Lサイズマニアックス

Lサイズは全サイズ中最も種類が少なく、15+1種類しか存在しない。
しかし、その15+1種類は実に個性豊かで、同じLサイズとは思えない
戦い方を要求されるものもある。
そのLサイズについて、(調べる数も少ないし)全キン種の強さを比較し、
それに基づいてキンの特徴を比較してみた。
この記事でLサイズ愛用者が増えること…を……増えるのか?


ランキングで見るLサイズのキンごとの能力の違い

今回は種類によって微妙に違う攻撃速度に関してもおおよその測定を行った。
あまり正確な値ではないので、0.6秒かそれより速いか遅いか程度で見てもらいたい。
詳しい内容は添付ファイルを参照のこと。

増殖力

増殖までの時間 キン名
2秒以下 ビビリウム
10秒弱 バラサイト、プラーグ、オニオニス、ヨツバキン
10秒強 キングゾーリー、クラゲン、ぴよりキン、クリスターリア、メタルドット
11秒以上 クロスワーム、ダブルエレキン、ワルスタリア、アスナリア、スティングラー、グンカマキン

戦力補強において重要な、増殖力のランキング。
ビビリウムは特殊すぎるので除外。
それ以外では、10秒弱、10秒強、11秒以上と大まかに分類できる。
ちなみに、10秒は相手のSサイズが数を十分に増やし、こちらに到達する程度の時間である。
つまり、単純計算では10秒弱組はSが来るまでにだいたい間に合い、
10秒強が同じ程度、11秒以上は間に合わないという計算になる。
10秒強までならまだ大丈夫だが、11秒以上組では壁を用意しておかないと厳しいだろう。

防御力

防御力 キン名
80以上 グンカマキン
20以上 ぴよりキン、アスナリア、バラサイト、クリスターリア、クロスワーム
11以上 キングゾーリー、ワルスタリア、プラーグ、メタルドット
10以下 クラゲン、スティングラー、ヨツバキン、ビビリウム、オニオニス、ダブルエレキン

Lサイズの要、耐久力の指標である防御力のランキング。
他のサイズに比べて全体的に防御力が低く設定されているLサイズの中、20以上、特に30を越えるキンについてはかなりの耐久力が保証されている。また、軽く80を超える防御力を持つグンカマキンも存在する。その一方で、10以下においては実質Mサイズに毛が生えた程度の耐久力しかないものもある。
しかし、防御が低いLサイズでも対戦してみれば意外に長生きすることがある。
その原因は、攻撃速度の差にある。

攻撃速度

攻撃速度 キン名
0.5秒程度 ワルスタリア、クリスターリア、メタルドット
0.6秒程度 アスナリア、バラサイト、キングゾーリー、クラゲン、ヨツバキン、ダブルエレキン
0.7秒程度 ぴよりキン、プラーグ、オニオニス、グンカマキン
0.8秒強 クロスワーム、スティングラー
1秒以上 ビビリウム

Lサイズ随一の強み、攻撃速度のランキング。
よく観察していないと気づかないが、特にサイズ別に攻撃速度にかなりの差がある。
キンバトルでは、正面から接触した場合、ほとんどにおいて攻撃速度が高いキンが先制攻撃を繰り出すことになる。
キンはダメージを食らった際、一瞬ひるんでしまうため、先制攻撃を喰らった場合はそのまま2発目も受けてやられてしまう状況が非常に多い。
これから見て、相手に攻撃速度で勝っているということは絶対的な優位を持っていると言っても過言ではないと思う。
この攻撃速度、どうやら増殖力と同じく20分の1秒単位で記録されているようで、正確な値の測定が難しい。
ご了承願いたい。
なお、正確な計測を行ったわけではないが、0.8秒強の付近に多数のMサイズが、
ビビリウムの付近に多数のSサイズが含まれているようだ。

この数値だけで見ると、結晶3兄弟がかなり最強に近い部類といえるだろう。
それだけで戦局が決まるわけではないから、キンバトルは面白いのだが。

移動速度

速度 キン名
A スティングラー
B ダブルエレキン
C その他12種
D ビビリウム、グンカマキン

Lサイズでの移動速度ランキング。
見ての通り、大多数は速度Cに分類されている。Lサイズでの立ち回りはこの速度を基準に考えるのがいいだろう。
それ以外のスティングラー、ダブルエレキン、ビビリウム、グンカマキンでは他のLサイズとはまったく違った立ち回りが求められることになる。

HP・攻撃力の比較については測定が面d困難だったため、割愛させてもらった。
この部分に関しては各自確認してもらいたい。

以上を踏まえると、Lサイズのキンはいくつかのタイプに分類することができる。

  • 増殖力に頼り早期に数を揃える増殖タイプ(バラサイト、プラーグ、オニオニス、ヨツバキン、キングゾーリー、クラゲン)
  • 移動速度とLサイズの攻撃力を兼ね備えた遊撃タイプ(ダブルエレキン、スティングラー)
  • 耐久力にモノを言わせ、硬さで挑む防御タイプ(ぴよりキン、アスナリア、クリスターリア、クロスワーム、グンカマキン)
  • 特にずば抜けた攻撃力で相手を殲滅する攻撃タイプ(ワルスタリア、メタルドット)
  • ビビリウムタイプ(ビビリウム)


