けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「SS27」で検索した結果

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  • SS27
    「私おっきくなったら、りっちゃんのお嫁さんになる」 「ほんとっ?それじゃ私は、世界で一番、お父さんより格好良くなって、澪ちゃんの旦那さんになるから!約束ね!」 「うん、約束!」 整った寝顔を見ながらふと、遠いあの日の小さな約束を思い出した。いかにも子供らしい、無邪気な約束。 ただ1つおかしいのは、約束を交わしたのが女の子同士ということ。 その約束の相手は、テスト疲れからか夕食前だというのにぐっすり寝入っている。 カチューシャもとらずに、それも人のベッドを占領して。 「髪、癖ついちゃうぞ」 「ん~い~っ……」 返ってくるのは意味をなしていない呻きだけ。 有言実行のつもりだろうか、世界一とまではいかないが正直人並み以上に美形に成長してしまったその寝顔に私は愚痴を零す。 「なにも本当に格好良くならなくても、良かったんだぞ」 忘れっぽい律の事だ、あんな約束覚えちゃいな...
  • 澪×律 4
    ...、特に意味もなく。 SS27 「私おっきくなったら、りっちゃんのお嫁さんになる」 短編45 「へへ」 SS28 毎日、澪の夢を見る。 短編46 みっおー!」 短編47 今日は澪の家に泊まりにきてます。 短編48 今私たちは、海の見える広いバルコニーに二人きり。 短編49 「胸を大きくする方法?」 短編50 ただいま、お昼。 短編51 「ごちそーさま!」 告白【第1話】 「み、澪センパイっ!」 SS31 降りしきる雨が校庭に染み込む音と匂いを感じながら、 SS32 朝、澪と待ち合わせ。 短編52 「青春、トラクター……ビーム……」 4-791 ニュースによると、今日は双子座流星群らしい。 告白【第2話】 「すっかり遅くなっちゃった」 SS33 「うーさっびい」 短編53 何の気なしに眺めていたテレビから聞こえてきた『今夜はふたご座流星群がピークを迎えるでしょう』の言葉。 SS34 澪に...
  • 澪×律 4 まとめ2
    ...んのお嫁さんになる」SS27   610 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/10(木) 23 10 05 そう、私が抱く感情は明らかに間違っている。友達同士の好きから逸脱した感情、それを律に抱く理由ははっきり言って多すぎて、でもカタチにしてはいけないモノで。SS27   611 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/10(木) 23 11 16 ベッドの上で私を抱き締めたまま、SS27   612 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/10(木) 23 13 42 シリアルにしたかったけど消化不良気味です 澪→律の魅力の1つ、『もどかしさ』を味わって頂けたら良いな   618 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/11(金) 00 13 40 「へへ」短編45 シリアルの流れに乗ってみた   626 :名無しさん@お腹...
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  • 澪×律 別荘地 27
    トップページ 澪×律 別荘地 27 まとめ1 澪×律 別荘地 27 まとめ2 澪×律 別荘地 27 まとめ3 題 1行目 27 私が澪と付き合い始めて間もない頃。 サマーセーター 私と律は、ベッドで横になっていた。 汚したシーツ 私が、リビングのソファでドラムマガジンを読んでいると 宝物 律と、ケンカした。 短編211 「……ん…あれ…?」 ユビサキ 「りつー、行くぞ?」 SS223 「プロポーズされたって?」 助手席 日曜日の、夜。 短編212 「まったく!律が悪いんだからな!」 一切合財 夏が、終わる。 体温計 風邪を引いた。久し振りに学校を休んだ。 カモメ 海沿いの道を歩く おさそい 週末の土日。私と澪は付き合うようになってから、 短編213 「秋山って美人だよな」 隠し事 大学生活にもすっかり慣れたある日。 ハムエッグトースト 日曜日の、朝。 SS224 も...
  • SS227
    「はー…なにやってんだろ」 もう今日だけで数え切れないほどのため息と、繰り返す罪悪感。 今週立て続けに自分の凡ミスのせいで仕事が回らなくなった。 せっかくの週末を喜ぶ気力もなく、来週明け早々取引先に頭を下げに行かないといけない。 「学生時代に戻りたいなぁ」 勉強しなかったら自分に降りかかってきただけなのに、今は職場のみんなと取引先、さらに向こうに広がるお客様にまで広がる、プレッシャー。 アパートに帰る間に一人また一人と同じような背中の会社員たちと別れてく。 いつの間にかすっかり体に馴染んだスーツからぶら下がる鞄には、持ち帰った仕事。片手にはせめてもの慰めで買ったケーキ。 ダメだダメだ。 アパートの階段を登る直前、気合いを入れなおす。家には笑顔で帰るんだ。 「ただいまっ」 「おっかえりー!」 エプロン姿の律がいそいそと迎えてくれて、靴を脱...
  • SS2
    澪視点 私が目を覚ますと、抱きしめていたはずの律が毛布に変わっていた 一瞬自分の五感すべてを疑い、状況を把握できずにいた 律は自分を置いて帰ってしまったのか 眠っている自分に気を使い、起こさないように帰ったのかもしれないが、今そんな気づかいは私には必要無い ただただ、律の温もりが恋しいばかり わずかに律の温もりが残る毛布に顔を埋める。毛布の優しい肌触りと、脳裏に、身体に焼き付いた律の感触が、 私の中にある弱さを刺激した 気付けば、私は泣いていた。下にいる家族に気付かれぬよう、声を押し殺しながら 寂しい…ただただ寂しい……律に触れたい。 そのとき、私の耳に、今何よりも求めている音色が突き刺さった 「みーお」 声を出せないまま、振り向く。私だけしか知らない、悪戯好きの彼女 「ふふふ……予想以上の反応だなあ」 私は言葉もなく、ただ彼女の方に駆け寄り抱きついた...
