ルソー革命思想の正体

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ルソー革命思想の正体 - (2009/10/09 (金) 03:11:32) の編集履歴(バックアップ)




■このページの目的

  • 日本において、戦後長く、社会科学の分野で暴威を振るったマルクス主義思想は、1989-91年のソ連・東欧諸国の共産主義体制崩壊で、完全に勢いを喪失しました。
  • しかし、マルクス主義思想の母胎となったジャン・ジャック・ルソー『社会契約論』に見られる革命思想は、現在でも学校教育で学童・学生に無意識のうちに刷り込まれ続けています。
(中学生の歴史教育から文系大学生の社会思想・政治思想科目まで、ルソーとフランス革命を無批判に絶賛する傾向が強い)
  • いわゆる「左翼」といわれる人たちのうち、
①現在でも残存する真正の共産主義者(マルクス主義者)は、もはや救い様のない確信犯的な人々であるとして、
②このルソーを起源とする革命思想に取り憑かれる人々は、まだ洗脳を解く余地があると判断できるのではないでしょうか。
(もっとも、進歩派知識人といわれる人々や、鳩山由紀夫・加藤紘一など「リベラル左翼」政治家などは確信犯の域に達しており救い難いと思われます)
  • このページでは、こうしたルソーの革命思想の正体を、フランス革命の海外での一般的な評価も踏まえて詳解し、戦後日本で行われ続けている「革命教育」の残滓を完全に払拭することを目的とします。
  • 但し、このテーマはルソー流の「人権思想」「社会契約説」に深く侵されている「日本国憲法」の是非の問題(そして戦後の法学界の異常性の問題)に直接絡む遠大なテーマでもあり、このページが一応の完成を見るには、相当な時間がかかると思われるのでご容赦願います。

■まずこの一冊から

告白(上中下:3巻本) (岩波文庫)
ジャン・ジャック・ルソー (著), 桑原 武夫 (翻訳)

ルソーの「自伝」ですが、脚色が非常に多いと言われています。文庫本で3冊と長いのですが、学校で習う『社会契約論』のイメージとはまた別のルソーの人物像を知るのに最適です。内容も波乱万丈で面白いはず(スタンダールの傑作『赤と黒』はこの『告白』を下敷きの一つとして着想されています)。
なお、同じく岩波文庫からでている『ジュリ~新エロイーズ』も読めれば尚ルソーの実像が見えてきます。

■参考リンク

保守主義の父 エドマンド・バーク保守主義
哲人?狂人? ルソー(全体主義の祖)の『社会契約論』
フランス革命の真実───人類の負の遺産