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こなたよりかなたまで

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 朝の目覚めは、いつも通りだった。いつも通り、目覚ましの音に反応して右手を振り上げ、目覚ましに向かっ
て振り下ろす。脳みそを抉るようなベルの音はそれで止んだ。
「うー……」
 寝癖で跳ねる髪をぐりぐりと撫でつけながら、泉こなたは体を起こした。そこまで行けば、今日の睡魔との勝
負は、勝利といってもいいだろう。少しばかりの満足感を抱えながら、ベッドから降りると、クローゼットから
着替えを引っ張り出して、制服に着替える。
 着替えを終えて部屋を出ると、階下へ。あくびをかみ殺しながら顔を洗う。鏡を見ると、いつもの自分。いつ
もの眠そうな顔。
 頬を引っ張ってみる。鏡の中の自分も同じように頬を引っ張った。
 両目の下に指を添えて、少し下に引っ張ってみる。鏡の中に、ちょっとだけ目尻を下げた自分。
 自分とのにらめっこ。
 鏡の中の自分とその前に立っている自分が同時に苦笑する。なにやってるんだか。
 がしがしと寝癖になって跳ねている、耳の裏の生え際を撫でつける。ブラシを通すと全体はちゃんとなったが
そこだけはどうしても直らない。一瞬これでいいやと思ったが、なんとか思い直して、ぱしゃりとそこに水を
つけて、押さえながらドライヤーを当てる。暑いから嫌だったけど我慢我慢。
 ドライヤーを止めて、あくびをひとつ。
 キッチンへ行くと、父親はまだ起きてきていないようだった。いつもの自分のエプロンを制服の上から引っか
けると、冷蔵庫を覗く。パンとサラダと牛乳。あとはベーコンでも焼こう。
 髪を後ろで一つ縛ると、パンをオーブンにセットして、野菜を切る。フライパンを温めて、ぺーコンを入れる。
手抜きと言うなかれ。朝はとにかく楽をしたい気分になってしまうのだ。
 自分の分と、父親の分。並べ終えると、父を起こしに行くかどうか、こなたは少し考えた。制服の上にエプロン付けて起こしに行くのもそれはそれで萌えポイント?

 仕事柄締め切り前で徹夜でもしていたのかもしれない。こなたは父親の仕事について、何をしているかぐらい
は知っているが、詳しく聞いたことはない。聞けば話してくれるのだろうと思っているが、何故か聞きそびれて
しまって、はや自分は十八歳になろうとしている。
 聞かない方がいいことも、ある。話したくないことだってある。
 自分がそうであるから、きっと父親もそうなんだろう。
 父親を起こしにいくのをやめ、こなたはジャムをぺたぺたと塗りつけたパンを囓る。
 朝食をお腹の中に収めてしまうと、時間はもうそんなにない。父親の分にラップをかけて、メモを一つ。『娘
が制服エプロンで作った朝食なので味わって食べるように』脊髄反射って意味がわからないから怖くて面白い。
 部屋に戻って鞄を手に取る。体育の着替えと、筆箱と、DS。それから定期とバスに乗るための学生証。こん
なもんだろう。
 とって返すと、玄関。靴を履いて、扉に手をかける。
 振り向き、家の中を見る。
 いつもとどこも変わらない。ずっとここで育ってきた、自分の知っている家。
「いってきます」
 例え答える人がいなくても、こなたはこの言葉を欠かしたことはない。
 外は、雨だった。
 もう梅雨か。ため息をひとつ吐くと、傘を広げる。
 駅までの道のりを、靴を気にしながら歩く。ちらりと時計を見ると、いつもより早い時間。この時間だったら
、ひょっとしたら電車で柊姉妹に会えるかもしれない。彼女たちは(主に姉のかがみの方だが)常に決まった時
間に電車に乗っているようだし。自分もいつも同じ時間の電車に乗れたらいいのかもしれないが、それはそれ。
女にはのっぴきならない事情というものもでてくるのだ。ネトゲとか。
 定期を出して、改札を通る。電車はすでにホームに停まっていた。電車に乗って、ぐるりと中を見回して、た
め息を一つ。今日は目的の駅まで立ったままか。手の届かないつり革を諦めて、出口のドア付近に陣取った。