  • SS217
    澪「なありつーオセロやらないかー?」 律「えーだって澪強いんだもん」 澪「ちゃんと手加減するからやろうよー」 律「手加減されて勝っても嬉しくねーって…あ!」 澪「ん?どうした」 律「ふふふ…よし!それじゃあ条件がある」 澪「条件?」 律「私が勝ったら澪のおっぱい揉ませて」 澪「!?///」 澪「ば、ば、ば、バカかお前は///」カァー 律「ふっふっふどれくらい成長したか確かめてやろう」ワキワキ 律「どうするー?この条件ならやってもいいけど」ニヒヒ 澪「…」(ど、どうする私、律の事だから揉むって言ったら冗談じゃなく徹底的にやる…だけど今まで律に負けた事なんて数えるくらいしか無いし…よし) 澪「い、いいぞ!」 律「!?」 律「え…いいの?本当に本当にいいの?今更待ったなしだぞ?...
  • SS26
    ふと、本当に、特に意味もなく。 ぼーっとしてたら頭に浮かんだ。 「なぁ澪」 「んー?」 「夢だったら~って思ったことある?」 「なんだ、急に」 「いやー、なんとなく」 澪だったらやっぱ、怖いもの見たとき?ライブでパンツお披露目しちゃったとき? 「あるけど・・教えてやんない」 「えー、なんでさ」 「律が関係してるから」 私が、ねぇ。 つまり怖いもの見たときでも、パンツ見せたのでもないってことか。 …じゃあなんだろ? 「私が関係してるんなら、よけー聞きたい!」 「いーやーだー!」 普通にいっても無理、か。 ならば! 「うぅ・・・どうせ、どうせ澪は、私のこと、嫌いなんだっ!」 必殺、泣き落とし作戦!これなら・・。 「嘘泣きには、引っかからないぞ」 「っち」 ミッション失敗!くっそー、澪の癖に。...
  • SS24
    「ねえ、りっちゃんの初恋っていつなの?」 いつもの部室でティータイムを過ごしていると、急に唯が問いかけてきた 「・・・はい?」 天才的才能と極度の天然を兼ね備えた唯も、やっぱり普通の女子高生 恋愛の話が好きなんだろうな。 唯の向かい側からはムギが口には出さずとも、 是非教えてくださいと言わんばかりに輝いた目でこちらを見つめてくる そして私の向かいに座った澪は・・・私と目を合わさず、外を見ている と思えば、チラチラとこちらに視線を向け、なにやらそわそわと わかりやすいなあお前・・・ 初恋・・・私の初恋か。 「ああそうだな・・・よーく覚えてるよ」 次の瞬間、思い切りイスを鳴らしながら転びそうになる澪が目に入る 流石は万能澪しゃん。リアクションの方も一流ですのね・・・ そんな澪を見て見ぬふりでやりすごし、続ける 「楽器屋で今のドラムを見つけたときの感覚・・・あれはま...
  • SS29
    「うーっ、さみーなー!」 自宅にいるかのように無造作にカバンを置き、ベッドに座る律 私にしてもそれが自然なので、もはや何も言うまい 「暖房入れるぞ」 「はーい、たのんますー」 早いものでもう12月に入った。最後の学園祭も終え、学校はすっかり受験ムード 進路が決まったものは力を抜き、何事もなく学園生活を終えようとしている 一方受験を控えるものは、そのムードに浸らないよう周りを見ずに勉強に打ち込んでいる 私はと言うと後者、律の方は前者。 一緒に遊んでる場合では無いが、この時間が最高の休息になるから、心を許している。 「何か暖かいもの飲む?」 「ほい!入れてちょ!」 休日のパパか。と言わんばかりに安らいだ顔でベッドに寝っ転がっている彼女 その姿に他に言いようのない安らぎを感じていること、君は知っているのかな コップにレモンを絞り、ハチミツとお湯を足して軽く混ぜる...
  • SS203
    唯「見てみてー!あずにゃんとほっぺチュープリ撮ったんだよー」 紬「!!唯ちゃんもっとよく見せて!!もっともっと!!」 澪「わわわこ、これがちゅうぷり…すごい」 律「おお熱々ですなー」 梓「わああああ何見せてるんですかー!!」 澪(ちゅうぷり…いいな) 澪(ほっぺでいいから私も律とのちゅうぷり欲しいな) 澪(……よし!!) 帰路 澪「り、律ーまだ明るいしゲームセンター寄ってかないか?」 律「はぇ?澪からゲーセン行きたがるなんて珍しいなー欲しいぬいぐるみでもあったのかー?」 澪「え?う、うんそんなとこ」 律「よーし付いて行ってやろー」 ワイワイガヤガヤ 律「おー久しぶりだなー澪の欲しかったものって?」 澪「律こっちこっち」ヒッパリヒッパリ 律「わっ!ちょっと澪引っ...
  • SS25
    「あ・・・律にCD貸しっぱなしだった。返してもらわないと・・・」 休日の昼下がり、ラックの整理をしていてふと覚えた違和感 その正体を察し、律の家にCDを返してもらいに行くことにした (ったく、普通自分から返すよなあ。あがりこんでゆっくりしてやる・・・) そんなことを思いながら見慣れた道を歩き続け、律の家にたどり着く 近所のおばさんに挨拶をしながらチャイムを押すと、聞きなれない足音が向かってくるのがわかった。 なんというか、軽い足音。子供が走ってるような・・・親戚でも来てるのかな? そんなことを思っているうちにドアが開き、私は信じられない光景を目にする 「・・・・・・はっ?」 ドアを開いた先にいたのは、可愛らしく、小さい、見慣れた笑顔。 どう説明すればいいのだろう・・・なんというか・・・律が子供になっていた。 「いらっしゃーい!」 「・・・・り、律?」 「ね、ねえち...
