けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「短編99」で検索した結果

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  • 澪×律 別荘地 9
    ...風の強い夜だった。 短編99 「いい?」 トップページ
  • 短編99
    投稿日:2010/05/31(月) 01 38 04 「いい?」 「うん」 ほっぺを赤くして目を固く閉じてる律の無防備な唇を軽く啄む 律、肩が震えてる、お風呂上りなせい? だから早く身体拭けって言ったのに、私が上がるまで待ってるとか… でもそんな律がいじらしくて、イジワルしたくなる衝動に駆られる 「…っ!!」 ちょっとだらしなく開いた唇を舌先で右から左へなぞった 同時に律の背筋が強ばって全身がピンと張る、いつものことだけど 律が薄目を開いて私を見つめる、ちょっと泣いちゃってるじゃないか 「や、やだ、それ」 「なんで?」 「な、なんかムズムズするから…」 知ってるよ、律がコレ嫌いなの でももっと知ってる、身体は嫌がってないこと 焦らそうかなんて思ってたけど、モジモジしてる涙目な律を見たら ちょっと私もダメみたい、我慢できなくて、今度は齧り付くように律...
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  • 澪×律 別荘地 8
    トップページ 澪×律 避難所 8 SS一覧 澪×律 別荘地 8 まとめ1 澪×律 別荘地 8 まとめ2 題 1行目 短編87 長い付き合いなうえ、こういう関係になった今、わざわざ客用の布団を出したりはしない。 SS77 「おいーっす!」 短編88 「うっ、ごほっ…うえぇ…」 SS78 良い天気だ。雲ひとつない青空。 短編89 今日は、満月。ぼーっと月を眺める私。 SS79 女の私が見ても、本当にきれいだと思う。真っ直ぐ伸びた黒髪。それを時折かき上げるしぐさ。 ラフメイカー 君が、泣いている SS80 「はー、なんか今日はまったりだな」 短編90 (あ、つい) SS81 『澪ちゃん・・・泣かないで!』 短編91 私たち二人のほかに誰もいない教室。 短編92 放課後でもないのに、静か過ぎて怖いような教室 短編93 暑い!四月前半までは「まだ冬服が手放せません」などとお天気...
  • 短編94
    投稿日:2010/05/13(木) 22 27 54 「律のこと呼んで来る」 「ふふ、いってらっしゃい♪」 「澪ちゃん甲斐甲斐しいねぇ #65374;」 ムギと唯の声を後にちょっと早歩きで屋上に向かう そよ風が肌に心地いい、今日はよく晴れたな 昼寝したくなる気持ちも分からなくない 「律ー」 「ん…みおー?」 ご丁寧に寝袋まで敷いて…部室から持ってきたのか 「もう昼休み終わるぞ」 「んあー…そっか」 返事はしても立ち上がる素振りはない 「澪も寝なよ」 「だから授業だって言ってるだろ」 「まだ10分あるよ」 律に手を引っぱられる しょうがない、5分だけだからな 「いい天気だよなー」 「うん」 「気分よくね?」 「そうだな」 「キスしよっか」 「ああ、って、え?!」 気付いたら律の顔がどアップ 閉じた長い睫が頬に触れてくすぐったい 軽く...
  • 短編9
    今日は体育祭。目立つのは嫌なのにアンカーに抜擢されてしまった。 だからって手を抜こうとは思わない。 それに絶対負けたくない奴がいるから。 「澪〜今日は絶対負けないからな」 「私だって負ける気はないぞ」 そんな事を話していると出番が近付いてきた。 1組と2組が僅差で走ってくる。 バトンを落とさず受け取れるか心配だったが無事受け取り瞬時に全力に切り替える。 視界の端には律の姿。 コーナーに入るとこで少し抜かされた。 速度を上げ走る。 律も負けじと速度を上げる。 幼馴染だからって手加減はしないぞ。 私は律を抜かしにかかる。 あと半周でゴールだ。 律を追い越す事に成功した。 だが、ここで気を抜くとすぐに抜かされる。 重くなりつつある足を懸命に前に出す。 もうすぐでゴールだ。 そう思った刹那、後ろからズザザーと物凄い音と観衆からの悲鳴が聞こえた。 ...
  • 短編90
    投稿日:2010/05/04(火) 01 45 20 (あ、つい) 午前10時すぎ。かぶっていた布団を律のほうへ追いやりながら目を覚ました。 まとわりつく髪のせいで首筋にうっすらと汗が滲んでいる。 (今日は最高気温26度とか言ってたな) ごろんと寝返りをうつと、さっき端に寄せた布団に抱きついた。 汗ばんだ背中や首にスーっ空気が触れて気持ちが良い。 起きる様子のない律だが、押し付けられた布団が暑いのだろう、モゾモゾと身を捩っている。 (こういきなり気温が上がるとなんかダルいなぁ。しかも隣で寝てるこいつは子ども体温だし) 「ちょっと…みお暑いって」 布団もとい律に抱きついたままそんなことをボーっ考えていると、律が目を覚ました。 律はすっぽりかぶっていた布団から顔を出すと、今度はそれを足下へ追いやる。 「なんか今日めちゃくちゃあつくないかぁ?」 「おはよう、今日...
