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アレをはやした、かいちょうさん

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匿名ユーザー

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 ある日。高良みゆきが歯医者に行くと、いつもの医師(声の出演:立木文彦)がこんな事を言ってきた。
「新薬を試してみませんか」
「新薬、ですか?」
「はい。注射一本で体質を改善し、体内から虫歯菌を追い出してくれる優れものです」
 その言葉にみゆきは目を輝かせる。虫歯菌に好かれる体質そのものが改善できるというなら、注射の一本や二本何を恐れる事があろう。
「是非……是非にお願いしますっ!」
 清々しいほどの即答だった。
「分かりました。それでは早速」
 いそいそと、医師は問題の注射とやらを取り出した……のだが。

 それは、注射器というにはあまりにも大きすぎた。
 大きく、ぶっとく、重く、そして大雑把すぎた。
 それはまさに、ペットボトル(1.5リットル入り)だった。
「せっ、先生、それ、本当に打つんですか!?」
 あまりのキングサイズにみゆきが涙を浮かべるが、時すでに遅し。
「はい、暴れないでくださいねー!」
 くじら声の歯科助手が飛んできて、勤続20年の手腕でみゆきをがっちりと取り押さえてしまった。
「それじゃあ、ちくっとしますからねー」
 ちくっとどころの騒ぎではないのだが、あいにくツインテールの似合うツッコミ役などこの場にはいない。

「行きますよー」
「いやーーーーーーーーーーーっ!?」

 黄昏時の歯医者に、乙女の悲鳴が響いて消えた。

 その数日後、陵桜学園高等部。
「ほうはんひはいこほ? ははひひ?」
 はもはも、と擬音がつきそうな勢いでチョココロネをほおばりながら、泉こなたは聞き返した。
 ちなみに翻訳すると、「相談したい事? 私に?」である。
「こなた、食べるかしゃべるかどっちかにしなさいよ」
 柊かがみが指摘すると、こなたは忠実に従った……前者の方に。
 それを見ていた柊つかさが、苦笑を浮かべながらタコさんウインナーを口に運ぶのも、おなじみの光景だ。
 二倍速になったはもはも食べが、瓶牛乳の最後の一口で締めくくられるのを見届けると、みゆきは改めて話を切り出す。
「実は、先日から少々困った問題が起こってしまいまして……泉さんのお知恵を拝借したいんです」
 整った顔立ちに、憂いの色が浮かぶ。困った時ですら温厚なみゆきをして、はっきり憂い顔にさせるというのは……よほどの大事か。
「みゆきがこなたに相談って言うのも珍しいわね……ほんとに大丈夫なの?」
「いやいやかがみ。こう見えても私、みんなの相談とか結構聞いてあげてるんだよ? ギルメンの喧嘩の仲裁とか、ネトゲ婚の仲人とか」
「ネットゲーム限定ってのが、微妙にうさんくさいわね……」
 えへんと胸を張るこなたに、かがみはじと目を返す。
「泉さんのご予定はいかがですか?」
「良いよー。今日はバイトもないし、みゆきさんにはなんのかんのでお世話になってるからね。これも恩返し恩返し」
 ない胸をぽーんと叩いて、こなたは請け合った。
「良かった……それでは、お手数ですけど放課後に生徒会室までおいでいただけますか?」
「らじゃったー。まあ、大船に乗ったつもりで構えていたまへー」
「あんたの場合、むしろ泥船だろ」
 あとはいつも通りの会話。あんまりにもいつも通りで、あんまりにも変わらなくって。
 だから、この後何が待っているのかなんて、神ならぬ身のこなたには想像するすべなどこれっぽっちも無いのであった。