  • SS28
    毎日、澪の夢を見る。 恋だと知ったのは、いつだったか。 気づいたその日から、毎日見る夢。 夢の中では、幸せで死んでしまいそうになるけれど、 目が覚めると、絶望で死んでしまいそうになる。 いっそ、伝えてしまえばいいだろうか。 でも、今の関係すら壊れたら。 澪と一緒にいることすら、できなくなったら。 そう思っただけで、とてつもなく恐ろしい。 …いっそ、好きになんてならなければ、よかったんだ。 「律?」 屋上で空を眺めながら考えていたら、悩みの根源さんのご登場。 「澪、どした?」 「律こそ。なにしてるんだ、こんなとこで」 悩んでいたとは言えない。悩んでいた内容が、いえないから。 「んー、強いて言うなら、ぼーっとしていた!」 「そっか」 わざと明るく振舞う。いつもどおりには、出来なかったかもしれない。 ...
  • SS21
    この世で一番美味しいもの・・・それは、何かな 「38度もある・・・」 季節の変わり目はよく風邪を引く。まだ暖かいかなと思って薄着で寝て うっかり風邪を引いた。そういう単純な話 ずっと天井を眺めていると、思い浮かぶのはやっぱり律の顔。 食欲もわかず、トイレに行く以外のことでは布団から出る気もしない 恋の病かと間違えそうなほど、ただただ無気力で。時間が過ぎるのもゆっくりな気がする そんなことを思っていると、高くチャイムが鳴り響く 「澪ー、りっちゃんが来てくれたわよー!」 ああ、やっぱり来てくれた。 「はーいっ」 さっきまでの無気力が一気に吹き飛ぶ。なんだ、やっぱり恋の病か? 階段を元気に駆け上がってくる足音、その足音が部屋の前に来たと思うと、急に鳴り止む そして数秒して、わざとらしく静かにドアを開け、私の求めていたものがひょこっと顔を出す 「澪ー?起きて...
  • SS20
    梓と澪は仲が良い。 話も合うみたいで梓は澪に懐いてるし、澪もそんな梓を可愛がってる。 最近は特に二人の距離が近くなったような感じ。 別にいいんだけどさ。 私がそれにわざわざ口を出す必要はないし、口出しするような関係でもない。 それに人見知りする澪に心を許せる相手が出来たことを、幼なじみの私は喜ぶべきじゃないのか。 「澪先輩、この曲聞いたことあります?」 「ああ、あるよ。サビの盛り上がりがいいんだよなー」 「ですよね!特にここのギターとか――」 ああ、そこは私の場所だったのに。 そんなことを考えてる自分が気持ち悪い。 梓に嫉妬してるのかな?してるとしたら、何に対して? …これ以上考えちゃダメだ。 この先にある答えを言葉にしてしまったら、幼なじみという関係が壊れてしまう。 多分、今の関係が最良なんだ。 「どうした?律。ボーっとして」 「そんなことない...
  • SS201
    澪「律、好きだよ」 律「ええっ?あ、ああ、そうだよな、友達だしな」 澪「そういう意味じゃないよ。律を……恋愛対象として見てる」 律「っておまっ……あっ、なるほどなるほど。   そーかそーか。へへっ、その手には乗らない」 澪「え?」 律「今日はエイプリルフールだろ?   危うく騙されるところだったよ。危ない危ない」 澪「い、いや。そういうんじゃなくって、私は本気で」 律「あのさー、一回見抜かれた嘘に固執するのは見苦しいぞー」 澪「り、律……信じてよ……」 律「はいはい、信じた信じた。良かったな、澪。一人騙せて」 澪「……。もういいっ、この馬鹿律!」ゴチーン 律「いってぇ!」 澪「ふんっ」 律「何だよ、澪のやつ。怒ってどっか行っちゃったよ。   ……ていうか、もしかしてマジだったり?   いやいや、そんなワケ無いよな、ははは」 唯「今のはきっと本気だよー」 ...
  • SS22
    ふっふっふ! 昨日!私はすばらしーい物を手にいれた! 冬の必需品! そして。 「律、来たぞー」 「ちょっちまって!あ、寒いだろ、あがっとけー」 澪は何時もしてるマフラーをしていない。 つけてくんなーって前もって言っておいたからな。 そのまま外で待たせるのは流石に悪いから私んちに来て貰った。 「じゃじゃーん!これをみろ!」 「・・・マフラー?」 「そ。しかも二人用なんだぞ!」 「確かに、ちょっと長めだな」 もうちょっと良い反応がくると思ったのに。案外あっさりしてるのね、澪ちゅわん。 「・・・まさか私にマフラー巻いてくるなっていったのって」 「そのとおり!これを、二人で巻きたいと思います!」 あら、真っ赤な林檎の出来上がり。なんだ分かってなかったのか、にぶちんだなー、もう。 「そ、それ、つけて、学校いくの?」 「も...
  • SS23
    「……こんなところにいたのか律」 「お、澪。どしたの」 「それはこっちのセリフだ。わざわざ屋上まで来てなにしてるの」 「ん? いやー、別になにってわけじゃないんだけど」  言いながら、あたしはちょいちょいと空を指差した。 「いい天気だなーって」 「……どう見てもめちゃくちゃ曇ってるぞ」  苦笑する澪。まあ、当たり前だろう。  澪の言う通り、あたしたちの頭上に広がる空はどんよりと暗く、  今にも雪を落としてきそうな分厚い雲が広がっているのだから。 「寒いだろ。ぼーっとするなら部室にしなよ」 「んー……まあ、もうちょっとしたら戻るよ」 「…………」  澪は何か言いたげな顔をしていたけれど、やがて諦めたようにため息をついて、 「まったく」  そんな悪態をつきながら隣にやってきた。 「澪は戻りなよ。寒いだろ」 「律の方が寒そう。コートもマフラーもしない...