  • 短編93
    投稿日:2010/05/07(金) 08 23 07 暑い!四月前半までは「まだ冬服が手放せません」などとお天気キャスターが言ってはいたが、とんでもないっ! 5月を回り気温は急上昇……もう夏服でいいんじゃないか。なんて思えるほど なのに……こいつは…… 「みーおーっ」 この暑いのにわざわざくっついてくるんだから困る。しかもここは教室だ 「あっついよなー」 「知ってるよ!いいから離れろ」 なんて。冬なら実際はまんざらでもない……ということもあるだろうが、季節は五月。 「あついからー、ひんやり澪が愛しいのー」 「五七五にするな!」 この馬鹿を突き放そうとしながらもしっかりツッコミは入れる。私も付き合い良いよなあ……なんて自分で思ってみたり 「あっー、みお!」 「なんだよ」 律が鞄を探り何かを取り出した 「お茶。飲む?」 水滴を身にまとったペットボトルのお...
  • 短編96
    投稿日:2010/05/15(土) 06 23 25 季節は五月。ぽかぽか陽気に包まれて、夏の訪れを今か今かと待つような時期 だけども、お天気キャスターの言うとおり、朝晩は冷え込むわけだから油断できない。 私は今目が覚めたんだけど、腕も足も冷え切っていてくしゃみを一つ 昨晩までそこにあったはずの毛布はなくなっており、どこかと探してみると 横で寝ていた黒髪の少女が、私から奪い取った毛布を体に巻きつけていた。 「みお~・・・そりゃないよ・・・・」 震える体を手で擦りながら、澪から毛布を奪い取ろうとするが しっかりホールドされており、生半可な力じゃ奪い取れないと悟った 起こすのも悪いので、タンスからセーターを取り出し、それを着て下に向かい ひとまず朝刊を取ったあと、温かいお茶をいれ二階に戻る すると、毛布を巻きつけたまま寝癖のついた髪をいじっている澪に見つかった ...
  • 短編92
    投稿日:2010/05/05(水) 06 20 23 放課後でもないのに、静か過ぎて怖いような教室 3年生は修学旅行、今私たちのいる教室を拠り所とする皆様は、京の趣に浸っておられることでしょう。 で、なぜその教室に私たちがいるかっていうのが、 憂のお姉ちゃんである唯さんのお弁当箱を回収するためなんですけど その流れで先輩たちの机を見ておきたいと思い、 一応は憧れのまなざしを向けている澪先輩の机に向かったわけ。 そして少しずうずうしいながら椅子に座らせていただいたとき、 ひとつの異変に気づくわけです 「・・・引け?」 机の中からぴょこんと飛び出た紙・・・馬鹿正直にそれを引くと ルーズリーフの真ん中に妙な絵柄で描かれた顔面・・・つまり、どういうことだっての・・・ 「それ、律先輩・・・」 律先輩・・・イケメンメイドさんか。 二人が幼...
  • 短編95
    投稿日:2010/05/15(土) 05 42 26 「んぁー眠い」 「じゃあ寝なよ」 「だって課題終わんないんだもん」 律は今、課題とにらめっこしながらテーブルに突っ伏している。 さて寝ようか、というときになって「あ!課題」なんて言い出したからだ。 まったく、結局慌ててする羽目になるんだから早いうちに終わらせとけばいいのに。 「あとどのくらいあるんだ?」 「あと数学プリント一枚」 「じゃあすぐ終わるじゃないか」 時刻はそろそろ午前1時を回るというころ。 律は最後の猛攻といった感じでプリントに集中しだした。 私はというと退屈を持て余してしまい、なんとなく律の姿を眺めていた。 律ってよく見ると線が細い…。 ドラムはパワフルなのに身体はめちゃくちゃ華奢なんだな。 失礼ながら、普段はあまり感じない女らしさを感じてなんだか律がすごく愛しく見えた。 ベッドに横...
  • 短編91
    投稿日:2010/05/05(水) 00 13 12 私たち二人のほかに誰もいない教室。 二人きりの教室といえば、友達同士ならいろんな話に花が咲き、恋人同士なら少しいい雰囲気になる。 そんなシチュエーションだけど、今の私たちは違った。 「ほら、起きろ。そろそろ帰るぞ」 「ん~、もう少しだけ……」 こうなったのは遡ること数十分。 試験期間中で部活も禁止されているため、さっさと帰ろうとしていたところ私だけが先生に呼び出された。 それじゃ待ってるよと言う律を残し私は職員室へと向かった。 少しばかり先生との話が長くなってしまい、律には悪いことしたなと思いながら教室に戻ると律は机に突っ伏して寝息をたてていた。 ということで私は一人教室で律に手を焼いているというわけ。 「待たせたのは悪かったからさ、早く帰ろ」 「うぅ~ん、んん……」 言葉にならない声をあげ...
  • 短編98
    投稿日:2010/05/31(月) 00 22 17 ちょっと風の強い夜だった。 風呂上がりの私には心地よく感じられたのだが、 私の前に風呂から上がったあいつには寒さを感じさせる以外の何ものでもなかった。 風呂上がり? そう、風呂上がり。 こうやってお泊り会をするのは私達の間ではもう日課となっている。 「みーおー寒いー」 口を尖らせたあいつが言う。 「寒いのか?じゃあ先に布団に入っときなよ」 「…布団よりもっと暖かいもの希望ー…」 「何だ?…ああ、ココア入れてきてやろうか?」 …律の言いたいことは分かってる。 でもな、知ってるか?いじける律の可愛いさは異常。 いや、私しか知らなくていいんだけどさ。 「澪の意地悪…」 「…律さんは何が欲しいのかなー?」 「…うー」 もう限界だ、私。 「…ほら...
