けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「SS197」で検索した結果

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  • SS197
    澪「そ、その…これバレンタイのお返し、クッキーだけどよかったら食べてね」 後輩「あ、ありがとうございます、澪先輩からお返し貰えるなんてとてもうれしいです!!」 澪「う、うんこちらこそ、チョコすごく美味しかったよ」 後輩「ら、来年もバレンタインにお渡ししてもよろしいでしょうか?」 律「あー来年は澪も大学生だから渡すの大変じゃないかな?」 後輩「大学まで行きます!!」 律「」ビクッ 澪「う、うんじゃあ大学で待ってるよ」 2年生「ありがとうございます!!このクッキー大事に食べますね!!それじゃあ失礼します」タッタッタッタ 澪「ふ~緊張した~」 律「まったくお返しくらい1人でしろよー」 澪「だ、だって1対1なんて恥ずかしいし心細いし…」 律「む~(まったく人の気も知らないでこいつはー)」 律(...
  • 澪×律 別荘地 23
    ...。 ぴっ。 ぴっ。 SS197 澪「そ、その…これバレンタイのお返し、クッキーだけどよかったら食べてね」 SS198 3月14日!田井中家玄関! SS199 「カレー食べたい」 短編207 「もし澪が助かるなら、私が犠牲になってもいいかな」 短編208 「23歳かぁ…」 トップページ
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    ... SS197 SS198 SS199 澪×律 別荘地 23 まとめ1 澪×律 別荘地 23 まとめ2 澪×律 別荘地 23 まとめ3 澪×律 別荘地 24 SS191 SS200 SS201 SS202 SS219 SS203 ...
  • SS19
    放課後の音楽室 今ここには唯、ムギ、梓、私の4人だけ 律はムギ曰く先生に呼び出しされていた、らしい 成績のことではないと思うとムギは言っていたけど大丈夫だろうか ドラムが居ないんじゃ合わせようがないということで 律待ちのティータイム まぁ律が来ても練習するかは怪しいものだけど とりあえず席に座りムギから紅茶を貰う いつも思うけれど、どうやったらこんな風に美味しい紅茶が淹れられるんだろう 今度ムギに聞いてみよう そんなことを考えていると さっきまで梓に飛びかかって撫でまわしていた唯と 撫でまわされたせいかは分からないが、若干顔が赤い梓がこちらにやってきた 「ねぇ澪ちゃん、歌詞ってどうやって書いてるの?」 いつもの定位置に座り、ムギに紅茶を貰いながら唯が聞いてくる 何の脈略もないあたりがとても唯らしい 「ん~そうだなぁ。急に思...
  • SS191
    受験を終えた三年生は、それぞれアンケートというものに答えるように言われている。 例えば、『志望校を決めたのはいつ頃でしたか?』『一日の勉強時間は?』 『受験に際して何か心掛けたことはありますか?』というような質問群だ。 三年生の回答は、来年の三年生――つまり今の二年生の進路指導に役立てられるとか。 私もその一つ上の先輩が答えたアンケート結果を読んだ覚えがある。 そんなわけで、今日の最後の授業は一時間使ってこのアンケートに答えるというものだった。 三年生は自由登校なのだけど、卒業式も近いので今日は全員登校している。 律は退屈そうに一番前の席に座っているし、唯もムギも皆揃っている。 質問自体は三十問ほどあって、なかなかに大変そうだと私は思った。 すでにN女子大に私を含む軽音部メンバーは合格している。 そんな受験の体験を、私はなんとか思いだしながら質問に答え...
  • SS195
    なあ、律。 私はお前と出逢わなければ、苦しまずに済んだのかな? なあ、律。 私達が生まれてこなかったら、私は痛みを知らずに済んだのかな?―――  季節は夏。煮えるような熱が降り注ぐ。  この暑さは皆に平等なのに、なんで痛みは平等ではないのだろう。 律「おっはよ!みぃお!」ドンッ!  背中に柔らかい衝撃、愛しい体温。 澪「わわっ!もう、暑いから離れろよ」  嘘。何なら一生離して欲しくない。 律「ちぇーっ澪しゃんったらつれねーの!」  仕方ないじゃないか。素直になれないんだ。 澪「ほら、行くぞ?遅刻しちゃうよ」  ああ、この時間がずっと続けばいいのに―――  教室はいつも通りの賑わい。わいわい、がやがや。  だけど私の心中は少し違う。いらいら。むかむか。 律「おっはよー!皆...
  • SS194
    「ポケットビタミンで~す。」 「こんにちは~。」 「どうぞお試しくださ~い。」 道の脇で試供品と笑顔を配っているバイトの女性たち。 それに見向きもせずに、何かにおびえるように歩いている女子高生がいた。 (またあの時間がやってくる…。) カチッカチッカチッ (…あの時間が…。) カチッ… ―クラクションの音が聞こえる。 律は道路の真ん中に立っていた。 向こうから一台のトラックがクラクションを鳴らしながら目の前で止まった。 「どこ見て歩いてるんだよ!!」 「…えっ…?」 「何やってんだ、さっさとどけ!!」 「あっ…すいません。」 運転手に怒鳴られた律は急いで歩道に戻った。 遠くでは試供品を配っている人たちが見えた。 時計の針は3時8分を指していた。 ■ 「記憶がなくなる?」 「はい…。」 「詳しく話してください。」 医者は神妙な...