「にゃーにゃっ♪ にゃーにゃっ♪ にゃにゃら♪ らーずぐりーず、にゃーにゃ♪」
 アホ毛をぴょこぴょこ揺らしながら、こなたは学園を闊歩する。
「ふぁいあうぇいなんとかかんとかー! ……かもーーーーーん!」
 どこぞのラスボスを気取りながら、鼻歌の勢いで向こう見ずにドアを開け放った。
「あら、泉さん。お待ちしてました」
 しかし部屋の主は某シューティングゲームなど知りはしないので、至って素の反応を返すのみ。
「ありゃりゃ、みゆきさん反応薄いなー」
「お恥ずかしながら、ゲームや漫画の類には疎いもので……」
 生徒会室の窓を背に、みゆきははにかんだ笑みを浮かべた。
 生徒会長らしからぬ腰の低さ。しかしそれこそが高良みゆきの持つ数多い美質の一つだ、とこなたは常々思っている。
「にゃはは……んで、相談事って何?」
 あくまでお気楽さを崩さず、こなたは問い掛ける。
「ええ。実は先日歯医者さんに行きまして、新しいお薬を注射していただいたのですが……」
 対するみゆきは、思案顔のままだ。
「ふむー。なに、なんか副作用とかそっち関連?」
「ええ。それから、今日ここでお話しする事は……」
 言いしなにこなたに背を向けて立ち上がり、カーテンをしっかりと閉ざすと、きびすを返してこなたを見つめる。
「……くれぐれも、他言無用に願います。よろしいですね?」
 射貫くような、とすらいえる視線が、こなたを捉えた。しばしみゆきの瞳を見つめて一つ頷くと、こなたははっきりと答える。
「分かった。絶対に内緒の内緒、だね」
 力強い返事に、みゆきはつかの間目を細め……すぐ真顔に戻ると、念押しするように言った。
「これからある物をご覧いただきますが……事が事ですので、くれぐれもお声をあげられませんように」
 無言の頷きが、彼女の言葉に応じる。それを確認して、みゆきはやおらスカートに手をかけ、意を決したように捲り上げる。

「………………っっっっ!?」
 口からほとばしりそうになる最大級の悲鳴を、両の手で必死に押さえ込む。普段の眠そうな半眼はどこへやら、極限まで見開かれた瞳。
 恥じらいと驚愕と好奇心をきっちり三分の一ずつたたえ、みゆきが露わにしたスカートの内側へ視線が注がれる。
 マイペースなこなたを、こうまで驚愕させたもの。
 それは、ショーツとストッキングとをまとめて押し上げて屹立する……まごう事無き、男性器そのものであった。
 エロ漫画が実体化したかのような非現実的な光景に、こなたは椅子からずり落ちて床にへたり込む。
「み、みゆきさん……それって……」
「ええ……お察しの通りです……」
 スカートをきちんと直し、椅子に腰掛けるみゆき。自失から回復したこなたも、遅れてそれにならった。
「ていうか……リアルでふたなりさん見るなんて思わなかったよぉ……」
 あまりにショッキングな光景だったのか、こなたは動悸を押さえるように胸に手をやった。


 みゆきは椅子を寄せ、動揺覚めやらぬこなたの背を優しく撫でてやった。落ち着いた頃合いを見計らうと、改めて切り出す。
「それで、改めてご相談なのですが……私、こんな身体になってしまってから、その、非常にお恥ずかしいのですが……」
 きめ細かい肌に、さっと紅がさす。
「ですが?」
 唇を舌で湿し、深呼吸を二度三度。こなたの耳に唇を寄せて、みゆきは囁いた。
「……です」
「え?」
「……まらないんです」
「みゆきさん?」
「治まらないんです……ぼっ……勃起、が……!」
「ぼっ……!」
 伝染したかのように、こなたの頬にも紅がさす。
「そ、そそそそんなの……じ、自分でほら、触るとか、しごくとかしたらいいんじゃ……」
「それが、その……何をどうしたらよいのか分からなくて……」
 一瞬口ごもるみゆきに、こなたは気づかない。
「ですので、殿方向けの漫画をたしなんでおられる泉さんでしたら、何かご存知かと思いまして」
「確かにそういうの好きだけど、私だって本物はお父さんのしか見たことないよぉ」
「お願いします、泉さんだけが頼りなんです!」
 こなたの手をしっかととって、迫るみゆき。

