『人間』止める事を、自分に納得させたあの日…………あたしゃ、夜通し泣いたね…………
いや…………『泣いた』なんて、可愛いもんじゃねぇ…………『叫んだ』…………一晩中叫んだ…………
NAME(名称):ドルトナー=アークライン
SEX(性別):女
AGE(年齢):28
BIRTHDAY(生年月日):1990/01/29
HEIGHT(身長):166cm
WEIGHT(体重):131kg(装備含む)
BLOOD TYPE(血液型):none
STYLE(流派):我流(G-616内蔵プログラム)
LOOKS(外見)
銀色のウェーブがかったロングヘアーに、目元をサングラスで隠し、毒々しい赤い口紅が塗られた唇をしている
全身は、飾り気のない黒のライダースーツで固められており、スマートな印象を与える
両手足が、どこか不釣り合いな細さの、鋼鉄製のものに接ぎ変えられている、身長160cm前後の女性
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RECENT(近況) |
長らく『 UNITED TRIGGER』に保護されており、移動拠点の『Factory』の奪還にも成功した為、再び自力で活動する事が可能となった
機関に切り捨てられた為、現在は セリーナ・ザ・"キッド"の許可の下、UTの施設に滞在
単独で、もしくは ラベンダァイスや リベル=アシェルと行動を共にしながら、「望まずに悪事を手を染めている存在を救助する」と言う道を見出している
ただし、最低限のメンテナンスしか受けられていない為、左目のカメラ、『中型ビームガトリング』1門、『機械鎌』1本、『ツインレイ』、『ワスプランチャー』は使用不能となっている
更に、ラベンダァイスの豹変に伴い、ラベンダーとリベル、双方のメンタルケアも、年長者として気を使う様になった
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ABOUT(概略)
カノッサ機関の元≪No.616≫
本名を『ドルトナー=アークライン』と言うが、この名前は現在は意味の無い物として、人前では使用していない
機関内のプロジェクト『
人工強化プロジェクト』の『試験体サイボーグ』
かつては、ごく普通の家庭に生まれた一人の人間に過ぎなかった
しかし、先天性の免疫不全と言う体質を持ってこの世に生を受けてしまい、また、家庭は比較的貧しい環境にあった為、彼女の治療費に莫大な費用が掛かり、両親から『金食い虫』と罵られながら育つ
更に、18歳になった時、家庭の経済状態は借金頼みのギリギリの状態に陥っていた
そこに目をつけたのが、『人工強化プロジェクト』のメンバーで、免疫不全の体質、そして成長を終えた状態にある肉体を利用する為に、両親をそそのかし、薬品を利用して彼女を誘拐する
そうして、両親は『借金の担保』としてドルトナーを差し出す事で、自分たちの生活を改善させ、ドルトナーは、逆らえば殺される状況下で、やむなくサイボーグ手術を受け入れ、コードネーム『G-616 ブラックハート』となる
こうした過去を経験している為、その言動からは煮えたぎるような『人間』への憎悪、そして殺人衝動が渦巻いている事が良く分かる
元々は、機関からの命令と自身の欲望とを兼ねて、機関内である種の切り込み隊長として暴れ回り、数々の残虐な殺戮を繰り広げてきた
が、上司にして『飼い主』である
グラトン=ブルーガー=ウルバヌスに見捨てられ、『
UNITED TRIGGER』に拾われ助けられたため、現在は悩みながらも殺人行為はなりを潜めている
服を着た上からでは、普通の人間の様にしか見えないが、胴体部(特に胸部)には、大型の箍が露出しており、機械的な機構を持つ人間である事が一目でわかる
また、背面にも何らかのケーブルを接続するためと思しき端子の様なものが体表面に存在する
日頃から、スーツなどの生地の厚い服装をしているのは、これらを隠す意図がある
その肉体は、維持のために血液ですら人工のものに置き換えられ、彼女の肉体を循環させる血液は、薄い肌色で、透明度の高い、おおよそ血液とは思えないものになっている
故に、食事などにも非常に気を使い、余計な食物を摂取する事は一切許されていない
定期メンテナンスを受けなければ、4日で限界に達すると言われており、これが彼女を機関に繋ぎ止めている鎖であり、同時に彼女が機関に対して『酷く歪んだ形での厚い忠誠』を誓う、命綱でもある
これは、人工血液の洗浄と、サイボーグ機構の補修の両面の意味であり、それだけに彼女には、『人間を憎むか否か』に関係なく、機関の外に居場所を作る事は出来なくなっている
だが後に、機関に在籍していた頃に利用していた移動拠点である、大型トレーラーの『Factory』を奪取された為、UTに滞在する事が可能となった
かつてのNo.616と言う非常に低いナンバーは、実戦テストのために『一人の機関員としての立場』が必要になった事に応じて、自らの型式番号である『G-616』から機械的に与えられたものでしかない