  • 短編97
    投稿日:2010/05/16(日) 18 39 44 やっと!やっとなったぞ高校生!目標は、高校生活を名一杯楽しむこと! やるぞ、私はやってやるぞー!よし、気合も入ったことだし、まずはクラス分けだな。 えっと、確かクラス分けは下駄箱のトコに貼り出されてるんだよな。 目的地まで全力疾走……とは行かないまでも、早歩きで向かう。辿り着いた目的地には、ひとヒト人、人の山。 ……うわぁ、こんなに居るのかよ。まぁ、そりゃあそうだよなあ。よし、これ皆1年だろうし、少し顔覚えとくか。 軽く周りを眺めていた私は、ある人物を見た瞬間、衝撃を受けた。 すらりと背が高く、整った顔立ち、腰まで伸ばされた綺麗な黒髪。今まで見てきたどんなヤツより輝いて見えた。 その人は、集まってる人の中に入れないのか、端の方で立っている。 これは、話しかけるチャンス。そう思った次の瞬間。もう、身体が動い...
  • 澪×律 3
    トップページ 澪×律 3 SS一覧 澪×律 3 まとめ1 澪×律 3 まとめ2 澪×律 3 まとめ3 題 1行目 短編1 目の前には両手の自由を奪われた律が澄まし顔で寝ころんでいた 短編2 ああ、今何時?朝……ではないかな。 短編3 「み〜お〜」 髪の長い男の子 私の悪い癖、夢中になると周りが見えなくなる、 短編4 部活も終わり、今は帰ってる途中。 短編5 「み〜お〜こっち向けよー」 短編6 ひとしきり泣いた後寝てしまった。 SS3 女子校だからそういうのがあるのは知っていた。 SS4 …一体なんだと言うんだこの状況は 短編7 今日は一人。一人で寝る。いや、 短編8 「おーいみんなもうすぐ年明けだぞ〜。…って寝てるし!!」 短編9 今日は体育祭。目立つのは嫌なのにアンカーに抜擢されてしまった。 SS5 雨の強い日だった。 SS6 君と私は釣り合わない 短編10 合宿...
  • 澪×律 別荘地 9 まとめ3
    ...8 04 「いい?」短編99   1000 :軽音部員♪  2010/05/31(月) 01 45 18 1000なら律澪結婚!!子供も生まれてハッピーエンド!!   澪×律 別荘地 9 まとめ2|澪×律 別荘地 9|澪×律 別荘地 10 まとめ1
  • 澪×律 別荘地 9 まとめ1
    澪×律 別荘地 8 まとめ2|澪×律 別荘地 9|澪×律 別荘地 9 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1273567022/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 9 1 :軽音部員♪  2010/05/11(火) 17 37 02 けいおん!!のイチャイチャリズム隊を見守るスレ   7 :軽音部員♪  2010/05/12(水) 01 57 25 久々の「りーつー」キター!! そしてボタンとめるの早い律、それを当たり前のように知ってる澪になんかエピソードを感じた んで来週は澪回か。律澪に期待していいのかなっ……?!   13 :軽音部員♪  2010/05/12(水) 02 12 13 こっちはまだだから見られてないけど >そしてボタンとめるの早い律、それを当たり前のように知ってる澪になんかエ...
  • 澪×律 別荘地 8 まとめ2
    澪×律 別荘地 8 まとめ1|澪×律 別荘地 8|澪×律 別荘地 9 まとめ1   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1270984743/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 8 607 :軽音部員♪  2010/05/01(土) 01 16 12 澪「こら、律。枕投げなんて子どもみたいな…ぶほ!」 律「うひゃひゃ」 澪「っこの。ばかー!」 律「あ、やる気か?澪の投げた枕に当たるわけねーだろ!」 俺「な?この、りつぅー!…!この!ばかー!大好きだー!」 俺「え!?え!…ぶほあ!」 俺「ププ!当たったぞー!」 俺「…。よ、よけられるわけないだろ。わたしも大好きだー!おりゃー!」 俺「ば!ぶほ!」   608 :軽音部員♪  2010/05/01(土) 01 20 14 これは良いオレオレ詐欺   609 :軽...
  • 澪×律 3 まとめ2
    澪×律 3 まとめ1|澪×律 3|澪×律 3 まとめ3   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1257957414/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 3 353 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/17(火) 10 55 47 律「澪ー!ゴメン英語のきょ……澪?」 和「ああ、さっきの体育で派手に転んじゃって……へこんでんのよ。」 澪「うう………」 律「なーる。しょうがないなあ」 律「澪!」 澪「なに……」 ちゅっ 澪「っだっはっ……ば、ばか!」ぽか 律「いって!へへ、元気になった」 澪「うっ……うーっ……」カアア 和(よくやるわ……) クラスメイト(出張イチャイチャ……)   356 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/17(火) 11 08 29 澪「まったくも〜律真面目に練習して あ、...
  • 短編199
    最近の律はバイトばかり。 最近の律の口癖は『澪をどこでも好きな所に連れてってやるから』。 最近の私はため息ばかり。 最近の私の口癖は『ばかりつ』。 私たちは世間では日陰者。 私たちは同性の恋人同士。 ある日律が言った。 『みんなが私たちのことを知らない所に行こうか』。 私は言った。 『きっと寂しいよ』。 律は笑った。 『そうだな』って寂しそうに笑った。 『じゃあ少しだけ、ほんの少しだけ遠くに旅行しようか』って。 私たちはその日約束した。 私たちは高校生。 私たちにできることは少ない。 少ない時間の合間を縫って律は働いた。 私には『お金はいいから私のこと待ってて』って。 私は律にバイトを禁止された。 私は代わりに律の学校の仕事を助けた。 そのうち一緒にいる時間がほとんどなくなった。 私はもう...
