けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「おまじない」で検索した結果

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  • おまじない
    ...い虫付かないように、おまじない」 「悪い虫って、その為の指環なんだけど…」 「指環見せても寄ってくる男がいるかもしれないでしょ?だから、おまじない」 澪はそういうと私の首筋をちょん、とつついた。 「…まさか!」 私は、立ち上がり洗面所へ走った。 鏡の前で私は叫んだ。 「澪―――!!」 私の首筋には、くっきりとキスマークが刻まれていた。 「なにしてんだよ!?」 澪を怒鳴り付けると 「ん?キスマーク」 澪は、缶チューハイ片手に御満悦だった。 「こんな見え見えな所に付けるなよっ!!」 私は澪に詰め寄った。 「なに?見えなきゃ良かったの?」 「ちげーし!!」 「ほら、絆創膏貼っとけばイイじゃん?「虫刺されです」って」 「あからさまだろ!!」 「明日はHTTの練習だし、皆なら分かってくれるって」 「分かってくれる、の意味が違うと思う」 ↓ ...
  • 短編22
    ...みおちゃんがなきやむおまじないだよ」 「みお、かぜ大丈夫?」 「もうだいぶよくなったし大丈夫だよ」 「そっか。よかった」 「んっ…かぜうつっちゃうよ」 「みおが早くなおるおまじないだよ」 律は小さい時からことあるごとにおまじないと称したキスをしてきた。 「明日の学祭楽しみだな」 「うぅ…」 「なんだ澪。緊張してるのか?」 「んむっ」 「へへ。おまじない。明日頑張ろうぜ」 高校生になった今でも同じ。 もう年齢も年齢だし、キスの意味を知らないわけじゃないはず。 いつまでもこんな事続けていくわけにはいかない。 律をこれ以上好きにならないように。 「澪、元気ないね。どうした?」 「律、もうやめよう」 「へ?何を?」 「おまじない」 「……何で?」 「やっぱり、キスは恋人同士がするものだろ」 「へー…もしかして澪、好きな奴でも...
  • 澪×律 別荘地 25
    ...ぶ巡礼地だって!」 おまじない すっかり慣れたキャンパスライフ。 SS214 今まで何度も歩いた、学校から家へ至る帰路。 SS215 とある休日の昼下がり、私の家に駆け込んできたのは半泣きの澪だった。 カレシ 最近、歌詞を書けなくなった。 ラブホ 大学生活にもだい}ぶ慣れた頃。 ローソン 大学入学間もなく。五月のある日。 休日 私と澪は、ローソンで買い物をした。 休日の夜 私がぼーっと部屋の天井を眺めていると ハジメテ 「…みお………いいか?」 SS216 中学時代 雨の日 日曜日。なのに雨。 シャボン 大学生活もだいぶ慣れてきた。 SS217 澪「なありつーオセロやらないかー?」 ツインテール 「みおー」 ポニーテール 律は、今日も私の髪で遊んでいる。 13日の金曜日 今日は、大学生活最初の13日の金曜日。 SS218 澪(律をギュっと抱きしめてみたい…) 14日の土曜日 14日の...
  • SS242
    ...とその前に勇気の出るおまじないだ」 チューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 澪「///もう、最近長いよ//でも、ちょっと勇気が出た//」 唯「律っちゃーん、屋上の扉ずっと開いてたよー」 律澪「!!!」ビクッ 律「ずっと見られてた!?」 圭子「皆わかってるよ。だって澪ちゃんが結婚するんだったら相手は律っちゃんしかいないじゃん!」 潮「そうだねー」 三花「夫婦でしょ?守ってあげなよー!」 圭子「で、夜はどっちがボケでどっちがツッコミなの?」 律「夜も漫才師か!」 澪「  」チーン 律「澪が気絶してる・・。ていうか、すでにクラス公認ってこと?」 和「さっきのキス、ちゃんと写真に撮っておいたから、ライブの写真と一緒に後日焼いてあげるわね」 姫子「後で一枚ちょうだい」 和「O...
  • 澪×律 別荘地 25 まとめ2
    ... 09 38   『おまじない』 すっかり慣れたキャンパスライフ。私と澪は大学入学と同時に同棲………もとい。ルームシェアを始めた。同時期に私は居酒屋の厨房、澪は喫茶店のバイトを始めた。HTTの練習・ライヴ活動等、中々に忙しい日々を送っていた。   412 :軽音部員♪  2011/05/05(木) 23 11 01   澪は「ニッコニコ」を絵に描いたような笑顔で指環を自慢し始めたそうだ。自慢、というか、ノロケ話か。おまじない   413 :軽音部員♪  2011/05/05(木) 23 14 47   「結婚指環でしょー?それ」おまじない   414 :軽音部員♪  2011/05/05(木) 23 19 36   その夜。おまじない   415 :軽音部員♪  2011/05/05(木) 23 22 35   「まったく…」おまじない   423 :軽音部員♪ ...
  • 澪×律 4 小ネタ
    ...みおちゃんがなきやむおまじないだよ」 「みお、かぜ大丈夫?」 「もうだいぶよくなったし大丈夫だよ」 「そっか。よかった」 「んっ…かぜうつっちゃうよ」 「みおが早くなおるおまじないだよ」 律は小さい時からことあるごとにおまじないと称したキスをしてきた。 「明日の学祭楽しみだな」 「うぅ…」 「なんだ澪。緊張してるのか?」 「んむっ」 「へへ。おまじない。明日頑張ろうぜ」 高校生になった今でも同じ。 もう年齢も年齢だし、キスの意味を知らないわけじゃないはず。 いつまでもこんな事続けていくわけにはいかない。 律をこれ以上好きにならないように。 「澪、元気ないね。どうした?」 「律、もうやめよう」 「へ?何を?」 「おまじない」 「……何で?」 「やっぱり、キスは恋人同士がするものだろ」 「へー…もしかして澪、好きな奴でもできたの?」 「…うん」 なんだよそれ? ずっと、澪が私を好きなるお...
