kairakunoza @ ウィキ

隠し事 3話

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匿名ユーザー

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―近い内にとても……が…


翌日…

「…」
 私、昨日変な夢見た…?
 どんな内容だっけ…近い内になんだっけ…?
 まぁいいよね。ただの夢…だからそんなにきにしなくて

 色々と考えながらドアの前に来た

カチャ…
 ドアノブに手をかけようとしたらドアノブが逃げてドアがこっちに向かってくる…
 そんなに運動得意じゃない私によけられるはずもなく…

ドン!

「つかさ、おは…あっ…」
「いったぁ…」

「つかさ大丈夫?怪我ない?」
「お姉ちゃん、私は大丈夫…だよ」
「う…うん、ごめんつかさ…」
「…まぁ、それより下行こうよ」
「でも今日は起きるの早いわね」
「毎日お姉ちゃんに迷惑かける訳にも行かないからね」

 うぅ、痛い…
 でも昨日の夢ってこれの事かなぁ…?
 こんだけの事だけで夢に出てくるのかな…
 なんか不安がひとつ解消されたような気がした

 夢の事をずっと考えてたけどなんだかよくわからない変な感覚に襲われた
「…っ」
 …?あれ?私は今なに考えてたんだっけ?
 でも気にしたってしょうがないよね、過ぎちゃった事だから
 そんなこと考えながらキッチンに来た
「つかさ、やっぱ大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
「あら?つかさ具合でも悪いの?」
 そんな会話をキッチンで聞いていたお母さんが口を開く
「つかさはさっき…んっ!」
 私は慌ててお姉ちゃんの口を塞いだ
 さっきの事言ったらお母さんたち心配して多分学校休む事になりそうだから言わないでとお姉ちゃんに小声で言った
「え、あ、うん、なんでもないから大丈夫だよ、昨日ちょっと色々あったから疲れちゃって。
 でも、心配しないで。もう大丈夫だから。」
「そう、なんでもないならいいわ」

 私たちは一緒にご飯を食べて家を出た
「つかさ…朝の事だけど、ごめんね」
「もう大丈夫だからいいよ」
「ごめん…つかさ」
 お姉ちゃんはずっと朝の事を気にしてたようだった
 心配してくれるのはいいんだけど…

「お姉ちゃん、もうごめんはやめてよ…ずっとごめんねって言われてるとなんか恥ずかしくなってきちゃう…」
「うん…まぁそうだよね、つかさはなんだかんだ言って強い子だし」
「私、そうなのかな…?私は弱いよ…」
「細かい事は気にしない。私が言うんだからそうなのよ」


 校門の前にこなちゃんの後姿が見えた。
「こなちゃんおはようー」
「おっす、こなた」
「お二人さん仲直りは出来ましたか?」
「じゃなかったら私達二人でこないわ。…っ、それより私ちょっと仕事あるの思い出したから先行くわね…」

「うん、お姉ちゃんまた後でね」
「つかさ、あの事はかがみに話したよね?」
「うん、もう話してあるよ」
「じゃあ私達に迷惑にならないように二人きりにしてくれたんじゃない?」
「あー、そっか…。でも…お姉ちゃん…」
「つかさ?どうした?」
「えっ…、なんでもないよ。こなちゃん、気にしなくて大丈夫だから」


 教室に入り席にかばんを置いてこなちゃんの席へ向かった
 そのうちゆきちゃんも教室へきた
「泉さん、つかささん、おはようございます」
「ゆきちゃんおはよー」
「おはよ、みゆきさん」
「つかささん、かがみさんとは仲直りされましたか?」
「うん、もう大丈夫だよ。それにお弁当の時間もちゃんと来てくれるって言ってたよ。」
「おぉ~、ありがとつかさ。かがみがいないと何か物足りなくってねぇ」
 そう言ってこなちゃんは私に抱きついて来た
 好きな人に抱きつかれて嬉しくないわけがなかった。
「私はこなちゃんの楽しそうな笑顔見るだけでも嬉しいからね」
「なんかつかさにそう言われると恥ずかしいなぁ」
「えへへ…」
 その様子をゆきちゃんはニコニコしながら見守ってくれていた

 その後も色々こなちゃんとゆきちゃんと話していたらHRのチャイムが鳴り私は席に着いた。
 一時間目から四時間目までの間の休み時間はこなちゃんとゆきちゃんと話してたけど、お姉ちゃんがこなかった。

 でももうお昼の時間だけど来てくれるかな?と、思ってたらお姉ちゃんがきてくれた。
「あら、かがみさんこんにちは」
「おっす、みゆき」
「お姉ちゃん、なんで休み時間こなかったの?」
「いや、ちょっと仕事があってね」
「まぁいっか。じゃあ一緒に食べようよ」
「いやぁー、四人で一緒に食べるのは一日ぶりだけど
 なんか一週間ぐらい一緒に食べてなかったようなきがするよ」
「あんたはまた…」

 みんな楽しそうでよかった。



 それから数日は何も変わんない日常が訪れていたけど…
 ただ変わっていたのはお姉ちゃんの様子だけだった。


 一方かがみに忘れられた二人は…
「なぁ、あやのぉ…今日は休み時間ずっとこっちいたのに弁当一緒に食べれると思ったのにこれはないよ…」
「みさちゃん、たまにある事でしょ?だから…」
「だって昨日は柊がいるだけであんな楽しかったのに…」
「そりゃあ私も寂しいけど…柊ちゃんは妹ちゃんと仲直りしたみたいだしさ
 それだけでもよかったじゃん。私は柊ちゃんの困った顔は見たくないな」
「それもそうだけどさ…
 昨日の様な特別な事がずっと続いて欲しかったな…」
「みさちゃん、これが普通なのよ。柊ちゃんと食べれる事なんて普段ないんだからさ、楽しめただけでもよかったって。
 特別な事が毎日あったらそれはもう特別じゃないよね。
 いつもの日常を楽しもうよ。ね、みさちゃん」
「うぅ…確かにそうだよな…
 それより妹の弁当一回でもいいから食べてみたいなぁ…いつも食べれる柊が羨ましい…
 ちゃんと約束覚えててほしいけど…」
「まぁ、ね、それより早く食べちゃおうよ。時間なくなっちゃうよ?みさちゃんの大好きなミートボール取っちゃうよ?」
「あぁ…あやの、それだけはやめてくれぇ…」

 いつもよりテンション低いみさおだったが
 いつもの日常を過ごしているようだった。

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