けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「おさそい」で検索した結果

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  • おさそい
    週末の土日。私と澪は付き合うようになってから、互いの家に寝泊りするのが習慣になっていた。 幼馴染みだし、互いの両親も快く承諾してくれた。 金曜日、今週は私の家に泊まるって事で、学校から制服のまま。澪は私の家に来た。 部屋でダラダラして、晩御飯を食べて、一緒にお風呂に入って、またダラダラして。 私と澪は、暖かい布団の中に居た。 私が夢の中に突入しようとした刹那、パジャマの何か触れた。 澪だった。 私のパジャマの裾をくいっくいっ、と引っ張っていた。 仰向けで寝ていた私は、澪の顔を見た。 「‥なに?」 「‥」 澪は少し沈黙し 「‥なんでもない」 目を閉じた。なんでもないワケは、無い。 私は、澪が誘ってきている事を悟っていた。 付き合う前から一緒に寝る事なんて普通だった。 付き合うようになってからは、する事も覚えた。 ネットで調べたり、友人らとダベりが...
  • 澪×律 別荘地 27
    ... 海沿いの道を歩く おさそい 週末の土日。私と澪は付き合うようになってから、 短編213 「秋山って美人だよな」 隠し事 大学生活にもすっかり慣れたある日。 ハムエッグトースト 日曜日の、朝。 SS224 もう8時半か。 朝ご飯は律澪の味 「ん…」 赤ワイン 今日は、父の日だった。 ロマンス 私と澪は、私の部屋でダラダラしていた。 真っ昼間 その日は、土曜日だった。 SS225 「澪ちゃん、どうしたの?」 昼下がり 土曜の昼下がり。 青ジャージ 学校の帰り。私はちょっと恋人の家に寄ってCD借りて帰ろうと思って。 シンリャク者 日本列島、梅雨真っ只中!!! カンチガイ 最近、律が腑抜けている。 分かち合いたい痛み 大学生活も三ヶ月目を迎えようとしていた頃。 未成年の主張 「‥りっちゃん、緊張してるね!」 さいしょのころ 「…りつー」 普通の晩餐 今夜は、私が食事当番。 素敵な旦那様。...
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    ... おさそい 短編集10 短編213 ハムエッグトースト 朝ご飯は律澪の味 梅雨前線 短編214 ふたりのセカイ 彼女の好きな所 たなばた 短編215 カチューシャと笑顔 イントゥ・ザ・ナイト ...
  • 澪×律 別荘地 27 まとめ1
    ... 41 30   『おさそい』 週末の土日。私と澪は付き合うようになってから、互いの家に寝泊りするのが習慣になっていた。   334 :軽音部員♪  2011/06/17(金) 01 40 13   お邪魔します。 短いけど、色々参考にしてSS書きました。 1レス借ります。 「秋山って美人だよな」短編213 END お邪魔しました…   335 :軽音部員♪  2011/06/17(金) 01 42 18   間違えた… 胸美人てなんだ すいませんでした   337 :軽音部員♪  2011/06/17(金) 06 04 39   335 律「間違ってない、澪は顔も胸も美人さんだぞ」 澪×律 別荘地 26 まとめ3|澪×律 別荘地 27|澪×律 別荘地 27 まとめ2
  • 短編193
    昨晩から降り出した雪は、窓から見える景色を真っ白に染めていた。 暖房のきいた暖かい部屋の中で、私は外で雪だるまをつくるそいつを眺めている 寒いからやめとこうといったのに、あいつはまったく耳を貸さず外に飛び出していった。 大きい雪玉を二つ作り、集まってきた近所の子供たちと共に化粧をほどこす 明るい性格と無邪気な笑顔は、子供心にまったく抵抗を抱かせない。あいつは保母さん向きなんだろうな そんなことを考えて律を眺めていると、ふと目が合い それと同時に手招きしだす。寒いから嫌だって言ったのに だけど私の中にもわずかに残る子供心は、自然と私の足を動かした 「ずいぶん大きいの作ったなー」 「へへーん、私たちの合作だ!」 数人の子供に囲まれながら中心に立ち威張り散らすそいつはまるでガキ大将のよう。 そんな律を見てついつい吹き出してしまうと、子供たちもそれにつられ笑...
  • SS85
    投稿日:2010/05/26(水) 04 43 45 「うさぎとかめ・・・」 部屋の整理をしていて見つけた、古ぼけた絵本 昔、パパの膝の上や、ママの布団の中で読んでもらった、あの絵本 うさぎとかめ・・・内容はご存知のとおり、要約すれば 自分の足の速さにうかれ油断したうさぎを、鈍足の亀が追い抜くという 子供心にも上手くできてるなあと思った、そんなお話。 パラパラとページをめくると、パパやママの温もりと共に 昔も今も、いつでも一緒にいた・・・あいつのことを思い出した 「澪ちゃん!もう大丈夫だよ!」 「うん・・・・ありがとう・・・」 小学生のころ、弱虫で人見知りだった私はいつでも、 どこにでも必ずいるであろう、やんちゃな男子のからかう標的にされていた あの日、私は男子に大嫌いな芋虫を投げつけられて、それが怖くて 仕返しもできないまま、涙を流して...
  • 短編83
    投稿日:2010/02/27(土) 13 45 52 「おーい、何きいてんのー?」 昨年の学園祭での演奏を聴いていると、左耳から律の声が入り込んできた 「ん?去年の学祭のふわふわ」 「あー。ちゃんと聴いてんだな。どれ、私も聴くかな」 そういって律は私の左に座り、外した左耳のイヤホンを自分の左耳にはめた 「ちょ、ちょっと律」 「いいだろー。おさらいおさらい」 そう言って視聴に集中している律。・・・別におさらいすること自体は悪くないし 実際まだまだ演奏に荒削りな部分があるから、むしろ一度全員揃って自分たちの演奏を見つめなおすべき なんて考えもあったけど・・・流石にこの状況でそんなことは言ってられない。 私と律しか居ない部室で、こんなに距離を縮めて同じ音楽を聴くだなんて その・・・なんというか・・・とにかくドキドキして仕方ない 「うーん、やっぱり完璧...