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    ... おまじない SS214 SS215 カレシ ラブホ 休日 休日の夜 ハジメテ 雨の日 シャボン SS217 ポニーテール 13日の金曜日 SS218 ペット おあずけ ...
  • SS223
    ...よし、私が元気の出るおまじないをかけてやろう!ほら、ちゅー!」 「いらない」 「ちゅー…」 私の接吻が空を切った。 それから澪はありがと、と呟いて本当に寝る姿勢に入ったようだ。 そろそろ私も寝ようと、瞼を深く閉じた。 突然だが、私が澪にここまで献身的な理由を語ろう。まぁ大した話では無いんだけど。 大学生の頃だったかな、その時に澪と喧嘩した。原因は…忘れた。 といっても私が一方的に怒ってただけなんだけど。 んで、結局仲直りしたんだけど、そのあとにムギから聞いた。 澪は私に嫌われてしまったと思って、寝込んでしまったらしい。 私の前では気丈に振舞っていたのに。 澪はあまりに悲しむと心や身体に支障をきたすらしい。 それから私は過度に澪を傷つけないように徹した。 む、なし崩し的にとかじゃないからな。ちゃんと愛だよ愛。 それがこんなことになるとは思わな...
  • 短編76
    投稿日:2010/01/16(土) 08 00 37 帰り道の夕暮れ。 「澪!」 いつもの明るい声。 そこには毎度のように抱きついてくる律がいた。 律の体温を背中に感じる。 相変わらず慎ましい胸だ。 …だけど、律だからこんな事許せるんだよな。 それが当たり前になってる事に少し戸惑いも感じない訳じゃないけど なんだか少し嬉しくて、切なかった。 なんであんなに思ってんのに… たくさん律の口調とか一生懸命マネしてんのに… ふと思った。 自分が女ではなく、男だったら、と。 …卑猥な思考が頭の中を駆け巡る。 「考えてもしょうがないな」 「? 何がだよ、澪?」 「もし私が男だったら、律との関係ってどうなってたのかなって」 「うーむ、男ねぇ…」 珍しく律が真剣に考えてる。 こんな顔の律、初めてかも。 しばらくしたのち。 「…んぁぁぁぁぁ...
  • 短編161
    投稿日:2010/11/14(日) 22 37 30 律が、ゲームばっかりやっててかまってくれない。 なんだよ、馬鹿律。 そう思いつつ律の後姿を眺める私の目に、さらさらと動く後ろ髪の隙間から律の首が見えた。 ……かまってくれないのが悪い。ちょっとくらい悪戯してやる。 ゲームをしている律に気づかれないように背後にピッタリとくっつく。そして。 「いってえ!!」 すばやく髪を退けて首に噛み付いた。 そんなに強く噛んでないのに、オーバーだなあ。 「ちょ、澪!なにすんだよ」 「ひははい(しらない)」 噛み付いたまま返事をする。 律はそのままゲームやってればいいだろ。 「……わかった、やめるから。離れてちょーだい」 返事の変わりに強く噛む。寂しかったんだからな、そういう抗議も含めて。通じないだろうけど。 「いて...
  • 澪×律 別荘地 18 まとめ1
    ...でこが冷えないようにおまじない、おやすみ」 律 ///カァァ(ドキドキし過ぎて眠れない)モジモジ 澪 スヤスヤ   335 :軽音部員♪  2010/11/05(金) 02 32 11 律「知ってるか?低温やけどを防ぐために湯たんぽにはカバーをかぶせるんだぜ」 澪「雪山で遭難したときは人肌で暖めあうのがいいんだって」 律「……」 澪「……」 律「服を」 澪「だめだ」   339 :軽音部員♪  2010/11/05(金) 04 14 40 澪「律。私来月あたり一人旅に行こうと思って」 律「お、いいんじゃないか」 澪「うん。でさ、最近寒いよな」 律「そうだなー、コートと・・・カイロもあった方がいいよ」 澪「たださ、カイロより湯たんぽがいいんだ」 律「湯たんぽ?古風だな」 澪「湯たんぽだとさ、お湯沸かす手間があるよな」 律「うん」 澪「えっと・・・もういいや。律、お前を湯たん...
  • 猫の日
    投稿日:2010/02/22(月) 17 20 10 「みーお!今日が何の日か・・・わかるよな!」 いつもと変わらず、放課後に律の家でくつろいでいると急に律が問いかけてくる 今日は2月22日・・・別に普通の平日じゃないか?・・・あ! 「そういえば唯が今日は憂ちゃんの誕生日だって」 「ちーがーう!いやっ、別にちがくはないんだけど、その、あれだ」 必死で何かを伝えようとしているのか、拳を握り妙な動きをしている あ、なんか動物っぽい。そういえば前から思っていたけど律って子犬みたいなんだよな 「犬の日・・・か?」 「違うって!惜しいといえば惜しいけどさ・・・ほら、に、にゃ、にゃん、」 にゃん?猫か 「猫の日・・・?」 「ピンポンピンポーン!!今日は2が三つ、にゃんにゃんにゃんで猫の日だ!」 そんな話初めて聞くけどな・・・ 「それで、猫の日だから何だ?」 「んと...
  • 部室がない!
