kairakunoza @ ウィキ

ヌード

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「イマイチだね」
「ガァ~ン」
 数日間で書き上げたモノを、こうにチェックしてもらったが
 返ってきた答えは、ほしくないものであった
「最近のひよりんの作品、どーもダメなんだよね」
「そ、そんなにはっきりと……」
 床に人差し指で「の」の字を書くひよりと、隣に置かれた同人誌を交互に見る
 右手を顎に添えて、考えるような仕草をしながら、こうは言った
「ひよりんもしかして……スランプ?絵とかネタとか……」
 少しの沈黙の後、延々と「の」の字を書いていた、ひよりの手が止まる
 そして、どんよりと沈みきった顔を上げた
「やっぱり……そうなんすかねぇ?」
 ひよりは、はぁっと大きな溜息を吐き、また俯いて、地面にくるくる書き始めた
「なにか気分転換になることでもやったら?」
「気分転換……ですか?」
「そ、スランプに陥ったときは、書くのをやめて、別のことをするのが一番じゃん?」
「別のことっすか……」
 そんなひよりを見ながら、何気なくこんなことを言ってしまったのが、今回の騒動の始まり
「なんならあたしも一肌脱いであげるし」
 ぴくりと、下を向いていたひよりの肩が震えた
 そして、ゆっくりと顔をこうの方へと向ける
「……今…なんと?」
「?……だから、私が一肌脱いであげるって」
「先輩が!?あの、指摘するだけ指摘してあとはほっぽりっぱなしのこーちゃん先輩が!?」
「…ふ~ん……ひよりん、私のことそんな風に見てたんだ……へ~、ほ~」
「あ!!いや、その……」
 しまったとばかりにあたふたしながら、変な汗を流すひより
「ふぅ……まあいいや、実際そうだったしね」
「……先輩、本当に本物の先輩っすか?」
「ひよりん、もしかして喧嘩売ってるのか?」
 眉をぴくぴくと痙攣させながら、拳をポキポキと鳴らす
 こめかみには青筋が浮かんでいる
「えぅ、いや……そ、そう!!先輩、一肌脱いでくれるんですよね!?」
「ん?まあそうだけど」
 180度話を転換させる、こうは動きを止めてひよりを見据えた
 なんとか雷は落ちずにすんだようだ
「じゃあ、頼みがあるんす!!」
「頼み?」


