アサド・アル=アーデル

あー……とっとと帰って、とろっとろのチーズハンバーグでも食いてぇなぁ……。


Person

【Name】 アサド・アル=アーデル(Asad Al-Adel) 
【Sex】 男 
【Age】 26 
【Race】 人間 
【Job】 砂の国自警団員/SCARLETメンバー 
【Body】 身長190cm/体重85kg
【Character】
砂の国出身の、おっさんとお兄さんの中間ぐらいの男。根は面倒臭がりだが、与えられた任務はしっかりこなす。
適当な性格ではあるが、砂の国自警団で小隊長という立場にいることが証明しているように、自警団員としての自覚や誇りは強い。現在はSCARLETの発足を受けて自ら立ち上げた『ヘイダル』という特務部隊を率いて世界中で活躍中。
普段はだらしないがやることはきっちりやるという性根が妙に部下受けし、若いながらも結構慕われているようだ。
任務の外では、どちらかといえば貧しい暮らしをしているくせにかなり食にうるさい一面があり、食事に対して人一倍のこだわりを持つ肉食動物のような男である。何かを愚痴るときに「早く帰って○○が食いてえ」というのが口癖。



Figure

【見るからに〝異邦人〟という言葉を連想させる、浅黒い肌に銀色の双眸を持つ男だ】
【筋肉質で背の高い体格に短い黒髪。少し睫毛の長いタレ気味の目に、鼻が高く彫りの深い顔立ち】
【黒いタンクトップの上に真っ白なジャケットを羽織り、ぶかぶかのズボンをポーチや無線のついたベルトで腰穿きして】
【首からはドッグタグを下げ、背中に巨大な茶色いケースを袈裟懸けにして携行していた】

【そのだらしない格好の印象そのままに、本人も常にだるそうで自堕落な雰囲気を醸し出していて】
【左胸に光る自警団のバッジと、腰のポーチに付けられた〝SCARLET〟の紋章が、もしかしたら泣いているかもしれなかった】



Weapon & Tactics

◆魔弾砲アルハーディ

特殊魔鉱製の黒いフレームをベースに各所を白い強化パーツで覆ったレシーバー、取り外し式のレフトグリップとスコープ、可動式の銃把を備えたランチャー。
基本的にはライフルをひたすら太く長くしたような形状で、砲身を含めた全長は170cm程度。普段は茶色いケースにしまって持ち運んでいる。
砲身部分は収納することでき、砲身収納・レフトグリップ&スコープ取り外し・銃把を折り畳む、という手順を踏めば全体が縮んで直線になり、携行に便利。
砲身の付け根に細いスリットがあり、砲身部を引き出す際には蒸気の噴出孔に、弾丸射出時には後述する魔力障壁の展開口となる。
また、敵に接近された際にはこれ自体を盾として使えるよう内部外部共に非常に硬質な合金で出来ており、防御用途での機能も高い。
試作段階の兵器故、その名残で右側面と銃把の上部に確認用のモニターが存在。後述のカートリッジ使用時、側面に使用中のカートリッジ名、銃把上に弾種が表示される仕組みになっている。

かなり多機能な兵器だが、これには直接的な攻撃と豊富な弾種による支援を両立する汎用性の高さを目標に、指揮官モデルとして開発された背景がある。
更なる汎用性向上のため、簡易的ながら演算能力まで装備しており、魔弾生成や発射、ブレの軽減などもこれがオートで行ってくれている。それを利用し、特別なケーブルを使用することで通信機などと連動させることも可能という多機能っぷり。
これを常時使用しているのがスコープ部で、戦術データのモニタリングのため、ランチャーにスコープが接続されている間は常に録画がなされている。
スコープを取り外した状態でもケーブルを接続すれば問題なく録画が可能で、これで犯罪者の凶行の証拠を捉えたりすることも可能。
……だが、こういった万能性の反面、試作段階の現状では大型な上に重い為機動性に劣り、指揮官クラスであっても扱える人間は限られてしまっている。
将来的には本体の小型化と演算機能の強化を進め、攻撃兵装と情報統合端末という二つの機能を併せ持った万能器として標準装備化を目指しているらしい。
そのため今も細やかなアップデートが繰り返されており、今後も機能改善や調整が行われていくだろう。

ちなみに、この重たい『アルハーディ』を難なく扱っているとおり、砲撃などなくてもアサドの鍛え抜かれた身体は十分に脅威となりうる。
砲撃の及ばない至近距離に肉薄したからといって、素手での強烈な一撃や硬いアルハーディを鈍器として扱った殴打は決して油断できない。

◇砲撃体系

アサドが元々持つ魔力資質により、制圧力の高い炎の魔弾と、殺傷力の高い氷の魔弾の二種類が発射可能。
銃把に魔力蒐集機構を内蔵、アサドの魔力を吸い取って内部で収斂・圧縮魔力塊を生成し、トリガーを引くことで高密度の魔弾として発射する、という仕組み。
その性質は良くも悪くも「砲撃」であり、全体的に威力は高いが連射率は低い。その反面、発射機構に魔力を使用している仕様上、実弾と違って空気摩擦などで失速しにくく、大振りな狙撃銃としても使えるほど射程が長い特徴がある。
もっとも、実弾の狙撃に比べれば一撃必殺の殺傷力はなく、弾速もギリギリ目視できるレベルのため、遠距離から一方的に攻撃し続けるのは難しい。
このように、同サイズの実砲と比べればごく小さな破壊力しか持たないが、それは単なる対物破壊や殺傷だけでなく、対象を殺さず捕らえる「制圧」を主眼に置いているが故である。
また、本人の魔力が尽きない限り弾切れがないのも大きな魅力。もっとも本人の魔力素質はそう高くないため、無駄弾を使えば魔力が尽きることもある。
欠点としては本体の重さと大きさからくる機動力不足があるが、盾代わりに使用できる銃身や本人の身体能力もあって、致命的というほどではない。