    本編 澪×律 別荘地 12 873 :軽音部員♪  2010/07/28(水) 02 31 55   澪ー意外とスポーツ見るの好きだからなー 澪が動物ネタに走った時は不調なんだ りっちゃんは澪ちゃんの事で知らない事など無い   913 :軽音部員♪  2010/07/28(水) 16 03 08   この辺りかわいい   925 :軽音部員♪  2010/07/28(水) 18 55 39   澪「それは“靴脱いだ”」 律「サンキュー!!」 の時の澪しゃんの顔たまらん  澪×律 別荘地 13 89 :軽音部員♪  2010/07/31(土) 01 04 25   りっちゃんが「センキュー!」って言った後 澪ちゃんが顔赤くなってたけどあれって ほれてるって事でいいんですか?   98 :軽音部員♪  2010/07/31(土) 08 14 26   17話の最後のやりとり...
  • 短編95
    投稿日:2010/05/15(土) 05 42 26 「んぁー眠い」 「じゃあ寝なよ」 「だって課題終わんないんだもん」 律は今、課題とにらめっこしながらテーブルに突っ伏している。 さて寝ようか、というときになって「あ!課題」なんて言い出したからだ。 まったく、結局慌ててする羽目になるんだから早いうちに終わらせとけばいいのに。 「あとどのくらいあるんだ?」 「あと数学プリント一枚」 「じゃあすぐ終わるじゃないか」 時刻はそろそろ午前1時を回るというころ。 律は最後の猛攻といった感じでプリントに集中しだした。 私はというと退屈を持て余してしまい、なんとなく律の姿を眺めていた。 律ってよく見ると線が細い…。 ドラムはパワフルなのに身体はめちゃくちゃ華奢なんだな。 失礼ながら、普段はあまり感じない女らしさを感じてなんだか律がすごく愛しく見えた。 ベッドに横...
  • SS141
    投稿日:2010/11/22(月) 19 43 14 『今日は11月22日! いい夫婦の日でーす!』 テレビをつけると、アナウンサーはそんな事を言っていた。 ……いい夫婦、か。 私は振り返って、晩御飯の後片付けをしている律を見た。 結婚もしてないし、女同士。でも律の姿は、どこからどう見てもお嫁さんであった。 愛らしい横顔を覗かせている律をまじまじと見つめる私。気付かない律。 私は少し恥ずかしくなって、テレビに向き直った。 番組に、結婚五年の若い夫婦が出ていた。 『結婚されて五年ですか』 『そうなんですよー』 『どうですか、奥さん』 『もう毎日幸せです』 画面の下部に映されているテロップには、夫婦の名前が書かれてあった。 年齢は、旦那さんが24歳、奥さんが23歳だった。 五年……ということは、二人が19、18...
  • SS239
    秋山邸 澪ママ「澪が喜びそうな事?」 律「はい、澪から何か聞いてませんか?律に何がして欲しいとか何が欲しいとか」 澪ママ「うーん、そうねえ、もうちょっと自分で宿題をやる努力をして欲しいとか、もう少しだけ真面目に練習をして欲しいとか?」 律「いつもの定番じゃないですか・・・ほんと澪は何で私と付き合ってるんですかねぇ」 澪ママ「でも澪って、いつもりっちゃんの話ばかりしてるのよ?りっちゃんのパワフルなドラムとりっちゃんの小さい胸が大好きなんだって」 律「ホンとですか?」 澪ママ「だから私言ってあげたの。りっちゃんのブラを付けるなら普通にはサイズが合わないから、マスクとして使用するといいわよ?って」 律「ああ・・・って何て事言ってるんですか!」 澪ママ「私が冬に産んじゃったからね、毎年のプレゼントにピッタリだと思ったんだけど・...
  • 澪×律 別荘地 8 まとめ1
    澪×律 7 まとめ1|澪×律 別荘地 8|澪×律 別荘地 8 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1270984743/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 8 1 :軽音部員♪  2010/04/11(日) 20 19 03  けいおん!!の幼馴染なリズム隊を見守るスレ   12 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 01 27 46 次回はそれほど絡みはないかな まぁ一緒に画面に映るだけでニヤニヤするから別にいいんだが   18 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 03 47 10 ほら、次回予告にもバッチリだから安心しろ   19 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 12 11 48 ガタンッ 澪「律!最近お前冷たくないか?!キスも控え目だし!うちにきても泊まらな...
  • Two of us3
     お風呂に入った。律は幽霊だから、制服のままお風呂に入ってきた。  あまりにも違和感のある光景だった。私は裸で律は制服姿。別に一緒にお風呂に入るだけならわけない。  だけど、私だけが脱いでいるという状況が恥ずかしかった。  でも、傍にいるためには仕方ないことかもしれなかった。私は一人で浴槽に浸かり、律はプラスチックの椅子に腰かける。  しかし、ブレザーの律はどういう感覚なのだろう。幽霊というのはよくわからない。  お風呂の中は湯気が立っていて暖かいが、正直制服のままで入ったら蒸れて暑いはず。だけど、律は顔色一つ変えていなかったのだ。 「律は、暑くないのか?」  浴槽に入って、縁に頬杖を突きながら問うてみた。律はちょっと唸ってから答える。 「うん。暑くはないな。なんか変な感じ。私はあんまり幽霊になった感じじゃなくて、なんか普段通り体があるようにしか感じないんだよな」 「でも...
  • SS74
    投稿日:2010/03/29(月) 23 37 49 私は澪より、6cm身長が低い。 小さい頃は同じくらいだったのに、いつの間にか差をつけられた。 こうして向かい合っていると、その差がはっきりと出る。 「律。わざわざつま先立ちしなくても、私が屈むぞ?」 「いや、澪はそのままで」 確かにつま先立ちってのも、それはそれで格好がつかないけど。 でも、そうじゃないと私からキスをしようとしても澪が屈む形になる。 そしたら、やっぱり澪からキスしているように見えるわけで。 いや、誰も見ちゃいないんだからどう見えるかなんてどうでもいいんだけど。 それでもやっぱり、気になるものは気になるんだからしょうがない。 「うわ、っとっと」 「お、おい。大丈夫か?」 バランスを崩して倒れそうになるのを、澪に支えられる。 今この状況。 私、倒れかけて澪に抱きつ...