  • 澪×律 別荘地 22
    トップページ 澪×律 別荘地 22 まとめ1 澪×律 別荘地 22 まとめ2 澪×律 別荘地 22 まとめ3 題 1行目 SS175 律「みんな来ないなー」 短編198 「みおー」 SS176 澪「ベース? 助っ人?」 短編199 最近の律はバイトばかり。 SS177 澪が熱を出した。 SS178 さて、ここにココアの入ったマグカップがある。 SS179 「澪先輩、首筋何かついてますよ」 SS180 「む…むり!やっぱむり!」 短編200 真っ暗な部屋の布団の中で二人、お互いに求め合う。 短編201 流れ読まないようでゴメン。 SS181 律「デートってもたまには散歩もいいなあ」 イノセント 「律、今何か聞こえなかったか?」 SS182 三ヶ月…。 SS183 今年もやってきましたバレンタインデー。 短編202 私は複雑だった。 短編203 「ひゃんっ」 SS184 ...
  • 澪×律 別荘地 23
    トップページ 澪×律 別荘地 23 まとめ1 澪×律 別荘地 23 まとめ2 澪×律 別荘地 23 まとめ3 題 1行目 SS190 紬の「ポッキーゲームしましょう」の提案を受けて始まった競技も、 短編206 「澪ー、ノート貸してよ。 短編209 夢に律が出た。二人きりで遊んでる夢だった。凄く楽しかった。 病澪JOKER バレンタインを明日に控えて、律のチョコ作りに私は付き合っていた。 SS192 「田井中律ファンクラブ?」 SS193 唯「ねーねー澪ちゃん、今週末にね、東京マラソンがあるらしいよ。マラソン得意そうだったし出てみれば?」 SS194 「ポケットビタミンで~す。」 SS195 なあ、律。 SS196 ぴっ。 ぴっ。 ぴっ。 SS197 澪「そ、その…これバレンタイのお返し、クッキーだけどよかったら食べてね」 SS198 3月14日!田井中家玄関! SS19...
  • 澪×律 別荘地 12
    トップページ 澪×律 避難所 12 SS一覧 澪×律 別荘地 12 まとめ1 澪×律 別荘地 12 まとめ2 題 1行目 SS96 紬と二人で遊びに行って以来、律と紬の距離は一層近くなっていた。 短編120 「律、特訓しよう!」 SS97 「律ー?」 短編121 私は冷房の温度をちょっと低めに設定するのが好きだ SS98 外のあまりの暑さに負け、エアコンをつけている私の部屋。 SS99 「りっちゃんってさ、弱み見せないよね」 SS100 私は律に依存しているのかもしれない。 短編122 夢の世界から現実へと引き戻す鐘の音が喧しく鳴り響き、目を覚ます。 Good smell 「だーれかいるかー?」 SS101 いつから友達じゃなくなってしまったのだろう。 トップページ
  • 短編7
    今日は一人。一人で寝る。いや、なにを当たり前のことをって思うかもしれないけど、久々なんだ 実は、先週からずっと律の家か私の家でお泊まりだったんだよね。 同棲でもしてないと、結構仲のいいカップルでもここまでは泊まらないんじゃないかな。 私達、実は凄く親密なのかもしれない。今更だけどね…… でもね、こうやって目をつむると……浮かぶのは律の顔。 毎日見てるから、数え切れもしない何千、何万っていう律の顔がインプットされてるんだ。 目をつむってこれだけ律の顔思い浮かべちゃうんじゃ、一人で寝てるって気分でもなくて、 結局は律と添い寝してるみたいに思えちゃう。 律も、今は私の顔、思い浮かべてくれているのかな……… ダメだ、眠れない。寂しいっていうと違うかもしれないけど 律がいないことでかえって律しか見えなくなる。どうしよう、歌詞でも書こうかな 明日は、またお泊まり...
  • 短編5
    「み〜お〜こっち向けよー」 声を掛けてもそっぽを向いたままこっちを向いてくれない。 「何で怒ってるんだよ?」 「律が・・・私にかっ構ってくれないから」 まだこっちを向いてくれないが、どんどん小さくなる声でこんな事を言ってのけた澪。 大方私が梓にばかりちょっかいをかけていたのを見て嫉妬したのだろう。 可愛いやつ。 「みおしゃんも猫耳つけたかったのか?」 ついそんな風にからかってしまう。 「そんな訳ないだろ!もういいよ。一人にしてくれ」 あぁ、これは本格的に怒らせちゃったかな? 澪が可愛いからいけないんだぞ。 反省する気はないが、このままずっと怒ってられるのも困るので、後ろから抱きしめてやる。 澪の体がびくっと揺れる。 「誰といたってどんな時だって頭の中に居るのは澪だけだぞ」 「澪、大好きだ」 そう耳元で言ってやれば、真っ赤に染まる耳。 ギューっと強く抱きし...
  • 短編6
    ひとしきり泣いた後寝てしまった。 起きたら首に違和感がある。 これは首輪か? 首輪らしきものから伸びる紐はベッドにしっかりと結ばれていた。 「律起きたか?」 「澪・・・・これは何だよ?」 「律が犬みたいだなぁって思ってつけてみた」 こいつは何を言ってるんだ? 澪が近付いてくる。 頬を撫でられた。 くすぐったい。 「今日から律は私だけの飼い犬だから」 妖艶な笑みを浮かべそんな事を言ってくる澪。 あれ? これは異常だよな? なのに何でだろ・・・・ この束縛が心地良い。 「イヤ・・・か?」 何も言わない私を見て澪はそう言った。 「イヤじゃない」 咄嗟に口から出た。 途端に澪に抱き締められた。 名前 ...
