ブギウギ

『ブキウギ』は、2023年度後期NHK朝の連続テレビ小説。OSK日本歌劇団の著名なOGである「笠置シヅ子」をモデルとした「福来スズ子(花田鈴子)」をヒロインとする。

スズ子が若年期を過ごす、道頓堀にできた「梅丸少女歌劇団(USK)」の男役スター役として、現役OSK団員(当時2番手男役スター)の翼和希さん(2013年入団、89期生)が出演。本ページでは、翼さんや、梅丸少女歌劇団をはじめとする劇中劇についてまとめます。

※ドラマをきっかけに、こちらのサイトにたどり着いた方へ:
 OSK日本歌劇団歴代トップスターOSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違い等で、OSK日本歌劇団の歴史に触れています。
 併せてご参照ください。

ドラマ基礎情報

  • 放送:2023年(令和5年)10月2日~
  • 脚本:足立紳、櫻井剛
  • 音楽:服部隆之(笠置シヅ子の大ヒット曲『東京ブギウギ』の作曲家・服部良一の孫)

翼和希さん基礎情報

  • 2013年入団、89期生
  • 2番手男役スター(※キャスト発表当時)
  • 大阪府枚方市出身(枚方市PR大使)
  • 聖母女学院中高出身 →母校訪問
  • WIND HEART出身 →出身スクール一覧

本ドラマには第1週第5話で初登場。

※現役劇団員の「朝ドラ出演はOSK史上初」ですが、NHK及び民放ドラマへの、現役スターのレギュラー出演は、過去に実績があります。

史実との相違

OSK日本歌劇団に関連する、大正末~昭和初期の史実とドラマとの相違についてまとめます。

なお、本ドラマは原作は無く、あくまでフィクションです。笠置、淡谷、服部以外は明確な「モデル」ではなく、名前や設定を「参考にした」程度のようです。あくまで、ドラマと史実の相違として楽しみましょう。
ドラマ内の項目 史実 ドラマ劇中 史実詳細
劇団名称 松竹楽劇部
→大阪松竹少女歌劇団
(OSSK)
梅丸少女歌劇団
(USK)
1943年(昭和18年)、大阪松竹歌劇団(OSK)に改称。戦後、再改称。
本拠劇場 大阪松竹座
→大阪劇場
梅丸劇場 松竹楽劇部は松竹座の客寄せアトラクションとして誕生
象徴する歌 『桜咲く国』 『桜咲く国』 1930年(昭和5年)発表。SKDも用いられた。
定番公演 春のおどり 『四季の宴』 正式な「をどり/踊り」を意図的に崩した題名で、のと乃を組み合わせた書体が特徴。OSKでは現在まで一貫して「おどり」表記を使用。
姉妹歌劇団 松竹少女歌劇団
(SSK)
1944年(昭和19年)に解散。戦後、松竹歌劇団(SKD)として復興も、1996年(平成8年)に解散。
男女共演の取組 松竹楽劇団
(SGD)
梅丸楽劇団
(UGD)
1938年(昭和13年)に旗揚げ、男女共演を試みるが1941年(昭和16年)に解散。
ライバル歌劇団 宝塚少女歌劇団 花咲歌劇団 1914年(大正3年)創設。象徴する歌は『すみれの花咲く頃』。シヅ子は宝塚不合格だった。
主人公 笠置シヅ子
(亀井静子)
福来スズ子
(花田鈴子)
1927年(昭和2年)入団し、OSSKでシンガーとして活躍した娘役。後、歌手として「ブギの女王」の異名でヒット曲多数。1985年(昭和60年)逝去。
先輩のスター 飛鳥明子 大和礼子 松竹楽劇部1期生で最初期のスター。1933年(昭和8年)の桃色争議で、飛鳥は争議団長となり、その後退団。1937年(昭和12年)、結核により29歳で早世。
先輩のスター 柏ハルエ 橘アオイ 1929年(昭和4年)入団(=シヅ子の後輩)。桃色争議による飛鳥の退団後、アーサー美鈴と共に男役スターの二枚看板として活躍。
同期のスター 男役:アーサー美鈴
(美鈴あさ子)
娘役:リリー白川 同上(シヅ子の後輩
後輩の男役スター 秋月恵美子 秋山美月 タップダンスの名手で、30年以上に渡り男役スターとして活躍。退団後、日本歌劇学校で後進を指導し、神格化される。※宝塚出身では無く、人物像もドラマとは大きく異なる
主人公の恋人 吉本穎右 村山愛助 吉本興業創設者:吉本せい(『わろてんか』ヒロインのモデル)の息子。母の反対や病により正式な結婚ができないまま、結核で早世。
縁の作曲家 服部良一 羽鳥善一 笠置、淡谷らに楽曲を提供、ヒット曲多数。妹は宝塚21期水間扶美子(のち服部富子)。
ライバル歌手 淡谷のり子 茨田りつ子
後輩歌手 美空ひばり 水城アユミ 『東京ブギウギ』『ヘイヘイブギー』をカバーし、笠置とトラブルになる。後に昭和の大歌手。※飛鳥と血縁関係にない。
後輩歌手 江利チエミ 水城アユミ 天才少女歌手としてデビュー。母は笠置と共演歴のある元歌劇団員。

