仮ページ32

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&size(20){&bold(){(仮題)リベラリズムの真実}}

#CENTER(){&italic(){&sizex(4){近代政治思想においては、「自由」は感情に強く訴える情緒的な言葉になってしまっているので、自分の政敵にそれを引き渡すのは危険この上ない事とされる。つまり、イデオロギー論争においては、自由それ自体を批判する代わりに、自分の対立者の自由概念を批判し、それとは別の「本当の」あるいは「真の」自由観を主張する事が常套手段となっている。}}}
#RIGHT(){&SIZE(15){&BOLD(){~ R.マルガン(イギリスの政治学者)『自由論の系譜』(共著)(1984年)の一章より}}}

#CENTER(){&italic(){&sizex(4){自由が少ししか存在していなければいないほど「新しい自由」に関する話がますます多くなる。しかし、この新しい自由とは、自由という言葉によって欧州がこれまで理解してきた全ての事に対するまさに反対の事を意味している言葉でしかない。…欧州において唱えられている新しい自由とは、個人に対する多数派の権利のことなのだ。}}}
#RIGHT(){&SIZE(15){&BOLD(){~ P.ドラッカー(オーストリア出身・アメリカに帰化した経営学者)『経済人の終わり』(1939年)}}}
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#center{&size(14.5){&bold(){通常は「自由主義」と翻訳されるリベラリズム(liberalism)について、考えていくページ}}}
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<目次>
#contents

*■1.初めに
政治に興味を持ち始めた人が、しばらくして戸惑うのは「リベラル」という言葉の持つ意味内容であろう。
「リベラル」(liberal) の日本語訳は「自由な」であり、「リベラリズム」(liberalism) は「自由主義」である。そして自由民主党の英語名称は Liberal-Democratic Party(LDP)である。
ところが自民党は「リベラル政党」ではなくて「保守政党」であり、liberalの文字の入っていない民主党(Democratic Party(DP))が「リベラル左派政党」、自由主義ではなく社会主義の社民党(Social-Democratic Party(SDP))は「護憲リベラル政党」と自称している始末である。
でも、そうかと言うと、構造改革を推進した小泉政権の路線は「ネオ・リベ(新自由主義)」と呼ばれていたりする。
一体、「リベラル(liberal)」って何なのでしょうか?

*■2.辞書による説明
|BGCOLOR(olive):COLOR(white):(1)|>|>|>|>|BGCOLOR(olive):COLOR(white):ブリタニカ・コンサイス百科事典(liberalismの項)より全文翻訳|
||>|>|>|>|BGCOLOR(white):政治的および経済的ドクトリン(理論・信条)であり、①個人の権利・自由、②政府権力の制限の必要性、を強調するもの。|
||>|>|>|>|BGCOLOR(white):リベラリズムは、16世紀ヨーロッパの戦争(30年戦争)の恐怖に対する防御的リアクションとして発生した。|
||>|>|>|>|BGCOLOR(white):その基本理念は、トーマス・ホッブズとジョン・ロックの著作の中で定式化された。この両名は、至上権は究極的には被統治者の同意によって正当化され、神権ではなく仮想的な社会契約によって付与される唱えた。|

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