  • 短編1
    目の前には両手の自由を奪われた律が澄まし顔で寝ころんでいた なにがどうなってこうなったかというのは衝動が原因としか言いようがない 私のベッドの上に当たり前のように寝ころんでいた律の腕を、 なにを思ったか、私がそのへんに置いてあったタオルで縛ったというだけのこと 最初のうちは律も多少焦っていたようだが、私の表情を見て何かを悟ったのか、急に落ち着きを取り戻した 「…んで澪、なんかするの?」 「………少しは怖がらないのか」 「別に……知らない奴にやられたってんなら怖いけどさ、澪じゃん」 そうだ。律は私には所詮大したことは出来ないと高をくくっている 実際そうだから腹が立つ。 腕を縛り終えた頃にはもう私の衝動は半分消えていて、今の状態を自問自答していた。 ここで意地を見せないと……律にいつも攻められっぱなしでは私だって気が済まない 私は乱暴な手つきで律の胸を鷲掴みにした 「...
  • 短編4
    部活も終わり、今は帰ってる途中。 少し離れたところから唯とムギと梓の背を見て澪と歩いている。 こうやって五人で過ごす時間はとても好きだ。 澪を見ると前の三人のやりとりを幸せそうに見ている。 澪もきっと同じ気持ちなんだろう。 そんな澪の手を握る。 驚いたようにこっちを見る澪。 「おっ、おい!見られちゃうだろ」 そんな事を言ってくる澪にお得意の満面の笑みで返す。 「だーいじょーぶだって。手繋いでるぐらいで私達が付き合ってるなんて思わないよ」 頬を真っ赤に染めた澪が可愛くて握っていた手にギュッと力を込める。 すると澪もやめさせるのを諦めたのか握り返してくれる。 些細な事だけど、それがすごく嬉しくて澪が隣に居てくれればいつだって私は幸せなんだ。 五人で居るのも好きだけど、今だけは誰も知らない二人だけの時間。 私と澪だけの秘密。 ...
  • 短編2
    ああ、今何時?朝……ではないかな。喉がかわいて一度起きて水を飲みに行ったのが10時半くらい そのあとも眠気が収まらなくて、またベッドに倒れ込んで……もうお昼……下手したら夕方かな 昨日歌詞書いてたら止まらなくなっちゃってなあ。夜更かしは美容に悪い いい加減起きよう……あれ、体が重い……寝過ぎたせいかな。 いや、そんなんじゃなくてこれは物理的重さ。何かにのしかかられてるような……あ。 「あぅ……むにゃ……澪ぉ」 律……あれ、夢じゃなかったんだ。律が部屋に入ってきて、私に馬乗りしながらなんか話してたの それなのにずっと寝ちゃって……悪いことしたなあ。起き……だめだ重い 「ううぅ……えいっ!」 私が力任せに起きようとすると、うまい具合に律の体が回転し、そのまま床に背中から落下した 「あっ!ご、ごめん!り……律?」 子供のような寝顔はそのまま、少し眉をしかめただけ。 「……...
  • 短編3
    「み〜お〜」 寝る前にそう言って抱きついてくる律。 「やーめーろー」 こんな事を言いつつも払いのけようとしない私はほんとに律に甘いと思う。 これも惚れた弱みか。 頭を撫でてやると幸せそうな笑顔をこちらに向け、更に強く抱きしめてくる。 顔が近い。 そう思っていると、不意に唇に柔らかい感触を感じた。 「おやすみのチュー」 二人きりの時にしか見せない無邪気な笑顔でそんな事を言ってのけた。 私が顔を赤らめてあたふたしている間に私の胸に顔をうずめてくる律。 そんな姿が愛しくて背中をぽんぽんと叩いてやる。 しばらくして規則正しい寝息が聞こえてきた。 「ったく。私はおまえの抱き枕じゃないんだからな」 呟き、頭にキスを一つ落とし、律を優しく抱きしめて眠りについた。 ...
  • 短編8
    「おーいみんなもうすぐ年明けだぞ〜。…って寝てるし!!」 「ちょ…肝心な時に寝てどうすんだよ!?」 「あ…年明けた」 ってな具合にカウントダウンはグダグダに終わってしまった。 まっ、いっか。みんな気持ちよさそうに寝てるし。 澪も私もまだ眠くなかったから炬燵に入り、しばらくは今年の豊富や宿題の話など他愛ない話をして過ごした。 「あっ、忘れてた」 「何を?」 「明けましておめでとう。今年もよろしく律」 そうだった。何となく明けてしまったから言うのを忘れてた。 「こちらこそよろしくな澪」 軽音部のみんなで交わすはずだった挨拶を先に澪と二人で交わした。 何だかおかしくて二人で笑いあった。 「ふわぁ。そろそろ寝るか」 「そうだな」 私達は向かい合って横になった。 澪が私の顔を見てクスリと笑う。 「なんだよー」 「いや、律の顔見て寝たらいい夢見...
  • ジャンル別19
    お祭り 短編163 短編164 SS135 SS136 嫌い SS137 短編165 短編166 澪・律が悪いんだからな 短編167 短編174 11月22日(いい夫婦の日) 短編170 短編171 SS140 SS141 短編172 短編173 SS142 SS143 SS144 短編175
  • 澪×律 別荘地 19
    トップページ 澪×律 別荘地 19 SS一覧 澪×律 別荘地 19 まとめ1 澪×律 別荘地 19 まとめ2 澪×律 別荘地 19 まとめ3 題 1行目 SS136 「……澪?」 SS137 ふと、思い出した 短編165 「嫌い!!」 短編166 「えへへ、みーお」 短編167 「りつ……?」 SS138 澪とケンカをしてしまった。きっかけは私。 SS139 澪(人を素直にさせる薬、か…) 19-178 澪の嫉妬は凄い。 短編168 「やめろっ……もう自分で書く!」 短編169 唯の家の隣のおばあさんから、また町内会の演芸会のお誘いがあったらしい。 短編170 私が律の部屋で雑誌を読んでいると、持ってきたお茶を机に置き 短編171 私は澪のベースが好きだ。 SS140 私はヒモりっちゃん SS141 『今日は11月22日! いい夫婦の日でーす!』 短編172 11月2...