  • SS248
    ザァァァァァ 澪(梅雨はいい。カエルさんが活気付く) カエル「ケロケロ、ケロケロ」 澪「あ、また鳴いてる」 カエル「ケロケロケロケロ」ぐにぐに 澪(ふふっ、顔に落ちてきた雨露を拭いながら鳴いてる。可愛いなぁ) 律「みおー?なに見てんだよっ!」 澪「あっ!」 カエル「ゲコッ」ピョン チョプン 澪「ああ・・・」 律「??」 澪「カエルさんが逃げてしまった」 律「カエル?澪、カエルなんか見てたのかよ?」 澪「律はカエルさん嫌いなのか?」 律「うぇー、だってカエルだろ?私は苦手だな~」 澪「カエルさんは可愛いんだっ!」 律「あはは、澪がカエル好きだなんて。意外だな」 澪「そうかな?」 律「うん、意外。だって澪なんて『ひぃっ!カエル~』とか言...
  • SS213
    澪「律!律!こ、ここなんてどうだ!?モンサンミッシェル!海に浮かぶ巡礼地だって!」 律「うーん、フランスかぁ、卒業旅行はハワイだったしヨーロッパもいいよな~」 澪「あとあと空中都市マチュピチュとか!」 律「う、浮かんでるモノ好きだな・・っていうか昨日プロポーズして、早速新婚旅行の計画とか。澪ちゃん浮かれてますねぇ」 今一応大学の講義中なのだが、澪は旅行パンフレットを広げて真剣な顔で計画を練っている。 まあ暴走してる澪もかわいいからいいんだけど。 唯「澪ちゃん達旅行の計画してるの?いいなぁ私も行きたいなあ~」 律「うお!唯!いや、えっとこの旅行は二人っきりじゃなきゃダメっていうかなんて言うか・・・」 紬「そうよ!唯ちゃん!邪魔しちゃ悪いわ! ・・・それで、プロポーズはどっちからしたの?」キラキラ 律「む、ムギまで!えっとその...
  • SS231
    「律って、私のこと好きだよな」 「うん」 「それって、親友としてなの?」 「んーにゃ」 「じゃあ、どういう好きなの」 「恋愛感情として好きだよ」 ベッドに寝転んでいる律は、雑誌を読みながら呑気に答えた。 馬鹿律。そういうことはもっと真面目に真剣に言う言葉だろうに。 少なくとも雑誌を読みながら間延びした声でいう台詞じゃないだろう。 それともなんだろう。私の恋愛観が間違っているのかな。 私はというと、作詞のために椅子に座って机に向かっていた。 私は机、律はベッド。日常すぎるほどの日常だった。 「澪は?」 「ん?」 「澪は私のこと、そういう好き?」 「そういう好きって……」 違うけど。 「まあ、律のことは、普通に大好きだけど」 「ふーん」 律は雑誌のページを捲った。 私は律のいうような、恋愛感情みたいな気持で律...
  • SS211
    律「げげっ!雨降ってるし!!」 澪「傘持って来てないのか?」 律「朝晴れてたし、いらないかな~って思ったんだけどなぁ…」 澪「天気予報くらいちゃんと見ろ!!」 律「へへっ、面目ない。」 澪「まったく…で、どうするんだ?」 律「う~ん…どうしよう…」 澪「……」 律「うーむ」 澪「…今日、泊まっていく?」 律「えっ!良いの?」 澪「明日は休みだし、一日位なら。」 律「流石澪しゃん!あ、でも着替えが…」 澪「私の貸すよ、Tシャツとズボンなら入ると思うし。」 律「よし、お言葉に甘えようかな!」 澪「じゃあ、親に律が泊まるって伝えてくる。」 律「はいよー」 澪「泊まっても良いってさ、ご飯少し時間かかるって。」 澪「律の方は大丈夫か?」 律「うん、澪...
  • SS218
    澪(律をギュっと抱きしめてみたい…) 澪(律はちょっかいでよく飛びついてくるけどああいうのじゃなくてちゃんとギューっと抱きしめてみたい) 澪(けどなあ…) 澪『律!!私律をギューって抱きしめたい!!』 澪(そ、想像するだけで恥ずかしい///それに私のキャラじゃないし///)カァー 澪(それにもし律に引かれたり断られたら……)サァー 澪「はあ…どうしよう」 律「何をどうしようって?」 澪「わああああ!!律!!いつからそこに!!」 律「んー?澪が赤くなったと思ったら青くなったあたりかな、それでなにがどうしようなんだ?」 澪「な、なんでもない!!律にはまったく関係ない!!」 律「なんだよー親友だろー?水臭いぞー」 澪「ほ、本当になんでもないからっ」(誰のせいだと思ってるんだよー) 律「むう…」...
  • SS245
    律「こんにちはー」 澪ママ「りっちゃんいらっしゃい!あら、澪は?」 律「澪は一人で買いたい物があるとかで、私だけ先に来ました」 澪ママ「そう・・まあいいわ。澪はパニックになるといけないから、りっちゃんに先に話しておいた 方がいいかもしれないわね・・さ、あがってちょうだい」 律「はい・おじゃまします(なんか嫌な予感しかしないなぁ)」 居間 澪ママ「りっちゃん」正座 律「は、はい!」正座 澪ママ「澪と相変わらずうまくやってるのかしら?」 律「はい//大学を卒業したら養子縁組して同じ戸籍にしようなって相談してるんです//」デレ 澪ママ「そう・・」はぁ 律「??あの、やっぱり反対なんでしょうか・・」 澪ママ「そろそろそういう話があるんじゃないかと思ってたのよ。だからその前に真実を伝えておく必要があると...
  • SS242
    映画小ネタ その12 屋上 澪「緊張、するよな・・」 律「やばーい!」 澪「やっぱりやめる?」 律「ダメだー!」 澪「喜んでくれるかな」 律「喜ぶに決まってるーー!」 澪「うう、りつーー、卒業ライブの後クラスの皆に付き合ってるのを発表するなんて、恥ずかしすぎるよ・・」 律「でも皆に認めてもらう最後のチャンスだし・」 澪「わ、わかったよ。そろそろライブの準備に行かなきゃ」ブルブル 律「そだな、ドラム運ばないと。とその前に勇気の出るおまじないだ」 チューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 澪「///もう、最近長いよ//でも、ちょっと勇気が出た//」 唯「律っちゃーん、屋上の扉ずっと開いてたよー」 律澪「!!!」ビクッ 律「ずっと見られてた!?」 圭...