COMMUNICATE(対人)
上記にある通り、家族に売り飛ばされ、友人に蔑まれ、
カノッサ機関に人間である事を捨てさせられた過去の故に、全ての人間に対して狂おしいまでの憎しみを抱いている
それ故、ほとんどの人間を名前で呼ぶ事さえせず、ただ殺意の対象としか見ていない
主に機関の内側に向けた人間関係を構築していたが、以下はその一例である
「あんた…………あたしらの仲間だろう…………ッ、そんな仲間を、サンドバック扱い出来るかよッッ!!」
「ホントに仲間、と思ってくださるんですか……有難うございます、とても――――とても嬉しいです、機関の方とは、思えないぐらいに」
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人を憎み、人を憎悪する貴女の感情の奥底の綺麗な色に触れたような気がして |
路地裏にて、己の快楽のために人殺しをしている時に、偶然任務によって殺戮を行っているところに遭遇する
ナンバー繋がりで一方的に知られていた間柄故に、すぐに打ち解ける事になるのだが、妙に怯えて卑屈な態度を取る事が気に掛かり、それを詳しく問い詰める事によって、かつての自分と同じ様に、意に沿わぬままに機関に従えさせられている事を知る
そして「気晴らしをするのなら、自分を虐待してくれ」とまで言われた事で、隷属させられている同士として同情してしまい、更に自分よりも待遇の悪い事を知り、放っておけないと感じるようになる
その後、任務に同行して対象の殺害を達成し、そのまま別れる事になる
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「けど、それはアタシが決めた事。救えない方がよっぽど辛かったくらいさ、だから良いんだ」
「恨みなんて、今さらしないさ、セリーナ……グラトンの野郎を、地獄に叩き落としてくれたんだ…………それだけで…………」
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生まれてきたからには……今、此処に、"生きている"限りは、道を見出したいと思うのもまた、必然 |
かつて ベイゼ・べケンプフェンの救助のための戦闘に敗れ、更に グラトンに切り捨てられ、UTに確保された際、リーダーであるセリーナ直々に面会することになる
その中で、セリーナの「機関の一員である自分を肯定し、そうやって死んでいってはダメだ。生き延びて、心を入れ替えてくれ」という言葉を受けて、グラトンの情報を明け渡し、 和泉 瑠璃の救出を歎願する
また、サイボーグとしてメンテナンスの問題があり、自分は長くないと言う事を伝えるも、セリーナはそれを解決すると宣言する
そして、その言葉通り、セリーナは、かつての移動拠点『Factory』を奪還、グラトンの殺害に成功し、ブラックハートは復活する
そうして、ブラックハートはその後、UTに世話になりながら「瑠璃の様な、望まず悪事を行う存在、隷属させられている存在の為に戦う」と言う、己の道を見出した
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「――ハッキリ言うよ、カニバディール。お前『人間』じゃない、どこどこまでも『人間』じゃない。ただの『亡者』さ……自分こそが悪意の体現者だって、みっともない勘違いをしただけのねぇ!」
「自分に言い訳などしたつもりはないが……まあいいさ。お前の言う通り、私は空虚な『亡者』だろうよ」
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この肉の怪物は、ただこの世界に『澱み続ける』ことにのみ、捕われている |
その後、 スクラップズの面々が殺戮を繰り広げている場面に、 トライデント=コーザー=ヴァーミリオンと共に足を踏み入れてしまう
トライデントに追われたまま、不意の遭遇戦になり、歪な形ながらもトライデントと共闘体制を作り(但し、実質的には三つ巴)、スクラップズの面々との激戦となる
グラトンとの因縁を嘲笑われながら、またトライデントとは互いに反駁し合いながら、最終的には後述の『ネツァク』まで持ち出す激戦となり、命からがら離脱する
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「――――お前に会ったら「なんであの時あたしを殺さなかった、殺さずに保護なんてしたんだ」って聞こうと思ってたのに……もう、聞けねえんだな…………」
「痛いわ、すごく、本当よ、身を引き裂かれる様な痛み。ねぇ、素敵なお姉様、貴方様は誰の為に怒っていらっしゃるの?」
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──悪夢の様に、戯曲の様に、紡ぐ言葉の音律は絶望と呼ぶにはまだ昏く── |