  • SS198
     3月14日!田井中家玄関! 澪「律ーまだかー、遅刻しちゃうぞ!」 律「あー!ごめんごめん!」がちゃっ 澪「おは……なんだ?その大きい荷物は?」 律「何って、今日はホワイトデーだべ?」 澪「ああ、そういえば…」 律「澪には特別に後でショコラ作ってやるからな!とりあえず出発しようぜー、遅刻しちまわー」 澪「う…うん(私だけにショコラ…///)」  道中! 律「で、澪しゃんはなんでお返し用意してねーの?私より貰ってたじゃん?」 澪「私はほとんどファンクラブの人たちからだったから、後日またお茶会を開くことになってるんだ」 律「へー、それでも忘れてたなんて澪ひっでーの!ファンが泣くよ?」 澪「うっ……」 律「女泣かせ!甲斐性なし!」 澪「誰が甲斐性なしだ!」ぽかっ 律「あてっ!…...
  • SS196
      ぴっ。 ぴっ。 ぴっ。  真っ白な部屋に規則正しく電子音が鳴る。  私の無力を嘲るように。   ぴっ。 ぴっ。 ぴっ。  涙はとうに枯れた。唇を噛んで電子音を聴く事しかできない。   ぴっ。 ぴっ。 ぴっ。  律は一向に目を覚まさない。医者も半ば諦めているのか。  「……律…」  私の声はすっかりかすれていた。  そんな声でも、静かな部屋にはゾッとするほど響いた。  ――――りつ! 律「なんでぇ、みおしゃん。でっかい声でぇ」 澪「カレー作ろうって言ったろ!なんでルゥを買い忘れるんだ!」 律「あー…てへッ☆!」 澪「馬鹿律!」グッ 律「あー!あー!買いなおす!もっかい行くから!」ビクビク 澪「当たり前だ!…ほら、お金」 律「おお!……物は相談なんだけど…?」 ...
  • SS190
     紬の「ポッキーゲームしましょう」の提案を受けて始まった競技も、 律と澪のチームを残すのみとなった。 始めに純と梓がチャレンジして、残り1cmの記録。 続く唯と憂のチームが残り5mmで、今の所1位である。 「舐めてたね。もっといけば良かった」  残念そうに口にした純に、梓は悔しさを隠して言葉を返す。 「でも、最下位は免れると思うよ。 澪先輩シャイだから」 「あはは、でも憂がトップかー」 「姉妹だからしょうがないよ」  視線を移せば、 既に唯は優勝を確信しているのか胸を張って鼻息を荒げている。 「ふんすっ」  そんな余裕の態度を示す唯に、律が声を荒げる。 「おまっ。見てろよ、必ず勝ってやるからな」  けれども、梓には強がりにしか見えない。 澪の羞恥心が邪魔をする、そう踏んでいたのだ。  そしてその読みは、 ポッキーへと伸ばした律の手を澪が抑えた事によって確...
  • SS193
    唯「ねーねー澪ちゃん、今週末にね、東京マラソンがあるらしいよ。マラソン得意そうだったし出てみれば?」 澪「唯、あれは事前に申し込みとかあって抽選はとっくに終わってるんだ。それに目立つじゃないか・・」 唯「そうなんだ。ざんね~ん」 律「最近ウォーキングブームだったろ。ダイエットも兼ねて走ろうってんで、澪とお揃いのウェアとシューズとリストバンドを揃えたんだよ。でもまだ使ってないし、澪出てみればよかったのにな~」 澪「あとスポーツブラとショーツもな。でもちょっと恥ずかしいからまだ部屋で二人で着てみただけなんだ//」 律「だから部屋で何度もペアルックで楽しむ方が恥ずかしいって言ってるだろ!」 紬「あ、あの!私!チャリティー枠で二人ともマラソン申し込みました!だからその、全身ペアルックを見せて欲しいの//出きれば下着も!」 澪律「町中で何をさせ...
  • SS199
    「カレー食べたい」 膝の上に乗せた雑誌をパラパラと捲りながら律は呟いた。 小さな呟きだったが隣でテレビのチャンネルを変えつつぼんやりしていた私の耳にはしっかりと届いた。 しかし……カレーかあ、それはまた。 「唐突だな」 「食べたいって思ったんだからしょうがないだろ」 まあ何か食べたいって考えは割と唐突に浮かぶものだからなあ。 それに律のカレーは美味しいし、いいかなあ。 何カレーにするんだろうなあ。 甘口がいいなあ。 未だ頭はぼんやりとしていて、うまく頭が回らない。 今日はそういう日なんだろう。仕方がない。 そんなよく分からない理論も簡単に納得出来る。 それくらい、何もしたくない気分だった。 「澪、作って」 ぼんやりし過ぎて今にも寝そうな私の脳みそが、律の一言で急に冴えてくる。 「えっ……私が作るの」 「ん」 ...
  • SS192
    「田井中律ファンクラブ?」 それは律の写真がプリントされているカードだった。 田井中律、それは私の好きな人の名前だ。 小学生から一緒でいつのまにかアイツ無しの人生は考えられない位私にとって大切な人になっていた。 私の片思いだけど。 それにしても・・・ 「いつのまにアイツ、ファンクラブなんて出来たんだ?・・・気づかなかった。 律の事本気で好きになる子とかいたら嫌だな・・」 「澪!おはよ!」ダキッ 「キャ!り・・律!?やめ、ろ!」 ドカッ 「いてー!なーんだよかわいい声だしちゃってさ。でもたまには優しくしてくれたって・・」ブツブツ なんでこいつは何時も都合の悪い時に現れるんだ? 「さっきの、き、聞こえてないよな?」 「ん?何の事だ?それより今、なんか隠さなかったか?」 ヒョイ 「わ!こら!」 ...
