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ゆに☆すた ~University☆Star~ えぴそーど1

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匿名ユーザー

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 どうして私はこんなにも何もする気が起きないんだろう。

 いつも見ていた、DVDまで買うくらいハマっていたアニメ。
 起動すれば一緒にいてくれる仲間(ギルメン)たち。

 いつもはあった、安心や共感、安堵とか。
 そんなのがぜんぜん、役に立たなくなってる。
 切なさを、埋めてくれない。
 そうだ、切ないんだ。私、いま何故だかこんなにもサミシイんだ……。

「ふぅ……ああぅ、ダメだぁ」

 パソコンのキーボードをカンカン、と荒っぽく叩いてシャットダウン画面が表示されるのを、まるで他人事みたいに見つめてた。
 デスクから離れて、隣のベットに体を投げ出したら、いつも見知った天井と、カーテンを開けた夜の闇が見えた。

「どしてこんなにダメなんだろ……」

 なんだかよくわからない、心の中のもやもやが、ずっと離れていかなくなってる。
 心の中が、ざわざわしてる。
 なんかもう……どうしていいのかさっぱりわからなくなってる。

 今までこんなことなかったのに。

 気がついたら、頬がぬれてた。
 ああ、泣いちゃったんだ、私。
 脳が思考停止を起こしているみたい。ああこれが所謂パニック状態ですか? なんて思う別の部分もあるのが、わかる。
 考える速度がすごく、ゆっくりに感じる。

「こなたおねえちゃん?」

 いつの間にか扉が開いて、ゆーちゃんが傍にきて、心配そうな顔で肩をたたいてた。
 重症だなあと、自覚した。

「……ゆーちゃん?」
「こなたおねぇちゃんってば!」
「ふお、はいっ」

 声を出す私の声が、まるで違う人の子みたいに耳に入る。
 おっきな声で呼ばれて、意識が私の中に返ってきた。体がビクッと反応した。
 耳にかえるの鳴き声が響いてきた。近くの田んぼでよく鳴いてるやつ。

「大丈夫? 顔色、あんまりよくないし。泣いてるよ……こなたおねえちゃん」

 返事をしないといけない、え、なにを? どうすればいいんだっけ? あ、泣いてるの見られた……?
 どう答えよう、とりあえず。えっと……なんだか意識は戻っても頭の速度は落ちてるままみたい。

「えっと、ちょっとしたデザート作ったんだけど。おねえちゃんも一緒に」

 返事が帰ってこないのをみて、ゆーちゃんが腕を引っ張って、寝たままだったのを起こしてくれる。
 ああ、なんかすっごい心配されてマスヨ、私。

「もちろん、たべてくれるよね?」

 普段のゆーちゃんとは思えない強引さで、無理やりベットから引きずり起こされる。
 そのまま身を任せてたら、腕を取ってそのまま出口につれてかれた。うん、傍観してる場合じゃなくって。

「うん、あたりまえじゃん」

 やっと普通の声がでた。しゃんとする。
 でも元気一杯の声がでなくって。いつもなら軽口の一つや二つ出せるのに、今日は無理みたい。
 つれられて階段まで来たところで、なんだか今まで気づかなかったけど、尿意がわたしを襲ってきたので。

「ゆーちゃん、もう大丈夫、ちょっとトイレいかせて。そのあといくから」
「んー、わかりました」

 トントントン、と足音を響かせてゆーちゃんが階下に行くのを見送って、私はトイレに駆け込んだ。

「ふお……、むぅ」

 便器を水、とゆーか私のおしっこだけど……が、叩く音がする。
 取りあえずお手洗いって言って、そのまま連行されるのは避けたわけだけど……はぁ。
 着てたシャツの肩口を使って、目をこすってみた。離したらやっぱり、少しぬれてる。
 さすがに泣き顔、お父さんなんかに見られたくないし。

