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『か』と『み』の間

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匿名ユーザー

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かがみん~。今晩家に泊まりにこない?」
「あんたは…また何を企んでるの?」

【『か』と『み』の間】

「む~。ひどひなぁ」
「わ、分かったわっ。行けばいいんでしょ!行けば!」
どうも私はこいつに弱い。惚れた者の弱みってやつかな。
「じゃ、帰ったら私の家に来てネ」
「はいはい。行かせて頂きますよ」
「覚悟…じゃなかった、楽しみにね~」
「取りあえず行きたくない気持ちが倍増。」
「さて帰ろ~」
話変えやがった
--
「歯磨きに。着替えに。お菓子に。あとは…」
何故か顔を真っ赤にしながらバスタオルを詰め込む。
「こ、これは一緒にお風呂とかっいやいやないないっ」
なんだかんだ言っても楽しみなかがみだった。
「あっ…。ふふ。」
悪戯っぽく微笑みながら携帯を手に取り-
「かがみんまだかな~」
玄関にて待つ。
「(検閲済)や(検閲済)も準備したしね~」
そして-携帯が震える。着信。『柊かがみ』
『もしもし~?』
「おっす」
『かがみさん?後ろから聞こえるんですけど?』
「気のせいじゃない?」
振り向くと。そこにはツインテールの恋人の姿。
『……住居不法侵入罪だよ』
「そう?じゃ、帰るわ。」「あ、ちょ、ちょっとっ」携帯を放り投げ。
「おっす。こなた」
デコピン一発。
「…やふー。かがみん」
額を押さえながら。
「取りあえず私の部屋行こ~」
「ん。」
「飲む物持ってくから先に行ってて~」
「分かった。」
ガチャ-
ドアを開ける。
「ふぅん。一応片付けはしたみたいね。」
少し前は漫画やゲームが散乱していたが。
「ん?」
窓際に写真がいくつも伏せて置いてある。
「……一枚くらい見てもいいよね。」
端の一つを表に。
「~~っ」
かがみの写真だった。
残りにも全てかがみが映っている。
笑うかがみ。振り向くかがみ。怒るかがみ。ポッキーをくわえたかがみ。
(あー。撮ってたわねぇ…恥ずかしいから止めろって言ったのに。)
頬が緩むのを抑え切れない。
「こなた…。」
「かがみん~?オレンジジュース、で、い、い…」
「あっ…ごめんっ」
「…見た?」
「…うん。」
「ちゃー。気持ち…悪いよね…」
「そんな事ないっ!私だって携帯の待ち受けはあんたの…」
「え?」
開いて見せる。
向日葵の様に笑うこなた。「あ、う…」
双方とも顔は真っ赤。
今にも湯気が出そうだ。
「え、えと。そだっ。ゲームしようっ」
「そ、そうね」
隣り合って座る。何かの拍子に手が触れ合い。赤くなって離……さずそのままにぎりしめる。それはまるで-初恋。
--
「そろそろ御飯にしよっか」
「ん。」
「かがみんは何食べたい?」
「こな…げふんげふん」
「?」
「な、何でもいいわよっ」
「じゃ、レトルトのカレーで。」
「……夢がないわね。」
「しょうがないじゃんかー」
--
「ふぅ~。おいしかった~。」
レトルトでも。
「そうね…。」
好きな人と一緒に食べれば。
「本当においしかった。」
「ふふ。私洗い物やっとくからお風呂入っといでよ~」
「え?あ、い、一緒にっ…」
「~♪」
鼻歌を歌いながらキッチンに行ってしまった。
「また。言えなかった…」
--
お風呂上がり。
「なにかDVDでもみる~?」
「そうね。何がいいかな。」
『かがみんの水着姿』とか『かがみんの着替え』やら不穏なタイトルのディスクもあったが故意に無視する。
「……これ。」
「うわ。それホラーだよ?」
「え!?じゃ、じゃあ別…」
「ふふふ~。怖いのかな~?」
ニヤニヤしやがって。
「う。そ、そんな訳っ…。」
「じゃあこれ見よ~」
ガチャ-
ディスクが吸い込まれた。
--
「きゃ~っ怖っ。顔。顔が~。」
こなたにしがみつくかがみ。
(こ、これは何とも…)
胸が当たって映画どころではなかったりする。
「こっちみんな~っ」
(やっぱかがみん胸、あるなぁ…)
「イヤぁぁぁぁっ」
(っていうか何これ。デレモード?)
「はぁはぁ…やっと終わった…」
「やっぱ恐かったんじゃん~」
「ふ、ふん。演技よっ」
「じゃ、もっかいみようか~」
「無理。」
ちょっと残念。