  • SS158
     寒さに身震いして目が覚めた。  ぱちりと目を開いて窓に目をやると、いつの間にか外はもう明るくなっている。 (いまって……何時だ)  そう思って枕元に置いてあった携帯で時間を確認すると、なんともうお昼をとっくに過ぎている。 「……爆睡してたみたいだな」  苦笑しながら長い前髪にくしゃりと触れると、私は隣で眠るそいつに視線を向けた。 「こっちも爆睡だ」  無防備な顔で眠る澪。  そのほっぺたをつんつんとつついてみると、ううん、と鬱陶しそうに顔をしかめた。  眠っている時の澪は、なんだかいつもに比べて少しだけ幼い感じがする。  それとも一緒にいるのが私だから、こんな無防備な顔を見せてくれるのだろうか?  なんて思うのは、自惚れすぎかな。  でも、自惚れちゃうのもしょうがないことだと思う。 (昨日は澪の愛をたっぷり感じたわけだし……)  布団からはみ出した...
  • 髪の長い男の子
    私の悪い癖、夢中になると周りが見えなくなる、時間を忘れてしまうこと。 その日、部活帰りにふらっと本屋に寄ったんだ。 今思えばそれがはじまり。 ちょうどよく読んでた音楽雑誌の発売日だったんだけど、 タイミング悪く、その日に限って財布を忘れていて そうなるとかなり選択肢が絞られてくる というより、一つになってしまう。立ち読みである・・・ 立ち読みしよう!自慢ではないが、あのときの決断力はかなりのものだったと思う 家に取りに帰るとか、その日は諦めるなんて選択肢ハナからないみたいで・・・ 我に返ったのは、閉店間際に店員に声をかけられたとき。 時計を見ればもう十時前・・・慌てて外に出るも、あたりは真っ暗で 僅かな街灯と、時折通る車の灯りがあるばかり。 私にはハードルが高すぎる帰り道・・・なんなら明るくなるまで待つか。 バカ・・・ とりあえず、半ば崖に飛...
  • ROCK!!14
     軽トラックからドラムの入った箱を地面に下ろした。  ドラムセットを運んでもらったはいいが、部室まで二人じゃ運べない。  いくつかに分解されているので、私と澪の二人で運んだとなると二往復はしなきゃならない。  時刻はすでに一時だから、皆を待たせるもな……そりゃ、運ばなきゃ始まらないけど。  去年部室が使えなくなった時、私はキャスター付きの荷台を使って運んでいたのを思い出した。  あれを使えば、少しは楽になるかもしれない。 「澪、私事務室にキャスター荷台取りに行ってくる」 「ああ、あれか。確かにあれがあれば一気に運べるかも」 「うん。だから、ここで待っててくれ」  澪は頷いた。私はあんまり待たせても悪いから、走って校舎の中に入る。  ああ、でも私もう生徒じゃないんだよなあ……。  生徒以外にキャスター荷台貸してくれって頼まれても貸してくれるだろうか。  切羽詰まった様...
  • SS173
    今日は大好きなあいつの誕生日! というわけで、ちょっとしたプレゼントをもってそいつんちに突入したわけだ 「みーおー!」 「ん。どうした?」 どうした?って!まさか忘れてるわけじゃあるまいなー 「これだよ、これこれ!」 これ見よがしに綺麗に包装された箱を見せてやると 「え?なんだそれ」 なんてごまかそうとしちゃってる けど、顔が真っ赤で口調も覚束なくなって・・・ 照れてるのがバレバレなんだなこれ。わかりやすい子でちゅね そんなこんなで澪の部屋にお邪魔して プレゼントを見せてやることにした。 「ほい!じゃあ開けていいぞ」 「うん。その前にお茶入れてくるな」 「何いってんだ!今日は澪の誕生日だぞー!私が入れてくる!」 「そうか?」 澪の家で私がお茶入れるってのもなんか変だけどな。 二人分お茶を用意したらまた...
  • 短編50
    ただいま、お昼。 澪が料理してる。 私は待機、お腹すいた。 「お腹減ったぞー澪ー」 「あと少しで出来るから待ってろ」 エプロン姿の澪のほうをみながら、いってみる。 あと少しってどんくらいだよ〜。 「腹が減っては戦も出来ぬでござる」 「何のキャラだ」 手を忙しなく動かしつつ、それでもちゃんと返事してくれるあたりが澪だなぁ。 うーお腹減った。でも、澪の手料理の前に何か食べるワケにもいかん! 「・・できたぞ〜」 「おー!ごっはん、ごっはん!」 「ほら。そこ、片して」 「合点でい!」 テーブルの上を片付けると、澪の手料理が並べられる。 おぉ、うっまそー! 「いっただっきまー・・・あ」 「どうした?」 「澪〜、ちょっちこっち来て」 「あ、あぁ」 手料理を食べる前に。 「一体なん・・んっ」 「へへ、澪へ...
  • 短編170
    投稿日:2010/11/22(月) 01 23 05 私が律の部屋で雑誌を読んでいると、持ってきたお茶を机に置き 律がぴったりと横にくっついてきた。 なぜかというと、それは寒いから。こうして暖をとっているというわけだな 冬の風物詩・・・とまではいかないが、冬になるといつもこんな感じ。 「なに読んでるの?」 「さっきお前が読んでたの」 「おー。写真が多めでいいだろぉ」 「私はインタビューのが好きだな」 この密着状態で非常にどうでもいい会話を繰り広げる 顔が近いから耳に息がかかってくすぐったい。 少しすると会話も途切れ、若干の沈黙が広がる その沈黙に若干浸っていると、私の肩を軽く叩き 律が尖らせた口をこちらに向ける 軽くため息をついたあと、その口を味わってやると そいつは頬を赤くし、嬉しそうな表情を広げた。 ここまで全部「いつもこ...