  • SS38
    投稿日:2009/12/24(木) 20 23 23 澪の部屋。サンタの服装に着替えてスタンバイ。 ぃよっし!準備、おっけー! さぁ澪、来い! 「・・律?」 ガチャリと扉の開く音と共に、待ち人の訝しげな声。 反応うっすいな、おい。 「めりーくりすまーす」 「・・・イブは、明日だぞ?」 …あれ? 「・・・そう、だっけ」 「っく・・ふふっ・・あはははは!」 澪は、珍しく大笑い。 こ、これは恥ずかしすぎる! あー!くっそー!こんなハズでは・・。 「あー、おかし。・・まさか、こんなところに慌てん坊のサンタクロースが」 「っだー、もう!うっせー!」 …これ以上ここにいるのは、耐えられねー! 「ちっくしょー!また来るからな!」 「あ、おい。律!」 澪の声を無視して、全力疾走して家まで逃げる。 ...
  • SS101
    投稿日:2010/07/29(木) 13 12 22 いつから友達じゃなくなってしまったのだろう。 どきん、どきん 煩いくらい鳴り響く心臓の音。いっそ止まってしまえばいいのに、 なんて思ってしまう。いっそ止まってしまったら、こんな想いを 感じなくて済むのに、と。 「澪!」 ほら、おまえがそうやって名前を呼ぶから。 心臓がさらに大きな音をたて暴れだす。 律が好き。 誰よりも大切で、愛おしい。 もうそれは変えようもない事実。 朝。家を出る前不意に律のことを思い出す。 今日は何を話そうかとかそんなことを色々考えながら待ち合わせ場所へと 向かう。 案の定律は遅れて来て「悪い悪い」と笑いながら隣を歩き出す。 拳一つ分くらいの間を空けて昨日のドラマがどうだったとか次の学園祭は 何をやるだとかそんな他愛もない話をする。 律...
  • イノセント10
     大学へ行く準備をしていると、お風呂から澪が出てきた。  貸してあげたタオルを体に巻いていた。そして頭にもタオルを被っている。  私は腕時計をはめながらその姿に衝撃を受けた。 「律、ドライヤーとかは……」  胸から下は全てタオルが隠してしまっているけれど、触れたら折れてしまいそうな細い肩や、鎖骨が妙に色っぽかった。  頭はタオルを被っていて表情しか見えないけれど、でもお風呂上がりの暖かい熱気が澪の顔を火照らしている。 「律?」 「……あ、えっ? な、何?」 「ドライヤーとか……くしとか、貸してくれないかな……?」 「あ、ああうん。わかった」  私はなんだか澪の体をジロジリ見ていた自分が恥ずかしくなって、逃げるようにドライヤーやくしが置いてある場所へ走った。  オーブンレンジのすぐ横だ。実家の部屋に置いておいた鏡もすぐ横に置いてあるので、いつもそこでセットしている。 ...
  • ROCK!!20
    「お嬢様……」 「斎藤。静かになさい……いいのよ」  本当は泣きたかったけれど、それもできなかった。  斎藤が運転しながら寂しそうな声を出したという事は、やっぱりさっきの私とりっちゃんのやり取りを聞いていたということだろう。  別にそれが腹立たしいことではないけれど、でもみっともないところを見せてしまった。  私はただ助手席に座って、俯いていた。  りっちゃんの声が頭に響く。 『うるさい!』  ……りっちゃんは怒ってた。  私は多分うるさかった。澪ちゃんを否定しすぎた。  そこは認めざるを得ないし、りっちゃんが好きすぎて盲目だった所も、多分ある――多分じゃない。絶対あった。  でも。  盲目だったとして、見逃していた悪いところを直したとしたら、りっちゃんと付き合うことができたかと問うと……そうでもない。  私が例え、澪ちゃんを否定することなく、ただりっちゃんの事が...
  • Two of us4
     ごめん、やっぱり無理そう。だから学校は休むよ。  朝起きて、皆にそうメールした。ママにも学校は休むと伝えて、部屋に戻った。  朝の八時だった。普段なら学校に向かってる途中ぐらい。土日は学校に行っていないし、昨日も学校に行ってない。  もう何日も学校に行ってないんだ。まあ律がいないんだったら、学校なんて行く意味なんてほとんどないけれど。  部屋に戻ったら、律は窓際に立って外を見ていた。そこから見たって、特に景色が見えるわけじゃないのに。  それでも外を見つめる律の横顔は、朝の爽やかな陽光と相まって、とても大人っぽく色気を帯びていた。  笑ってるようにも見える。でも、そうだともいい切れない微妙な表情。  私は立ち尽くして、何も言えなかった。  律が私に気付くと、白い歯を見せた。 「おっ、ママさんなんだって?」 「うん。休むって言ったら、そうしなさいだって」 「そっか。う...
  • SS31
    降りしきる雨が校庭に染み込む音と匂いを感じながら、 澪は観音開きの片側だけが閉じられた、生徒通用口のガラス扉に寄りかかる。 冷たいガラスには、赤字で大きく『締切』と書かれた貼り紙。 そのガラスに、触れている背中や肘をじわじわ冷やされる。 下校時間をとうに過ぎ、他の生徒の姿は見当たらない。テスト対策に図書室で勉強をしていたら、 気づいた時には外は大雨。すっかり帰るタイミングを失ってしまった。 おまけに、朝の天気予報は確認した筈なのに、肝心の傘を忘れて来ていた。 やっぱり自分は、律の言うとおりどこか天然なのかもしれない、などと自嘲しながら雨が上がるのを待つ。 この天気の中、カッターシャツにベスト姿ではさすがに寒い、澪は自分の体を抱き締めるように、腕を組んだ。 そして曇天の空を見上げる。 この季節ならまだ明るい筈の時間だが、低く黒い雲に覆われ太陽の輝きは見えない。 薄暗闇の...