  • 澪×律 4
    トップページ 澪×律 4 SS一覧 澪×律 4 まとめ1 澪×律 4 まとめ2 澪×律 4 まとめ3 題 1行目 SS9 私は今世界中の誰よりも幸福なんじゃないかと思う。 SS10 はぁ、澪は何時まで写真撮ってるつもりなんだろ SS11 冬の日 どんなに寒くても 私は幸せ 短編21 君は本当に無防備だよね。私を揺さぶるのが好きなのかな 短編22 私が君を好きになったのは必然だったのかもしれない。 短編23 「澪、あっちのバンドでも頑張れよ!」 SS12 「おっじゃまっしまーす」 短編24 律は明るくて、気さくで、誰とでもすぐ仲良くなれるから人が寄ってくる。 SS29 「うーっ、さみーなー!」 短編25 気が付くと見慣れない部屋にいた。 短編26 放課後、律の家に半ば強引に連れてこられた SS30 しとしとと窓の外で雨音が響いている。 短編27 「~で、~~とかさ~・...
  • 澪×律 5 まとめ2
    澪×律 5 まとめ1|澪×律 5|澪×律 6 まとめ1   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1261040163/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 5  492 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/27(日) 22 32 19 なんでりっちゃんと澪しゃんて一緒にスースー寝てんのが似合うんだろ 別に作中じゃそんなの無いのにw   494 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/27(日) 22 37 35 夢でも一緒だよ、澪…。 みたいな   502 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/28(月) 00 07 41 律「夢でも一緒だよ☆」 澪「勝手に言ってろ、アホ!」   503 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/28(月) 00 09 57 澪「勝手に言って...
  • 澪×律 5
    トップページ 澪×律 5 SS一覧 澪×律 5 まとめ1 澪×律 5 まとめ2 題 1行目 SS35 今日は少しだけ風が強い。 短編56 修学旅行!やっぱり学生としては外せない行事だな! 歌詞 律「えっ、ないっ?」 SS36 律「さみー!!」 5-250 律「ああ〜、ひっく、小銭が、ひっく、足りな、ひっく、い」ヂャラヂャラ 短編57 窓の外からは、ちゅんちゅんと鳴く小鳥の声と、バイクの音が聞こえた 短編58 「みお~お腹減ったぁ」 SS37 茹だるような暑さの夏の日―― SS38 澪の部屋。サンタの服装に着替えてスタンバイ。 短編59 私はいま、運命の出会いをしてしまった。 SS39 「律!」 SS40 軽音部の皆とのクリスマスパーティを終え、私と律は二次会と称し 短編60 ちゅんちゅんと小鳥の囀りで目を覚ます。 短編61 私は、澪の音が好き。 SS41 「うぅ、寒...
  • 澪×律 別荘地 11
    トップページ 澪×律 避難所 11 SS一覧 澪×律 別荘地 11 まとめ1 澪×律 別荘地 11 まとめ2 題 1行目 短編108 澪の部屋、何時ものように突撃かましてみた。 短編109 「こういうお菓子ってたまに何故か無性に食べたくなるよな」 短編110 「おーっす、澪。ダラダラしにきたぞ」 雨の中かき消された細い声が 「いや~まさか降るとは思わなかったな。」 短編111 「なぁ!律、律っ!聞いてるのか?!」 短編112 学校帰り、律はフラッと私の家に立ち寄ると部屋に入るなりカバンの中からあるものを取り出した。 SS94 いつも一緒に居た。 短編113 あつい、あつい、あつい。 短編114 インターホンがなった。続いて玄関の開く音と共に聴きなれた少し低い声。 SS95 二人きりの時でも、基本的にお互い勝手に過ごしている。 短編115 中学を卒業して、高校に入ったらあ...
  • 澪×律 別荘地 16
    トップページ 澪×律 別荘地 16 SS一覧 澪×律 別荘地 16 まとめ1 澪×律 別荘地 16 まとめ2 題 1行目 短編138 ○月○日(日) 短編139 気温も下がり、季節はすっかり秋 短編140 「ポッキーゲーム、しようか」 SS110 特に用事はなかったし、拒否権もなさそうだったので渋々ながら律の家に行ってみる。 短編141 りつのかんさつにっき 2ねん1くみ あきやまみお SS111 「い、いらっしゃ……って、秋山さん?」 短編142 部活からの帰り道 SS112 香りのいい紅茶を楽しみながら、特に何をするということもなく、 SS113 澪はああ見えて甘えるということをしない。 短編143 家を出る時にママは言った 短編144 「私達男女だったら付き合ってたかな~?」 短編145 「雨、すごいな」 SS114 本当に今日はついてない SS115 「…ふぁ...
  • 短編51
    「ごちそーさま!」 「ごちそうさまでした」 あー食った食った! 「さっすが澪。・・わし好みの味付けを、熟知しておるのう」 「どこのお爺さんだ」 「律じーさんだ!」 「はいはい、律じいさん。お皿片付けるぞー」 おっとっと、澪が洗い物しに行っちゃう前に、ね。 「澪。デザート、ちょーだい」 「え?・・なんもないぞ」 「食べ物じゃなくていいよ、甘いものなら」 澪は首を傾げてる。 んー、伝わんないかな〜。 どんなお菓子より甘いもの、なんだけど。 「だーからっ、澪から、ちゅー」 「なっ、なっ・・ちゅ、ちゅーって、おま」 動揺しすぎですわよ、澪ちゅわん。 さっき、してあげたでしょーが。 「さ、ほーら。はっやく、はっやく!」 「ちょ、待てって」 …やっぱり澪には、まだキビシーか。 むぅ、わかっちゃいたけど、なー...