  • 短編174
    投稿日:2010/11/22(月) 22 38 08 まったく、澪が悪いんだ 今朝も澪のせいで遅刻しそうだ 澪が夢に出てきたせいでベッドから出られなくなった 澪にもう一度会いたくて二度寝してしまった まったく、澪が悪いんだ 澪のせいで朝ごはんも食べれなかった 「いつものとこで待ってるぞ」なんてメールくれるから 私の心はウキウキしてもうご飯も食べていられない まったく、澪が悪いんだ 澪のせいで朝から汗だくだ でも澪が待っててくれるって思ったらもう駆け足がとまらない お陰で息も切れ切れだ 「みーおー」 もうすぐ、この坂を上れば澪が待ってる 朝寝坊したのも、朝ごはん食べれなかったのも、朝から汗だくなのも、全部全部澪のせいなんだからな それでも澪が見えたとたん全部吹っ飛んでうれしくなっちゃうのも澪のせいなんだからな 「律ー、おそいぞー...
  • 短編189
    勉強教えてくれって泣きついてきておいて結局これか 受験勉強でどうしてもわからないとこがあるからと律が泣きついてきたので 渋々教えてやることにした。 現在23時30分。その張本人は私のベッドで熟睡中。これっておかしいよな? 「こら起きろバカ律」 律の肩をゆすって起こそうと試みる。 「んみゅ…みおー?」 「みおーじゃない。起きてもう少し勉強しろ」 「んーみおすきー」 「なっ何言ってるんだ!寝ぼけてるのか?」 聞くまでもないな。ようやく上体を起こしたもののまだ半開きの目をこする 律の姿を見たら誰もが寝ぼけてると思うだろう。誰にも見せる気はないけど。 「えへへーみおーぎゅー」 「ちょ!こら!律!」 律が私に思いっきり抱きついてくる。いつになく甘えん坊だな。 「もーしょうがないな」 抱き返して背中をさすってやるととっても気持ちよさそうにする律。 「みおだいすき」 ...
  • SS219
    私はスーパーで腕組みをして思案している。 ちなみに私は今、凄く怒っているのだ。 事の発端は誰あろう私の嫁だ。あ、正確には嫁予定だけど。 『またハンバーグか。律もけっこうワンパターンだよな』 私が愛情込めてつくったハンバーグに対し、澪はこんなことを いってくれちゃったわけ。これってひどくね? 確かに得意料理であるハンバーグに頼っていた面は否定できない。 しかし、料理人りっちゃんのプライドは傷ついたのだ! 今日は私の嫁を見返してやるべくスーパーに食材を仕入れにきたのだ。 くふふ… 『わあ!すごい豪華だなりつー』 『おいしい!おいしいよりつぅー』 『ごちそうさま!ありがとう!りつぅ~大好き!』 こうなる予定だ! お、豚肉が安いな。あ、合挽き肉安い!って今日は挽き肉は無し!無し! うーん魚はちまちま骨取るのめんどいからパス。 ...
  • 幸せポイント
     さすがに付き合いも十数年になれば、澪がそれを本気で言っていることは分かった。  彼女のお尻にホクロが三つあることまで知っている私だ、内心は手に取るように分かる。 「“幸せ過ぎて怖い”、……ね」  私は何となしにそう呟いた。  部屋の電気は消されており、視界は真っ黒に塗りつぶされている。体感では、今は深夜の二時くらいか。閉じられたカーテンからは、月明かりも差し込んで来ない。  なのに、私の腕の中で眠る澪だけは、不思議とよく見えた。粉雪みたいに艶やかな白い肌は、まるでそれ自体が光り輝いているみたいだ。 「ん……りつ……」  澪がかすかに寝息を漏らし、無意識のうちにか、体をさらに私の胸へとすり寄せてくる。  一糸まとわぬ澪の肌は、冷えてしまったのか少し冷たい。  風邪を引いてはいけないと思い、私はタオルケットを澪の胸元まで引き寄せる。それから、私も澪の背中に手を回して、...
  • SS222
    気温も上がってきた。六月の夜。 私は、律に、抱き着かれていた。 「んー‥」 モゾモゾと擦り寄って来る、律。 私は、足蹴に出来なかった。 「…」 律は、眠っていた。 すんんんごっく、気持良さそうに。 「‥」 私は、用を足したかった。 「すー‥すー‥」 私を離さない律は、夢心地。 「…」 私は、申し訳無いと思いつつ もみっ 律の、小さめの可愛い胸を揉んだ。 「‥ぃあっ‥!」 律が、ちょっとだけ。感じた。 「‥律?」 「‥み‥お?」 律は、寝ぼけ眼で私を見上げた。 「トイレ、行きたいな‥」 ちょっと、恥ずかしがって伝えた。 「ぁぁ‥」 律は、腕をだらしなくほどいた。 「‥」 私は、ベッドから脱出して ちゅっ 律に、キスした。 「‥‥‥」 律は手足を投げ出して、寝ていた。 私は、トイレへ向かった。 ...
  • 短編22
    私が君を好きになったのは必然だったのかもしれない。 「みおちゃんなかないで」 「んっ…りっちゃん?」 「みおちゃんがなきやむおまじないだよ」 「みお、かぜ大丈夫?」 「もうだいぶよくなったし大丈夫だよ」 「そっか。よかった」 「んっ…かぜうつっちゃうよ」 「みおが早くなおるおまじないだよ」 律は小さい時からことあるごとにおまじないと称したキスをしてきた。 「明日の学祭楽しみだな」 「うぅ…」 「なんだ澪。緊張してるのか?」 「んむっ」 「へへ。おまじない。明日頑張ろうぜ」 高校生になった今でも同じ。 もう年齢も年齢だし、キスの意味を知らないわけじゃないはず。 いつまでもこんな事続けていくわけにはいかない。 律をこれ以上好きにならないように。 「澪、元気ないね。どうした?」 「律、もうやめよう」 「へ?何を?」 「おま...
