「ああ、それ?……さっき、ひよりをイカせた人の物だよ。今はちょっと席を離れているけどね」
「そ、そうっスか……」
少々複雑な気分でゆたかの言葉に頷くひより。
と、誰かがひより達の元に近寄ってきた。……それは、ひよりもよく知っている人物。
「……飲み物、買ってきたよ」
岩崎みなみ。二人のクラスメイトだ。……いや、何故みなみがここにいる?ひよりの頭に疑問符が浮かんだ。
「お帰り、みなみちゃん。……ひよりも飲んだほうがいいよ。ちょっと水分なくしてるから」
「あー、いやいや……ちょっと待ってください?何で岩崎さんがここに?」
ゆたかは何故かひよりへの呼び名を変えずにいる。……いつもならみなみの前では『田村さん』と呼んでいるはずなのに。
そんなゆたかとみなみを交互に見ながら、ひよりは尋ねた。……その質問に、みなみは無言で『ある物』を取り出し、それを口に近づけた。
『この声に聞き覚えはあるかな?』
「っあ……えっ、えっ、う、嘘っ!?」
ある物……例の男が被っていたマスクの変声装置を通したみなみの声に、ひよりは驚愕の声を上げた。
「つまり、そういう事だよ。……ひよりを襲ってたのはみなみちゃんなんだ。びっくりした?」
「え、じゃ、じゃあ……あの時の『一緒に調教』云々っていう話は……」
「それは……半分嘘で半分本当。掲示板とかは嘘で、本当はゆたかが私に話を持ちかけただけなんだ」

……みなみからの説明はこうだ。

ゆたかがひよりを『お仕置き』した数日後。ゆたかがみなみに例の同人誌を見せて、『田村さんに仕返ししよう』と話を持ちかけたのが始まりだった。
最初の頃は『そこまでしなくても……』とあまり乗り気ではなかったのだが、ゆたかの熱意に折れて参加する形になったという。
後は道具をそろえてボンテージを製作し、決行を待つのみとなった。

「すっごくドキドキしたでしょ?知らない人に襲われてるみたいで」
「こ、怖かったっスよ……まさか、本当にそんな事をしたのかと……」
ひよりの言葉に、『ごめん……』と少々居た堪れない顔のみなみが謝った。
「大丈夫だよ。いくら私でもそこまで酷い事はしないし、それにね」
黒さのにじむ微笑みを浮かべ、ゆたかはひよりにこう告げた。

「ひよりの悶える姿を見ていいのは私だけだもん。ひよりを虐める人間は私だけでいいの」 


















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