  • SS200
    酷い夢を見た。 私が綺麗で豪華なドレスを着ていて…そう、まるでお姫様みたいな姿で。 どこかの国の王子様と一緒にいる夢。 …素敵な夢じゃないかって? 馬鹿言ってんじゃないよ。 姫なんて似合わないし、私のキャラじゃない。 それにお姫様とか王子様って…はは 「ジュリエットやって調子に乗ったか私…」 こんなの人には言えないや。 むくりと体を起こして、欠伸をする。 と、その時袖に力を入られているのに気付く。 隣で寝ている澪が私の服の袖をそれはもうしっかりと握って眠っている。 昨日ホラー映画見せたから『一人で寝るの怖い』って言ってこの様だ。 あはは、なんて険しい顔して寝てんだ。 どんな怖い夢見てんだか。 袖を掴む澪の手を握ってやると、何とも安らかな顔になった。 その顔はとても綺麗で艶やかで…。 お姫様みたい、と思った。 少なくとも私よりは、さっきの夢のドレスが...
  • SS210
    今日は律と買い物デート。 いつもの待ち合わせ場所で、13時に待ち合わせ。私は5分前に到着。律は10分遅れてやってきた。 息を切らして駆けて来る律。遅いぞ、と言おうとしたが 「ごめんごめん…」 息の切らし方からホントに急いで来たんだなーって思ったから、許そう。 「大丈夫だよ。さ、行こ行こ!!」 私はTシャツから伸びた律の腕にどんっ、とわざと抱き着いた。 「わっみおっ」 焦りながら照れる律。 「汗掻いてるから離れろよ…」 息を切らして駆けてきた律の腕は確かにちょっと湿っていた。 「んー?私は別に構わないぞー?」 「そういう問題じゃなくて!」 「律いい匂いだなー」 「汗臭いってば…」 恥ずかしそうに腕から離れない私を連れて歩く律。 汗でも何でも。律の匂いは良い匂い、だよ。律。 少ないお小遣いを有効に……という事でショップ毎にセール品を中心に物色。 服は...
  • SS243
    今日はバレンタインデー、今年は澪を喜ばせようと奮発して新宿の伊勢丹に買い出しに行ってきた。 行ってきたんだが・・ 「チョコって、以外と高いんだよな・・」 正直私のこずかいで買えそうなチョコが見つからなかった。 澪の誕生日にお金を使ってから一ヶ月しか経ってないからな・。 でも折角だから一番おいしそうなチョコを一粒だけ吟味して買ってきたんだけど(それでも500円だぞ!)、一粒じゃプレゼントにならないし、、。澪の分は別に買おうと思ってたんだけど・・ 「なんで忘れてんだ!私!」 澪「いつも悪いな、食べるの手伝ってもらって」 律「いやいや、こんな誘いは毎年大歓迎だぜ!まあ澪にもらったチョコを真っ先に食べた後の腹持ちによるけどなー。あーうまかった!」 澪「ふふ、喜んでもらえてなによりだよ」 律「ところで澪、私からのチョコなんだけど・・」 澪「わ...
  • SS209
    今日は律が私の家に泊まりに来る日だ。 金曜日。土日は学校休みだし、「しゅくだい多いし、澪しゃまに手伝ってほしいなー、なんて…」とか言われたら 「はいはい。ちゃんとノートと教科書ぐらいは持って来いよ」と言わざるを得ないだろ………どうせ夜遅くまで居座って「もうこんな時間だしぃ~」とか言って泊まってくんだし。 律は私の承諾を得るや否や、いつもの待ち合わせ場所で「ちょっと待ってて!!」と言い残すと大急ぎで帰宅しバッグをパンパンに膨らまして制服のまんまやってきた。 肩で息をしながら「ごめんごめ~ん」って言いながら駆けてくる律、可愛い。でも「まったく…先、行くぞ」とか、ちゃんと待ってた癖にツンツンする自分がもどかしい。 「待ってよみお~」なんて言いながら私のブレザーの裾を掴む律を、私は我が家へ誘った。 「おっじゃまっしまーす!!」 私より先に玄関に飛び込んだ律の声が私の家に響く。 「あ...
  • SS249
    6月30日。 今日はロミオの日!なんつって。 ロミオとジュリエットといえば…私は高3の学園祭のことをふと 思い出した。 あの時は大変だったなー。澪は主役を嫌がるし、いざ役の練習を したらお互い全然うまくできないし。 でもお互いがお互いの役を演じるのを思い浮かべて演じたらうま くいって、結局本番も大成功だったな。 あの時の澪はけっこうかっこよくて様になってたな。劇の途中で 吹き出しちゃいそうになったけど。 でも、劇が始まるまでは緊張でガチガチでとてもじゃないがつい ていきたいと思わせるようなロミオじゃなかったっけ。 けど今の澪は大分成長した。恥ずかしがりで怖がりなところとか はまだほんのちょっぴり残ってるけどそれでももう高校時代まで みたいなことはない。 今のロミオなら十分ついていきたいって思えるんじゃないかな。 澪に比べたら私の方があんまり成長してない...