 相手が赤の他人だったなら。こなたは、迷わず全速後退を選択していただろう。
 だが相手は親友の一人で、泉こなたはそれを見捨てられるほど薄情には生まれついていないのだ。
 90秒間のにらめっこの果てに、彼女は脳内のルビコン川をホップ・ステップ・ジャンプ・かーるいすとばかりに跳び越えた。

「ちょびっと、だけだよ……?」
 もぞもぞと告げた言葉に、みゆきは安堵の笑顔で答えた。

「恐る恐る」という言葉の生きた見本のような手つきで、こなたはみゆきのスカートを再度捲り上げる。
 指をおずおずと伸ばし、引っ込めかけ、意を決してストッキング越しにみゆきの一物へと触れた。
 連夜の美少女ゲームで鍛えた(はずの)知識だけを頼りに、とりあえず輪郭に沿ってなぞってみる。
 根元から先端へ、先端を経由して裏筋を通り、また根元へ。と、根元を行きすぎた指が妙になじんだ感触を伝えてきた。
「……ひゃ!」
「あ、ごめん。……ちゃんと女の子もあるんだねぇ」
「ええ、そのようなんです。あの……お豆、の部分が肥大してこのようになってしまいまして」
「な、なるほど……」
 一瞬興味を覚えかけ、こなたはぶんぶんと頭を振ってそれを追い払う。
 自分はみゆきのアレをなんとか治めたいだけであって、それ以外の気持ちなんて無いはずだ。多分。おそらく。メイビー。ソフト。
 たどたどしい愛撫は、それでも効果を挙げているようだった。みゆきの吐息が、ほんのわずか熱を帯びる。
 その熱に当てられたかのように、こなたも指の本数を一本二本と増やしていった。
 手のひら全体まで使い、包み込むようにそっとそっと撫でさする。いつしかこなたは、みゆきへの行為に没頭し始めていた。


「い、泉、さん……!」
 一方のみゆきにしてみれば、性欲がたまりにたまったところにもってきての布地越しの愛撫である。
 優しくはあるがもどかしい感覚に翻弄されて、腰をもじもじと揺り動かす。そのもじもじが、彼女のたがをほんの少し緩めた。
「泉さん……もっと強くても、平気、ですから」
「う、うん、わかった。……こう?」
「はいっ、そう、です……そのまま、両手で……!」
 言われるままに、こなたは両手でみゆきのものを懸命にしごきあげる。
 頬を赤らめた真剣な表情に、こなたへの欲情がみゆきの中で赤々とたぎるマグマのように膨れ上がっていく。
 それに押されるように、彼女のものは限界まで張り詰めていた。
「ごめんなさい、わたし、もう……!」
「ふぇ?」
 絶頂が近いと悟ったみゆきは、下着を汚すことはせめて避けようと、一気にストッキングとショーツをひざ上まで下ろす。
 しかしそれがかえって彼女のものを外気にさらし、驚いたこなたが反射的に手で受け止めて……。

「っは……ぁ……!」
「うあひゃぁぁぁ!?」

 握り締めてしまったみゆきのものが、一段と熱く熱を帯びる。
 しまったと思う暇もあればこそ、勢いよく噴き出した白濁がこなたの童顔をべっとりと濡らす。
 至近から放たれた精液は、顔のみならずとっさにかざした右手に、さらに左手にまで降りかかった。