  • 短編43
    「ねー澪ちゃんとりっちゃんはどっちが夫?」 「「は?」」 律と見事に声がハモった 唯が唐突に聞くのは今に始まったことじゃないけど。 「ごめん、唯。もうちょっと説明をつけてくれ」 「えっと、ドラムとベースは夫婦だから澪ちゃんとりっちゃんが夫婦でしょ?どっちが夫かなぁって」 た、確かにドラムとベースは夫婦っていうけど!だからってそのまま私たちが夫婦ってわけじゃ・・。 「そりゃー私が夫だろ」 私が抗議する前に律からとんでもない一言。 「は?」 「だってそーだろ!澪は恥ずかしがりだから私が助けてやんないとなー!」 「なっ!まぁ、恥ずかしがりっていうのは認めるけど。」 いや、そういう問題じゃないだろ?・・でも、なんか納得いかない。 「律が夫っていうのもなぁ、下手すると私より乙女だし」 「なんだとー!あんな歌詞作るやつに言われ...
  • 短編35
    今日は日曜日。 昨日は澪んちに泊まった。 だから、今日の朝ごはんは澪んちで一緒。 うちの場合朝は洋食派だからパンとかだけど、澪の家は和食派。 …出てきた出てきた!ご飯に味噌汁に焼き魚にお漬物! んーやっぱこれだよな!し・か・も、澪がエプロンつけてもってきてるんだぜ! これでにやけるなって方が無理だろ! 「なんか、嬉しそうだな」 「嬉しくないわけないだろ。なんか、新婚さんみたい」 「なっ、し・・新婚って」 澪の顔真っ赤っか。照れてやんの! あぁ幸せ。すっげー幸せだ。 なーんて浸ってたらお腹がぐぅとなる。 「いっただっきまーす!」 「いただきます」 勢い良く食べ始めたはいいんだけど。 むぐぐ・・・魚がうまくほぐせない。 あー、もー!ちまっちましたの、嫌いなんだぞ! 「律」 「何」 「かしな」 「・・・うん」 すげー...
  • 短編68
    投稿日:2009/12/28(月) 03 34 40 澪視点 「律、もっと奥寄って」 私は律の肩をぐいと押した。 「もー無理だって。澪しゃん」 律は苦笑しながら体を縮める。 「ていうか、シングルベッドでくっつかないようにするほうが難しいと思うよ」 さらに苦笑しながら律が言う。 そもそも何故狭い思いをしながら一つのベッドに寝ているのかというと…。 普段はお互いの家に泊まるときは来客用の布団を出して寝ていた。 長い間それが習慣化していて一緒のベッドで寝るなんて考えもしなかったのだ。 事の発端は律の一言。 「2人一緒に寝たらあったかいんじゃないか?」 布団出す手間もないし、なんて付け加えながら。 ホントは後者が本音なんじゃないか?と思いつつも、 私も別に一緒に寝るぐらいいっか。と特に拒否する理由は浮かばなかった。 ベッドに入るまでは。 ………かっ...
  • 短編71
    投稿日:2010/01/05(火) 05 53 49 電気の消えた部屋、ベッドに横たわる私と君。 直接肌に感じる、君の息遣い。 優美に整った君の顔を間近で見ている 寝顔でもその美しさは色褪せない 今君はどんな夢を見ているの?君の夢に私は顔を出しているのかな 何で君が目の前にいるのに、私はこんなに寂しいの? こんなに気持ちよさそうに、幸せそうに寝ている君を、 実質独り占めしているのに。何で満たされないのかな? ああ。やっぱり駄目だ…涙はうまく操れない 私は君をいつも見ている けど、君はたまに上の空。もっと……みてほしい 別の人、物のことなんか考えないで 私のことだけ考えて…… 「りつぅ……」 そんな歪んだ愛を頭の中に張り巡らせているとき、 小さい口から発せられる私の名前 ……そうなんだ……ごめんね。君は夢の中でも私を見ていてくれて...
  • 短編52
    「青春、トラクター……ビーム……」 手帳に纏めておいた歌詞を、カタカタとタイプする。何度も使っているのに、未だにこのキーボードには慣れないな。 また和に教えて貰おうか。 いけない、また考えが散ってしまった。なんとか今夜の内にはこの詩をカタチにしないと。 気合いを入れ直したのもつかの間、何かが窓ガラスを叩くコツリという音が部屋に響く。できれば、この世のモノが立てた音であってくれと祈りながらカーテンをめくると、 「お、やっと出てきた」 「律?何やってるんだこんな時間に」 革のブルゾンを着込んで小石を握った律の姿。あんなものを投げていたのか。 怪訝な表情をしているだろう私に、律はいつもの笑顔を見せる。 「流星、見に行こうぜ」 「流星?今から?」 「今だからだよ。ほら、早く早く」 そう言って急かすように、ここまで乗ってきただろう自転車の荷台を叩いた。本当、夜中に押し掛けて来...