  • 澪×律 別荘地 23 まとめ1
    澪×律 別荘地 22 まとめ3|澪×律 別荘地 23|澪×律 別荘地 23 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1298028805/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 23 1 :軽音部員♪  2011/02/18(金) 20 33 25   けいおん!の律と澪がラブラブするスレ   5 :軽音部員♪  2011/02/19(土) 02 17 59    紬の「ポッキーゲームしましょう」の提案を受けて始まった競技も、SS190   6 :軽音部員♪  2011/02/19(土) 02 21 23   「い、いや。まだだもんっ。SS190   11 :軽音部員♪  2011/02/19(土) 09 40 37   澪「ふう・・・疲れたな。 律、足舐めて」 梓「えっ」 唯「・・・?」 律「お、...
  • 澪×律 別荘地 21
    トップページ 澪×律 別荘地 21 まとめ1 澪×律 別荘地 21 まとめ2 澪×律 別荘地 21 まとめ3 題 1行目 SS153 最近どうも心がムズムズしておかしい。 地獄のクリスマス 12月24日夜。ただいま秋山澪はピンチです。 短編190 唯達に私と律が仲良くなるきっかけとなった出来事を話した日。 SS154 クリスマスイヴ。 SS155 「うぅぅ~/////」 短編191 大学を卒業して一人暮らしを始めた私。 SS156 12月25日。今日はクリスマスだ。 SS157 軽音部でパーティーをするのは、とても楽しい。 SS158 寒さに身震いして目が覚めた。 SS159 クリスマスが終わった。 SS160 その朝、りっちゃんが私のお家に来ました。 SS161 澪「はぁ…」 SS162 ふっふっふ。今日は待ちに待ったねんぷちの発売日。 短編192 後ろから抱きしめ...
  • SS18
    注1 本SSは律澪分、唯梓分が均等に振り分けられて(るはず)ますので 澪×律スレ、唯×梓スレの両方に投下させて頂きます 注2 本SSは某「唯が梓に嫉妬するSS」を参考に作成されています 注3 本SSは既に律澪と唯梓はカップルになってる事を前提で話を進めさせて頂きます また、あからさまなキャラ崩壊が見受けられる可能性がありますのでご注意下さい 唯律澪紬「ワイワイガヤガヤ」 ガラガラ 梓「こんにちは、遅くなってすみません」 唯「あっ!あずにゃん!遅いよ~早く早く~♪」 梓「はい…でもその前に」 唯「?あずにゃんその手に持ってるのなぁに?」 梓「あぁこれは…ラブレターです」 唯「…え」 律「おっ、梓も隅に置けないねぇ~このぉ~」 澪「こら律、あまりからかうn」 ドンッ! ...
  • 澪×律 別荘地 19
    トップページ 澪×律 別荘地 19 SS一覧 澪×律 別荘地 19 まとめ1 澪×律 別荘地 19 まとめ2 澪×律 別荘地 19 まとめ3 題 1行目 SS136 「……澪?」 SS137 ふと、思い出した 短編165 「嫌い!!」 短編166 「えへへ、みーお」 短編167 「りつ……?」 SS138 澪とケンカをしてしまった。きっかけは私。 SS139 澪(人を素直にさせる薬、か…) 19-178 澪の嫉妬は凄い。 短編168 「やめろっ……もう自分で書く!」 短編169 唯の家の隣のおばあさんから、また町内会の演芸会のお誘いがあったらしい。 短編170 私が律の部屋で雑誌を読んでいると、持ってきたお茶を机に置き 短編171 私は澪のベースが好きだ。 SS140 私はヒモりっちゃん SS141 『今日は11月22日! いい夫婦の日でーす!』 短編172 11月2...
  • SS119
    投稿日:2010/10/31(日) 07 13 34 今日は10月31日、ハロウィン。 お化けの仮装をする人がいるから、私はあんまり好きじゃない。 でも、イベントごとが大好きなあいつは、きっとノリノリで参加することだろう。 「みーお!」 噂をすれば。律は、私の部屋のドアをぶち破りそうな勢いで入ってくる。 まぁ、それはいつものこと。ずかずかと許可も取らずに人の部屋に勝手に入ってくるのも。 違うことといえば、犬耳、しっぽ、犬の手足っぽい手袋にスリッパ、そして赤い首輪を付けていることくらいか。 どうして犬なのかはわからないけれども、とても似合っているのでいいと思う。 「狼男だぞー!」 …………犬じゃなかった。でも、どう見ても犬。なんか柴犬っぽい。 っていうか。 「狼男って首輪つけてたっけ……?」 「あれ、なかったっけ。……まぁ細かい...
  • 澪×律 別荘地 24
    トップページ 澪×律 別荘地 24 まとめ1 澪×律 別荘地 24 まとめ2 澪×律 別荘地 24 まとめ3 題 1行目 SS191 受験を終えた三年生は、 SS200 酷い夢を見た。 SS201 澪「律、好きだよ」 SS202 唯「あーずにゃんっ!」ダキッ SS219 澪「律!延期になってた上野のパンダが4月から公開してるんだって!」 SS203 唯「見てみてー!あずにゃんとほっぺチュープリ撮ったんだよー」 SS204 澪「り、りつぅ…なんかこの旅館怖くないか?」 SS205 澪「りつ最近牛乳ばかり飲んでないか?」 SS206 律「澪ってさー」 SS207 唯「澪ちゃん…実はね、私のアソコが…」 トップページ
  • 澪×律 4
    トップページ 澪×律 4 SS一覧 澪×律 4 まとめ1 澪×律 4 まとめ2 澪×律 4 まとめ3 題 1行目 SS9 私は今世界中の誰よりも幸福なんじゃないかと思う。 SS10 はぁ、澪は何時まで写真撮ってるつもりなんだろ SS11 冬の日 どんなに寒くても 私は幸せ 短編21 君は本当に無防備だよね。私を揺さぶるのが好きなのかな 短編22 私が君を好きになったのは必然だったのかもしれない。 短編23 「澪、あっちのバンドでも頑張れよ!」 SS12 「おっじゃまっしまーす」 短編24 律は明るくて、気さくで、誰とでもすぐ仲良くなれるから人が寄ってくる。 SS29 「うーっ、さみーなー!」 短編25 気が付くと見慣れない部屋にいた。 短編26 放課後、律の家に半ば強引に連れてこられた SS30 しとしとと窓の外で雨音が響いている。 短編27 「~で、~~とかさ~・...