 アニメーション研究部室内に、カリカリと鉛筆の削れる音が響く
「……」
「……」
 2人は無言
 ひよりは黙々とペンを動かし、こうはそれをただ見つめる
 ひよりが描く絵のモデルは、こうのようだ……しかし
「ねぇひよりん」
「なんですか先輩?」
 こうの質問に、言葉だけで返事をする
 目線はキャンパスに向いたままだ
「私なんでこんなかっこうなのかな?」
「だって……先輩、一肌脱ぐって言ったじゃないっすか」
「だからって本当に脱がすか!?」
 こうは部屋の中心にて、一糸まとわない姿(白い布らしきもの1枚は持っている)で座っていた
 そう、いまひよりが描いているのは『こうのヌード』なのである
「でも、先輩協力してくれるんすよね?」
「言った、確かに言った……でも脱ぐなんて聞いてないぞ!?」
「協力してくれないんすか?」
「ぐっ……」
 なぜか、今日のひよりは一歩も引かなかった
「息抜きするなら、心を静かにデッサンをするのが一番なんですよ」
「だからってなんでヌード」
「デッサンといったらヌードが常識っす!!」
 変に力が入ってる、どういっても逃げられそうにないのがこうの目にも明らかだった
 もじもじと、ひよりに変なところを見られないように確認しながら
 布や手を駆使して、大事な部分をしっかりと隠すこう
 こころなしか、頬が赤く染まり、息も荒くなっていた
 後輩に見られているという羞恥心からか、学校の中で裸になっているという背徳感からか
 はたまた誰か別の人が、この部屋に入ってくるかもしれないという緊張や興奮からか
 彼女の股間は濡れていた
「(うわ…やば、濡れてる)」
 ひよりの視線を気にしながら、白い布を秘部へとこすり付けて
 じわじわとあふれ出てくる蜜を拭う……が
 布がこすれるたびに、その刺激が快感となって、またもや花弁を濡らす
「ぅ……は…」
「こーちゃん先輩」
「ひゃ!!」
 気がつけば、ひよりはこうのすぐ傍まで近づいてきていた
 その視線はこうの体の下半身へと注がれていた
「なにやってるんすか先輩……」
「あ、いや…これはだな」
「私に見られてて……興奮しちゃったっすか?」
「ちがっ!!ひゃ!!」
 否定しようと言葉を発した直後、己の秘所へと添えられていた手によって、一気に意識を持ってかれた
「ぐちゃぐちゃじゃないっすか」
「ひより、ん……やめ…んは!!」
 ぐちゃぐちゃと遠慮なしに、こうの中を指でかき回す
 絵描きだからか、その指使いは非常に巧みで、すぐにでもイかされてしまいそうだ
「ひよりん……いいかげ、んに」
「先輩、これなんだか分かるっすか?」
 そういって、使っていない右手をこうの目の前へと持ってくる
「そ、れは……あ○まんがの……お父さん?」
「そうっす、お父さんっす」
 アニ研の部室にずっと飾ってあった、あず○んがのマスコット『お父さん』
 それがいつの間にか、ひよりの手の中にあった
「それがいったいどうし……!!…ま、まさかひよりん」
「いきますよこーちゃん先輩~」
 こうの嫌な予想通り、お父さんの人形が大事なところへと近づいてきた
「ひ、ひよりん!それはいくらなんでも無理…いぁ!?」
 逃げようとしたこうの足に、器用に腕を絡め、そして……
 ずぶぶぶぶ
 そんな音をたてて、こうの花弁の中へと飲み込まれていく『ち○父』
 最深部まで到達すると、残りは足と手の先だけが見えるような状態になってしまった
「は~、すごいっすねぇ先輩……ほとんど全部入ったっすよ」
「ひ、よりん……いいかげんにしないと、んあ!?」
 中にいれたまま、お父さんをぐるぐると回すひより
 凄まじい快感に、こうは仰け反ったまま声も出せずにいた


「こっちもほしがってるみたいっす」
 そういってひよりは、菊をつんつんと突く
 地面に都合よく転がっていた鉛筆を拾い上げ、尖っていないほうをそのちぢこまりへと接触させた
「ら、めぇ……」
 ぐっと一気に差し込む
「っ!!……あ、ぁ」
 びくっと一際大きく跳ねるこうの体、つま先がぴんとまっすぐになり、眼が限界まで開かれていた
 声を出す暇もなく……イってしまったようだ…
「……はっ!!」
 ひよりは、なにかを思いついたように顔を上げると、両手を一気に上げた
 もちろん、こうの2つの穴に入っていた、鉛筆とお父さんも一緒に引き抜きながら
「くひゃあ!?」
 余韻に浸っていたこうが、またイっていた
「キタ!!降りてきた!!これならいけるっす!!」
 なにやらネタが落ちてきたらしいひよりは、痙攣を続けるこうを尻目に
 最高速で机へと移動、椅子に座り、一瀉千里のごとくペンを走らせた

 ネタのことで頭がいっぱいだったせいか、書くことに集中しすぎていたせいか
 ひよりは、背後に忍び寄る、般若のような顔をしたこうに
 まったく気づいていなかった

【 fin 】
















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  • 八坂こうの逆襲編はないですか? -- FOAF (2014-02-15 20:49:15)
  • この後はnice boat.ですね?わかります -- 名無しさん (2010-07-06 17:03:53)
  • なんとゆうか……ひよりドS…………………… -- 名無しさん (2008-05-08 00:22:03)
  • 素晴らしい -- 名無しさん (2007-10-28 07:55:45)

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