  • 朝ご飯は律澪の味
    「ん…」 怠い体を起こしてボヤけた眼をこする 頭がぼやーんとして記憶が定かでない 何だかいつもより体が重いな…っていうか寒い 首を鳴らして肩をグルグル回しつつ ふと横に目をやると 「え」 澪が生まれたままの姿で気持ち良さそうに寝息を立てているではないか 「うわっ、ちょ…」 気付くと私も真っ裸でシーツ一枚がギリギリ大事なところを隠しているだけの状態だった 昨夜何がナニがあったのかと一人でアタフタしているうちに澪はうめき声と共に目を覚ました 「あ…」 「…おはよ、りつ」 寝ぼけて半目の澪の顔を見て私は顔を真っ赤にする 澪さん、早くそのたわわと実った二つの果実をしまって下さい 「お、おはよ、澪」 「ふぁ…あ~」 まだ寝ボケてるのか、いつもだったら「どこ見てんだ律!」とか言いながら拳で殴ってくるのに 今朝の澪...
  • 短編147
    投稿日:2010/10/06(水) 22 33 39 「・・・なんだよそのかっこ」 律に貸した教科書を返してもらおうと2組の教室に行くと そこにはおかえりなさいませご主人様とでも 今にも言い出しそうな格好をしたそいつがいた 「言ったじゃん!2組の出し物は仮装喫茶なんだよー」 それは聞いてたけど、なにもメイド服着なくたっていいだろ。 というか律はそういう出し物では大抵裏方に徹するもんだと思ってた・・・ 「いや、みんなが着ろ着ろってうるさいからねー」 確かに律って押しに弱いところあるもんな。ノリがいいから相手が多数なら尚更 しかし、なかなかどうして・・・みんなが着ろっていうのもわからないでもない 正直な話、ちょっと・・・いや、かなり似合ってると思うぞこれは。 若干落ち着かない気分になるのはなんでだろう 「しかも髪も下ろそうな...
  • SS118
    投稿日:2010/10/24(日) 03 43 54 「くしゅんっ」 思わずくしゃみが一つこぼれた 10月も終わろうとしている中、あの猛暑が嘘だったかのように 街はヒンヤリとした空気を纏いはじめる そうだ、今年ももうすぐ冬が来るんだ・・・ 冬は好きではない。だからって夏が好きってわけでもなくて 春とか秋とか、そういう暑くも寒くもない季節が好きなんだよな 過ごしやすいもん ところで、毎年寒くなってくると これが恒例と言うが如く、あいつはペタペタとくっついてくる 「おはよーみーお!可愛いくしゃみだったなあ」 どこからともなくにょいっと現れて、私の肩に手を回しくっついてくるそいつ 最近ではこの行為にも、どこか季節のにおいを感じるようになってきた。 「毎朝くっついてくるなよ」 「澪しゃんが喜ぶと思ったんだよー」 そり...
  • SS99
    投稿日:2010/07/27(火) 14 20 38 「りっちゃんってさ、弱み見せないよね」 それは何気ない唯の言葉が始まりだった。 部室に集まっていた律を除く全員が「ああ」と同意した。澪は小さな声で 「そうだな」と答える。遠い記憶を手繰り寄せてみても確かにあのに律が弱みを見せたことは殆ど無い。でもそんな律の弱みを知っているのが自分だけだと いうことに気付いて澪は少しだけ嬉しくなった。 「律先輩、怖いもの知らずって感じですもんね」 「澪ちゃんみたいに怖い話とか痛い話も平気だよねー」 「りっちゃんの弱いものってなんなのかしら?」 そんな会話が続いた後。突然唯は立ち上がった。 「よし、今から『りっちゃん隊員弱点探し』を決行しますっ!」 はあ!? 澪が呆れて練習を放り出して今にも出て行きそうな唯を止めようと紬と梓に 目配せした。しか...
  • 短編71
    投稿日:2010/01/05(火) 05 53 49 電気の消えた部屋、ベッドに横たわる私と君。 直接肌に感じる、君の息遣い。 優美に整った君の顔を間近で見ている 寝顔でもその美しさは色褪せない 今君はどんな夢を見ているの?君の夢に私は顔を出しているのかな 何で君が目の前にいるのに、私はこんなに寂しいの? こんなに気持ちよさそうに、幸せそうに寝ている君を、 実質独り占めしているのに。何で満たされないのかな? ああ。やっぱり駄目だ…涙はうまく操れない 私は君をいつも見ている けど、君はたまに上の空。もっと……みてほしい 別の人、物のことなんか考えないで 私のことだけ考えて…… 「りつぅ……」 そんな歪んだ愛を頭の中に張り巡らせているとき、 小さい口から発せられる私の名前 ……そうなんだ……ごめんね。君は夢の中でも私を見ていてくれて...
  • 澪×律 別荘地 16
    トップページ 澪×律 別荘地 16 SS一覧 澪×律 別荘地 16 まとめ1 澪×律 別荘地 16 まとめ2 題 1行目 短編138 ○月○日(日) 短編139 気温も下がり、季節はすっかり秋 短編140 「ポッキーゲーム、しようか」 SS110 特に用事はなかったし、拒否権もなさそうだったので渋々ながら律の家に行ってみる。 短編141 りつのかんさつにっき 2ねん1くみ あきやまみお SS111 「い、いらっしゃ……って、秋山さん?」 短編142 部活からの帰り道 SS112 香りのいい紅茶を楽しみながら、特に何をするということもなく、 SS113 澪はああ見えて甘えるということをしない。 短編143 家を出る時にママは言った 短編144 「私達男女だったら付き合ってたかな~?」 短編145 「雨、すごいな」 SS114 本当に今日はついてない SS115 「…ふぁ...