  • SS163
    今年も、もう終わりか。 今年も唯の家で、皆でコタツに入ってトランプをしていた。 梓とムギと唯はうさ耳を付けていて、私と澪は何も付けていない。 こんないつも通り、例年通りのことが今日も起こっている。 そして、ババ抜きだ。 毎年カウントダウンまでのこの数時間は、トランプをしている私たち。 大富豪、七並べ、神経衰弱。さまざまな遊びをした。 結局残りの三十分、最終決戦はババ抜きとなったのだ。 「うわっ、またババだあー!」 「唯先輩そういうのは言ったらダメですよ」 「へっ? なんで?」 「ポーカーフェイスって言ってね、表情を崩さないのよ。  そうすれば、次の人はあんまり危機感を感じないでしょう?」 「つまり、ムギちゃんが急に顔を怖くさせたらババがあるってこと?  で、澪ちゃんは気をつけなきゃいけなくなるよね」 「そう。そういう風に相手にばれ...
  • Two of us7
     私は言いようのないモヤモヤに包まれながら、メールを打ち始めた。  場所は自分の家の廊下。私は廊下の壁に背中を預けて座っていた。  私の部屋には律がいるけれど、顔を合わせたら泣いてしまうし、律も一人がいいみたいだった。  律の声が失われた。それは、私にとって大打撃だった。  私は、幽霊の律に触れなくても、会話するだけで救われてたし、会話することで律の存在を朧げでも、そこに感じていた。  だけど、律の声が聞こえなくなってしまった。そして私の声は律に聞こえなくなった。  律は喋ってるつもりでも、その声は一切私には届かなくなってしまった。  考えたくない。  考えたくないけど、でも、考えなきゃいけない。  律と会話するためには、メールや筆談をするしかない。  律は喋れないけど、まだ物には触ることができたから。  だから、私は廊下に出て、真っ暗闇の中電気...
  • SS164
    律「今何時ー?」 澪「11時30分とちょっと」 律「もうそんなんか」 澪「そんなんだな」 律「テレビいいのないなぁ」 澪「音楽やってんなら紅白見ろよ」 律「なんかあれは疲れる」 澪「まぁ…」 律「おっ、この人カッコイイなぁ」 澪「はっ?」 律「ほら、今歌ってる人」 澪「……………全然」 律「んー、そか」 (澪と一緒のつり目だからなあ) 澪「りつ…お前っ…私というものがいながら…!」 律「えっ?」 澪「こんな男に、か、カッコイイなんてっ」 律「おい、澪ー?」 澪「駄目だぞ律、私はお前の女なんだからな!」 律「不良みたいな表現だな…」 澪「今さら男を知りたいとか言っても許さないからな」 律「ん…お前こそ、一生男なんて知らせないからな」澪「律を知らなくなるより百倍いい」 律「………」 澪「どうした?顔赤いぞ」 律「ぁ…い、今何時?」 澪「11時4...
  • ROCK!!18
     目に入ったのは、天井。  最近は気付けばベッドに寝ている。  八月二十日か。  もう四日も、部活も夏期講習にも行っていない。  携帯電話を一度開けば、そこにあるのは私に対する叱咤激励。  そして心配の疑問符。  どうしたの?  そして私の名前。  何かあったの?  そして私の名前。  先輩。  梓ちゃん……。  梓……――。  もう放っておいてよ!  私なんか、皆と一緒にいる権利もない子なんだ。  今の私じゃ、皆と演奏したって楽しめやしない。部活は楽しい。皆と一緒に演奏するのは楽しいよ。  ずっとそう思って今までやってきたはずだった。  でも『はず』で、『つもり』だった。私の心は、いつもそこになかった。  今は、部活に行ったって楽しくない。  誰にも会いたくない。  私の名前を呼ばないで。  ただこの四日間。寝て起...
  • SS180
    「む…むり!やっぱむり!」 「…まだ制服のボタン一個外しただけなんですがね澪しゃん…」 「だって…は、恥ずかしいし…無理…」 「…はぁ」 「…りつ、ご、ごめん」 「なんで謝るんだよー」 と私は笑って澪の頭をぱちんとはたく。 んな複雑な顔してんじゃねーよ。 澪が悪いわけじゃないだしさ。 「んーじゃ、帰るよ」 「えっ?泊まってかないのか?」 「あぁ、下着とか持って来てないし」 「え…あ、そっか…」 「気持ち抑える自信も無いしな」 「!…ば、ばぁか…」 んで、澪に玄関まで送られて薄暗くなった帰り道。 澪と付き合って3年とちょっと。 うん…エッチ経験は未だありませんよ。 理由は…まぁさっきの会話通りだ。 手はつなぐ。澪もそこまではできる。 キスは、まだしてない。 付き合って3年なのに遅いって?いやいや、これが普通。 澪と付き合うってんな...
  • 短編125
    投稿日:2010/08/07(土) 02 17 17 澪「なんで律は歌詞を見せなかったんだ?」 澪が唐突に話を切り出した。 律「……な、なんのことかしら?」 澪「実は完成してるんだろ?カバンのバk 律「わーっ!止めろ!止めてくれ!…わかった!見せるから!」 まじまじと歌詞を見つめる澪 恥ずかしいのはギャグが寒いから…よりも澪の事を思いながら「澪ならばどういう歌詞を書くか」を思いながら書いたからだ。 …内容がすごい恥ずかしい……。 澪「律からは考えられないような言葉が多いな」 律「お~っと…今の言葉はどういう意味かな~? で!澪的には?」 澪「すっごいイイ!」.。゜+.(・∀・)゜+.゜. 澪「からっぽの私のカバンじゃ自立出来ないの…いつも貴方を頼りにしてるからよっかからせてオネガイ!」の所とか…… 律「うわーっ!だ・か・ら人前で...
