ゴローニャ


        
 分類:メガトンポケモン
 高さ:1.4m
 重さ:300.0kg
 タイプ:いわ・じめん
 特性:いしあたま(攻撃技の反動ダメージを受けない)
    がんじょう(一撃必殺技が効かず、HPが満タンの時に瀕死になるダメージを受けてもHPが1残る)
 隠れ特性:すながくれ(天候が砂嵐の時に相手の技の命中率が0.8倍になり、
            タイプに関係なく砂嵐のダメージを受けない)

がんせきの ように がんじょうな からだは
とても きょうりょくな ダイナマイトでも きずつかない。

+ 担当声優
小西克幸
アニポケ(ムノーの手持ち)
村上裕哉
『サン&ムーン』(ブルガンの手持ち)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第1世代『赤・緑』。
イシツブテがゴローンを経て通信交換することで進化する。
なお、外見のモチーフはタッコングという説が有力。

鉱物然とした進化前と比較して岩石を纏めた丸い体に怪獣のような頭になり、腕は2本分退化している。
移動する時は頭や手足を引っ込めてサッカーボールのように丸まってそのまま転がる他、自爆の反動で山々を飛び移ることもある。
1年に1回脱皮し、脱皮して体が柔らかい時に大きくなる習性があり、脱皮直後は少し白っぽいが、空気に触れれば短時間で普段の色に戻る。
抜け殻は触っただけでボロボロ崩れて土に還るが、この皮は土壌を豊かにする効果があるため農家に人気。
アニメ第7シーズンでは、実際にエンドウという人物がゴローニャの脱皮した皮を肥料にしている。

リージョンフォーム



タイプ:いわ・でんき
特性:じりょく(相手のはがねタイプのポケモンを交代できなくする)
   がんじょう(一撃必殺技が効かず、HPが満タンの時に瀕死になるダメージを受けてもHPが1残る)
隠れ特性:エレキスキン(自分の使うノーマルタイプのわざがでんきタイプになり威力が1.2倍になる)

がんせきは れんしゃが できないので
そのあたりの イシツブテを つかまえ せなかに こめ はっしゃ することも。

第7世代では環境に適応した「アローラのすがた」というリージョンフォームが登場しており、
タイプもいわ・でんきに変化している。
腕は原種に比べ短くなっており、髭や胸毛のように見えるのは磁力によって体に砂鉄が付着したもの。
背中には1対の黒い突起が発生しており、ここから帯電させた大岩をレールガンのように発射する。

(以上、wikipediaより引用・改変)


原作中の性能

HP:80
攻撃:110→120(第6世代以降)
防御:130
特攻:55
特防:55
素早さ:45

初代通信進化ポケモンであるフーディンゲンガー、カイリキーは作中で使うトレーナーがいたのに対して、
ゴローニャは敵トレーナーに使われる事がない存在だったため、通信ケーブルが無いユーザーではまず会うことが無く、
ぼっち泣かせの存在として不遇扱いされていた。
しかし、同タイプの中ではスペックが貧相なイワークや技が残念なサイドンとは対照的に、
自力で「じしん」や「だいばくはつ」を取得可能で、さらに当時猛威を振るっていたケンタロスを、
「はかいこうせん」を交換で受けて「だいばくはつ」で相打ちに持ち込める戦術ができたため、
くさ、みずが4倍弱点という欠点こそあったものの、それなりに対戦で使われていた存在であった。

しかし、それ以降は強力な同タイプの進出も有り第4世代まで目立った活躍はしておらず、
もっぱら第3世代まではダブルバトルで「だいばくはつ」要員として使われていた。
第4世代で同期だったサイドンに進化態が追加され、素早さ以外が勝り耐久を底上げする「ハードロック」持ちの、
ドサイドンという強力な競争相手が登場したのも痛かった。

続く第5世代では「だいばくはつ」の威力弱体化こそ受けたものの
「がんじょう」の仕様変更でHP満タンの時に一撃で撃沈する攻撃を受けても必ずHPが1残るようになり、
これを境にドサイドンの劣化という評価を覆すに至った。

以降のゴローニャは「がんじょう」によって得られた行動回数を武器にする型が主流となっていた。
主な動かし方としては、「ストーンエッジ」や「じしん」などをメインウェポンにしつつ、
初手で「ロックカット」を使用して素早さを上げて、弱点を突かれても「チイラのみ」や「じゃくてんほけん」と「がんじょう」のコンボで自身を強化し、
一撃で倒せない相手が出たら「だいばくはつ」で相打ちを狙うというスタイルが好まれていた。
特に「じゃくてんほけん」は弱点の多さが逆に発動しやすいメリットとなっているので使いやすく、
第4世代「プラチナ」限定の教え技「ふいうち」もいざという時の先制技対決の際に有利なためよく採用された。
……もっとも、「ふいうち」は「プラチナ」以降全く取得の機会がなくなってしまったのだが。
タイプ一致の連続技「ロックブラスト」もダメージが不確定というデメリットこそあったが、
タスキ潰しの利点と上記の強化アイテム&「がんじょう」のコンボである程度はカバーできるため使い勝手は良かった。
なお、「ロックカット」と同じく素早さを2段階上げつつ体重を減らす「ボディパージ」は非推奨。
1回では「けたぐり」「くさむすび」の威力が下がらないばかりか、逆に相手の「ヘビーボンバー」の威力が上がってしまい、デメリットの方が多い。