  • 短編77
    投稿日:2010/01/21(木) 21 26 09 ここ・・・どこだっけ 見慣れない天井 少し痛い背中 聞こえてくるいくつかの寝息 ああ・・・唯の家だ。ライブの後結局泊まったんだっけ・・・ あれ、毛布かけてある。憂ちゃんかな・・・ほんとに出来た子だ 寝ぼけ眼で横を見ると、見慣れた少女がおとなしく寝息を立てていた その寝顔に眠りにつく前の出来事を思い出す 澪に面と向かって「ありがとう」だなんて言われるの初めてだもんなあ・・・ ついつい恥ずかしくなってその発言を受け流してしまった 本当は、私も伝えたかった …今で良いかな・・・ちょっとずるいかな …でもやっぱり起きてるときじゃこっぱずかしくて言えなさそうだ 今しかないな 私も、今年・・・いや、去年か。 去年は本当に楽しい一年だったよ。 新入部員も入った・・・二回目の合宿にも行った 風邪を...
  • スコール
    「律ー」 「なに?」 「そんなカッコで寝てると、風邪引くぞ?」 「んー‥」 律は、生返事でゴロン、と寝返りを打った。 今日は、雨に降られた。 まず、登校中に降られて。 学校着いてから、先生の承諾もらって、ジャージに着替えて。 次は、下校中に降られて。 突然のスコールで、律の家に逃げこんで。 帰るに帰れず。 ママから「そのまま泊まらせてもらいなさい。律ちゃんの母さんにも連絡したから」ってメールが来て。 私は、律の家に泊まる事になった。 別に、特別な事じゃない。 幼馴染みだし、前からお泊りしてたし。 恋人同士になったって位、か。変わったと言えば。 で、私と律は晩御飯を食べて、おフロを済ませて。 律の部屋に居た。 律はパジャマ姿でゴロゴロしていた。 「律ー」 「なに?」 「そんなカッコで寝てると、風邪引くぞ?」 「んー...
  • 16-549
    「犬ってい言うのはな、ご主人様に忠実じゃないといけないんだぞ。」 そんなことを私の頭上に乗っかる物体に言ったって当然聞きやしない 「わたしここすきー!」 返事になっていない返事を返すと、律ワンは私の髪の毛に顔をグリグリこすりつけてくる 嫌ではないけど、ここで甘んじてはペットに対する教育がまるでなっていない。 少し強引ではあるが、私は頭に乗っかる律ワンのお腹をこしょこしょとくすぐった。 頭上にいる律ワンのお腹をくすぐるのは至難の業かと思われたが、意外と弱いらしく 指をチョコチョコ動かすだけで「きゅうん」とかわいい声を上げコテンと私の頭から転げ落ちてしまった。 落下して仰向けになった律ワンのお腹をさらにくすぐると、イヤイヤ!と言いながら しっぽをプルプルふるわせて悶えている 上の口はそういっても下の・・・みたいなことかな。 可哀想になっ...
  • 短編165
    投稿日:2010/11/18(木) 00 39 51 「嫌い!!」 その一言が言えたらどんなに楽なんだろう。 テスト前だけ人を頼ってきて、いつも私が嫌がるのにホラーDVD 持ってきて。人が怯えてると悪乗りしてきて… でも、私がさわこ先生の執拗なコスプレに怯えてしがみつくと 結局何もいわずにそのままでいてくれて… 犬に怯えてしがみつくとしかたなさそうな表情で受け入れてくれて 縋ってみても突き放されたり受け入れられたり… 全く律って行動がいちいち衝動的なんじゃないか? 違う。そんなの違うってわかってる。 あいつは凄く私を見てて、そして私のことを思ってくれてる。 だからこそ私は無条件に律に縋れる。 そうすれば、今は律に縋っていいのか縋っちゃいけない時なのか わかるから。 だから私は律を信じて頑張ろう。 律が私を突き放す時。私は自分の...
  • 短編68
    投稿日:2009/12/28(月) 03 34 40 澪視点 「律、もっと奥寄って」 私は律の肩をぐいと押した。 「もー無理だって。澪しゃん」 律は苦笑しながら体を縮める。 「ていうか、シングルベッドでくっつかないようにするほうが難しいと思うよ」 さらに苦笑しながら律が言う。 そもそも何故狭い思いをしながら一つのベッドに寝ているのかというと…。 普段はお互いの家に泊まるときは来客用の布団を出して寝ていた。 長い間それが習慣化していて一緒のベッドで寝るなんて考えもしなかったのだ。 事の発端は律の一言。 「2人一緒に寝たらあったかいんじゃないか?」 布団出す手間もないし、なんて付け加えながら。 ホントは後者が本音なんじゃないか?と思いつつも、 私も別に一緒に寝るぐらいいっか。と特に拒否する理由は浮かばなかった。 ベッドに入るまでは。 ………かっ...
  • 短編82
    投稿日:2010/02/26(金) 21 45 14 昼間に寝すぎちゃったから 心配事があるから  …好きな人が傍に居るから なかなか寝付けない夜、左手が少し疼いている。 今の思いを、言葉にしたくて 横で眠る少女を起こさないように静かにカーテンを開けると、 明るい月が私の視界を広げる 雲がまばらな夜空は、少し眩しくさえ思えた。 「・・・・よし」 カバンからノートとシャーペンを音をたてないように取り出し、私の気持ちを綴りだした できるだけ何も考えないよう、脳が下した指示に左手をただただ従わせる 大好きなあの人を想う少女の詩 この詩の中の少女が想う相手が誰かは、私にはわからない ただ、この歌詞を書いている私にとっての・・・大好きなあの人。 その人はすぐ隣に居て、呑気に寝息を 「ん・・・みぉ・・・?」 おっと、起こしちゃった。月の光に魅せられて自分の世界...