タイプ別の解説

蛇足かもしれないが、タイプごとの特徴をまとめてみた。
参考にしてもらえれば幸い。

増殖タイプ

Lサイズの中では一番扱いやすい部類。比較的数を増やしやすいため、戦力を整えやすい。
ただし、一体一体ごとの戦力は強く信頼できるほどの強さではないため、ばらばらにならぬよう、
また戦力が無駄になる塊にならないように立ち回る必要がある。
この立ち回りそのものは、基本的にLサイズに共通する立ち回りとなる。

遊撃タイプ

かなりLサイズらしからぬタイプ。耐久力はかなり低いものの、移動速度があるため積極的に陣地獲得を狙うことができる。
ダブルエレキンについては耐久が低いもののLサイズの攻撃速度を持っているため早々負けることはないが、
スティングラーはかなり攻撃速度が遅いため、きちんと様子を見ておかないとすぐに死んでしまう。
このタイプ、特にスティングラーに関しては5~8匹程度を塊で操作するのがいいかもしれない。
また、他のLサイズにもいえることだが、このタイプは特に増殖力が低いため、増殖の際にはなるだけ動かさないように操作するべきである。
息を吹きかけて空間を開けるのはかなりのタイムロスになってしまうため、増殖の邪魔をしているキンだけを選択し、ほんの少し動かすといった操作が望ましい。

防御タイプ

HPと防御力が高く、死なないことで相手を圧倒していくタイプ。その分増殖が低く序盤は苦しむが、
きちんと陣形を組めば非常に崩し難い戦線を組み立てることができる。
中でもクロスワームは特にHPがあるが、攻撃速度においてやや劣るため注意が必要。

攻撃タイプ

あえて攻撃タイプと明記したが、特に結晶3兄弟についてのこと。耐久力は並だが、攻撃速度があるため、囲まれなければまずダメージを受けることがない。
攻撃が最大の防御を地で行くグループである。クリスターリアが防御的、ワルスタリアが攻撃的で、メタルドットがそれぞれのいいとこ取りをしている(とは言え、ステータス一つ一つを見ると元のキンにはかなわないが)
全部ソリッド型で偏った性能ではあるが、ほとんどの局面で安定して使えるキンである。

ビビリウムタイプ

移動速度はダントツで遅く、攻撃力はLサイズなものの、それ以外はほぼSサイズという非常に特殊なキン。
増殖力は並みのSサイズを上回るためすぐに増やせるものの、一旦移動を始めるとかなりの間増殖させることができない。
理想的にはビビリウムが移動したところは全てビビリウムで埋め尽くされるという戦い方と思われるが、
攻撃速度はMサイズに完全に負けているため戦線を維持することが難しい。相手の隙をついて2対1の局面に持ち込めば比較的楽なのだが、
陣形を整えられると苦労しがち。ブリゴキンの上位互換のようなキン種だろうか。
ちなみにこれを書いた人は、ビビリウムの上手い活用法を未だに見出せずにいる。


おまけ:ひっさつわざの相性

書いた人がわざだまバトルあまり好きじゃないから触れていなかったけど、
一応必殺技についても言及。
ひっさつわざ キン名
セメルミン オニオニス
マモルミン クロスワーム、ビビリウム
フエルミン キングゾーリー
オヤスミン クラゲン、プラーグ、アスナリア
ナノトルネード ぴよりキン、ヨツバキン、ダブルエレキン
ポイズンブラスト 結晶3兄弟、バラサイト、スティングラー
キリングボム グンカマキン

雑感として、基礎能力を底上げするセメルミン、マモルミン、フエルミンが戦力としては
弱い部類に入るキンに割り振られているのが見て取れる。Lサイズにとって、能力底上げはポイズンブラストより
効果的なものとして捉えられているのだろうか。
オヤスミンについても、侵攻能力が低いキンに対して与えられている。
ナノトルネードは、全体的に基礎能力が高いキンに割り当てられている感触だ。他のわざに比べてやや見劣りする
ひっさつわざで、バランスを取ろうということだろうか。移動速度が少々あるダブルエレキンなら実用に足るかもしれない。
…そして、一番使い勝手がいいダメージ系のポイズンブラスト。
なぜかどれも能力の高いキンが所持している。ポイズンブラストは範囲が広いため、わざと玉を割らずに
相手に玉までのルートを開けておき、誘いこんで炸裂、来なければ悠々と増殖、と言った幅の広い戦法が可能になる。
グンカマキンが持つキリングボムは、グンカマキンが強すぎるので釣り合いを取るためのものか。

……ポイズンブラスト、割とぶっ壊れてるので次回作(?)での調整を望む。


最終更新:2007年08月12日 01:55
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