機関に所属していた際、 ベイゼ・べケンプフェン救出戦にて、ソニアとの戦闘になる。この際に、ハイウェイをチェイスしながらの激戦となるも、最終的には左腕を撃ち抜かれ、戦闘不能に陥ってしまう
だがその時、既にブラックハートを見捨てる心算だった グラトンに切り捨てられ、致命傷を負い機関への帰還も絶望的になる
その中で、敵であるはずのソニアに身柄を回収され、『 UNITED TRIGGER』へと保護され、それが機関からの足抜けの切欠となった
だが、それからしばらく後、 ラベンダァイスと共に行動しているところを、機関の≪No.3≫と化し、カチューシャと名乗る彼女に襲撃され、戦闘状態になる
上記 和泉 瑠璃を殺害した事を宣言され、かつての機関時代を彷彿とさせる激昂と共に、本気の殺意を以ってカチューシャを殺害しようとしたが、その中で彼女自身も、どうやら自分や瑠璃の様なバックボーンがある事を知ってしまう
重傷を負った事もあり、コンディションの悪化と、自身の「整理の付かない気持ち」の故に、曖昧なまま別れる事となる
また、この戦闘の中で「時に、虚しくなる戦いがある」事を実感し、それがソニアが自分を見殺しにしなかった理由なのではないか、と感じた様である
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BATTLE SKILL(戦技)
カノッサ機関の『人工強化プロジェクト』の被験体であり、凍結寸前であった『人工強化プロジェクト』再起のきっかけになったと言うだけあり、非常に高性能な『戦闘兵器』となっている
戦場における様々な状況に対応するべく設計されたサイボーグとしての能力、そして何よりブラックハート自身の凶暴な戦意があいまって、その総合的な戦闘能力は非常に高い
人工強化プロジェクト試作機『G-616』
サイボーグとして全身を改造されているため、外見上からは判断の難しい武装などを装備している
後に、後継サイボーグである
シュバルツガイストの両手足のパーツを流用して、両手足に関しては外見から分かりやすくなってしまった
腕を高熱化させる『プラズマナックル』と、側面から刃を飛び出させる『側面刃』、両足に2発づつ仕込まれている散弾を発射する『ショットガンレッグ』が基本装備である
また、背部及び肩部には、多数の内蔵武器が収められており、それらを、一度に4機操作して攻撃を放つ事が出来る
内蔵武装の詳細は、以下の通り
肩部に搭載されているビームガトリング砲
目標を正確に捉えて連射すると言う通常射撃の他に、目標の頭上や左右に目掛けて連射し、行動範囲を制限させる制射『Gatling Winder』や、正確な狙いをつけずに乱射・掃射する『Gatling Canister』などの射撃パターンを持っている
現在、右の1門が
カチューシャによって破壊され、使用不能になっている
背部から展開される武装の一つ。3つの関節のついた『機械触手』の先端に、鎌状の刃物が突き出している
そのまま、対象を薙ぎ払う武装であるが、素手よりもリーチが長く、取り回しが良いのが特徴
現在、右の1本が
カチューシャによって破壊され、使用不能になっている
背部に搭載されている、『機械触手』の先端に備え付けられた、緑色のビームを発射する砲台
連射が効かないものの、ビームガトリングよりも一撃の破壊力が高い
現在は、機関から放逐された時の損傷が影響し、使用不能となっている
背部に搭載されている、『機械触手』の先端に備え付けられた、小型ミサイル発射やグレネード散布などを行える多目的ランチャー
ただし、弾数制限があるため、使用局面は限られてくる
『ツインレイ』同様、現在は機関から放逐された時の損傷が影響し、使用不能となっている
これは上記の内蔵武装とは異なり、胴体部に搭載されている
強烈な拡散電撃を、前方へと発射する装置。奇襲や、逆に奇襲を仕掛けられた際の反撃手段として機能する
ただし、電撃故に放電の具合によって威力が安定せず、更に10分ごとに1発しか撃てないと言う欠点も併せ持つ
『モード:アイアン・メイデン』
サイボーグ機関として備え付けられた機構。ブラックハートの任意によって発動する
肉体の制御が、搭載された戦闘プログラムに切り替わる上に、上記の内蔵武装の全てを一度に制御可能になる
このモードの際には、ブラックハート自身の意識は残されており、モードオフの際には、速やかにブラックハート自身の制御に切り替わる
『モード:グロウ・イラプト』
サイボーグ機関として備え付けられた機構。ブラックハートの生命維持に危険が迫った場合、内蔵プログラムの判断で自動的に発動、もしくはアクセス権限を持った人物による、外部からの操作で発動する
このモードは、拠点への帰還を最優先に設定されており、全ての状況に『生還する事』が優先されている
その為、デッドウェイトと判断される両手足を破棄し、残存する弾薬やエネルギーを、帰還に必要な最低限を除いて全て乱射すると言う、傍から見れば暴走しているとも取れる行動パターンが特徴である
