RAYPOZ は
詩百篇第9巻44番に登場する単語で、標準的なフランス語読みならば「レポ」または「レポズ」である。
アナグラムとして理解する論者が多い。
有力な説
なお、Zopyra をそのまま逆さまにすると arypoz となる。なぜそうしなかったのかについて考察している論者は見当たらないが、真っ先に思い浮かぶのは韻律上の要請だろう。現在、Le contre RAYPOZ で前半律 (行の最初の4音節) を構成している。それに対し、レポ (RAYPOZ) をアリポ (arypoz) にしてしまうと、1音節増えてしまい、まとまりが悪くなってしまう。そうした詩としての構成に配慮した結果、完全な逆さ綴りにしなかったのではないかと考えられるのである。
他の解釈例
ほかの解釈例には以下のものがある。
マリニー・ローズは、スペインのコンキスタドールであるピサロ(Pisaro)、ハンガリーの貴族ザポリ(Zapoli)などのほか、サヴォワのラテン語形がSapaudiaなどであるため、それと関係がある可能性などを挙げていた。
ヘンリー・C・ロバーツは、Ray. + pos. と捉えたらしく、positive ray と英訳していた。海外ではほとんど相手にされていなかった読み方なのだが、日本では
五島勉がこれを採ったため、これに追随する論者がしばしば見られた。
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最終更新:2014年08月30日 22:09