  • 短編20
    私は忘れ物を取りに部室へ戻った。 部室の前まできた時に不意に声が聞こえてきたので立ち止まり、扉の隙間から中を覗いた。 「ねぇ、澪。最近梓また演奏うまくなったな」 「そうだな。梓は頑張ってるからな。律ももっと練習しろよ」 「へいへーい」 澪先輩と律先輩が私の話をしていた。 なんだか気恥ずかしくなってしまい、入るに入れなくなってしまった。 もう少ししてから何食わぬ顔で入ろうと思い、中の様子を伺っていると、窓を開けていた澪先輩の後ろに律先輩が立った。 「澪は髪の毛短くしようと思った事ないの?」 「んー、ないよ。昔律が綺麗な髪だねって言ってくれたから」 二人の会話を聞きながら幼馴染みっていいな。と思っていると律先輩が澪先輩を抱き締めた。 「そんな昔の事よく覚えてたな」 「忘れるわけないだろ」 澪先輩はお腹に回されていた律先輩の手に自分の手を重ねた。 「私も覚えてるよ。澪...
  • 短編28
    毎日一緒に学校に行って、部活も一緒で、帰りも一緒。 それなのにもっとずっと一緒に居たいと思う。 一秒でも離れていたくない。 それぐらい君に夢中なんだ。 「私達って親友・・・だよな?」 「そうだけど、どうした?」 「うん・・・あのさ、それ以上の関係にはなれないのかな?」 募る想いが抑えきれなくなって溢れ出した。 澪はきょとんとした顔でこっちを見ている。 「・・・それ以上って?」 「そのままの意味だよ」 「恋人って事?」 「・・・うん」 言葉にされると何だか恥ずかしい。 でも、このままじゃ苦しくて仕方ないんだ。 澪がこんなに近くにいるのに遠く感じる。 もっと近くに行きたいんだ。 「律は私の事好き・・・なのか?」 「うん。ずっと澪の事考えてるし、もっと一緒に居たいって思ってる」 「そっか・・・」 黙ってしまった澪を見てられなくなり、俯いていると右手に...
  • 短編40
    「澪ってさー」 「んー?」 「あんな甘ったるい歌詞書くくせに部屋とか素っ気無いよな」 …誰のせいだと思ってんだ 「可愛いもんとかさ、小学生ん時大好きだったじゃん、どったの?」 しかも自覚が無いってのがどうにも手の付けようがないよな 「さぁね~、どうしたんでしょう~?」 「う、なんかトゲのある言い方…」 バツの悪そうな顔でクッション抱きしめながら律がゴロンと横になった …ちょっとイタズラしてやろーかな 「ねぇ律、私今も好きだよ、可愛いもの」 律にゆっくり近づく 「澪?」 「ウサちゃんのぬいぐるみとか~クマちゃんとか~…」 ボフッ 無防備に横たわる律に覆い被さる クッションさえ無ければ、キスできる距離 「律とか」 「ふぇっ…?!」 邪魔っ気なクッションを剥ぎ取り紅潮した律のトレードマークに目一杯キス あれ?律ちょっと涙目にな...
  • 短編37
    「二人って付き合ってるの?」 なんてよく聞かれる。 澪が恥ずかしがり屋だからみんなには内緒にしてるはずなのに何でバレちゃうんだろう。 もしかして私ってば態度とかに出しちゃってるのかな? 澪に怒られちゃいそうだな。 「澪ちゃんがね、すっごく楽しそうにりっちゃんの事話すんだ」 そうか、私が澪の事話す時って・・・・え? 「澪が?」 「うん。りっちゃんの事話してる時の澪ちゃんすごくいきいきした顔するから本当に好きなんだなぁって」 なんだ、澪のやつ。 誰にも言うなとか言っといて自分で言ってるようなもんじゃんか。 「まぁ、りっちゃんも澪ちゃんと同じなんだけどね」 なんて言われて言葉に詰まってしまった。 結局秘密にしていたつもりなのに、お互いおもいっきり表に出してたんだな。 あー、なんだか恥ずかしくなってきた。 でも、みんなにもバレちゃうくらい顔に出してくれるってなんだか嬉...
  • 短編78
    投稿日:2010/01/28(木) 01 15 28 「律が好きなんだ」 「私も好きだぞー」 「そうゆう好きじゃなくて、その、恋愛対象として・・・」 澪が本気で言ってるのはわかってた。 幼なじみなんだ。顔を見ればすぐにわかる。 「え?なに、言ってんの?」 「だから、好きだって。付き合ってほしいって言ってんの」 「も、もう、冗談はやめろよー」 「冗談でこんな事言うわけないだろ」 「はいはい、澪が私を好きなのはよーくわかっ」 「・・・」 バシンッ 殴られた。あたりまえだよな。本気の相手にあんな事言って。 澪、泣いてたな。 ほんとはすごく嬉しかった。私もずっと澪の事好きだったから。 ただ、突然過ぎたんだ。心の準備ができてなかった。 澪は勇気を出したんだよな。あの恥ずかしがり屋の澪が告白してくれたんだもん。 「私はどれだけヘタレなんだ」 自嘲気味に笑った...
  • 短編47
    今日は澪の家に泊まりにきてます。 「みお~もう寝ようよ」 「そうだな」 「ほら、早く」 被っていた布団を捲り、隣へくるように促す。 澪はいつも私に背中を向けて寝る。 だから、私はいつも後ろから手を回し、澪を抱き締める。 顔は見えないけど、私も澪もこの体制が好きなんだ。 「もうすぐクリスマスだな」 「そだねー。澪はサンタクロースとか信じる?」 「もうそんな歳じゃないよ」 「そんな事言ってたら悪いサンタがきちゃうぞ」 「はは、悪いサンタってなんだよ?」 私は体制を変え、澪の上に覆い被さる。 「悪いサンタって言うのはね、ここ奪っちゃうんだよ」 私は澪の心臓あたりを指指す。 「奪われたら最後、もう虜になっちゃうんだ」 「律になら・・・もっと奪われたい。もっと虜にしてほしい」 澪は顔を真っ赤にしながらとんでもない事を言ってきた。 てっきり殴られると思...
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