  • SS222
    気温も上がってきた。六月の夜。 私は、律に、抱き着かれていた。 「んー‥」 モゾモゾと擦り寄って来る、律。 私は、足蹴に出来なかった。 「…」 律は、眠っていた。 すんんんごっく、気持良さそうに。 「‥」 私は、用を足したかった。 「すー‥すー‥」 私を離さない律は、夢心地。 「…」 私は、申し訳無いと思いつつ もみっ 律の、小さめの可愛い胸を揉んだ。 「‥ぃあっ‥!」 律が、ちょっとだけ。感じた。 「‥律?」 「‥み‥お?」 律は、寝ぼけ眼で私を見上げた。 「トイレ、行きたいな‥」 ちょっと、恥ずかしがって伝えた。 「ぁぁ‥」 律は、腕をだらしなくほどいた。 「‥」 私は、ベッドから脱出して ちゅっ 律に、キスした。 「‥‥‥」 律は手足を投げ出して、寝ていた。 私は、トイレへ向かった。 ...
  • SS208
    「な、なんだよコレ」 中学生になった私は自室に足を踏み入れて驚愕した 「ん?ああ、入学祝いにと思って」 母親がニコニコしながら応える 私の目の前にあったのは以前使っていたものの二倍以上の大きさはある真新しいベッドだった 「で、デカくない?デカ過ぎるくらい…」 「あら、嫌だった?」 「いや、そうじゃないけど、何でこんな大きいの…?」 「うーん、ホラ、澪ちゃんがよく泊まりに来るじゃない?いつもいつも布団敷くの面倒臭くて♪」 「そんな理由で?!っていうかソレって一緒に寝ろってこと?!」 「嫌なの?いつも一緒に寝てるくせに」 「いやいや、そりゃそうだけども流石に同じベッドじゃ…」 「もう買っちゃったんだから文句言わず使いなさい」 「…」 * 「と、言うことで、一緒に寝ることになりました #6...
  • SS232
    8月21日。今日は私の誕生日。 みんなが澪の部屋でパーティーを開いてくれてお開きになった後、私は澪の部屋でみんながくれたプレゼントを眺めていた。 「りつー」 私の後ろで寝転がってるはずの澪の声がする。 「りつってさー」 「んー?」 「私に会えてよかった?」 なんだ?ノロケか?それともめんどくさい病か? ちらりと振り返ると顔をうつぶせにしてる。どうやら後者らしい。 「どゆこと?」 「私は律に会えて本当に、心からよかったと思ってる。神様が私にくれた、最高のプレゼントだって思う」 「律に会えなかったら、人見知りで内向きで、本ばっかり読んでて、外にもほとんど出ない暗い子になったと思う」 「そうか?」 「律のおかげで180度人生を変えられたんだ。ありがとう」 なんともむずがゆい。どう反応したらいいのか分からなくて黙ってると、 「でも」 と続いた。 「律は、私に出会え...
  • SS226
    今日はムギの誕生会。 何故か会場は私の家。きっかけは当然律なんだけど。 「いっつも唯の家ってのも芸が無いし澪ん家でやろうぜ」 この一言に特に反対意見はでなかった。まあ何か問題が あるわけでもないし私も別にかまわなかった。 でもその考えが甘かったことを思い知ることとなる… 「ムギ!誕生日おめでとう!」 「ムギちゃんおめでとう」 「誕生日おめでとうございますムギ先輩」 みんなムギに祝福の言葉をかける。 「誕生日おめでとうムギ」 私もムギを祝福する。 「みんな…ありがとう」 ムギ、ちょっと感極まってるな。喜んでもらえて私もうれ しい。 「うん、りっちゃんの料理もなかなかいけるわね」 って!!さわ子先生いつの間に!!しかもなんで律の料理 ってわかるんだろ。 そんなこんなでいつもの軽音部らしいにぎやかな誕生会が 始まった。 ...
  • SS202
    唯「あーずにゃんっ!」ダキッ 梓「ゆ、唯先輩!」 紬「うふふ」 律「今日も絶好調だな…」 放課後のいつもの光景だ。 ムギの煎れてくれたお茶とお菓子を囲んで、時折唯が梓に抱き着いている。 うん、いつもと違うところといえば珍しく職員室に呼び出された澪がまだ来ていないことぐらいかな。 それにして唯、今日はやたら梓にベタベタだな。 …澪がいなくて止める人がいないからか? まぁ梓も嫌な顔してないし、むしろ…。 紬「りっちゃん、どうかした?」 律「…え、何が?」 紬「ぼーっとしてたから」 唯「あ、分かったよ!澪ちゃんがいなくて寂しいんだね!」 律「残念、唯が今日はやたらと梓にくっついてるなーって思ってただけだ」 梓「見てたんなら助けて下さい!」 律「ごめんな梓。あんなに嬉しそうな顔見せられたら、止め...
  • SS246
    最近澪が私を警戒している気がする。 普段はどうってことないんだけどなんかそんな気がする。 特に最近、私が澪の家に泊まったり、澪が私の家に泊まった りすることがめっきりなくなった。 澪がなんだかわからないけどそれを避けるんだ。 そんなある日の出来事だった。 「うわー雨強くなってきた。やっべー」 部活が終わり、いざ帰ろうとなって雨が強まって困る私。 「天気予報で雨っていってただろ。傘もってこなかったのか?」 澪が半分呆れた顔で聞いてくる。 「持ってこなかった!澪ちゃん入れて!」 「はあ…しょうがないな。………あれ?」 鞄の中から傘を出そうとしていた澪の表情が曇る。 「澪?」 「傘…忘れた…」 「マジ?」 「どうしようりつぅ~」 ちなみに唯達はもう帰ってしまっている。今日に限って私が教室 に忘れ物をしてしまったせいだったりする。 「聡に傘もってこさせる...
  • SS219
    私はスーパーで腕組みをして思案している。 ちなみに私は今、凄く怒っているのだ。 事の発端は誰あろう私の嫁だ。あ、正確には嫁予定だけど。 『またハンバーグか。律もけっこうワンパターンだよな』 私が愛情込めてつくったハンバーグに対し、澪はこんなことを いってくれちゃったわけ。これってひどくね? 確かに得意料理であるハンバーグに頼っていた面は否定できない。 しかし、料理人りっちゃんのプライドは傷ついたのだ! 今日は私の嫁を見返してやるべくスーパーに食材を仕入れにきたのだ。 くふふ… 『わあ!すごい豪華だなりつー』 『おいしい!おいしいよりつぅー』 『ごちそうさま!ありがとう!りつぅ~大好き!』 こうなる予定だ! お、豚肉が安いな。あ、合挽き肉安い!って今日は挽き肉は無し!無し! うーん魚はちまちま骨取るのめんどいからパス。 ...