「……んしょ。よし、だいじょーぶ! いきますかっ」

 おしっこの後始末をしてから、自分にしゃきっとしろ! ってエールを送って。
 送ってから変なことに気づいた。ぱんつも短パンもおろして、便器に座って気合を入れてるってどんなんだろうって。


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ゆに☆すた ~University☆Star~
えぴそーど1 まず決める、そして。
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 居間に顔を出したら、お父さんが深刻そうな顔したゆーちゃんの頭を撫でてた。
 明らかになんか、御注進に及ばれたの丸わかり。

「あら、おとーさんも居たんだ?」
「こなた……そんな事いうとお父さん傷ついちゃうだろぅ」
「あはは、でもこれ、おじさんが作ったんだよー」

 あのこと報告されたんだぁ、なんて思うとなんだか知らなくていいコトを知られた気分だったから、八つ当たりしてみた。
 こんな事いうと、すぐ悲しそうな顔するから何気に罪悪感がある……ような、ないような。
 テーブルを見たら、ヨーグルトのフルーツ缶詰あえみたいなのが、素麺用のガラス食器に盛られてた。

「ああ、何となくコンビニでフルーチェ見たら食べたくなって作ってみたんだ。果物入れたのはゆたかちゃん」
「あ、フルーチェなんだこれ。昔よく作ったけっけ」

 椅子に座って、スプーンの先でぐるぐる。オレンジ色のみかんをつついて押し込んだり、さくらんぼをほじくり返したり。
 そんなことしてると又すぐ、変な世界に行きそうだったから、ふぅーっておっきく深呼吸してから、ひとすくい。
 口の中にほおりこむと、小学生の頃ねだって買わせて――作るのは私なんだけどね――食べてた味だった。

「……そんなこっち見なくてもいいと思うんだケド」
「いや、そりゃお父さん気になっちゃうぞ?」
「気にしないで」
「あ……あはは」

 こっちに視線が寄ってるのわかったから、何となく顔上げたらお父さんはじーっと見つめてるし。
 ゆーちゃんはあわてて顔そらせるし。あからさまに妙な空気ですよ……。
 むぐむぐと口の中でさくらんぼを割って、種をティッシュに包む。ポイとゴミ箱に投げたら、何とか外枠に当たって入ってった。

「なあ、こなたぁ?」
「んー?」

 お父さんの優しげな声。でもなんだか先が想像通りになりそうで、スプーンを咥えながら、生返事した。

「なんだかよくわからないが、何もないわけじゃないみたいだし、話してみないか?」
「んー……」
「うまくいく方法が見つかるかもしれないし、気分くらいは楽になることが多いぞ?」
「むぅ」
「こなたおねえちゃんがイヤなら、私上に行くよ?」
「……いやぁ。いいよ。大事ないもーとに、こんなトコ見せるのはずかしいけどね」

 生返事だけで逃げようとしたのだけど、なんだか本気で心配してる二人に悪い気がしてきたのも事実で。
 あと、一人になったらまたアレが襲ってきそうで。もうやだよ、あんな心が痛くて苦しいのは。
 ガラスの入れ物を傾けながら、残りをむぐむぐ、ってのみこんだ。

 思い出すと、なんだか又胸が痛くなってきた。
 筋肉が肺とか心臓とかの周りにあって締め付けてるんじゃないのかって思う。
 目を瞑って……テーブルにほっぺたをペタリ。冷たくて、なんだか気持ちいい。

「ん、じゃぁこなた、ゆたかちゃんもソファー行こう」
「はーい」
「……わかったよー」

 突っ伏してたら顔にかかってた髪をまとめて後ろにやって、立ち上がったときにはもう二人とも移動し始めてた。
 お父さんとゆーちゃんが分かれて向かいあわせになってたから、なんとなくゆーちゃんのほうについてく。
 なんだか一人じゃ寂しくて、ペタペタしたくなる。お父さんのアレもこんな気分なのかな、なんて考えが片隅をよぎってった。