 糟日部駅というアナウンスで、こなたは半分眠っていた意識を覚醒させた。おお、立ったままでも時間旅行が
できてしまった、と自分でも良くわからない感慨を抱えなら、電車を降りる。改札に向かう階段を上っていると
、その先に見知った後ろ姿が見えた。左右にゆらゆら揺れているツインテール。あれはたぶん柊かがみだ。隣に
つかさらしい後ろ姿が見えるからたぶん間違いないだろう。
 それにしても。
「かがみは白で、つかさは……黒?」
 階段を上っているアングルでは背の低い自分が普通に見上げたら見えてしまう不可抗力。眼福眼福、と思いな
がら、階段を上りきったところで二人に声をかける。
「おっはよー、白かがみんに黒つかさー」
「おっす」かがみは足を止めて、振り返る。「で、なによ白だの黒だのって」
「こなちゃんおはよー」
「いや、つい」
「ついって何だ」
「かがみが白で、つかさが黒だったから」
 かがみはなんのことかわからない、という顔をしている。それとは正反対に、つかさは「あっ」と呟くと瞬間
湯沸かし器のように顔を真っ赤に染める。
「み、見えてた?」
「さあ、なんのことかな~?」
「見えちゃってた!?」
「つかさが何を言ってるのかわかんないなー」
「こなちゃんー!」
 かがみはやっぱり理解していない顔。きっと理解したらまたいつもの素晴らしいツッコミが来るのだろう。楽
しみだ。つかさが必死に言い訳という名の壮大な自爆をしているのを聞き流しながら、こなたはかがみの隣に並ぶ。
「く、黒は、黒は違うのー!」
 かがみはもはや理解するという行為を放棄したのか、つかさの言葉をスルーして改札をくぐる。こなたが続い
て、つかさは定期を探して慌てている。
「つかさー?」
「ま、まって、まってー!」
 今日一日はこのネタでイケる。つかさの狼狽っぷりに、こなたは心に決めていた。


 人間には、三大欲というものがある。食欲、睡眠欲、そして性欲。この中でもっとも抗いづらいものは何か、
と聞かれたなら、迷わず睡眠欲と答えるだろう。
 こなたはシャーペンで自分のこめかみをぐりぐりとつつく。そんなことで眠気が緩和されるわけはないのだが、
気分の問題だ。
 どうしよう。このまま本能に従ってしまおうか。そうだ、もともと人間の本能は生きるために存在するもので
あって、それをねじ曲げるなど本来の姿をねじ曲げる行為に他ならないのだ。あるがままに生きよう。そう、人
は自然に還るのだ。さあ、森に帰ろう。
 理論武装終了。おやすみなさい。
 腕を枕にして目を閉じた瞬間、眉間に衝撃。
「はう!」
 痛みはなかったが、突然の衝撃にこなたは仰け反る。
「ストライクやな」
 満足げにそう言い放ったのは、黒板の前にいる社会教師で担任の黒井ななこ(27)だった。右腕を振り抜い
た姿勢で立っている。サブマリンだよ。すげー。俊介だ。てかチョーク投げなんてリアルで初めて見た。ざわざ
さと流れる喧噪。こなたの目の焦点がやっと戻ってくる。こつん、と目の前に白いチョークが落ちてくる。ああ、
これが額にあたったのか。
 黒井ななこ先生は晴れやかな笑顔でこちらを見ている。周囲のクラスメイトは自分と先生とをちらちら見て、
次の展開に何か期待をしている。
 何か言わなくては。
 えっと。
「バ、バレンタイン監督のベース投げは見事でしたよね?」
「ドアホ!」
 二発目の直撃を食らい、再びこなたは仰け反った。どっと教室が沸く。
 コバマサだった。