  • 素直じゃないから
    最近、澪の様子がおかしい。 周囲からしたら、なんて事無い。いつもの澪。 でも、私には、分かった。 いつもの、部活が終わってからの、帰り道。 「澪ー?」 「なに?」 「‥最近、なんか、あった?」 「なんだよ、急に‥」 「んー…」 私は、宙を見つめてから。 「なんでもないけど、さ。とりあえず、ウチ。来なよ」 誘ってみた。 「い、いいけど‥」 承諾したけど。なんか、おかしい。 「じゃ、決まりな?」 私が澪の手を取ろうとすると ばっ 澪は、拒否した。 「え?」 私が目を丸くすると 「‥あ、いや…」 澪は慌てつつ 「だっ‥誰か見てるかも、しれないだろ?」 言い訳した。 つーか、手繋いで帰るなんて。いつもの事なんだけど…。 「…そうだな」 私は、納得したフリをした。 帰ってから。尋問してやらなきゃなー、とか考えていた。 「...
  • 澪×律 避難所13 まとめ3
      以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1280395132/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 13 716 :軽音部員♪  2010/08/09(月) 01 48 45   ロミジュリの舞台脚本とか読んだことないんだけど実際キスシーンとかあるの? 軽いのじゃなくて印象的でシーン的に外せないような   721 :軽音部員♪  2010/08/09(月) 02 26 26   716 え…ていうかロミオとジュリエットは一目惚れで初っ端からキスだぞ 数日後には結婚して初夜でヤる事はヤるし 印象的と言えばジュリエットが死んだロミオの唇にキスして「あなたの唇、まだ温かい、その温もりで私を抱いて」か? その前のロミオの台詞も印象的だけど   725 :軽音部員♪  2010/08/09(月) 05 27 23  ...
  • SS248
    ザァァァァァ 澪(梅雨はいい。カエルさんが活気付く) カエル「ケロケロ、ケロケロ」 澪「あ、また鳴いてる」 カエル「ケロケロケロケロ」ぐにぐに 澪(ふふっ、顔に落ちてきた雨露を拭いながら鳴いてる。可愛いなぁ) 律「みおー?なに見てんだよっ!」 澪「あっ!」 カエル「ゲコッ」ピョン チョプン 澪「ああ・・・」 律「??」 澪「カエルさんが逃げてしまった」 律「カエル?澪、カエルなんか見てたのかよ?」 澪「律はカエルさん嫌いなのか?」 律「うぇー、だってカエルだろ?私は苦手だな~」 澪「カエルさんは可愛いんだっ!」 律「あはは、澪がカエル好きだなんて。意外だな」 澪「そうかな?」 律「うん、意外。だって澪なんて『ひぃっ!カエル~』とか言...
  • 短編54
    「…律、何やってんの?」 さっきから私のパソコンの前で上半身を落ち着きなく動かしてる律に問いかける 「ん~?いや、あとちょっとでさー…」 「…なんだよ?」 「あとちょっとで澪のパンツ見えそーなんだけど」 「なっ…?!」 パソコンを占拠する律を押しのけガタンと床に転げる律を尻目にスクリーンを見る わ、私のデビュー写真とフィギュア… 「何すんだよー澪!でもこの写真よく撮れてるよな、さすが長年澪を撮り続けてきたあたしの腕前」 「バ、バカだろお前!!写真のパ、パンツ覗くとか!!!中学生か!!!」 「だって澪しゃんの可愛い澪パンチュ見たかったんだもん」 ポコッポコッポコッ 「バカ律!エッチ!変態!///」 「い、痛っ!いいじゃんパンツくらい減るもんじゃなし!」 バコッ 「がはっ…ク、クリティカルヒット…せめて死ぬ前に澪のパンツ…」 大量のタンコブを頭に倒れ込む律 ち...
  • SS57
    投稿日:2010/01/25(月) 21 42 02 久々に澪がうちに泊りにきた。 夕飯を食べた後は、軽くゲームをして漫画を読んでお風呂。 先にどーぞと、差し出したのは寝巻き代わりの私のジャージだった。 澪には少しきついみたいで、ぶーぶー言っていた。 確かに…。 先に上がって髪を乾かす澪は、少し小さめのそのジャージのせいでいつもより体のラインが出てて、思わず私は視線をそらした。 ――頼むよ、ジャージで色っぽいとかこいつ、何着せりゃいいんだよ…。 思わずごくりとなった喉の音を聞かれたくなくて、ごまかす様に慌てて自分もお風呂に入った。 出る時に盛大に頭から水をざぶりとかけた。 なんだか色々のぼせていたから、少し冷静になりたかった。 戻ってきたらお約束と言うかなんと言うか、澪はもうすでにベッドですやすやと寝息をた...
  • ROCK!!28
     並木道を、手を繋いで歩いた。  律の手は私のより小さいけれど、包み込むような暖かさがあった。  横顔も、照れくさいような嬉しそうなどっちとも取れる表情。  なんだか懐かしくて、くすぐったくて。  嬉しかった。 「澪」 「うん?」 「……ごめん。あと、ありがとう」 「なんなんだよ」 「その、今までの事全部謝っとこうと思って」  律の横顔は突然真面目になった。  いっつもおちゃらけて笑ってるくせに、ふと見れば真剣な顔。  律はそうだった。そんな奴だった。  律のそんな顔を横で見るのは、久しぶりだった。  でも、この感覚は何度もある。  ――いつか目にした、君の―― 「二年の時、迷惑掛けてごめん」 「それはもういいよ。私も悪かったんだ」 「受験に失敗してごめん」 「……それも」 「大学辞めさせちゃってごめん」...