  • 澪×律 別荘地 23 まとめ2
    ...よかったら食べてね」SS197   678 :軽音部員♪  2011/03/08(火) 11 40 07   律宅SS197   686 :軽音部員♪  2011/03/08(火) 18 09 47    3月14日!田井中家玄関!SS198   687 :軽音部員♪  2011/03/08(火) 18 15 50   律「どしたん?うつむいて?」かおのぞきこみっSS198   706 :軽音部員♪  2011/03/09(水) 01 13 01   アニメの澪は本当に律に甘いよなと思う。まず勉強教えるのを全く嫌がらないし。 家庭科の課題だって律の分のスカートつくりを全部やってあげてるし。 原作の澪だったら自分でやらなきゃためにならないっていって断ると思う。最終的 には手伝ってあげるんだろうけど全部つくってあげるなんてまずしないと思う。   707 :軽音部員♪ ...
  • 澪×律 4 まとめ2
    澪×律 4 まとめ1|澪×律 4|澪×律 4 まとめ3   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1259402450/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 4 354 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/06(日) 07 23 16 冬の日 どんなに寒くても僕は幸せSS14   355 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/06(日) 07 24 43 「うーむ・・・・」SS14   358 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/06(日) 09 48 32 355 全く朝から何を書いてんだこの野郎ありがとうございます 正直 りっちゃんが前髪降ろせば澪といい勝負ができる位人気出るハズ…つーかかわいーし でも前髪降ろしたらりっちゃんのありがたみがなくなるし… うーん   361...
  • SS10
    はぁ、澪は何時まで写真撮ってるつもりなんだろ 声かけても「んー」とか「あぁ」とか全然かまってくれない あーあ、つまんないなぁ 「りーつっ」 そんな風に考えてたら、私をほったらかしにしてる張本人が声をかけてきた かまってくれなくて結構いじけている私は、むすくれた顔で振り返る その瞬間、パシャリというシャッター音 え? 「ふふっ」 ポカンとした私の目の前にはいたずらっぽく笑う澪 …やられた 「不意打ちは卑怯だぞ!」 「このカメラ、デジカメじゃないからなぁ」 抗議してみるも、暗に消せないということをいって尚も笑う澪 しかも、この写真どうしよっかなぁ~とかいってるし! …ふふん。でもな、この程度で慌てる私ではないのだよ! 「これを見ろ!」 「・・封筒?」 驚くなかれ!この封筒には3日前...
  • SS1
    律「まあ私が一号で澪が二号なのは明らかだな」 澪「なっ、なんで」 律「だって澪どん臭いじゃん。妖怪『コードに足引っ掛けパンモロ女』だし」 澪「うおおいっ!なんだよその汎用性なさすぎな妖怪は!」 律「まあそんなだから、少なくとも技ってガラじゃないね」 澪「どん臭い=力の二号ってのもおかしいだろ…」 律「いやほら背高いし手デカいじゃん。そしてそのデカい手でしょっちゅう殴られる可哀想なアタクシ」 ごちんっ 律「あづーっ!」 澪「お前がそうやって挑発するからだろ!」 律「でも澪しゃ~ん、   自分と同年齢のオナゴをネックハンギングツリーで浮かせられる女子高生なんて結構な逸材だと思いますよ?」 澪「お前がちっちゃすぎるだけだろ。大体どこに適所があるんだよ、その逸材は…」 律「そんなの自分で探せよ。全く、これじゃか弱いりっちゃんはデカ女に押し倒されても貞操を守れませんわ」 ...
  • SS11
    冬の日 どんなに寒くても 私は幸せ って言いたいとこだけど 寒いものは寒い 「あぁもう律はまだか!」 そう、私がこんな寒い中、外で待っている理由 それは律が待ち合わせ場所にまだ来ていないから まぁ、遅刻というやつだ いつも学校に行く時は待ち合わせとかしてなくて 登校中にあったら一緒に行くっていう感じだった それで今日は一緒に行こうって律から誘われたものだから、それはもう楽しみにしていたわけで まさか遅刻だなんてな、百年の恋も冷め・・・いや、まだまだ頑張れる …って何言ってるんだ私は きっと寒さのせいだ、そうに違いない 「まだかよ、ばかりつ」 「朝っぱらから馬鹿はひどいなぁ」 冷たくなった手に息を吹きかけながらボソっと呟いた言葉に 待ち人から返事がきた こっちは寒い中待っていたというのに、なんて呑気な返事だろう ...