  • SS205
    澪「りつ最近牛乳ばかり飲んでないか?」 律「っへ!?い、いやー背を伸ばそうかなーと思ってははは…」 澪「? なんで今頃?というか流石に成長期終わってるし今からじゃそんなに伸びないと思うぞ」 律「い、いーんだよ!!それに私牛乳好きだし、ほらそれより借りてきたDVDでも見ようぜ」 澪「あ、うん(何焦ってるんだろ?…ん?ベッドの下にから本がはみ出してる?)」 澪「りつーこの本なーに」 律「あ、待っt」 澪「えーと?これであなたの胸も大きくなる!!胸を大きくする100の方法…」 律「あ…」 澪「…っぷ」 澪「あはは!あはははは!!律が胸を大きくする方法ってあははは!!」 律「……」ジワ 澪「あはは!!な、なんだ律ったらこんな本買っちゃうほど胸の大きさなんて気にし…え?」 律「う、うぇえええん…...
  • SS206
    律「澪ってさー」 澪「うん?」 律「意外に大胆だよな!」 澪「はぁ?大胆って何がだよ。」 律「いや…えー無意識にやってるのか?」 澪「だから、何がだよ?」 律「いや、こんな人通り多いところで手を握って来るとか…」 澪「あ…律、嫌だった?」 律「私は嬉しいよ?けど、やっぱりちらちら見てくる人達いるし…」 澪「なんだ、そんな事か。」 律「(そんな事って…結構恥ずかしいんだけど///)」 澪「皆が見ていくのは…私達の仲の良さが羨ましいんだよ。」 澪「だから、そういう人にはもっと仲良い所を見せつけてやれば良いんだ。」 律「え?」 澪「律…」 律「あ…澪…」 律「って、言う展開に憧れてるんだけどどうかな?」 紬「すっっっごく良いと思うわ!」 唯「こんなにし...
  • SS219 
    澪「律!延期になってた上野のパンダが4月から公開してるんだって!」 律「あぁ、3月から悲しいニュースばかりだけど、 そういうニュースを聞くとちょっと嬉しいな。今週末見に行こう!」 澪「あのね、パンダの名前がリーリーっていうらしいんだけど、律の事リーリーって呼んでもいい?」 律「それは断る!」 律「そういや澪、前にパンダ飼いたいとか言ってたけど、やっと諦めたんだな」 澪「うん、パンダにかまってばっかりだと、律がヤキモチ焼いちゃうからやめたの///あと夜の律より獰猛なんだって・・」 律「うん・・それは、大変だな・・」 梓「あ、私先週パンダ見に行きましたよ。でもすっごい混んでて1時間半も並びました。 もう少ししてからの方がいいかもです」 律「そんなに混んでるならまたにするか?澪、迷子になるかもしれないぞ〜?」 澪「それは...
  • SS204
    澪「り、りつぅ…なんかこの旅館怖くないか?」 律「うっ…だ、大丈夫だってー。それに1泊朝食付きでこのお値段!学生の私達にはぴったりだろー」 澪「だ、だからってこんな旅館にしなくても…」 律「…」 律「そっか澪は私と2人っきりの旅行がそんなに楽しくないのか…」 澪「えっ」 律「私は澪と2人っきりの旅行だったらどんなところでも楽しいのに」オヨヨ 澪「り、りつ」 律「私ばっかりはしゃいじゃってバカみたいだよな…」 澪「ご、ごめん律!そうだよなせっかく来たんだから楽しまないと。この旅館も良く見たら趣があって良い感じじゃないか」 律(作戦通り♪) 婆「…いらっしゃいませ」 律澪「ピィ!!」 婆「私女将の婆と申します」 律「み、澪、女将さんだぞ」 澪「あ、あ、あ、はい今晩泊まらせて頂...
  • SS224
    もう8時半か。 いつものように私の部屋で律と二人でくつろいでいてふと 時計を見たらもうこんな時間。 今日は父の日だし、今日くらいは律を早く帰らせないと律 のパパに悪いかな。 「律、8時半だしそろそろ帰ったらどうだ?」 私は断腸の思いで律にそう告げる。でも律はそんな私の気 づかいに気づく様子もなく 「んー、まだいいじゃん」 雑誌から目を離す気配もない。 「今日は父の日なんだから早く帰って親孝行してあげなよ」 なおも私はいうが 「今日くるまえにプレゼント渡してきたから」 「でもせっかくの父…」 「んーちちの日か~」 律がようやくこっちをむいたけど… この表情はろくでもないことを思いついた時の表情だ… 「今日は乳の日だからみおっぱいをもむぜ~」 はあ…またバカなことを… 「乳なら律にだってあるだろ」 手をわきわきさせながら近寄ってきた律の胸にふ...
  • SS238
    何にもない誕生会 誕生ケーキも誕生日プレゼントもない。 私は寮の部屋に戻ってきてテレビを見ている。 さっきまで律の部屋でHTT全員集合で私の誕生会をやってくれ ていた。当然そこではケーキもプレゼントもあった。 当然律からのプレゼントも。 去年はHTT全員での誕生会の後に律が二人っきりの誕生会をや ってくれた。律が小さな手作りの誕生ケーキと特別なプレゼント を用意してくれて。とっても嬉しかったな。でも… 今年の二人っきりの誕生会には小さな誕生ケーキも特別なプレゼ ントもない。 「なあ、ホントによかったのか~」 私の腕の中で律が聞いてくる。ああ、言い忘れてたけど部屋には 律も一緒にきている。私は律のお腹に手を回していて律は私に抱き 締められる形で座っている。 「これじゃ誕生日っぽくはないよな~」 「いいよ。これで。」 「まあ...