「すごかったねー」
 四時間目が終了して、昼休み。お弁当を広げながら、つかさがにこにこしている。いつものお昼。いつもの場
所。こなたはくるりと椅子を後ろに向ける。自分の後ろの席は高良みゆき。席がくっついているここに、こなた、
みゆき、つかさの三人、場合によっては隣のかがみも加わって四人で昼食を食べるのがいつものセオリー。
 三時間目の休み時間に買っておいたチョココロネと牛乳。つかさやみゆきのお弁当を見ていると、こういうの
もいいかなと思うけれど、なかなかそこまで手が回らない。朝何時に起きているんだろう。ていうか、何時に寝
てるんだろう。
「つかさ、自分で作ってるんだよね?」
「うん、そうだよ」
 つかさは卵焼きをぱくり。
「何時に起きてるの?」
「六時くらいかな?」
「何時に寝てるの?」
「……く、九時、くらい……?」
「疑問形だよこの子は。てか早っ」
 九時間。なかなか素敵な睡眠時間だ。
「今日は、かがみさんいらっしゃいませんね」みゆきが言う。
「珍しいね」
「まーかがみんにも自分のクラスの付き合いとかあるでしょ」
 去年から常に一人別クラスになる不幸な柊かがみ。わざわざ同じ文系を選んだにもかかわらず同じクラスにな
れなかった不幸なかがみ。けれどこなたは知っている。原則的に双子は同じクラスになれないことを。あえて言
っていないけど。成績はいいけどどこか抜けている彼女のことが、こなたは好きだった。時々意地悪したくなる
のも、たぶん愛だろう。それが愛でしょうと某ミリタリーアクションアニメも謳っているし。
「ねえ、つかさブラック?」
「こ、ここここ、こなちゃんー!」
「ブラック?」みゆきが首を傾げる。「それは、どういった意味合いですか?」
「それはね」
「こなちゃんだめー!」
「とつかさが言っているのでごめんね、みゆきさん」
「いえ、つかささんが嫌がっているなら聞きませんわ」
 ありがとうゆきちゃん、とつかさが今にも感動の涙をこぼしそうになっているのを、微笑ましい気持ちで見る。
これもきっと愛なのかも、と思ってこなたは笑う。
 愛って偉大だ。
 こっちは引っこ抜かれて投げられるような愛かもしれないけれど。
「黒」
「はうっ!」


 きりーつ。きょうつけー、れいー。さよーならー。みゆきの号令で今日一日の学校が終わり、がやがやと喧噪
の中で帰り支度をする。筆箱を鞄の中に。はい、帰り支度終了。
「こなちゃん、帰ろ?」
「うん」
「みゆきさんは?」
「生徒会の集まりあるんだって」
 つかさと並んで教室を出ると、とっても目立つツインテール。
「かがみ」
「おっす。一緒に帰ろう?」
「うん、お姉ちゃん」
「じゃあ、いこっか、白かがみん」
「はううっ!」
「まだ朝のネタ引っ張ってるのか」
「今日はこれで引っ張ることに決めてたから」
「まーあたしには意味わかんないけどね」
 かがみは肩を竦めて歩き出す。かがみにも関係あるんだけどね、とこなたも肩を竦める。
「つかさは知ってるのよね」
「ししし、知らない。知らないよ?」
「わっかりやす」
「かがみは気になる?」
 こなたがかがみを見上げるようにして聞くと、かがみは少し考え込んだあと、気になるけど気にしない、と言
った。
「正直者め」
「それはどうも」
「そんなところも好きだよかがみん」
「あーはいはい」
「ぱんつの色が白でも」
「あーはいは――」
 言葉が途切れる。無言。無言のままかがみは歩くのを止める。つかさも硬直している。これは色反転が起こる
シーンかな、とこなたはいつでも逃げられるように筋肉を緊張させる。
 一秒。
 二秒。
 三秒。
「朝かっ! 階段かっ!」
「おお、かがみ素晴らしい洞察力。名探偵かがみちゃん。いや不可抗力なんだけどね。ほら、私身長低いし。低いと角度的な問題で見え」
「黙れ」
 黙る。
 もし視線で人が殺せるなら、今この瞬間泉こなたは死んでいたかもしれない。そう思わせるようなかがみの視
線。うん、とこなたは頷く。ネタは熟成させるほどに美味しくなるのだなぁ。朝すぐに告げていたならここまで
のかがみは見られなかっただろう。
「ったく、白だの黒だの言ってたのはそれ、か……?」
 あれ。とかがみは腕を組んで、まるで名探偵のトリック解説シーンのように人差し指を額に当てる。
「……黒?」
 かがみがつかさを見る。
 こなたもつかさを見る。
 つかさ は こんらん している!
 つかさ は いいわけを はじめた!
「ちちち、違うの、この間ね、お姉ちゃんと買い物行ったときに、一枚くらいこういうの持ってたらって無理矢
理買って貰っちゃって、それで今日ねぼけてうっかり履いてきちゃって、それでね、それでね、気がついたのこ
なちゃんに言われたときで――」
 つかさはにげだした!
 しかし まわりこまれてしまった!
「ほほう、どれどれ」
「やめてー! めくっちゃだめー!」
「おおせくしー」
「ふえええええん!」
 めくっちゃった後で今いる場所に気付いたけれど、後の祭り。つかさは半泣きだったけど、やっぱりこれも愛
ってことで。
 たぶん。