「す、すみません……」
「あ……うん、大丈夫……」
 本当はぜんぜん大丈夫ではないのだが、反射的にこなたは答えてしまった。
 何か拭くものをと思いつつも、精液まみれの両手ではハンカチすら出すことができない。
 困ったように両手を見比べる。手についた液に鼻を近づけて匂いをかぎ、好奇心からなめてみて、思わず顔をしかめた。
「うぁ、変な味ぃ……」
 精液を顔にかけられたまま、途方に暮れる童顔の少女。ありていに言えば劣情をそそる光景である。
「……」
 そして、もちろんみゆきもその例外ではなかった。
 胸元を手で押さえ、熱に浮かされたような視線でこなたを凝視する。大きく見開かれた眼鏡越しの瞳は、潤んですらいた。
「両手ともべたべただぁ……盛大にぶっかけられたもんねー、なんつーか人生初ぶっか……け……」
 対するこなたも、遅ればせながら自分が何をされたかを正確に把握した。爆発音が聞こえそうなほどの赤面がそれに続く。
「い、泉さん……あの、お顔をお拭きしま……きゃっ!?」
 沈黙に耐えかねたみゆきは、ポケットからティッシュを取り出す。
 こなたの顔と手とを拭おうとして……下ろしたままのストッキングに足をとられて盛大にすっ転んだ。
 しかもこなたの両手首にみゆきが手をついて、あたかも押し倒しているかのような体勢で。そのままの姿勢で、二人は見つめあう。
 遠くからランニングの掛け声。みゆきの下には、たった今自分の精液で顔を汚されたばかりのこなた。

 理性のたがに、亀裂が入った。

 みゆきはこなたの上半身を起こすと、顔と手とを丹念に拭いてやり……そして、彼女を自らの豊かな胸の中に抱きすくめてしまった。
「み、みゆきさん……?」
 甘やかな香りの漂うみゆきの腕の中、胸に顔を埋めたままのこなたがくぐもった声をあげる。
「ごめんなさい、泉さん……私、嘘をついてました」
 軽く下唇を噛んでから、みゆきはぽつりと切り出した。
「嘘……って?」
「こんな身体になってしまってから、自分でどうすればいいのか調べてたんです。調べた通りに自分で慰めて……でも、だめなんです」
 抱きしめる腕に、知らず力を込めるみゆき。
「自分で慰めれば慰めるほど、どうしようもなく高ぶって……気づいてしまったんです。泉さんを、抱きたいと思ってしまっている事に」
「抱くって……それってまさか?」
 きょとんとしたこなたが、もそもそとみゆきの胸の中で身じろぎした。顔だけを上に向け、みゆきを見上げるような格好になる。
「いけない事だとは思ってました。でも、この身体なら泉さんを愛してあげられるって思ったら、抑えられなくなって……」
 こなたを見下ろす視線はしばし揺れて……ややあって、まっすぐに定まる。
「泉さん……いえ、こなたさん。貴女を、抱かせてください」
「抱かせて、って……んうっ……」
 こなたの顔に両手を添えて、返答を待たず濃厚に口づけた。
 不意をつくようにこなたの口内に侵入したみゆきの舌が、逃げ回るこなたの舌に絡みつく。
 息が続くぎりぎりまでねぶり、吸い上げ、一度離し、放心した彼女を艶然と見やってからまた唇を奪う。
 あまり激しくは攻めない分、ねっとりと時間をかけて口内を味わい尽くす。
 二度三度と繰り返し、こなたが脱力しきるとするりと彼女から離れ、転んでしまわないように細心の注意を払って再び椅子に腰掛けた。
「抱かせて、いただけますね?」
 勝算を胸に、みゆきは問いかける。不意打ちのキスに抵抗らしい抵抗を見せなかったという事は、こなたもその気ではあるはず。
 果たして。意を決するかのように、こなたは一つ小さく頷いた。