  • 澪×律 避難所8 まとめ
      以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1270984743/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 8 1 :軽音部員♪  2010/04/11(日) 20 19 03   けいおん!!の幼馴染なリズム隊を見守るスレ 人ノ⌒i ハ ノ    \ (    -― 、 \ , へ 、                      ヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ  ハ , ィ― ´      `ーヽ、                   ) |__∧_;;;;;;;;;|  / /              ヽ                 /  |;|    |;;;;;;;;! ( / , r ´  ´   ̄  `   |`ミ> 、            (   .|;|    i /);;|  し !\...
  • 短編25
    気が付くと見慣れない部屋にいた。 ここはどこだ? よく辺りを見回してみると不意に懐かしさがこみ上げてくる。 あー、ここは小さい時の澪の部屋だ。 すごく心地が良い。 これは夢なのかな? しばらく懐かしさに耽っていると扉から小さな女の子が入ってきた。 「りっちゃん?」 「・・・みお?」 驚いた。 まだ幼い澪だった。 小さい時の澪ってこんなに可愛かったんだ。 今の澪も可愛いのだが、いかんせん拳骨付きだからな・・・。 「りっちゃん、おままごとしよ」 「いいよ」 「じゃあ、みおがおくさんするから、りっちゃんはだんなさんしてね」 「うん」 しばらくおままごとを堪能していると、幼い澪が舌っ足らずに喋り始めた。 「みおね、おっきくなったら、りっちゃんのおよめさんになる」 破壊力抜群の愛くるしい笑顔でそんな驚き発言をしてきた。 「うん!絶対だよ。約束」 ...
  • 短編110
    投稿日:2010/06/21(月) 04 51 27 「おーっす、澪。ダラダラしにきたぞ」 「よし、帰れ」 部屋に入って開口一番、私の言葉を聞くなり扉を指さす澪。 とはいってもこのまま素直に帰るわけにもいかないのでご機嫌取りの献上品を部屋の主へと差し出す。 「そう言うなって。ちゃんとお土産は持ってきたからさ」 ここへ来る途中に買い込んだお菓子を机に広げる。 ポッキーやチョコボール、クッキー、さらにはやめられない止まらないでおなじみのかっぱえびせんから柿の種まで何でもござれ。 ちなみに合計1189円也。 「これまた大量に買い込んできたな」 「さあ、お好きなものを選ぶがよい」 「偉そうだな。ま、奢ってもらってるんだからそれぐらいいいけど。んー、それじゃこれにするか」 澪はポッキーの気分か。じゃあ私はチョコボールでもいただくことにしま...
  • 短編3
    「み〜お〜」 寝る前にそう言って抱きついてくる律。 「やーめーろー」 こんな事を言いつつも払いのけようとしない私はほんとに律に甘いと思う。 これも惚れた弱みか。 頭を撫でてやると幸せそうな笑顔をこちらに向け、更に強く抱きしめてくる。 顔が近い。 そう思っていると、不意に唇に柔らかい感触を感じた。 「おやすみのチュー」 二人きりの時にしか見せない無邪気な笑顔でそんな事を言ってのけた。 私が顔を赤らめてあたふたしている間に私の胸に顔をうずめてくる律。 そんな姿が愛しくて背中をぽんぽんと叩いてやる。 しばらくして規則正しい寝息が聞こえてきた。 「ったく。私はおまえの抱き枕じゃないんだからな」 呟き、頭にキスを一つ落とし、律を優しく抱きしめて眠りについた。 ...
  • 短編60
    投稿日:2009/12/25(金) 12 53 27 ちゅんちゅんと小鳥の囀りで目を覚ます。 律はといえば隣でぐっすりと寝息を立てていた。 きっと昨日の夜で疲れてるだろうから、起こさないようにそっとベッドの中を出て、カーテンを開けてみると… 真っ白な銀世界。 太陽の光で反射して雪が光っている。 通りで寒い訳だ。 ・・・・寒いし、もう一眠りしよう。そう思ってまた、ベッドの中に入った。 「おやすみ、律」 律の心地よい温もりを感じながら、また眠りについた。 名前 コメント
  • SS66
    投稿日:2010/02/14(日) 00 13 10 「すっげー量だな、おい」 「・・・律」 箱が山のように積まれて、凄まじいことになってる机をみて放心状態の澪に声を掛ける。 流石にファンクラブが出来てるだけのことは、あるなぁ。 澪もチョコ大好きだし、何時もなら喜ぶ。 ただ問題は量が凄まじい。そりゃ、ある程度は予想してたけどさ、これは想定外だって。 「まぁ、消化するのは手伝ってやるよ」 「・・悪いな」 いつもなら「お前が食べたいだけだろ」とか言ってくるのに、なんだか拍子抜け。 澪の荷物があまりに多いんで、今日は部活なし。 私も持つのを手伝って、澪んちにいく。 「あぁ、つかれたぁ~」 「ありがとな、律。なにか飲み物持ってくるよ」 「さんきゅー」 澪が台所へ出ていくのを確認すると、鞄をあさってある物を取り出す。よし割れて...
  • SS194
    「ポケットビタミンで~す。」 「こんにちは~。」 「どうぞお試しくださ~い。」 道の脇で試供品と笑顔を配っているバイトの女性たち。 それに見向きもせずに、何かにおびえるように歩いている女子高生がいた。 (またあの時間がやってくる…。) カチッカチッカチッ (…あの時間が…。) カチッ… ―クラクションの音が聞こえる。 律は道路の真ん中に立っていた。 向こうから一台のトラックがクラクションを鳴らしながら目の前で止まった。 「どこ見て歩いてるんだよ!!」 「…えっ…?」 「何やってんだ、さっさとどけ!!」 「あっ…すいません。」 運転手に怒鳴られた律は急いで歩道に戻った。 遠くでは試供品を配っている人たちが見えた。 時計の針は3時8分を指していた。 ■ 「記憶がなくなる?」 「はい…。」 「詳しく話してください。」 医者は神妙な...