「もう寝よっか」
「そ、そうね。私は居間で寝るわ」
「え!一緒の部屋で寝ようよ~」
「何かされちゃたまらないもの。」
違う違う。こんなこと思ってないっ
「ひどっ!」
「じゃお休み。」
居間で布団にくるまり。
(この家ってけっこう広いわねぇ…)
ミシッー
家鳴り。
「~~っ」
さっき見た映画をおもいだしてしまう。
あの染みが顔に見えてくる。周りには何かの気配。
「う。あ。こなた…」
枕だけもち。こなたの部屋に走る。
ーーー
「かがみん…。ひどいよぅ…。」
折角の。
「いっぱいお話しようと思ったのに…」
ガチャー
「ん?」
そこには愛しい人。
「…おっす。」
「かがみん?」
「あー。い、一緒に寝てあげるわっ」
「え?」
「だからっ…」
気持ちとは裏腹に口は別のことを紡ぐ。
「別に寝てくれなくていいんだけど?」
「…ごめん。」
小声で謝りながらも。私のパジャマの裾を放さないかがみん。今にも涙がこぼれそうだ。
私にはー
「……。」
この腕を振りほどくことは出来そうにない。
「……はぁ。」
溜息一つ。私は横に動き場所を空けた。
「…ありがと。」
私の横にかがみんの体温を感じる。
(あー。あったかいなぁ。)
「へ、変な事したら怒るからねっ」
(いいにおいもするし。)
「…。」
(これはあれだな。かがみんが悪いっ)
「こなた?」
「変な事ってどんな事かなぁ~?」
「そ、そんなの言える訳っ…」
(ダメだ。我慢出来ないっ…)
「こんなことかなぁ~?」
「あっ。こっこらっ」
かがみに覆いかぶさる。
キス。何か言おうとしていたかがみの口を封じる。
「んーっ。あっ、ちゅ。」
「はぁっこなったぁ」
(これは全部かがみんが悪いんだっ)
「あぁっ。はぁっ」
かがみんのパジャマを脱がす。
「かがみん…可愛いっ」
「ば、馬鹿ぁっ」
割れ目に手を添え。触れるか触れないかの所で往復させる。
「はぁっ。あんっ。するんならっちゃんとっ…」
「あれぇ~?やっちゃダメなんじゃなかったっけ~?」
「あぁっ。意地悪…っ」
「かーがみんっ。『好き』って言ってくれたらやったげる。」
「んあっ、はぁっ。そんなの…」
「あ。言ってくれないんだ。じゃ、もう寝るね?」
「えっ?嫌ぁっ」
「じゃ言うんだね?」
かがみは涙をため。
「……き」
「ん~?」
「好きっ。大好きっ。こなたぁっ」
やっと言ってくれた。
「ん。私も好きだよ。」
(ちゃんと言ってもらったのははじめてかも。)
「じゃ。再開~」
「ああっ!?そんな急にぃっ」
触れるだけだった手の動きを早める。
「んあっ。やぁっ。ああんっ」
中をかき回す。
「はぁっ。うあっ、んくっ」
「気持ちいい?」
「ふ、ふんっ。あぁっ」
「まだそんな事言えるんだ~。じゃあこれはどうかなぁ?」
陰核を押しつぶし。振動させる。
「ちょっ。ダメっそれダメぇぇぇっ」
かがみの体が小刻みに震える。
「ダメっ、こな、たぁっ。これじゃ…すぐイって…」
「イってもいいよー」
「こなたこなたこなたぁっ。お願いっキスしてっ」
「はいよ。お姫様♪」
「ちゅむ。んーっ。んぁぁぁぁぁぁぁっ」
電流が流れたようにかがみは仰け反り。かがみは絶頂を迎えた。こなたと口付けをしたまま。
ーー
「こなた。明日覚えときなさいよ…!」
「ごめんなさい」
反射的に謝ってしまう。
「かがみんってさー」
「ん?」
「初恋っていつした~?どんな人だった?」
「またあんたは突然…。」
「教えてよ~。」
私の初恋はー
「いつっていうか。」
「うん。」
「現在進行形」
「…え?」
「あんたよ。あんた」
ずびし。指差す。
「振り向いても誰もいないっ」
「ってことは…もしかして私だったり?」
「だからそういってるでしょ」
ぼんっ
そんな擬音が聞こえそうなほど。こなたの顔が赤くなる。
「あ、あんたはどうなのよっ」
「私?私はー」
「『か』ではじまって『み』でおわる人っ」
FIN



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コメント:
  • b -- 名無しさん (2010-06-07 18:55:52)
  • なんか初々しいなあ   -- 名無しさん (2010-05-27 16:54:38)
  • あまーい -- 名無しさん (2010-03-25 16:56:04)



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