 帰り道にあるスーパーで買い物をして、家に帰る。制服姿で夕飯の材料の買い物ってやっぱり萌えポイントな
のだろうか。きっとスーパーの袋から飛び出したネギが高ポイントのはずだ。袋をキッチンに置いて、一度部屋
へ。鞄を置いて、着替える。タンクトップがすっきり着られるというのは楽だけれど、ちょっと寂しい。脇から
見える横乳に憧れるお年頃なのだ。
 朝作った食事は綺麗に片付けられていて、テーブルの上にはメモが一枚。『裸エプロンだとMOTTO美味し
いだろうか』。うん、良い感じに頭が腐っている。そんなことは娘にさせないでやってくれる人を探すべきだ。
たぶん無理だろうけど。
 信用してるのかな。
 そうなのかも?
 野菜を刻みながら、もしそんな日が来たらどうするのだろう、と考えてみる。そんな自分。そんな父。知らな
い誰か。まったく想像ができなかった。
 食事は、作り始めると結構楽しい。始めるまでが面倒で、後片付けも面倒だけど。
 だいたいできあがったところで、父親が帰ってくる。
「ただいま」
「おかえり」
 父は珍しく、余所行きのフォーマルな服装をしていた。そのまま椅子に座って、少し疲れたようなため息。
「打ち合わせ?」
「そうなんだよ。結構面倒だった」
「それがお仕事、なんだよね」
「まあ、そうかなぁ」父が苦笑する。
 こなたは作った食事をテーブルに並べる。いつもはすぐに手伝おうと手を出してくる父も、今日は動かない。
そこに気が回らないほどに疲れているのだろう、とこなたは解釈した。めずらしく父は無口で、こなたも何か話
しかけづらいものを感じながら夕食を食べる。そのままほぼ無言で食べ終わり、食器を運んだところで、父がこ
なたを呼んだ。
「こなた」
「なーに?」
「ちょっと、こっち来て座ってくれないか」
 珍しい。
 何かあったのだろうか、と考えて、先ほどの想像がまさか真実になるのか、と思う。父の隣に知らない誰かが
立つ日が来るのか。
「……再婚?」
 座りながらこなたが言うと、父は肩を落とした。違っていたらしい。
 父はこなたの前に、いっさつの本を差し出した。飾り気のない、落ち着いた装丁の表紙。
「これは?」
 父は苦笑いのような表情。
「本当は、こなただけに見せるための本だったんだが」がしがしと父は頭を掻く。「担当に読まれてしまってな
。それでまたえらく気に入られて、出版する羽目になってしまったんだ」
 こなたは首を傾げる。話が見えない。
「しかも、映画化までするって言うんだ。反対する積もりだったのに押し切られたよ」
「それは……おとーさん、すごいことじゃ?」
 そうなんだが。父は言葉を濁して、ため息を吐く。
「娘がいいって言ったら、と言ったよ」
「はい?」
「だから、こなたが読んでくれ」
「私?」
「本当は」父は静かに笑って、言った。「おまえが結婚でもするときに渡す積もりだったんだ」
 担当に見られたのは一生の不覚だ。父はそう言って、けれど嫌そうにはしていなかった。
「おとーさん」
「こなたに、読んで欲しい」
 うん、とこなたはその本を手にとって、頷いた。
 ぱたん、と本を閉じる。
 これは手紙だ、とこなたは思った。世界で一通だけの、大切な人にあてた手紙。もういない誰かに当てた手紙
。いつまでも想っていると気恥ずかしげに告白する手紙。
 こなたは微笑んで、ベッドから降りると、積み本の山に向かう。ひとつひとつゆっくりと崩していって、その
奥にある引き出しを空ける。こんなところにしまってあることをよく覚えていたもんだ、と自分に少し感心した