なお補助機能として、レフトグリップを「捻る」ことで砲身根本のスリット部から紫色の魔力障壁が展開可能。
元々は至近砲撃時に余波を受ける為のものなのでそこまで高い強度はないが、防御用としては十分使える。

◇カートリッジシステム

取り外し式のレフトグリップだが、これには内部に特殊な加工が成されており、換装によって魔弾の性質を変えるカートリッジとしての役割を担っている。
普段はこれを腰のポーチに何種類か携行しており、白い強化パーツで半分ほど覆われた見た目は同じだが、根底部の刻印により分類されている。
カートリッジには実際に弾丸が入っているわけではなく、魔弾の性質を変形させるいわばプログラムのような魔術式が内包されており、演算機能を通してこれを機関部へインストールすることによって弾種を変更する仕組み。
このインストール動作には直感的なコッキングが用いられており、コッキングごとにデフォルトの通常弾とカートリッジ内の特殊弾を切り替えられる。

カートリッジごとの施術方法によって付加される特殊効果は様々。また、同じカートリッジでも炎の魔力を通すか氷の魔力を通すかによって効果が変化する。
ただし、この術式はかなり精密な作りになっており、魔力を何度も通すと焼き切れて使用不能になってしまう。
つまり、このカートリッジを使用した特殊弾には、カートリッジごとに固有の〝弾数制限〟が存在するということである。
そのため見境なく撃ちまくることはできないが、状況さえ誤らなければ強力な一手となりうるだろう。



Party

◆SCARLET麾下特務部隊『ヘイダル

アサドがSCARLETに加入する際、指揮下にある隊から優秀なメンバーを引き抜いて作り上げた少数精鋭の特務部隊
この部隊ごとSCARLETに加入するような形を取ったため、アサド以下全部隊員がSCARLETメンバーとして登録されている。
総勢十人強と少ないながらも一人一人の練度は高く、強襲班・偵察班・衛生班・情報統括班などの専門機能をいくつも所有し、多くの状況に問題なく対応可能。
更にSCARLETという体制の自由度を十分に生かし、有事の際に遊撃的かつ電撃的に素早く動ける部隊を想定しており、アサドの指示であらゆる場所に赴く。
〝獅子〟の名を冠する部隊名の通り、時に身を潜め、時に苛烈に襲い掛かる彼らは、まさしく獲物の喉元へ喰らいつく獅子の群れに等しい。
以下は主な部隊構成。
【名前】 【主な役職】
アサド・アル=アーデル 全体統括指揮担当・部隊長
アルフレド・フェリシアーノ 強襲班指揮担当・参謀兼副隊長
夜凪レラ 偵察班所属 あとマスコット的立場
ミドナ 強襲班所属
イスラ・シャルディ 情報統括班所属・オペレーター あとラジオの司会者
マスラド・ビン・アッバース 衛生班指揮担当
その他一般隊員十数名(NPC) 特定分野に秀でた者が多く、それぞれいくつかの班に所属。今のところ砂の国自警団出身者が大半
※イベント進行用に多数のNPCが欲しいと思って作った個人的な設定です。希望があれば受け付けますが、今のところフリー設定等ではありません。



Background

砂の国自警団で小隊長の地位に就く男。最近上官から勧誘を受けてSCARLETへ加入し、砂の国を拠点に各国へ赴いている。
元は辺境に配属されて狙撃手をやっていたが、狙撃に留まらない高い戦闘能力と指揮能力を買われて栄転。その後も功績を積み上げ、現在の地位まで昇格した。
素手での戦闘力も高く、また実家が伝統ある鍛冶屋であったため、使い慣れた銃器だけでなく刀剣のことにも詳しく、武器の扱いも上手い。
そんな輝かしい功績に反して本人の性格はものぐさで面倒くさがりだが、いざ戦闘になれば『アルハーディ』を手足のように扱う苛烈な戦法は圧巻の一言。
いつもだるそうにしているが基本的にはお人好しで、あまり大っぴらに人を嫌ったりはしないが、「金のために動く人間」は好きではないようだ。

……しかし、そんな当の本人は金稼ぎに暇がなく、金の匂いのする話には率先して飛びつく。
今使っている魔弾砲を手にしたのも金稼ぎのために開発局へモニターとして立候補したからで、SCARLETへの加入理由も半分は収入アップのためらしい。
一見、自家撞着を起こしているようだが――――砂の国の奥地にある故郷で、何か価値観が変わるような体験をしたようだ。
自宅は交易都市サフランにある小さなアパートで、ジャワードという名の弟と共にそれほど裕福とは言えない生活を送っている。
最近は活動が忙しく、あまり家に帰れないのが最大の悩み。

なお相上天音に語ったところによると、かつて彼の故郷で酷い伝染病が流行り、母親と弟がそれにやられてしまったという。
ジャワードは快方に向かったものの免疫が落ちて未だに体が弱く、母親に至っては未だに病院から出られず闘病生活を送っているらしい。
彼がお金を稼いでいるのはどうやら、家族の治療費を稼ぐためであったようだ――――。




Memory





なんだ、今まで - 回も俺の事が見られてんのか? 物好きもいるもんだぜ……。


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最終更新:2014年06月01日 16:11