※?は未確定

放送データ


放送週 タイトル OSK視点での見どころ 翼さん出演 ソロクレジット
第1週 『ワテ、歌うで!』 花咲音楽学校不合格の鈴子がUSKに感激する。 ○1-5で初登場 1-5琴海
第2週 『笑う門には福来たる』 USKに入団した鈴子が、橘にしごかれ、大和に憧れる。初の単独公演。 2-6~8琴海・桜乃、2-9琴海、2-10琴海・唯城
第3週 『桃色争議や!』 華麗な劇中劇。大和が演出・指導。前髪の垂れた橘と大和の美しい友愛(※1)。桃色争議始まる ◎3-15は神回 3-11~15琴海・唯城
第4週 『ワテ、香川に行くで』 山寺でストライキ決行、(大和を想う)橘と股野の連帯→新生USKのラインダンス ◎4-18で退団 4-16~18琴海・唯城
第5週 『ほんまの家族や』 スターになった秋山、リリー、そしてスズ子 恋のステップ、USK桜咲く国 5-23~24琴海・唯城
第11週 『ワテより十も下や』 スズ子はUSKの稽古場を訪れる なし なし
第16週 『ワテはワテだす』 スズ子は懐かしい人々と再会する ?16-78
第25週 『ズキズキするわ』 後輩歌手の水城と歌合戦で対決※2 なし
第26週 『世紀のうた 心のうた』 燃え尽きたスズ子の歌手引退 ○26-
※1大正から昭和初期に発展した少女文化(≒少女雑誌に創出された理想の「少女像」)の一つに、「エス(Sisterの頭文字)」と呼ばれる、少女同士の美しく清らかな精神的交際があった。OSK(当時:松竹楽劇部)や宝塚等の少女歌劇もまた、清らかで中性的な美と幻想を具現化し、疑似恋愛的に愛好された。現代風に言えば、「シスターフッド」か。
※2歌合戦女性チームに、楊(当時の水の江瀧子さん風)、舞美(振袖)らがカメオ出演

劇中劇・エキストラ出演情報 ※更新中

※注意※劇団より「詳細な劇団員名はドラマの性質上、公開しておりませんので、ご理解のほどよろしくお願いします。」とありましたので、この項は、ドラマ放送を踏まえ、本サイト独自にまとめた情報となります。
→R5.10.18追記:劇団SNSにて出演者の集合写真・芸名掲載が行われるようになりました。出演者を参考に、並び順をまとめ直しています。