「よいしょっ……ぎゅー」
「きゃ……おねえちゃん」
「ん、いーのいーの、きにしないで」
「(……キッ)」

 ゆーちゃんが座ってる後ろの隙間に体を滑り込ませて、そのまま抱きかかえるようにしてみた。
 私も小柄なほうだけど、それに輪をかけて小柄なゆーちゃんだと、すっぽり腕の中に納まる。
 一瞬からだがこわばったけど、すぐもたれてきてくれた。うん、あったかい。
 ふとお父さんに顔を向けたら、顔は心配でたまらないって顔なのに目つきがビミョーに鋭くなってた。
 ――うん、正直なのは良いことだけど、どうかと思うよ、おとーさん。

「いゃあー、ねえ……。取り留めないかもしんないけど」
「おう、いいぞいいぞ? 思いつくまま口に出してみろ」

 ゆーちゃんがこくこく、とうなづいたのがわかった。
 又あそこに連れて行かれないように、ぎゅーっと抱きしめて、ぽつぽつ、話し出す。

「なんかねー、なんだかねー、寂しさが急に襲ってきたって言うか。
 切なくてさ、ムネとか押しつぶされそうになってたんだよねぇ。
 今はなんか、そうでもなくなってきたんだけど、さっきね。
 ここ最近何回かなったけど……今日のはひどかったのかなぁ、泣いてたし。
 パソコンしても、好きだった漫画見ようとしても、なにやってもさ、ココロの隙間が埋まんないみたいな感じでさ」

 なんだか話すと、どこかのキャラクターの話みたいで変だなぁって思う。
 私ってこんなナヨナヨした性格に育ってきたつもりはなかったのに。
 腕の中のあったかさがないと、なんだか思い出し泣きしそうな自分がいる。

「……ふむ。そうなる前いつもなに考えてるか、覚えてるかな?」
「うーん……そうだねぇ。うん、ガッコのこと、かなぁ」
「ケンカでもしてるのかい?」
「ううん、全然。いつもお昼一緒に食べてるヨ……」
「そうかー。そうだな、学校のこと思いつくままでいいから話してみてくれよ」

 そう、学校のこと。あの、私が私のまま存在してていい空間。思ってるだけでなぜか胸が苦しくなる。
 おとーさんが、頷きながら続きを促してくる。
 抱きついてる腕の力が入りすぎてる気がして少し緩めてあげる。
 代わりに片手は指を絡めてみた。細くても女の子のすこしぷに、っとした指。
 ゆーちゃんは私の胸に、頭までもたれながら、じーっとされるままになってた。

「……かがみだけ、やっぱり別のクラスになっちゃったね、って集まって話してた、とか。
 そのとき、かがみ、すごく寂しそうだったとか。
 あと、一年しかないんだねって四人で話しながら、桜の散ってるの見てたときとか。
 なんだかんだで、バイト先まで遊びに来てくれたりとか、世話焼いてくれるとか。
 そうそう、みんな空気読めるんだよね。
 コンサートの抽選の時とか、何も言わないで並んでもらったのに……つかさもみゆきさんもさ、黙って並んでくれたし。
 最中も……私、背低いからスタオペのときかなり場所選ばないと見えないじゃん?
 実際その時もそだったんだけど、隣のかがみが黙って変わってくれたんだよね。
 なんかその時とか。我侭全開の私にみんなつきあってくれて、私が振り回してたんだなって思ったりさ」

 ゆーちゃんが目を閉じてた。髪をなでたら、ん? ってつぶやいてから、聞いてるよって小さな声で返してくる。
 おとーさんは何も言わないで、小さい頷き数回を返して聞き体制のまま。

「そだね、んと……みんなに甘えすぎなのかな、私。
 かがみになんか、ダントツですごい甘えてる。
 いままでこんな友達、いたかなぁ……いなかったよね、うん。
 成績トップクラスだとかさ、運動とかできるのプライドにして。
 内心ではさ、周囲のコ見下しててさ、自分はヲタやってるみたいな。
 それで自分こんなのですって保ってたから。しょうがないって言えばそうなんだろうけど。
 なんか素直に、素の私を受け入れてくれるグループでさ。そう、居てて気持ちいいんだよね。
 ……失ったらどうなるんだろう。ね? もう戻れないよ、戻りたくもないよ。
 ひとりでヲタしてるだけなんて」