 まずスカートを、次いでショーツをストッキングごと脱ぎ捨てると、こなたを足元の床に座らせる。
 みゆきの両膝は大きく開かれ、赤々とした一物としどどに濡れた秘所とがさらけ出されていた。
 一物とみゆきの顔とを見比べてもじもじするこなたを両手で抱き寄せ、暗に促す。
 こなたは恐る恐る舌を出し、子猫のようにみゆきのものを一舐めした。一方のみゆきはあくまでも優しく、彼女の髪をなでてやる。
 しばらく舐めさせてから、頃合いを見計らってこなたの顔に一物を近づける。彼女はきゅっと目を閉じながらも、それを口に含んだ。
 こなたにして、生まれて始めてのフェラチオ。つたないながらに懸命に口淫を繰り返すこなたの姿は、みゆきの情欲をそそる。
 のみならず足元にひざまずいての奉仕は、こなた自身の羞恥をも煽り立てていた。
 それを察したみゆきは、髪から耳、うなじ、そして背筋へと指を滑らせる。
「ん……ぷはっ。なんか、くすぐったい……」
 こなたが思わず口を離すと、唾液が糸を引きやがて途切れる。
「ふふっ。本当にくすぐったいだけですか?」
 つい、とうなじを強くなぞると、こなたは息を呑んで身もだえした。内ももをすり合わせる動作がそれに続く。
 頃は良しと見て取ったみゆきは、こなたを膝の上に向かい合わせで腰掛けさせた。
「さあ、ばんざいしてくださいな」
「う、うん……」
 セーラー服の上を脱がせ、飾り気の無いスポーツブラをずり上げる。愛らしい桜色の突起に、すかさずみゆきは口づけた。
「や、あ、あぁぁぁ♪」
 みゆきは湿った音を響かせながら、こなたの乳首を執拗にねぶる。
 羞恥と快感に耐えられずいやいやをするこなたを右手で抱き寄せて、ついでに一物を強くショーツ越しに押し付けることも忘れない。
 ショーツ越しの湿りと汗の浮かぶ肌は、こなたの絶頂が近づきつつあることを物語っていた。
 ぐりぐりと円を描くように、一物を押し当ててこなたをもてあそぶ。
「う、あ、ああ、だ、だめだよぉ、おかしく、なっちゃう」
「もっとおかしくなっていいんですよ? こなたさんの可愛いところ、いっぱいいっぱい見せてくださいね」
 ショーツ越しの湿りは、やがてはっきりとしたぬめりに変わる。ホックを外すのももどかしく、スカートとショーツを剥ぎ取った。
 幼い少女そのもののこなたの秘所だが、ピンク色の花弁は熱いしたたりを湛えている。そこへめがけ、みゆきの白い指が滑り込んだ。
 標的はぴんと赤く勃起したこなたの陰核。そこを指で転がし、挟み、しごき上げ、追い撃ちとばかりに乳首にも歯を立てる。
「あーっ! や、やぁ、あ、ぁあぁーっ!!」
 指が這い回る度、甘噛みされる度に、こなたは嬌声をあげてみゆきにしがみつく。溢れる愛液が、椅子に流れ落ちた。
「……こなたさん。力、抜いてくださいね?」
「へ……ひ、あ、いったぁあぁぁぁっ……」
 子供をあやすような優しい口調のあとに来たのは、みゆきのものがこなたの中に押し入る痛みだった。
 涙混じりにみゆきにしがみつくと、ついばむような優しい口づけに迎えられた。裸身を撫でる指は優しく、痛みを洗い流すよう。
「こなたさん……私にも、どうぞ」
 みゆきはこなたの手を取って、自分の胸へと導く。促されるままにブラジャーをめくると、こぼれ落ちそうな乳房が露わになった。
 吸い寄せられるように口づけ、ぎこちないながらに揉みしだく。
「あぁ……お上手ですよ、こなたさん♪」
 初々しい舌遣いに、みゆきのものは一段と熱くたぎる。そっとこなたの腰を抱えてやると、ゆっくりゆっくりと動かし始めた。
 破瓜の出血と溢れる愛液と、みゆきのものから先走る粘液と。こなたの中でそれらは混じりあい、秘所を潤していく。
 身体の中に杭を打ち込まれるような感覚は、潤いが満ちてくるに従って不思議な充実感をこなたに伝えて来た。
「み、ゆき、さんっ、私、なんか、また、変になるっ!」
「大丈夫、大丈夫ですよ、こなたさん、こなたさんっ!」
 思いのたけをぶつけるように、みゆきはこなたの中に自分自身を突き入れる。
 一突きごとにこみ上げる感覚は、やがてはっきりと快感となってこなたを襲った。自身も腰を動かし、みゆきと深くつながる。
「あっ! あっ! ああっ! く、来る、なんか、なんかきちゃう! ん、ひ、みゆきさんっ!!」
「こなたさんっ、わたし、わたしも、また、来ます、だから、二人で、一緒、ずっと一緒にっ!!」
 二人のリズムが、一つに重なる。突き上げる動きはますます激しくなり、そして。


