用語集


赤い夢

 夢香の力で具現化された霧崎ミストの精神世界。主人公達は クリスタルに取り込まれたミストの意識を救うために突入することになる。内部には暴走したクリスタルによって収集・増幅された呪の気が充満しており、一部の人物は負の記憶(あるいは、それに類するもの)と対峙することに。

遺跡群島

 MOON北部に位置する島々。過去に栄えた超文明の遺構が数多く残されており、MOON側のフェムトはこの遺跡から世界全域に拡散されている。本作でネスツ残党軍が使用する生物兵器・メカアミダは、この地域の遺跡内に生息する生物を改造したものであるようだ。なお、遺跡の様式は夢幻街周辺でJCチルノが調査していた遺跡に酷似している。

宇宙統一戦争

 かつてユェンの世界にて起きた戦争。ガイスレィのみでなく、「ジェネシス機関」を搭載した機体が介入した跡が見られるなど、原作とは異なる経緯で終結したようだ。

王の心臓

 魔界の創造主の心臓であるとされる肉塊。「ありとあらゆることを可能する力」を秘めているとされ、不浄な存在を消失させる、呪縛を解除するといった、ある種神聖な力を発揮することすら可能のようだ。本作では、Finalが終焉の闇に対抗するために利用。混沌の力を溜め込み、効力を増幅させていた。

オロチ因子

 イグニスが自らを神へと昇華させるための研究の過程で発見された物質。オロチの映像解析と今までのKシリーズの研究結果から生成法が確立されたようだ。これを投薬することで、既存の強化人間を凌駕する力を得ることが出来るが、大量に摂取した場合は血の暴走を招く危険性がある。

機械昆虫軍団

 宇宙統一戦争の爪痕が残る地球圏へ、外宇宙から侵略してきたマシン生命体軍。主な兵力はSP-X、メカスコーピオなど。本作のストーリーが開始する半年前に、ユェンらの活躍によって指令中枢である母艦が撃破され、壊走した。しかし、コントロールを失って半野生化した兵の一部が火星周辺の宙域で散発的な破壊活動を続けている。

クリスタル

 かつて9人の研究者によって生み出された魔石の総称。内部でエネルギーを生成し、「魔力の混じった光」をはじめとする様々な形態で取り出すことが出来る。本来は超古代に存在した魔石の再現を目指したものであったが、完全なものを生み出すことは出来なかったようだ。インヴェルノらXナンバーズ力の源である他、本作では異端狩り構成員の武装や、自軍強化用の装備アイテムとしても登場する。

研究所No0

 ネスツの極秘施設の一つ。かつては危険思想を持つ対象の洗脳、粛清、再教育を行うための重要施設であった。現在はネスツの支配から解放されており、純粋な研究施設および人の世で生きることが出来なかったKシリーズ達の安息の地となっているようだ。本作では、この施設がネスツの手を離れてしまっていたことが、乱崎音狐子がネスツ残党に組み込まれる一因となる。

終焉の闇

 Final曰く、「混沌たる我とは真逆のモノ」。世界の更新を停滞させ、緩やかな消滅へと導く存在らしい。「不可避の忘却」とも呼称されるが、現段階では正体不明。

トーヨー研究所

 東洋研究所。異能力を所有した生体兵器などの研究を行っていると噂される。特に粒子金属や液体金属と、そのコントロールに関する技術には一日の長があるようだ。本作では、アーキレディのクロムメタルボディを修復する際に、この研究所のデータが応用された。

統合宇宙軍

 ユェンの世界に存在する軍隊。基本的には「閃鋼機ガイスレィ」シリーズで言うところの宇宙統一同盟軍に当たるが、配属されている機体やメンバー、設定に本作オリジナル要素が多く加えられている。