  • ジャンル別19
    お祭り 短編163 短編164 SS135 SS136 嫌い SS137 短編165 短編166 澪・律が悪いんだからな 短編167 短編174 11月22日(いい夫婦の日) 短編170 短編171 SS140 SS141 短編172 短編173 SS142 SS143 SS144 短編175
  • SS17
    夜、急に澪に会いたい衝動に駆られた。 ちょっと前まで会ってたろ、と自分でツッコミ。 あぁ、意識しだしたらソワソワしてきた。 澪。まだ、寝てないよな。 声だけでも聞けば、収まるかな。 うん。よっしゃ、電話してみよ。 『なんだ?』 「やぁマイハニー」 お互いの電話番号なんてとっくに登録済みだから「もしもし」なんてなし。 『・・・切るぞ』 「ちょ!待った待った!」 澪のことだから、ほんとに切りはしないとおもうけど。 『で。どうかしたのか?』 「ん、特に何もないんだけどな!」 『なんだそれ』 「い、いやぁ。そ、その。あ、会いたいなぁって」 『・・・』 受話器の向こうからため息をつく音がした。 うぅ、やっぱムリかな。夜遅いし。 「や、でも声聞いたら、さ!もう、大丈・・」 『わかった。大人しく待ってろよ』 「あ、...
  • SS16
    朝ごはんも食べて、さて何をしよう。 「澪~」 「なんだ?」 「どこ行きたい?」 「特にないかな」 澪が洗い物をし終えてこっちにくる。 あぁこんなとこも、しあわせ。 抱きしめたくなる衝動をなんとか押さえて、出かける準備っと。 「じゃあ何時も通りでいっか」 「ん」 特に用もなく外に出てウィンドウショッピング。 そんでその時の気分でカラオケいったり、映画見に行ったり。 私たちの休日は何時もこうだ。 店を一通り見て回って休憩。 何をするでもないんだけど、楽しいんだから仕方ないってね。 「この後、どうする?」 「んー。あ、ゲーセン行こうぜ!」 「いいけど、無駄遣いはするなよ」 「わーかってるって」 ふっふっふ!このお宝ハンターりっちゃんの腕、見せてしんぜよう! ゲームセンターへ行くとUFOキャッチャーの手前に...
  • SS15
    「律、何でそんなに怒ってんだよ」 「別に怒ってないし」 「……ほら、怒ってるじゃん」  澪は呆れたような口調でそう言うと、あたしの唇をむいっとつまむ。 「にゃにしゅんだー」  体をよじらせて澪の指先から逃れると、澪に背中を向ける。  と、その拍子、ベッドの枕元に放置してあった一枚の紙が視界に入って、あたしは小さくため息をついた。  不機嫌の原因は、間違いなくこいつ。  ……何が、前髪を下ろした姿も見てみたい、だよ。ひとりごちて横目で澪を見る。 「澪のばか」 「はあ? ……律、本当になんなの、さっきから」  心底不思議そうに首を捻る姿に、今度はあたしが呆れる番だ。 「澪のせいで、あたしがどんだけ悩んだと思ってんだ」 「私のせいで? なんで?」 「……だから、それは……」  思わず口ごもる。澪が書いた歌詞を、自分へのラブレターと勘違いして悶々としてました。 ...
  • SS142
    投稿日:2010/11/22(月) 23 19 30 「なあ澪、今日が何の日か知ってる?」 律は澪にそう訊ねた。 「なんだよ、11月22日、『良い夫婦の日』だろ?それがどうしたんだ?」 律はにわかに不機嫌な顔つきになり、澪はそれを見てクスクスと笑った。 「何笑ってんだよ、澪?」 「いや、なんていうか、律可愛いなって」 そう言うと澪はまた笑いだした。律は自分の顔がみるみる熱くなっていくのを感じた。 「おい変なこと言うなよ、澪!」 「ごめんごめん」 澪は笑うのを止め、一呼吸おいてからこう続けた。 「でもさ……律ってば何を期待してそんなこと訊いたのかな?」 澪は、今度は声は出さず、悪戯っ子のようなにやにやとした笑みをもって律を見た。 律はいよいよ顔を真っ赤にし、下を向いたきり押し黙ってしまった。 少しの間沈黙が流れると、澪はいよいよ自分がやりすぎたことに気...
  • SS14
    冬の日 どんなに寒くても僕は幸せ 白い吐息弾ませて、駆けてくきみを見てると、切りそろえた髪がとても似合ってる でも、前髪を下ろした姿も見てみたい この怪しげな手紙の正体が解かり、不安のモヤモヤは消えたものの 今は新しいモヤモヤが私の胸中を占拠しようとしている 「・・・・意味深だなあ」 歌詞だってのはわかったけど、それにしちゃえらく短い。 それに韻を踏んでる感じもないし、歌詞というよりは手紙って感じ。 そうだよ、やっぱ手紙だよなこれ。 「・・・・・未完成なのか」 それはそれでおかしい。完璧主義の澪が未完成の歌詞を持ってくるだろうか 未完成のうちから私に見せて意見を聞きたい、そういう線もあるかもしれないが、 本人はこれで完成としている様子。できれば続きも書きたいとは言っていたが、 現時点ではこれが完成品なのだ。 澪の歌詞と言えば、甘々かつメルヘンチックに...
  • SS12
    律視点 「おっじゃまっしまーす」 土曜日、別に澪と約束してないけど澪んちにいく 何時も約束しないで突撃かけたりするから もう澪も慣れっこだと勝手に思ってる でも、今日は何時もと違った 今まで何度も押しかけたけど そういえば、こういうシチュエーションはなかったな 澪の部屋に入ると、部屋の主はベッドでおやすみ中 とりあえず近くまでいってみるわけだけど 近づいても起きる気配がない。無防備すぎるぞ お腹でてるぞー、相変わらず胸がけしからん あ、まつげなげーなぁ、ほっぺぷにぷにしてら なんて澪を観察 唇真っ赤、リップ塗って無くてもぷるぷるしてる、やわらかそーだ 気が付けば澪の唇ばっかりみている自分がいた なんか胸の奥の方がむずむずしてくる なんでだろ? 澪の唇みてたら、なんか・・ いや、まて。相手は寝てるんだぞ?いや、そも...