注意点としては、状態異常のスリップダメージをメインにして攻めてくる相手は苦手。
特に、「やけど」は攻撃力を激減させるため相性が悪い。
滅多にいないが、弱点を突かずに等倍のゴーストやエスパーなどの特殊技だけで攻めてくる相手にも注意。
これらの使い手には「チイラのみ」はともかく「じゃくてんほけん」を活かせなくなる。
そして上記の通り「ふいうち」を没収されて久しいため、先制技の使い手は天敵。

第7世代で登場したアローラのすがたは、スペックは共通している他、
同じく「がんじょう」を持っているため似たような動かし方は可能だが、最大の特徴は隠れ特性の「エレキスキン」。
これにより「だいばくはつ」は実質450という強力無比な威力となる。
なお、「エレキスキン」適応以外のでんき技は、「ワイルドボルト」「かみなりパンチ」だけと微妙に使い勝手が悪い。

ダブルバトルにおいては、きあいのタスキを持ったチラチーノと組んで「だいばくはつ」で瞬間的な圧殺を狙うチームを組まれたりもした。
構成は、最速で「おさきにどうぞ」を使えるチラチーノを起点に、アローラゴローニャ・メガオニゴーリによるでんきやこおりタイプの「だいばくはつ」と、
べロベルトによるノーマルのタイプ一致最大攻撃力の火力に賭けたもので、チラチーノがタスキを使い一回耐えてもらった後で再度同じことを行い、
最後に生き残りがいた場合に耐久型やヌケニン等の対策が必要なポケモンを出すという、運に任せた盤面を破壊する特攻チームであった。
強さは運任せなので安定しない上にしめりけがあればそれで終わりな上、
最初にチラチーノが素早さで負けていたり、先制技で削られたら崩壊するという一発ネタであったが、
禁止級の伝説などが解禁された伝説フルアタッカー型には意外と刺さるため、案外活躍する場面も見られた。

第8世代ではリストラ枠入りしてしまい、第9世代でも当初は復帰しなかったが、
DLC前編「碧の仮面」にてようやく両者解禁された。

+ メディアミックスにおける活躍
アニメでは、サイクリングロードを拠点にするチャリンコ暴走族のリーダー・マサの手持ちとして登場したのが初出。
サトシのフシギダネの「つるのムチ」に耐えて倒すが、ヒトカゲとの戦いでは「かえんほうしゃ」と「ほのおのうず」により敗れた。
この他、トキワジム戦でサカキがシゲルとのジム戦において使用して、ニドキングとの「たいあたり」同士の対決で敗れた一方、
カントーリーグではシゲルの対戦相手のヨシキが使用して、ニドキングの「つのでつく」を受け止めて「ちきゅうなげ」に繋げて勝利している。
ジョウトリーグではシゲルの手持ちポケモンとしても登場して、リザードンと戦うも「りゅうのいかり」の一撃で倒された。

『ポケットモンスターSPECIAL』ではサカキの手持ちとして登場。
レッドのカビゴンとの頭突き勝負で打ち負けて頭から砕けるが、そのまま「いわおとし」「だいばくはつ」と繋げて戦闘不能に持ち込んだ。
その際のサカキの台詞「ゴローニャの仕事はくだけることだからな」は、あんまりな言い草としてネタにされやすい。
上記の起用法を見る限りあながち間違いでもない
また、第二章(ピカチュウver.編)の主人公イエローの手持ちとしても登場している。
タケシから譲り受けたゴローンが進化したのだが、ゴローニャとなった後は出番は少なめ。


MUGENにおけるゴローニャ

ふうりん氏の製作したMUGEN1.1専用キャラが公開中。
キャラ名は英名の「Golem」だと該当者が複数いるため「Golonya」となっている。
製作者曰く「ゴローニャが緑・銀時代の相棒だった」と称する程のお気に入りだったそうで、
スプライトSE及び使用する技は主にGB作品準拠とその拘りが窺えるキャラとなっている。
なお、『鉄拳』のボブやクマを作ろうとして断念した後、『どぐらのクソキャラ列伝』のエル・フォルテ特集を見て、
ゴローニャとボブとフォルテの悪魔合体を思い付いたのが製作動機らしい。

突進して4つの派生技に繋げる「ころがる」や「じごくぐるま」のような投げ技などの近接攻撃がメインとなっているが、
ボタン毎に投げた岩の軌道が異なる飛び道具「かいりき」を持ち、瞬時に移動する「あなをほる」で間合いを気にせず戦える。
超必殺技は1ゲージ技の「いわなだれ」と2ゲージ技の「じしん」。

外部AIはホルン氏によるものが公開されている。
恒例のコンボ立ち回り・反応・ガードレベルを設定可能で、想定ランクは強とのこと。
なお、導入するとWinMUGEN及びMUGEN1.0でも使用可能になるが、
mugen1.1のみ挙動を確認しています。winmugenでは投げなどでスプライト位置の不具合があります。
とある通り本来はMUGEN1.1用のキャラであるため、じしんの演出で発生する瓦礫のスプライト位置に不具合が出てしまう。
MUGEN1.1以外で使用する場合はAIフォルダのcnsファイルを開き、
「じしん」の記述内にある[State 1030, 崩壊]という箇所の「bindtime = 0」を「bindtime = 1」に変更すると正常に表示されるので、多少手間だが修正しておこう。
もちろんバックアップもお忘れなきよう。
こちらが製作動機となった動画。
主にアバネロダッシュ関連がリスペクトされている



出場大会



最終更新:2023年09月20日 21:50