  • SS212
    澪「うーん…この問題はちょっと難しいなぁ…」カリカリ ダーリンダーリン ココロノー♪ 澪「っと…電話」スッ 着信『お義母様』トビラヲー コワシテヨー♪ 澪「おばさん?どうしたんだろ…はい、澪ですが…」 律母『澪ちゃん!大変!』 澪「わあっ!どど、どうされましたかぁっ!?」 律母『り、律が!』 澪「!?律がどうしたんですかぁ!?」ガタァッ 律母『お、女の子連れ込んでるのよ!それも綺麗な子!眼鏡の!』 澪「!?」 律母『ど、どうしましょ!澪ちゃーん…あのバカ娘…バカだとは思ってたけど、ま、まさか不倫するとは…』 澪「とりあえずそっち向かいます」スッ 律母『う…うん…』 田井中家 律母「い、いらっしゃい…(やべぇ、怖い)」 澪「…ちょっと五月蝿くなるかもしれません...
  • SS234
    始めはちょっと驚かせようと思っただけなんだ。 待っている時間が長くて、各々暇つぶしを始めた頃。 私も本を読んでいて、なんだか飽きてきて。 後ろの方では唯とムギが梓にお菓子を食べさせていて。 いつもの感じで澪にちょっかいを出してやろうと思って、膝枕になるように頭を倒したんだ。 「うおっ……」 頭に澪の太ももの柔らかい感触が広がって、私はちょっと照れ臭くなった。 なんだよ~。とか、 重いじゃんか。とか、 そんな反応が返ってきて、それでおしまいだと思った。 けど、そんな私の頭にそっと何かが触れた。 「……」 それはゆっくりと私の頭を撫でていって、まるでお母さんのような温かさがあった。 「……」 「……」 澪が、私の頭を撫でていた。 なんで? 何、この反応? 怒るわけでもなく、照れるわけでもなく、ただ私の頭を撫でていた。 ……どうしよう。 澪が抵抗してきて、私...
  • SS220
     自動販売機のボタンに手を伸ばそうとした律の手を、澪が掴んだ。 律の訝るような視線を受けて、澪は言葉を放つ。 「そのコーラ、350ミリで120円だろ? こっちの方がお得だ」  澪は空いている方の手で、見本商品陳列の一角を指差した。 そこには500ミリ缶のコーラが130円で売られている。 「そんなに飲めないよ。350ミリでさえキツイのに。 本来250ミリくらいが丁度いいんだけど」 「うん、だろうね。実際にこの前、残してたもんな」 「それ分かってんなら、500なんて勧めんなよ」  律の声は呆れ気味だった。 「私だってさ、350ですら多いと思ってる。 250で丁度良いと思ってるよ」 「なら何で……ってああっ」  律は澪の考えに思いが至ったらしく、小さく叫んでから続けた。 「二人で500飲むって事……ね。 まぁ家帰って飲むんだし、コップもあるし、ね」 「コップ?要...
  • SS241
    映画小ネタ2 その7 一泊目の夜 律「私ここのベッド取ったー!」 澪「え?律、そこエキストラだから一番寝づらいと思うけどいいの?」 紬「こっちの方が澪ちゃんと二人で側に寝れるし、私がそこにしようと思ってたんだけど・・」 律「まあ私が一番小さいし、澪もムギも今日は疲れただろ?そっちでゆっくり寝ていいよ。それに、澪の寝相悪いからなー、たまにはこっちでのんびり寝かせてもらおうかなーと思って」 紬(たまには・・・) 澪「律の寝相だって・・//まあいいか。ありがとな、おやすみ」 紬「おやすみなさい」 律「おやすみー」 夜中 ゴソゴソ 律「うー・・ん、どうした?澪眠れないのか?」 澪「うん・・手足が冷えちゃって寒くて起きちゃった。律、ちょっとだけそっちで暖まってもいい?」 律「いいよ、おい...
  • SS214
     今まで何度も歩いた、学校から家へ至る帰路。 今日だけで数えても、登校時に通っているので既に二回目だった。 それでも飽きた事は無い。何時も律と一緒に歩いてきたのだから。  今も、律は隣を歩いている。 二人の間で交わされているのは、他愛も無い話題だった。 学校でもプライベートでも、時間を共有する事が多い私達。 故に互いの得ている情報は近似し、話にサプライズは少ない。 けれど問題は無かった。 恋愛は損得勘定から繋がる機能的結合では無く、 感情から繋がる原始的結合なのだから。 つまり何を話すかよりも、誰と話すかが重要という事。  私達の進行方向からベビーカーを押して歩いてくる女性は、 結婚の際には所得や所属組織と言った機能的な物差しで配偶者を計ったかもしれない。 それを間違ったやり方だと言う心算は無いけれど、私は採用しない考え方だ。 律だから選ぶ、それだけのシンプルな...
  • SS230
    「私、明日から旅行でいないから」 と、いつものように私の部屋にきてお菓子を食べながら律は言う。 「…なんだって?」 「三泊四日の旅してきます」 「…なんで?」 「社内旅行」 「…どこいくの」 「新幹線で、海にちょちょいと…」 「…誰といくの」 「社内旅行だってば」 「…男の人もいる?」 「そりゃ…なんなら上司もいるぞ」 「…」 さらっと男の人がいるかどうか聞くあたり、私も信用してないなと思う。 いや女の人でも油断はできないけど。 「え…?な、何かご不満が?」 「…聞いてない」 「あぁ…ゴメン、言うの忘れてた」 「…」 「ほ、ほら、最近忙しかったから…」 「四日間て、長くないか」 「まぁ長期休暇だし、そういうもんじゃない?」 「私のとこは旅行なんてないぞ」 「知らんがな」 「…じゃあ、四日も律いないの?」 「うん」 ...
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