  • SS13
    澪視点 律の部屋。部屋の主は布団を頭からすっぽりかぶって丸まってる。 「律」 「・・・」 さっきからずっとこう。 何度話しかけても、返事すらしない。 「律ってば」 「なんだよ」 「なんだよ、じゃないよ。どうしたのさ」 「なんもない。・・ほっといてよ。」 どうしたらいいか、わからない、わからないけど。 律の近くに居ないといけない気がした。 だから。 「律、ちょっと奥いって」 「なんで」 「いいから」 「やだ」 …実力行使しか、ないな。 「邪魔するぞ」 「え、おい。澪っ」 「何」 「やだっていったぞ」 「うん」 「・・・」 強引に、丸まった物体の横に寝転がる。 …あれ、なんだろ。 なんか、横になったら、急に眠くなって・・・。 もういいや、寝ちゃお。 「りつ」 「なに」 「...
  • SS135
    投稿日:2010/11/16(火) 19 39 49 澪は突然立ち止まった。私は勢い余って少し前のめりになる。 「なんだよ澪、急に止まるなって」 振り返って見ると、澪は射的ゲームの屋台を見つめていた。 何かをふと思い出すような――そんな表情を横顔から見せている澪。 私はその顔を覗きこみながら尋ねた。 「どうしたー澪。射的やりたいのか?」 「……」 「澪?」 「……夏休み、ムギに人形取ってやったって言ったよな」 ああ、あれね。 夏休みにムギと一緒に遊んだ時、人形を取ってあげたのを思い出した。 それを澪に話すとしばらく機嫌が悪くなったのを覚えている。 でもなんでその話題が今頃……。 立ち止まっている私たちの横を、ざわめく人々が通り過ぎて行く。 浴衣姿の私たちは、私服の人の波に少しだけ浮いていた。 私と澪は、数秒見つ...
  • SS131
    投稿日:2010/11/12(金) 14 25 06 律「………えっ?」 それは、本当に突然のことだった。 唯「びっくりだよねー」 何だよ……それ。 紬「ほんとね。でも、澪ちゃんだものね」 何をするにも常に一緒で、お互いのことは何でも知っている。 ……つもりだった。 さわ子「彼氏ができるのも頷けるわね」 私ハ、ソレヲ知ラナカッタ……。 律「なん、だよ……それ」 唯「あれ? りっちゃん知らなかったの? てっきり知ってるかと…」 さわ子「結構学校でも有名よ? 澪ちゃんに彼氏ができたって話」 梓「………」 紬「路地裏あたりで2人でいるのを見たって人がいたのよ」 唯「路地裏って、何だかえっちぃね!」 梓「その発想はなかったです」 澪に…彼氏? ははは、何を、バカなことを……。...
  • SS163
    今年も、もう終わりか。 今年も唯の家で、皆でコタツに入ってトランプをしていた。 梓とムギと唯はうさ耳を付けていて、私と澪は何も付けていない。 こんないつも通り、例年通りのことが今日も起こっている。 そして、ババ抜きだ。 毎年カウントダウンまでのこの数時間は、トランプをしている私たち。 大富豪、七並べ、神経衰弱。さまざまな遊びをした。 結局残りの三十分、最終決戦はババ抜きとなったのだ。 「うわっ、またババだあー!」 「唯先輩そういうのは言ったらダメですよ」 「へっ? なんで?」 「ポーカーフェイスって言ってね、表情を崩さないのよ。  そうすれば、次の人はあんまり危機感を感じないでしょう?」 「つまり、ムギちゃんが急に顔を怖くさせたらババがあるってこと?  で、澪ちゃんは気をつけなきゃいけなくなるよね」 「そう。そういう風に相手にばれ...
  • SS139
    投稿日:2010/11/18(木) 22 56 37 澪(人を素直にさせる薬、か…) 澪(ムギ曰く、副作用はなし。勢いに負けて貰っちゃったけどどうしよう…?) 律「澪、みーお!」 澪「…ん?」 律「どうしたんだよ。朝からぼーっとするなんてらしくないぞ?」 澪「あ…ちょっと考え事してて(今日も私の律はかわいいなぁ)」 律「ふーん?悩み事なら相談しろよー?」 澪「うん、ありが…(いや、ちょっと待て)」 澪「…律、なら早速いいかな?(これを使えば律の本当の気持ちを…)」 律「んー?」 澪「実はダイエット中でさ、飴を貰ったんだけどどうしようか迷ってたんだ。私の代わりに食べてくれないか?」 律「…それだけ?」 澪「…ダメかな?」 律「ん。いいよ」 澪「はい、じゃあ口開けて」 律「あーん。…ん、なんか変な味」 澪「健康にいい成分入れてるらしいからな。一気に...
  • SS102
    投稿日:2010/08/03(火) 23 39 17 「最近、怖い話とかやんなくなったよなー」 適当にザッピングしながら隣で一緒にテレビを見ている澪に声をかける。 小学生ぐらいのころは夏になると怪談とか心霊写真の特番をよく放送してたと思うんだが。 「たしかに。でも別にいいじゃないか、怖い話なんてやんなくても」 オカルトが苦手な澪はそういう特番がなくなったことに肯定的なようである。 「でも夏といえば怪談話じゃん?」 「いや、私は見ないから」 澪は冷静を装いつつ、早くこの話題を終わらせようとリモコンに手を伸ばす。 しかしここで引き下がらないのが私である。 「でもさー納涼っていうかさ、夏にああいうの見るのがいいんじゃん」 「はいはい」 澪はこれ以上この話題には取り合わないといった感じで私から奪ったリモコンでザッピングをし始めた。 くそう。こうなったら強行手段だ。 ...