 かがみなんか。今までの友達の中で一番好きって言うか。
 なんだか感情が高ぶってきて、そのまま心臓に刃物を突きつけられたような気分になってく。
 自分の弱点をこんなボロボロ喋るようなこと、いままでほとんどなかったのに。

「そうさな。お父さんとしてはこなたが高校に行ってから、随分……とても、かな。
 楽しそうに学校に行くようになって、感無量はいいすぎだけどな、嬉しかったんだぞ。
 かがみちゃんとか、つかさちゃんとか家に連れてこれるような友達ができた事、巡り会えたって事。
 こなたに感謝して欲しいって思うし、大事に思って欲しい。
 ああ、これは巫女さんだからとかそんなんじゃないぞ?」

 お父さんが珍しく、本当にまじめな感情のこもった顔をしてて、大人のヒトに見える。
 いつもはおっきな悪ガキみたいなのに。最後、チャカしてるつもりなんだろうけど、全然いつもの顔じゃないんだもん。

「……おとーさんはすぐそんなんだよ。でも。先って考えただけでなんだか自信がなくなりそうだよ。
 隣にいるのが、絡んでるのが当たり前じゃないことが、怖い……そう、なんかそんなの」

 ああ、そういうことなんだって、話してて……胸の奥に落っこちてきた。
 私は、あの日常がどっかに行くのが怖いっていうか。
 みんなの離れるのがイヤなのは、元に戻りたくないし、別れたくないんだ。

「みなみちゃんがそんな友達になるのかなぁ? あ、もちろんお姉ちゃんは、大事な家族ですよー」

 ゆーちゃんが、私の肩口に顔を擦り付けながら、そんな恥ずかしいセリフ禁止なことを。
 なんだか……かぁっとする反面、ものすごく嬉しくなってる自分がいて。
 おなかをぎゅーって抱き寄せながら、髪をかきあげて、おでこにキスしてみた。
 にっこり微笑んで、恥ずかしそうに顔を背けるゆーちゃんに姉妹っていいなあって思う。

「……くぅ」
「(にまー)」
「……フン」

 うめき声みたいな声がしたから、お父さんのほうに向き直ったら、何かに耐えるような顔して握りこぶし作ってた。
 さっきまですごい男前だったのに。なんだかおかしくなって、チャカしておいたら鼻で笑われた。
 もっとして仕返ししてやろうと思ったら、おとーさんのセリフでそんな考えがどっかに飛んでった。

「まぁこなた。いつまでもっていうのは、とりあえず置いとくとしてさ。あと五年、誰かと一緒っていうなら、イケるぞ?」
「へ? どゆこと」

 そのとき、かがみの顔が頭のデスクトップの端っこでブーンしてた。
 ものすごい単純なことなのに。きっと私は間抜けな顔してたんだと思う。
 あきれた、みたいな顔されたし。

「こなた、進学しろといい続けてきたけど。真面目に考えてなかっただろ?」
「うん、だってやりたいことも何もって感じだし」
「あとを継げとは言わないが、言えないしなぁ。ただコネがあるから楽だぞとは思うけど。
 それはそれとして、色々言うけどメンバの中でも一番好きな親友、いるんだろう?」
「……うん、まぁ。いるけど」
「大学にいけよ。四年くらい面倒見れないほど甲斐性無しじゃないぞ、俺。
 大体、今でも育て方を……かなたに怒られるじゃ済まない位、間違えた気はしてる」

 お父さんが、また男前というか……今度は遠くを見る目になってた。
 そのとき私は、かがみの成績と志望校を考えて……ちょこっと顔から血の気が引きそうになってた。
 いまさらやって間に合うのかな、とか。
 不思議とその時、つかさやみゆきさんの顔が思い浮かばなかったのは、ある意味不義理な気もするんだけど。