  • SS79
    投稿日:2010/05/01(土) 23 12 39 女の私が見ても、本当にきれいだと思う。真っ直ぐ伸びた黒髪。それを時折かき上げるしぐさ。クールな横顔。特に作詞してる時の横顔はヤバイ。寝転がって雑誌を読むフリをしながらずーっと眺めちゃう。ファンクラブができるのもしかたないのかもな。それをからかいのネタにもしたけど、少しうらやましくもあったし、嫉妬したりもした。あと、少しだけ誇らしかった。 でも、今は違う。 怖いのだ。どうしようもなく怖いのだ。 これ以上澪のこと、他の人に知られたくない。見られたくない。近づいて欲しくない。私以外は。 小学校の頃から引っ込み思案で弱虫で、頼まれたら断れない彼女を私が側にいて守らなきゃって思ってた。澪が泣いたら飛んでいって、はげまして、手をつないで。そんな私を澪も信じてくれて、いつも側をくっついてきてくれた。 けど、あの日。高校...
  • 澪×律 2 まとめ2
    澪×律 2 まとめ1|澪×律 2|澪×律 2 まとめ3   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1255611422/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 2 350 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/10/22(木) 23 46 30 中学1年生入学式後 律「澪!一緒帰ろ♪」 ギュッ 澪「わわっ」 パッ 律「へ?」 澪「ちゅ、中学生にもなって手繋いで帰ったら恥ずかしいだろ!」 律「えー…」シュン 澪「…っ! ま、まぁ、今日はまだ入学したばっかだし、いい、かな」 律「マジ?やたっ♪ ね、帰りにコンビニ寄ろっ!」 ギュ〜ッ 澪「〜〜っ」 澪「そんな可愛い時期が律にもありました」 律「失礼だな」 紬「続けて」   361 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/10/23(金) 07 30 23 こいつらが添い寝...
  • 短編8
    「おーいみんなもうすぐ年明けだぞ〜。…って寝てるし!!」 「ちょ…肝心な時に寝てどうすんだよ!?」 「あ…年明けた」 ってな具合にカウントダウンはグダグダに終わってしまった。 まっ、いっか。みんな気持ちよさそうに寝てるし。 澪も私もまだ眠くなかったから炬燵に入り、しばらくは今年の豊富や宿題の話など他愛ない話をして過ごした。 「あっ、忘れてた」 「何を?」 「明けましておめでとう。今年もよろしく律」 そうだった。何となく明けてしまったから言うのを忘れてた。 「こちらこそよろしくな澪」 軽音部のみんなで交わすはずだった挨拶を先に澪と二人で交わした。 何だかおかしくて二人で笑いあった。 「ふわぁ。そろそろ寝るか」 「そうだな」 私達は向かい合って横になった。 澪が私の顔を見てクスリと笑う。 「なんだよー」 「いや、律の顔見て寝たらいい夢見...
  • 短編18
    「いぇい! あたしだよん・・・、寝てんのか」 文化祭開けの学校を澪が休んだ。メールで体調を崩した、と。 ムリないよな。劇で主演を演じて、ほとんど眠らないで ライブでヴォーカルなんてさすがにキツイよな。特に澪には。 というわけで今日は部活を休みにして和のノートとムギのお菓子を持って 来てやったのに澪はこちらに背中を向けて眠っていた。 「熱は・・・なさそうか」 すうすうと薄い唇から漏れるリズムはいつもの感じ。整った横顔を見つめていると きれいだな、とうかつにもぼんやりしてしまう。 「でもジュリエットはあたしが選ばれたんだからなー」 腰を下して背中を見つめながらムギのお菓子をつまむ。 「ロミオが澪でよかったよ」 「澪じゃなかったらジュリエットになりきれなかっただろうし・・・ うんにゃ、その前に断ったか」 「あたしも澪がいないと・・・さ、なんだか気があうっていうか・・・...
  • SS121
    投稿日:2010/11/01(月) 02 54 17 もう時間は深夜の一時 草木は眠り、町の明かりもその目を閉じようとしているころ 光を煌々と照らし、ベッドの中で二人語り合う私たちがいた その話題は、さっき見つけたアルバムのこと。 部屋の整頓をしていたら見つけた!と律が持ってきたものだ それは一ページ開いただけで、 忘れかけていたあの日のことを思い出させてくれる魔法の書・・・なんてな。 ベッドに入り律と一緒にそれを眺めていると、不思議なくらいのスピードで時間は進む・・・ 公園で空き缶をドラムに見立て叩いている幼い律・・・それを見ている幼い私。 夏の日のことだろうか?同じ布団に眠る私たちを撮った写真・・・律はやっぱり毛布跳ね除けちゃってる その下に貼ってあるのは、次の日の朝の様子みたいだ 豪快な日本地図の描かれたシーツの前で大泣きする...
  • SS227
    「はー…なにやってんだろ」 もう今日だけで数え切れないほどのため息と、繰り返す罪悪感。 今週立て続けに自分の凡ミスのせいで仕事が回らなくなった。 せっかくの週末を喜ぶ気力もなく、来週明け早々取引先に頭を下げに行かないといけない。 「学生時代に戻りたいなぁ」 勉強しなかったら自分に降りかかってきただけなのに、今は職場のみんなと取引先、さらに向こうに広がるお客様にまで広がる、プレッシャー。 アパートに帰る間に一人また一人と同じような背中の会社員たちと別れてく。 いつの間にかすっかり体に馴染んだスーツからぶら下がる鞄には、持ち帰った仕事。片手にはせめてもの慰めで買ったケーキ。 ダメだダメだ。 アパートの階段を登る直前、気合いを入れなおす。家には笑顔で帰るんだ。 「ただいまっ」 「おっかえりー!」 エプロン姿の律がいそいそと迎えてくれて、靴を脱...
  • 短編149
    投稿日:2010/10/08(金) 03 05 57 ああ、無気力。何もする気が起きない 嫌なことがあったわけでもないのに、胸の奥は正体のつかめないモヤモヤで満ちている 今日が休みでよかった・・・平日だったら学校まるまるサボってるところ とはいえ貴重な休日にこうしてボケッと寝てるなんてのもどうなんだろうな 喉渇いた・・・そうだ。 昨日買ったペットボトルのお茶が余ってるはず、そう思ってカバンを漁る 完全に温くなった四角柱を掴んで持ち上げるとアラびっくり、まだ未開封じゃないか なんで買うだけ買って飲まなかったのか・・・そんな自問自答を繰り広げお茶を一口 そのあとはまた天井とにらめっこ。あー、なんだろう。なにかしたいのになにもしたくない 少し目をつぶる・・・するとなんかグニャグニャした空間にいるような感覚に陥り、 気分が悪くなってきたので目を開き寝返りを打つ ...