  • SS141
    投稿日:2010/11/22(月) 19 43 14 『今日は11月22日! いい夫婦の日でーす!』 テレビをつけると、アナウンサーはそんな事を言っていた。 ……いい夫婦、か。 私は振り返って、晩御飯の後片付けをしている律を見た。 結婚もしてないし、女同士。でも律の姿は、どこからどう見てもお嫁さんであった。 愛らしい横顔を覗かせている律をまじまじと見つめる私。気付かない律。 私は少し恥ずかしくなって、テレビに向き直った。 番組に、結婚五年の若い夫婦が出ていた。 『結婚されて五年ですか』 『そうなんですよー』 『どうですか、奥さん』 『もう毎日幸せです』 画面の下部に映されているテロップには、夫婦の名前が書かれてあった。 年齢は、旦那さんが24歳、奥さんが23歳だった。 五年……ということは、二人が19、18...
  • SS116
    投稿日:2010/10/19(火) 01 27 26 体育祭が嫌いだった。 もとより目立つことが嫌だったし。 もしリレーで転んでしまったりしたら血も出るし注目も浴びるし大変だ。 組み体操とか創作ダンスとかで失敗しても客とか仲間内からの視線が痛い。 そして何より  あいつが目立つ。 「うわーりっちゃんすごーい!!」 「へへ!どんなもんだい!!」 今日は、桜高体育祭。 さっき短距離走の種目が終わったところだ。 「すごいわりっちゃん!1位!」 こいつ…律が1位を取った。 だから今現在律の周りには人だかりができている。 「すごかったよりっちゃん!」 「田井中はえぇー!」 「見た目どおりすばしっこいんだなー!」 いろんなひとにもみくちゃにされてる律。やめろよーなんて言いながら笑顔で接する律。 「あの先輩かっこいいなぁ…」 「ね、ちょっと...
  • SS180
    「む…むり!やっぱむり!」 「…まだ制服のボタン一個外しただけなんですがね澪しゃん…」 「だって…は、恥ずかしいし…無理…」 「…はぁ」 「…りつ、ご、ごめん」 「なんで謝るんだよー」 と私は笑って澪の頭をぱちんとはたく。 んな複雑な顔してんじゃねーよ。 澪が悪いわけじゃないだしさ。 「んーじゃ、帰るよ」 「えっ?泊まってかないのか?」 「あぁ、下着とか持って来てないし」 「え…あ、そっか…」 「気持ち抑える自信も無いしな」 「!…ば、ばぁか…」 んで、澪に玄関まで送られて薄暗くなった帰り道。 澪と付き合って3年とちょっと。 うん…エッチ経験は未だありませんよ。 理由は…まぁさっきの会話通りだ。 手はつなぐ。澪もそこまではできる。 キスは、まだしてない。 付き合って3年なのに遅いって?いやいや、これが普通。 澪と付き合うってんな...
  • SS152
    コンビニで、音楽雑誌を立ち読みした。 「……澪と唯のツーショット」 我がHTTの数ページにわたる特集が載っている。 んで、始めのページはその二人のツーショット。 んんん、凄いな、唯は。 これでもかってくらい元気溢れてる表情してる。 可愛い可愛い。 そして澪。 うん、言わずもがな、完璧すぎる。 ルックスもスタイルも申し分ない。 それから表情。 初めは緊張でガチガチで笑顔も作れなかったくせに、最近はとてもいい笑顔で撮ってる。 成長、したんだな。 というかこの雑誌、澪の載ってる比率が高いな。 梓とのツーショット。 HTTメンバー全員で。 澪単体。 …まぁ、澪は人気あるからな。 当然だ。あんなに美人なんだから。あんなに完璧なんだから。 唯も文句なしに可愛いし、梓だって綺麗だ。 澪とのツーショットも、よく決まる。 少なくとも、特に人気のない私なんかより...
  • SS186
    バレンタイン。 そう、バレンタインデーなんだ今日は。 胸がときめく恋のイベント、この日を大好きな人とだけで過ごせたら…なんて思うのもまったくおかしなことじゃない。 …そうなんだ、私は、秋山澪は、この日を田井中律その人とだけで過ごしたいと思ってるんだ。 だけどまぁ現実はそうもいかない。 本当にそんなことができるのは人生の夏休みを満喫している大学生くらいなもので、まだ高校生である私は学校に行って多数の人たちの中に溶け込まないといけない。 …嫌だな。 私にとって特に最近は、このバレンタインデーが嫌でたまらなかった。 この日も変わらず律と会えることはこの上なく嬉しいことだとは思うけれど、それすらたまに忘れてしまうくらいに嫌なことがたくさんあるんだ。 「はぁ…」 まだ目覚ましが鳴るまで30分はある。 律には会いたい、律にだけは会いたい。 でも学校には行...
  • SS149
    ○月△日 木よう日 はれ はずかしながら、かぞえていました。 さくぶんがよめなくてこうえんでないていた私に、話しかけてくれたりっちゃん。 そのひづけをおぼえていました。ちょうどきょねんの今日、日記にもかきました。 今日はその日から、一年でした。 だから私はりっちゃんにきいてみました。 「今日は何の日か覚えてる?」って。 するとりっちゃんは―― ■ 「ねえりっちゃん」 「なあに澪ちゃん!」 あの日と同じだった。あの日のような夕焼け。 私はブランコに腰かけていて、何を思うことなく小さく揺らす。 りっちゃんはというと、私の目線の先。サッカーボールでリフティングをしていた。 器用に爪先でボールを蹴り上げ、着々と回数を伸ばしていくりっちゃん。 長めの横髪を震わせながら、テンポよくそれを繰り返す。 私は...