「ねえこなたお姉ちゃん。陵桜ってそんなに簡単じゃない……っていうか難関校だよね」
「う、うん……一応」
「入学したときは上位だったって聞いたよ?」
「だ、だれから?」
「みなみちゃん経由でみゆき先輩から」

 ……ゆーちゃんは純真なままでいてくれてると思ったのに。
 微妙なところから情報が漏れてる気が。
 お父さんは口の端吊り上げてニヤニヤしてるし……。

「まぁ、ね……」
「なんでいまそんな成績、低空飛行なの?」
「目標なかったし……」
「自慢できるお姉ちゃんになってください、なんて。ん、目標。今できたよね?」

 あ、なんかだんだん退路ふさがれてきた気がする。てゆか後ろ向きの上目遣いでにこにこしてるゆーちゃんが怖い。
 もしかしてこんな話嫌いだった……のかな。思わず昔のマイブームにしてた口癖がでた。

「うぐぅ。すぐあがるもん」
「ならがんばってみてよ。そーだ! 私より平均点下だったら、おこづかい無しとか……やる気でない?」
「じゃぁそうしよう。ゆたかちゃんはクラスの平均点にしようか?」
「え? ええ? マジで?」
「「もちろん」」

 面倒見のいい家族に恵まれたみたいで。高校受験のときの日々が頭の中で走馬灯になって走ってく。
 そこまで嫌いってわけじゃなかった。ある意味で私に価値をくれるものだったから。
 こだわらない振りして実はこだわってた気もする。

「ああそうだ。もしかがみちゃんと一緒の大学受かったら、なんでもすきなお願いを聞くっていうご褒美をつけよう。やる気出るだろ」
「な、なんでも?」
「まぁ百万寄越せとかはムリだが、本当の意味でお願いを、聞くよ。こなた」

 ああ、この前の。将来は家、出ようかなって言ったときマジギレしてたことなのかな。
 でもなんだか楽しそうな条件だと思った。かがみんの志望校、八王子だし。もし受かったとして通える距離の限界だもん。
 お父さんの真剣な目を見てたら、だんだん心が冴えてきた。
 私とお父さんの一番の誓いを引っ張り出してみる。

「お母さんに誓って?」
「え。どゆ意味、どゆコトっ?」
「誓って」

 ゆーちゃんが混乱してるけど、ちょっとほっておく。
 これは私とお父さんとのお話。最上級。
 私が握った手のひらを前に出したら、迷いなくぶつけてきてくれた。

 ――コツン、コツン。

 誓約成立。

「……しばらくコレ、しなかったよね。んっと、これ。お父さんとの約束で一番こう儀式チックなやつなんだ」
「そうなんだ。なんかカッコいいかも」
「って。あれ? かがみって……私言ったっけ?」

 頭が混乱した。そんなこと言った覚えない。ゆーちゃんは首を傾げてたけど、お父さんだけニヤニヤしてる。

「お返しだ」



【えぴそーど1 Finale】









(おまけ)

 不貞腐れたこなたお姉ちゃんが、『やりゃーいいんだろ、やりゃあ』とか不良みたいに言って、階段を駆け上がってく。
 ちょっとびっくりして、あとお姉ちゃんがいなくなって少し寒くなった体を抱える。冷房入れすぎかも、この部屋。

「照れ隠しだよ。まぁ、恥ずかしいんだよ、こなた」
「むー……? ああ! かがみ先輩の事、こなたお姉ちゃんすごい好きなんだねー」
「だろうなあ。話をあわせてくれる稀有なツンデレとか、最初言ってたしなあ」
「でも見てれば丸わかりだと思うんだけど?」
「本人がそこまで気づけてないって事だろう。いろんな意味で」




















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  • 改めて読んでニヤニヤしてますw -- 名無しさん (2009-07-17 19:05:30)

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