理論派保守step3-4

「理論派保守step3-4」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
理論派保守step3-4」を以下のとおり復元します。
|&ref(http://www35.atwiki.jp/kolia?cmd=upload&act=open&pageid=1203&file=%E7%9F%A5%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2.jpg)|[[『知の歴史―ビジュアル版哲学入門 (大型本)』(ブライアン・マギー:著)>http://www.amazon.co.jp/dp/4892387207/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1273262832&sr=1-1]]|
|~|イギリスの標準的な哲学・思想解説本。左翼の強い日本では意図的に紹介されない英国保守思想の大家エドマンド・バークにも確り数ページが割かれています。|
|~|著者ブライアン・マギーは、ハイエクの盟友カール・R・ポパーと深い交流のあったイギリスの代表的な哲学解説者で、イギリス左翼の代表的思想家バートランド・ラッセルとも交流のあった人物。|
|~|この本で特に興味深いのは、デカルト以来の大陸合理論が、ガリレオ・ガリレイからケプラーを経てニュートンによって完成した古典力学の決定論の大きな影響を受けていること、しかし20世紀に入ってアインシュタインの相対性理論・ハイゼンベルクの不確定性原理が発見され、絶対と思われたニュートン力学が否定され、それがハイエクやポパーの合理主義批判に影響を与えていること、がポパーの解説部分の前後に述べられている点である。|
|~|他にバートランド・ラッセルの『[[西洋哲学史(第三巻)近代哲学>http://www.amazon.co.jp/dp/4622019035]]』もまずまずお勧め(ただしラッセル自身は愛国的左翼なので注意)。またブライアン・マギーの上書では英米圏で戦後に主流となった分析哲学の知識についての紹介が不足しているので、[[『分析哲学講義』(青山拓央:著)>http://www.amazon.co.jp/dp/4480066462]]も参照して欲しい。|
|&REF(http://www10.atwiki.jp/syoutai?cmd=upload&act=open&pageid=45&file=%E6%94%BF%E6%B2%BB%E7%90%86%E8%AB%96BOOK.jpg)|[[現代政治理論>http://www.amazon.co.jp/dp/4641122695]]|
|~|上記の[[政治学 (New Liberal Arts Selection)>http://www.amazon.co.jp/dp/4641053685]]や同じ有斐閣アルマの[[現代政治学>http://www.amazon.co.jp/dp/4641123314]]が丸山眞男や彼の称揚した(ルソー的な意味での)「民主主義」をあまり疑問なく肯定しているのに対して、2006年出版とより新しいこの本は、「日本を代表する政治学者・政治思想家」丸山眞男の紹介もなく、またdemocracyを「民主主義」として変に賞賛せずにきちんと「デモクラシー」(政治思想ではなく政治制度の一つ)として考察する姿勢をとるなど、左翼思想の刷り込みが比較的少ない。&br()また「自由主義」と一般には訳されるliberalismの解説が詳しく、特に他書が意図的に忌避しているハイエクの思想の解説も比較的多くお勧めである。|

復元してよろしいですか?