  • SS160
    その朝、りっちゃんが私のお家に来ました。りっちゃんは私の顔を見ると「メリークリスマス、澪ちゃん!」と言いました。 私は不思議に思ってカレンダーを見たけれど、やっぱり日付は12月26日で、クリスマスは昨日です。 実際に、昨日の夜私はパパとママとツリーの飾りつけをしたり、ケーキを食べたりしました。 朝起きると、今年もサンタさんはちゃんと私のお家に来たらしく、枕元にはプレゼントが置いてありました。 だから私はりっちゃんが「メリークリスマス」なんていうのがとても不思議でした。 私はりっちゃんに聞きました。 「りっちゃん、クリスマスは昨日だよ?りっちゃんは昨日の夜、パパやママとクリスマス会やらなかったの?」 するとりっちゃんは「やったよ」と答えました。 私はますます不思議になってしまい、その表情が顔に出たのかもしれません、 りっちゃんは「ちょっと待っててね」といい、背負ってい...
  • SS127
    投稿日:2010/11/03(水) 18 25 50 「私はヒモりっちゃんだ!」 今の生活が始まってから律はよくこんなことを言う。 同棲を始めた頃は共働きだったんだけど私の仕事が軌道に乗って二人で 生活する分には十分なお給料がもらえるようになったことと二人でいる 時間をできるだけ増やしたいということで仕事は私、家事は律ということ で律に家庭に入ってもらった…なんかこの言い方は照れるな。 ……実は家事全般は完全に律の方が得意というのもある…屈辱だ… 律は変に照れ屋なとこがあるから主婦じゃなくてヒモだなんていう。 「それじゃ律いってきます」 「いってらっしゃ~い。ほら、早く行った行った。私はヒモだから今日も 家でのんびりだ」 ん?なんか律の様子が変だな。ヒモなんて軽口はいつものことだけど。 まあいいか。仕事に遅れる訳にはいかない。私のヒモさんのために頑張...
  • SS137
    投稿日:2010/11/18(木) 00 29 09 ふと、思い出した それはずっと昔の話 私と律が知り合って、1年くらいが経った頃のこと・・・ そのころに起こったとある出来事が 少なからず、今の律と私の関係を築く上で欠かせないものになっているのではないか 最近ではそんなことを思うようになった キッカケが何だったかなんて、もう記憶の片隅にも残っていない ただ、その日の私と律はえらく荒れていて 売り言葉に買い言葉、周囲が引くほどの口げんかを繰り広げていた。 そのときに・・・口をつついて出てきた一つの言葉 それを律に振りかけてしまった 「嫌い」 決して本心ではない、むしろそのとき私は既に 律に心から惹かれ、好きになっていた だから だからこそ 私の気持ちをわかってくれない律に、腹が立って 律の気持ちをわかってやれない私に腹...
  • SS145
    投稿日:2010/11/26(金) 00 07 21 律「唯!誕生日おめでとう!」 澪「おめでとう」 ムギ「おめでとう、唯ちゃん!」 梓「おめでとうございます!」 唯「みんなありがとー!」 ムギ「というわけで、今日はショートケーキを持ってきましたー」 唯「うわああああムギちゃん大好きいいい」 律「じゃあ、早速プレゼント渡すか?」 唯「え!?皆用意してくれてるの?!」 律「当たり前だろー」 澪「ほら、唯」 唯(参考書とか…澪ちゃん空気読もう…) 澪「頑張って勉強しろよ?」 唯「う、うん」 梓「はい、唯先輩」 唯(ギター指南本…新しい嫌がらせなのですか) 梓「唯先輩はこれで練習頑張って下さい」(今日おうちに寄ってもうひとつのプレゼントあげますからそんな可愛い顔しないでください) 唯「あ、ありがと」 ムギ「私はケーキ上げたから、いらないよ...
  • SS105
    投稿日:2010/08/06(金) 02 15 39 〇月〇日 今日曾我部先輩が卒業した あと一年もすれば自分達もあっち側になってしまう まだみんなと一緒に居たいが子供から大人になる為に準備をしなくてはならないと思うと寂しい気持ちになった…… ×月×日 今日は進路希望の用紙を渡された また律は期限ギリギリまで書かないらしい いい加減その癖を直してほしい △月△日 進路希望の提出期限の日 案の定律は書いてない… 私に進路先を聞いてくるがそれくらい自分で決めてほしい。 中学卒業の頃は「何時までも一緒!」とは言っていたが一時の感情で律の一生を台なしにしたくなかった それに私たちのおかしな関係もそこで断ち切りたかった。 ☆月☆日 今日変な夢を見た 律が化粧をしてピアスをして女性らしい格好でこっちに手を振っている でもそれは"じ...
  • SS157
    軽音部でパーティーをするのは、とても楽しい。 最高に楽しい。 でも、律と二人っきりの時間が減っちゃったのは、少し残念だったかな。 中学三年まで、ずっと二人だったんだから。 こんな事言ったら、バチ当たるよな……。 最低だな、私。 ■ 「ほら梓ー、お前も何かやれよ!」 「いいですよ私は!」 「あずにゃんの一発芸見たーい」 「もう止めてください! ああちょっと唯先輩!」 いつものように。毎年のように開かれるクリスマス会。 ただいつもは25日に開いていたのだけど、今年は24日に行っている。 唯の家のリビングのコタツ。皆がそれに入って、騒いでいた。 コタツの上には丸いケーキと、憂ちゃんの作った豪華すぎる料理が並ぶ。 私はそれを度々口にしながら、律たちが騒ぐ様を見ていた。 一年の時はエアドラム。 二年生の時も、いろんなことをや...
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