  • 短編134
    投稿日:2010/09/02(木) 20 56 45 「転校、することになったんだ」 小石を蹴りながら、何とでもないようにそいつは言った。  それは中学二年の少し肌寒い日だった。あと二、三日すれば春休みで、 ついさっきまで「春休みは一緒にあそこ行こう」「あれやらない?」と話していたところなのに。 「てん、こう?」 私は律の突然の告白に頭がついていけず、その場に足を止めた。動けなかった。 律も少し先で立ち止まり、振り向いた。 冗談だと思った。 いつもみたいに私をからかってるんだと思った。 だって、さっき三年生も一緒のクラスになれたらいいなって。 だから私は笑い飛ばそうとした。けど、振り向いた律の顔は今まで見たことないくらいに真剣で。 「……、嘘、でしょ?」 ねえ律、嘘だって。 「んなわけないだろ」って笑ってよ。 ...
  • 短編141
    投稿日:2010/09/25(土) 00 47 51 りつのかんさつにっき 2ねん1くみ あきやまみお 8がつ1にち はれ じゆうけんきゅうのために、となりのクラスのりつをかんさつすることにしました。 りつはしゅくだいもせずにあそんでばっかりいます。 8がつ2にち はれ りつをプールにつれていきました。 おどろくほどきふくのないからだで、およぐのにてきしているなぁと思いました。 8がつ7にち くもり りつがあさあそびにきて、いっしょにゲームをしました。 わたしはゲームがにがてだけど、りつはわたしが4かいに1かいはかてるようてかげんをしてくれました。 「ぐうぜんだ、ぐうぜん!つぎはまけないぞ」と言うけれど、わたしにはわかっています。 いがいとかのじょはやさしいのです。 8がつ21にち たいふう りつがわたしのおうちにあそびにきているとき、たいふうがきました...
  • 短編57
    窓の外からは、ちゅんちゅんと鳴く小鳥の声と、バイクの音が聞こえた 横からは、規則正しい寝息が聞こえる ああ、もう朝か。 体を起こし枕元の時計を見ると、ちょうど目覚ましのベルが鳴り出したので、慌ててそれを止める せっかく律がこんなに気持ちよさそうに寝ているのに、起こすなんてとんでもない それに今日は土曜日・・・・別に早く起きる必要ないもんね。 そう思いながら、横で前髪を乱しながら寝ている律の顔を見つめる そうしていると何か不思議な感情に駆られ、気付けば律の頬に口付けていた あれ?何やってるんだ私・・・そうは思うけど、寝起きの脳に自制心がまともに根付くはずもなく 今度は前髪を優しく手ですくい上げ、少し汗で湿ったおでこにキスを一つ 先ほどとは反対側の頬、首筋にも一つずつキスを落とした まずい・・・このままじゃ起きちゃう。と思っていると、重く開かれたまぶたから覗く律の目と私の...
  • 分かち合いたい痛み
    大学生活も三ヶ月目を迎えようとしていた頃。 HTTの練習終了後。 「ふぅ‥」 澪が、あぁ疲れた‥とばかりにペタン、と床に座り込んだ。 「おぅ…」 見慣れない光景に思わずたじろぐ唯。 「澪先輩!?」 梓も見慣れない光景に声を上げた。 「澪ちゃん‥」 ムギは、澪の様子から逸早く理由を察知したようだった。 「‥みおー」 私はドラムセットの椅子から立ち上がり 「大丈夫か?」 澪の目の前に膝を突いて抱き締め、背中をさすりながら聞いた。 「あぁ‥」 澪は、溜め息混じりに答えた。 「‥澪ちゃん、だいじょうぶなの?」 唯が心配そうに覗き込んできた。 「大丈夫‥」 澪は返事をすると、私に立ち上がるように促した。 私は澪の身体に腕を回したまま、立ち上がらせた。 「澪先輩‥どうしたんですか?」 梓も、とても心配そうな表情だった。 「大丈夫‥ただの、生理だから‥」 ...
  • シャボン
    大学生活もだいぶ慣れてきた。 慣れない新生活に最初はスケジュールを組むのも一苦労だったが、やっと休日を取れるくらいまでになった。 私と澪は、終日オフの日。一緒に、ふたりきりで、過ごしていた。 天気は、雨だった。 「雨…だね」 「あぁ…」 私は返事をして、ソファに深く沈んだ。 「折角の、休みなのにな…」 澪は残念そうに呟いた。 「澪」 「ん?」 ちゅっ 私は振り向いた澪にキスをした。 「なんだよ…」 「キス」 澪は頬を赤くした。 「…律」 「何?」 「おなか、空かないか?」 「…うん」 そういえば、中途半端に昼前に起きて。 何も食べないまま、午後になっていた。 「パスタでも、作ろっか?」 「うん」 澪の言葉に私が頷くと、澪はキッチンへ消えて行った。 そう...
  • 短編56
    修学旅行!やっぱり学生としては外せない行事だな! 昼間は町を回っておおはしゃぎ。澪の怒鳴り声とゲンコツもたくさん降りました。主に私に そんなこんなで夜、恒例の枕投げももちろんやったぞ! しかし最初は唯と私、澪とムギ陣営だったのが 途中から唯・澪・ムギ対私になってたのは不可解極まりなかった・・・ムギの投げた枕は痛かった そこに途中で何故かさわちゃんまで乱入し、いつのまにかクラスのみんなも集まってきて・・・ そんなこんなで、教育指導の先生の叱咤が飛ぶまではまさに宴会状態でした。 さわちゃんももちろん追放。この先の展開も楽しみだ そしてお布団に入り、形式上は就寝タイム。ただここですんなり寝ることを唯やムギは許すはずも無く・・・ 「ねえねえ!暴露ゲームしようよ!」 「ばくろげーむ?」 名目はどうあれ、共に行動することで仲を深めた班員たちによる赤裸々告白大会 これも修学旅行の...