このモードの際には、ブラックハートの意識は強制的にシャットダウンされる
ちなみに、危険度の高いモードのため、自動発動の条件は非常に厳しいものとなっている
また、拠点攻撃や対集団戦闘用に、専用の乗機が用意されている
オメガ・アイン『ネツァク』
〝事象生体概念兵器 O・A〟の一つ。普段は携帯端末の内部にデータとして格納している
オメガ・アインについての概要は、該当項目を参照の事
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type---07 〝Netzach〟 |
7.95m 変形後全高 4.87m 重量 40.7t
高火力重機動の通常形態と、火力を犠牲にして機動力を補うバトルシップ形態の二形態を併用する可変機体
集中攻撃と範囲攻撃の両方に長ける機体である
AIナビは、やや皮肉屋な口調の男性型。語調は乱暴だが的確なサポートを行う
武装
【エネルギーサーベル その名の通り、高圧エネルギーを噴射して刃を構成する剣、後方腕部にそれぞれ付いている】
【前方の二本の左右の腕に付いており接近戦時に使用する、噴射長は6m】
【ビームキャノン その名の通り圧縮したビームを発射するキャノン、後方部の二本の腕に装着】
【射程も長く、牽制にも使用できる】
【アソッドミサイル 蜘蛛部分の後方部分から発射されるミサイル砲】
【大きさはさほどでもなく、弾幕兵装、一回に8発発射可能、その後再び装填しなければ発動不可(弾薬は機体内にある)】
【スパイダーウェブ 胸部、腕部及び脚部の複数の砲門を開き、まるで蜘蛛の巣のように囲みこむようにレーザーを発射する】
【範囲は凄まじいが、エネルギー消耗も激しく、注意が必要、プレートも露出する】
【バトルシップ形態 この機体の特徴、可変機能である、手足を折りたたみ、バトルシップに変形する】
【機動性は高くないが、上記のミサイルなどで空爆攻撃ができる、エネルギーサーベルも、腕を機動して攻撃できる】
外観
【全長は10m程だろうか、かなり巨大な所々が鋭いヒトガタの兵器である】
【蜘蛛の身体から上半身が生えたような銀色の機体で所々に黒いラインが入っている】
【装甲は厚く、脚部は六本あり、それぞれブースターが付いている】
【また腕部も四本あり、前方の二本にはエネルギーサーベル、後方の二本にはビームキャノンが付いている】
【頭部は逆三角形を横にしたような平面で、赤い単眼スコープである】
【蜘蛛のような胴体部分の先端にも、赤い単眼サブスコープが付いている】
【頭部には十字架が刻まれており兵器でありながら〝神聖〟さもかもしだす不可解な雰囲気の存在だ】
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更に上記とは別に、携帯している武器も存在する
携帯用の装備として持ち歩いている備品
投擲用の武器として使用するために、特別に鋭いニードル状に加工が施されている
詳細については、該当項目を参照されたし
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チラシの裏 |
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その他プロフィール |
好きなもの:なし
趣味:『人間』の虐殺及び解体、読書(倫理学や宗教書など)
大切なもの:仲間、偽善的じゃない『人間』
苦手なもの:誕生日(なんで自分はこんな身体で生まれたのか、生きる意味は本当にあるのかと、嫌でも自問してしまう為。また機関に売られた18の誕生日を思い出す為)
好きな時間の過ごし方:『人間』の悲鳴や返り血を満身に浴びる、ベッドで上半身だけ起こした状態で本を読む
コンプレックス:食事の量に厳しい制限がある事
してみたいけど絶対に出来ない事:動物を飼う
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設定しているテーマ曲 |
『ケイブラブ』より
夜叉桜/作:橘 雅弘 編:汐凪くじら 歌:ビートまりお
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名前の由来 |
『バトルガレッガ』の5面ボス『ブラックハート』及び最終面中ボス『ブラックハートMk2』からそのまま命名
他にも、武器自体やその名前には『バトルガレッガ』『アインハンダー』『サンダーフォースV』などのSTGから幾つも取られてたり
本名の『ドルトナー=アークライン』は、女性っぽさと悪役っぽさを両立させるために、濁音混じりの名前と言うものを考え、そこに『真・女神転生』シリーズの催眠魔法『ドルミナー』を合わせて完成させたもの
アークラインは語感のみの完全適当命名
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最終更新:2018年06月13日 23:36