kairakunoza @ ウィキ

ぼけぼけキューピッド

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匿名ユーザー

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 今日はお姉ちゃんとこなちゃんとこなちゃんちで遊んでる。ゆきちゃんは用事があるらしくて
来れなかったみたい。残念。それで、お姉ちゃんとこなちゃんは、暑いからということで
アイスを買いにいっている。だから家には私とおじさんだけ。それにしても暑いよう……。
 と、ぐったりしているときに、何か音楽が鳴った。携帯の着信音っぽい。でも私のじゃないみたい。
 むくりと起き上がってこなちゃんの机の上を見ている。こなちゃんの携帯が光っていた。
何の気なしに見てみる。メールが一件。どうやら迷惑メールみたい。
(でも、勝手に人の携帯覗いたら悪いよね)
 そう考えながら元の画面に戻そうとした。でも、どこか操作を間違ったのか、
どんどん別の画面に行っちゃってる。
(あっ、また間違えた。削除じゃないって。えっと、取り消しボタンはどれだっけ……。
これだっけ? ……消えちゃった……。ごめん!こなちゃん! ええとええと……)
 混乱しているせいか、暑さのせいか、全然うまく操作できない。こんな感じで、気づいたら
あるメールを開いていた。ええと、下書きみたい。
 メールの内容を見て私は固まった。


   かがみへ。

   突然ごめん。でも私かがみのこと好きなんだ。
   女の子同士だけど、友達としてじゃなくて恋愛感情として。


(えっと、これって告白メールだよね。こなちゃんからお姉ちゃんへの)
(……)
(えっ、えーー!!)
(うん、えっと、とりあえずもとに戻しておこう。)
 そう考えて、混乱しながらボタンを押した。そして、ちょっと経って、携帯電話には
「送信完了しました」の文字が……。
(あーー!! まちがえちゃったーー!!)
(ど、どうしよう)
(とりあえず、お姉ちゃんとこなちゃんが帰ってきたら謝ろう)
 そう考えて、そのままの状態で携帯をたたんで、どうにか混乱を鎮めようとしながら、
お姉ちゃんとこなちゃんが帰ってくるのを待っていた。


 がちゃ。
(お姉ちゃんとこなちゃんが帰ってきた!)
 私は、ばたばたと階段を駆け下り、二人の姿を見つけて、すぐ言った。
「ごめん! こなちゃんの携帯にメールがきてて、ちょっと見て、元に戻そうとしたら、
操作間違えて、メール送っちゃったの! ほんとにごめん!」
「べ、別にいいわよ……」
 蚊の鳴くような声で、お姉ちゃんが言った。こなちゃんは無言。でも、二人とも顔から、
指の先――はお姉ちゃんとこなちゃんが手を握り合ってるからよく見えないけど――まで、
とにかく全身が真赤だし、二人とも微妙に私から目線をそらしてるし、絶対怒ってるよーー。




 こなちゃんの部屋に戻っても、あたりまえだけど二人とも怒ってるみたいだった。
二人ともまだ真赤だし、無口だし。たまに二人がいつものように話し始めても、すぐに終わっちゃうし、
二人の間に入っていけないような雰囲気だったし……。
 なぜか溶けて半分以上液体になっていたアイスを食べながら、もう一度お姉ちゃんとこなちゃんに心の中で謝った。
(二人とも、本当にごめん!!)



















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  • このサイトでつかさに目覚めた。
    何故こなたは つかさの萌え要素に食い付かないのか -- 名無しさん (2011-04-15 09:49:21)
  • つかさ天然すぎwww -- 名無しさん (2010-06-12 12:58:19)
  • 大嫌いだこんなの
    好きになれるやついるのかそんなやつ
    きちがいだぞ
    だいじょうぶか?


    あれ?酷評しようとしたら本音がw
    -- 名無しさん (2009-12-15 17:28:38)
  • つかさwwwこのシリーズまったりとしてて好きだwつかゆきも大好物!! -- 名無しさん (2008-10-07 21:04:35)
  • つかさGJ!!! -- 名無しさん (2008-04-23 22:23:15)

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