「も、パンク、しちゃ、あ、あーーーーーーーーーっ!!」
「んぅっ……こなたさん、こなっ、くぅぅぅんっ……!!」


 くたり、とこなたの手が力を失う。きゅっと収縮したこなたの中に、みゆきのものから放たれる精が流れ込んでいった。


 そして、それからどうなったかというと。
「よーっす、帰るわよー」
 かがみはかばんを手に、つかさとこなたを誘いに来た。
「ああ、ごめーん。今日、みゆきさんと約束があるんだ」
「あんたとみゆきが? 珍しいわね」
 意外そうなかがみに、つかさもこくこくと頷く。
「最近、こなちゃんってゆきちゃんと一緒にいること増えたよねー」
「そう? かがみ達とも一緒にいるじゃん」
 そう言いながらも、こなたはいそいそと帰り支度を進めていく。
「そんじゃ、お先にー」
「ほーい、お疲れ」
 羽が生えたような足取りで、教室を後にするこなた。今にもスキップしそうな上機嫌で、まっすぐに生徒会室を目指す。
「みーゆっきさんっ♪ お仕事、終わった?」
 ドアからぴょこんと顔を覗かせるこなた。
「まあ、こなたさん。少々お待ちくださいね……はい、お待たせしました」
 みゆきが書類を書き終えるや否や、こなたは膝の上に飛び乗った。
「せっかちさんですね、こなたさんったら」
「だってさぁ……あんなに激しくされちゃったら、ちょっと忘れらんなくなっちゃうもの」
 ほんのりと、こなたの頬が赤らむ。
 あの後、みゆきにすっかり骨抜きにされてしまったこなたは、こんな風にちょくちょく彼女の元を訪れているのだ。
「それでさ。今日は……ここでしちゃう?」
 期待に満ちた視線に、みゆきは艶のある微笑を返す。
「今日は、私の家までおいでくださいな。母も、例のお薬を注射していただきましたから」
 その意味するところをすばやく汲み取ると、こなたはみゆきに甘えるようにもたれかかる。
 軽い口づけを交わしながら思いを馳せるのは、甘く激しい夜になるだろう今夜のことだった。


(どっとはらい)


追記:
投下のときにもスレに書きましたが、このお話はとあるサイトさんの過去のお日記で拝見した、「みゆきさんが
ふたなりで攻め」という文章を元に執筆させていただきました。
なので、そちらのサイトさんにこっそりしっとり捧げさせていただきたいと思います。(by 尼野録@書いた張本人)













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  • その歯医者はきっと悪の組織の科学者で百合世界をふたなりで支配しようと企んでるのだ -- 名無しさん (2011-04-18 12:02:05)
  • チムチムがおっきしたぉwww -- 名無しさん (2010-01-16 13:41:41)
  • Miyukisanni moeta! -- jakku (2010-01-04 23:23:27)
  • ハァハァハァハァハァハァハァハァ・・・・ウウッ! -- 名無しさん (2009-11-27 23:05:54)
  • 俺のトール・ハンマーが帝国艦隊を壊滅させそうな勢いになってます。 -- 名無しさん (2009-11-11 21:06:35)
  • ニヤニヤが止まらない -- 新藤 (2008-10-14 17:50:02)
  • きょぬーのふたなりはいいものだ -- 名無しさん (2008-07-12 18:56:41)
  • みゆきさんの攻めにモエタ……www!!! -- 美霊☆ (2008-05-12 22:50:27)
  • GJ!ふたなり小説もっとふえないかなぁ・・・ -- 名無しさん (2007-10-23 03:00:07)

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