 小さな写真立て。
 写っているのは、家族三人。
 父と、母と、母の腕の中にいる自分。
 なんとなくそういう気分になってしまったのだから仕方がない。こなたはその写真立てを引っ張り出すと、自
分のベッドの枕元に置いた。
 おとーさんと、おかーさんと、それから私の話。
 出版されて、映画になって、それをたくさんの人が見たり読んだりして、いったいみんなどう思うんだろう。
 ぐるぐるする思考。
 それを遮るように、携帯電話が鳴っている。液晶ディスプレイを見ると、『かがみ』の名前。こなたは少し迷
いながら、通話ボタンを押した。
「はろー、こなた」
「おっす、かがみ」
 あれ、とかがみは呟く。電話を耳に当てながら首を傾げるかがみの姿が見えるようだった。
「ちょっと聞きたいことあったんだけど……こなた、なんかあった?」
「かがみは鋭いね」
「そんな声出してれば誰でも分かるわよ」
「そう?」
「そうよ」
 そうなのか。そんな声を、今自分は出しているらしい。
「かがみ」
「なに?」
 かがみの声は、どこか優しい。なんでも話してしまいそうになる。
「言えなかったら」かがみは言った。「無理して言わなくて良いよ。言えるときになったら聞いてあげるから」
「聞いて、くれる?」
「こなたが話してくれるならね」
「……ありがと」
「なんでお礼言われるのかわかんないけど」
 このツンデレめ。もう大好きだ。
「ありがとかがみん。愛してるよ?」
「あーはいはい。あたしも愛してるわよ」
 じゃあ、明日学校で。そんな言葉を最後に通話が切れる。こなたはくすくす笑うと、ベッドにダイブ。枕を抱
えて目を閉じる。今日は漫画もゲームもネトゲもなしにしよう。上手く言語化できないこの気分のままで夢を見
てみよう。
 そんな日があったって、いいじゃないか。
 父から渡された本を抱きしめる。ここに母はきっと生きている。父の中にいる母が、この本のなかにきっと生
きている。この本を読んだ人の中にも、きっと母が生きている。もし映画になったら、映画の中でも母は生きて
いる。
 ねえ、それってきっと、愛だよね?


 世は全て事も無し。
 明日はきっと晴れ。
 目が覚めて、おとーさんがいて、友達がいる。
 そんな私の毎日だよ、おかーさん。


【こなたよりかなたまで】




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コメント:
  • かがみよ・・・こなたの話を聞くんじゃなかったのか?
    -- 名無しさん (2009-02-24 23:54:06)
  • つかさの…黒かー
    …みt いやいや自重しろ俺! -- 名無しさん (2009-02-24 19:20:36)
  • こういう雰囲気の小説すきだなぁ…GJ! -- 名無しさん (2009-02-12 23:14:47)

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