南方山岳地帯

 MOONの南方に広がる山岳地帯。人口の少ない地域であるためか、魔族による侵攻の被害報告は少ない。
本作ではMOONに流れ着いたばかりの浪清に対して、サイアが世界情勢を説明した際に話題に上がった。「ある王国の姫が山村の老夫婦によって育てられている」、「独自の技と掟を持った隠密集団がどこかに隠れ住んでいる」など、様々な噂が絶えない土地であるらしい。

フェムト

 ある遺跡から発見された、万能ナノマシン。医療用としての使用が主流とされているが、特定の脳波を持つものの体内に投与されると脳に異常をきたし、侵食者と呼ばれる能力者に変えてしまう。本作ではMOONにおけるフェムトは、ごく微量ながら大気中に存在。稀に体内に侵入してしまうようだ。また、EARTHにおいては表沙汰にはなっていないものの、20年ほど前から実用化実験が始まっている。

古びた腕輪

 風柳堂に非売品として保管されていた腕輪。第15話にて龍摩がこの腕輪に触れたところ数々の怪現象が発生したが、それがこの腕輪の効力によるものなのか、それとも他の要因によるものなのかは明らかになっていない。同話にて騒動を解決した龍摩が煉から貰い受けることとなった。煉の口ぶりから、元々は他の所有者がいたことがわかるが…?また、リューゲンはこの腕輪に関する何らかの秘密を知っているようだ。第41話Aルートにてドラゴンクロウによって奪取され、それ以降の行方は不明である。

プロジェクトЖ

 ネスツの計画。プロジェクトKの副産物である。この計画の成果により、Kシリーズの持つ各種の能力因子を他者に移植することが可能になった。ベグゼスはこの技術を用いて、捕獲したKシリーズの能力を自らに移植していた。

プロジェクトJ

 ネスツの計画。特殊な寄生生物を人間などの生物に寄生させ、強靭な生物兵器を製造することを目的とした。出展元は、藤堂晴香の原作・寄生ジョーカーである。本作ではこの計画に、サタンら魔族から提供された技術が融合され、デビルミーニング等が生み出された。また、寄生体はストーリーの後半にて意外な形で再登場する。

プロジェクトΦ

 ネスツの計画。人体を直接改造するのではなく、外付けのユニットによって人知を超える力を引き出すことを目的とした。完成したシステムにより目的のスペックを得ることには成功したが、非適合者が使用すると体細胞が灰化するという問題点を解決できなかったために凍結されていた。後に、ドロウィンがシステムを書き換えて実用化に成功、主人公たちの新たな戦力となった。また、ドロウィンが奪取したモデルのほかに2種類の先行試作モデルが存在したが、どちらもネスツに反逆した被験者の手により持ち出されてしまっており、その後の行方は不明である。

魔空間

 王の心臓の力によって、Finalが現出させた異空間。内部には魔封塔と同様の、人間の魔力を拡散・無効化するフィールドが展開されている。制御ユニットである「結界石」を破壊すると、空間の効力が弱まるという。

魔封塔

 魔王連合軍が建造した塔状の巨大呪具。この塔が発生させるフィールド内に入った人間は、魔力を拡散されてしまい、あらゆる魔法・魔術が使用不可能になる。現在は特殊な魔法力の流れる土地でしか効力を発揮できないが、王の心臓の力が増幅すれば、MOONのあらゆる地域に効果を及ぼすことも可能であるという。このフィールド内で魔力を扱うことが出来たMOON側の人間は、黒く濁った魔力を持つリュウザとXltima、そして桜井龍摩の3名のみであった。

ワールド・ゲート

 EARTHとMOON、さらには魔界の各地に点在する謎の遺構。起動させることで時空を超えて他の場所、空間に移動することが出来るが、起動には何らかの条件が必要である模様。碑文の一部を解読したクレアによれば、本来の目的は時空移動に留まらないようだが…?なお、出展元での表記は「World Gate」である。

ン=モゥの怪人

 リュウザの黒い炎を見た桜井龍摩が思い出した噂話。漆黒の衣に身を包み、黒い闇を操る怪人物がMOONの各地に出没しているという。
最終更新:2013年06月03日 19:59