  • 短編71
    投稿日:2010/01/05(火) 05 53 49 電気の消えた部屋、ベッドに横たわる私と君。 直接肌に感じる、君の息遣い。 優美に整った君の顔を間近で見ている 寝顔でもその美しさは色褪せない 今君はどんな夢を見ているの?君の夢に私は顔を出しているのかな 何で君が目の前にいるのに、私はこんなに寂しいの? こんなに気持ちよさそうに、幸せそうに寝ている君を、 実質独り占めしているのに。何で満たされないのかな? ああ。やっぱり駄目だ…涙はうまく操れない 私は君をいつも見ている けど、君はたまに上の空。もっと……みてほしい 別の人、物のことなんか考えないで 私のことだけ考えて…… 「りつぅ……」 そんな歪んだ愛を頭の中に張り巡らせているとき、 小さい口から発せられる私の名前 ……そうなんだ……ごめんね。君は夢の中でも私を見ていてくれて...
  • 澪×律 避難所13 まとめ2
      以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1280395132/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 13 360 :軽音部員♪  2010/08/04(水) 02 20 53   大学でも、私たちはずっと一緒。 学部も学科も専攻する授業も学食も一緒。大学でも軽音部に入って、同じバンドで活動。 だけど、最近澪の奴、部長でギターをしてる先輩とやたら仲が良いみたい。 澪は大学に入ってから今までの引っ込み思案な性格が嘘のように積極的な性格になった。 当の先輩は、成績は主席だし、イケメンだし、優しくて人望もある。非の打ち所がない人とは彼のような人のことだろう。 だから、部内の他の女子メンバーから澪は嫉妬されてるけど、中には美男美女だから応援してる奴もいる。 澪の幸せを案じると私が身を引いた方が良いんだろう、だけど澪のことを考える...
  • 訪問!
    本編 澪×律 別荘地 16 308 :軽音部員♪  2010/09/29(水) 01 49 48   ヤバイ、今週は既に神回だw   310 :軽音部員♪  2010/09/29(水) 02 05 59   律澪っぷりでニヤニヤが止まらなかったww   317 :軽音部員♪  2010/09/29(水) 02 11 32   澪ちゃんの青いオーラワロタww アレが夜はピンク色になるんですね   320 :軽音部員♪  2010/09/29(水) 02 13 12   冒頭の物置でりっちゃんが澪ちゃんをどんどん追い詰めるとこでメチャクチャ興奮したのだがwwwwwww   321 :軽音部員♪  2010/09/29(水) 02 21 39   物置もやばかったなあれ・・・ 夫婦のひとときを公共の電波に乗せ発信する気かと思った   322 :軽音部員♪  2010/09/...
  • 短編51
    「ごちそーさま!」 「ごちそうさまでした」 あー食った食った! 「さっすが澪。・・わし好みの味付けを、熟知しておるのう」 「どこのお爺さんだ」 「律じーさんだ!」 「はいはい、律じいさん。お皿片付けるぞー」 おっとっと、澪が洗い物しに行っちゃう前に、ね。 「澪。デザート、ちょーだい」 「え?・・なんもないぞ」 「食べ物じゃなくていいよ、甘いものなら」 澪は首を傾げてる。 んー、伝わんないかな〜。 どんなお菓子より甘いもの、なんだけど。 「だーからっ、澪から、ちゅー」 「なっ、なっ・・ちゅ、ちゅーって、おま」 動揺しすぎですわよ、澪ちゅわん。 さっき、してあげたでしょーが。 「さ、ほーら。はっやく、はっやく!」 「ちょ、待てって」 …やっぱり澪には、まだキビシーか。 むぅ、わかっちゃいたけど、なー...
  • 澪×律 別荘地 13 まとめ2
    澪×律 別荘地 13 まとめ1|澪×律 別荘地 13|澪×律 別荘地 14 まとめ1   328 :軽音部員♪  2010/08/04(水) 01 58 11 これなw   360 :軽音部員♪  2010/08/04(水) 02 20 53 大学でも、私たちはずっと一緒。SS103 駄文且つグダグダですいませんでした   415 :軽音部員♪  2010/08/04(水) 12 10 36 律「じゃあ!苺とか!お姫様みたいでかわいいし!」 苺「(澪律が見えなくなるから)やだ……」 律「じゃあミカは!お姫様やりたいって言ってたじゃん」 ミカ「うん…でもロミオが澪ちゃんだもん(浮気したらりっちゃん泣きそうだもん)」 ?「そうだよ!澪ちゃんがロミオならジュリエットはりっちゃんしかいないじゃん(夫婦的な意味で)」 ?「そうだね(やはり王道)」 ?「コンビ(夫婦と書きます)でしょ?守って...
  • 短編28
    毎日一緒に学校に行って、部活も一緒で、帰りも一緒。 それなのにもっとずっと一緒に居たいと思う。 一秒でも離れていたくない。 それぐらい君に夢中なんだ。 「私達って親友・・・だよな?」 「そうだけど、どうした?」 「うん・・・あのさ、それ以上の関係にはなれないのかな?」 募る想いが抑えきれなくなって溢れ出した。 澪はきょとんとした顔でこっちを見ている。 「・・・それ以上って?」 「そのままの意味だよ」 「恋人って事?」 「・・・うん」 言葉にされると何だか恥ずかしい。 でも、このままじゃ苦しくて仕方ないんだ。 澪がこんなに近くにいるのに遠く感じる。 もっと近くに行きたいんだ。 「律は私の事好き・・・なのか?」 「うん。ずっと澪の事考えてるし、もっと一緒に居たいって思ってる」 「そっか・・・」 黙ってしまった澪を見てられなくなり、俯いていると右手に...
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