  • 短編209
    夢に律が出た。二人きりで遊んでる夢だった。凄く楽しかった。 目が覚める。目の前の律の写真におはようの挨拶をする。朝食の目玉焼きにケチャップで名前を書いた。りつの。 洗面台にも、着替えの時にも、律写真は手放さない。 待ち合わせ時間より、早めに出る。 携帯の待受律を眺めながら時間の確認。 10分くらい遅れて律はきた。 今日の初生律。今朝も律は可愛い。 取り留めのない会話をしながら、学校に向かう。 歩行中なので、視界の端の律を逐一脳裏に焼き付ける。 クラスが違うので、階段の前で律と別れる。 この時が未だ慣れない。 次会えるのは放課後。早く放課後にならないかな。 1時間目、英語の授業を受ける。 今律のクラスは数学だったはず。 ちゃんと真面目に受けてるのかあいつ。 それから、昼食は和と一緒に食べる。 律の好きなおかずを頬張って。 和と話するときはうっかり...
  • おめでとう
    今日は、8月20日。 明日は、私の誕生日。 明日の日中は、軽音部の皆で私の誕生日パーティー☆ 明日の夜は、家族が私の誕生日を祝ってくれる。 その後は………恋人と、二人きり。 まぁ、今夜も。恋人と二人で居るんだけど。 場所は、寮の私の自室。 いつもなら、澪の部屋で軽音部の皆でダベってんだけど 「今夜は、明日のじゅんびがあるから!!」 って。我がバンドのギターヴォーカルが集合を断った。 伴って、暇になった私と澪はたまには、と私の自室でダラダラしていた。 いつものように。適当にCD流しながら、互いに雑誌を読んでいた。 「みおー」 「ん?」 「私の誕生日プレゼント、決めたかー?」 「決めた」 「なになにー?」 「今言ってどうするんだよ‥」 「知りたいじゃーん」 「だから、誕生日プレゼントってさ。そういう物じゃないだろ?」 「そうだけどさー」...
  • 澪×律 別荘地 8 まとめ1
    澪×律 7 まとめ1|澪×律 別荘地 8|澪×律 別荘地 8 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1270984743/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 8 1 :軽音部員♪  2010/04/11(日) 20 19 03  けいおん!!の幼馴染なリズム隊を見守るスレ   12 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 01 27 46 次回はそれほど絡みはないかな まぁ一緒に画面に映るだけでニヤニヤするから別にいいんだが   18 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 03 47 10 ほら、次回予告にもバッチリだから安心しろ   19 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 12 11 48 ガタンッ 澪「律!最近お前冷たくないか?!キスも控え目だし!うちにきても泊まらな...
  • 短編135
    投稿日:2010/09/03(金) 18 34 06 チュン チュンチュン 「朝か…」 私にしては珍しく早く目が覚めた 隣で気持ち良さそうに寝息を立てている澪を起こさないようにそーっと起きて腕のストレッチ さすがに一晩中腕枕はかなりキツイ… 澪が喜ぶからついついしちゃうんだけど 「ん…りつ…?」 「あ、起こしちゃった?」 「んー、律枕無くなったから…」 可愛いなぁ、もう 「もっと寝てなよ」 「律も寝ようよ」 甘えんぼな澪は珍しい そうとなれば、リクエストに応える他私には選択肢が無い 「…さすがに裸だと寒いな」 「あー、パジャマあるけど着る?」 「律がくっついてくれたらいらない」 照れとか嬉しさでどうしようもなくなって 萌え萌えキューン!と叫びたい衝動を抑え澪の胸に飛び込んだ 「みおー!」 「ふふ、なんだよりつー」 「大好き」 「うん、大...
  • 澪×律 別荘地 23 まとめ3
    澪×律 別荘地 23 まとめ2|澪×律 別荘地 23|澪×律 別荘地 24 まとめ1   790 :軽音部員♪  2011/03/13(日) 15 15 56   「カレー食べたい」SS199   791 :軽音部員♪  2011/03/13(日) 15 17 27   「澪が私の作ったご飯食べたいっていうの、珍しいよな」SS199 こんな時は、だらけみおさんでなごみ隊。   801 :軽音部員♪  2011/03/13(日) 22 16 03   さて停電でりっちゃん澪ちゃんはどうするのかな   802 :軽音部員♪  2011/03/13(日) 22 30 26   暗くなっちゃって怖がる澪ちゃんを律っちゃんが慰める展開に…   803 :軽音部員♪  2011/03/13(日) 22 52 57   真っ暗になってもりっちゃんは澪ちゃんがどこにいるかとか、澪ちゃんの...
  • SS160
    その朝、りっちゃんが私のお家に来ました。りっちゃんは私の顔を見ると「メリークリスマス、澪ちゃん!」と言いました。 私は不思議に思ってカレンダーを見たけれど、やっぱり日付は12月26日で、クリスマスは昨日です。 実際に、昨日の夜私はパパとママとツリーの飾りつけをしたり、ケーキを食べたりしました。 朝起きると、今年もサンタさんはちゃんと私のお家に来たらしく、枕元にはプレゼントが置いてありました。 だから私はりっちゃんが「メリークリスマス」なんていうのがとても不思議でした。 私はりっちゃんに聞きました。 「りっちゃん、クリスマスは昨日だよ?りっちゃんは昨日の夜、パパやママとクリスマス会やらなかったの?」 するとりっちゃんは「やったよ」と答えました。 私はますます不思議になってしまい、その表情が顔に出たのかもしれません、 りっちゃんは「ちょっと待っててね」といい、背負ってい...
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