『おちょやん』でも、OSK劇団員のエキストラ出演あり。

出演場面

連番 場面 登場話 確認できる劇団員 ポイント
0 東京ブギウギ 番宣、1-1 城月、実花、羽那、紫咲、水葉、羽那、舞音、璃音、真織、華蓮、美丘、ひより
1 『胡蝶の舞』 番宣、1-5 次節参照 大和(白蝶)・橘(黒蝶)メイン。時代考証に沿い、女性的なズボン衣装。全員の顔が判別できるショットあり。
2 稽古の見学(幼少期) 2-6 碧、実花 鈴子ら研修生は見学。
3 『胡蝶の舞』舞台袖での円陣 2-6 次節参照 大和(白蝶)・橘(黒蝶)メインで円陣。橘が声出し。
4 日本舞踊『おてもやん』の稽古(幼少期) 2-7 次節参照 熊本民謡。橘が桜庭を叱る。
5 楽屋での舞台化粧(幼少期) 2-7
6 単独公演決定時の稽古場(幼少期) 2-8 次節参照 技芸員の嬉し涙、大和と橘の絆
7 『四季の宴』♪めぐりめぐる(幼少期) 2-10 次節参照 メインは大和(冬)&橘(夏)、華月(秋)&城月(春)。橘の衣装は、R4年たけふ菊人形ポスターと同型、華月の衣装も劇団提供([参考>https://twitter.com/oskrevue/status/1288377629175816195])
8 『四季の宴』♪涙の雨(幼少期) 番宣、2-10 次節参照 同上。福来らのデビュー場面
9 『四季の宴』♪とこしえに 番宣、2-10、3-11 次節参照 メインは大和(冬)&橘(夏)、秋山(秋)&白川(春)。橘の衣装は、R4年たけふ菊人形ポスターと同型、白川は城月と異なるドレス
10 大和の演出を発表する稽古場 3-11 次節参照 男役も稽古着の白ワンピース
11 ラインダンスの稽古 番宣、3-13 翼、唯城、壱弥、京我 男役も稽古着の白ワンピース
12 桜庭の退団意思に涙する廊下・稽古場 番宣、3-13 下記参照 アンティーク着物姿の劇団員、「楽しい修行や!」
13 人員削減等を通告する稽古場 3-14 次節参照 近鉄OSKの解散通告を想起させる
14 争議(嘆願) 番宣、3-14 史実ではS8に桃色争議発生
15 争議(籠城) 番宣、4-16、4-17 ロケ地は百済寺(滋賀県)。史実では、大阪松竹楽劇部は高野山に籠城
16 『四季の宴』ラインダンス 番宣、4-18 次節参照 鈴子らを含み、総勢22名
17 『ホワッツ・パリ』♪恋のステップ 番宣、5-23 次節参照 秋山と白川がメイン、スズ子が歌手
18 松永大星のUSK楽屋来訪 5-24 次節参照
19 燕尾服・白ドレス(♪桜咲く国) 番宣 次節参照 USKの演目として、(実在の)OSKとは意図的に異なる振付

※劇団員は現状未確定、順不同(今後整理予定)
出演メンバー公表あり(劇団公式SNS記事は、本記事下部にまとめています)。

並び順等※更新中

本放送、公式書籍等で確認・整理予定のため、暫定版です。劇中の役名が明確な方(橘、大和ほか)以外は、OSKの実際の芸名。

『東京ブギウギ』※第1話

福来登場前
華蓮、? ?、花
美丘、? ?、紫咲
羽那
実花、城月

歌い始め
?、? 美丘、真織 花、ひより
城月、実花 羽那、?
福来
2列目は黒、3列目銀のドレス

※出演メンバー公表あり。

『胡蝶の舞い』ダンス

後:知颯、空良、琴海、真織
前:花、美丘、碧、ひより
橘・大和 瑠音、水葉、舞音、華蓮
実花、紫咲、羽那、瀧登

決めポーズでは、前後がそのまま入れ替わる。
※出演メンバー公表あり。

『胡蝶の舞い』舞台袖の円陣

?、?、璃音、花、知颯、紫咲、琴海 橘・大和 実花、?
後ろ姿:?、?、?、?、?、?、?、?

日本舞踊『おてもやん』の稽古

?、南星、?、?
大和、橘、実花、琴海、?

空良
唯城

単独公演決定時の稽古場(整列)

白川、桜庭、花田
?、? 碧、瀧登 空良、紫咲
?、実花 大和、橘 琴海、京我

『四季の宴』幼少期

配役:
  • 冬の女王:大和礼子(蒼井優)
  • 夏の王:橘アオイ(翼和希)
  • 秋の王:千早楓(華月奏)
  • 春の女王:城崎りん(城月れい)

きせつはめぐる(幕開き)
唯城
知颯、?、?、?、?、壱弥、椿
水葉、真織、?、?、?、○、?
?、?、?、? ◎、紫咲、空良
城月、橘、華月、大和
きせつはめぐる(転換後)
唯城、◎、紫咲、空良
壱弥、○ 椿、?
城月、橘、華月、大和
涙の雨
挨拶
真織、水葉、羽那、紫咲、琴海 ?、?、?、?、?
鳳寿、碧、空良、?、?、京我 知颯、実花、?、?、?、?
福来、桜庭、白川 城月、橘、大和、華月

『四季の宴』とこしえに(昭和8年)

歌い出し
唯城 華蓮 舞音 (赤)
南星 せいら 依吹 (橙)
璃音 水葉 真織 (黄)
京我 瀧登 (緑)
羽那 福来 紫咲 (水)
空良 桜庭 知颯 (青)
椿 琴海 壱弥 (紫)
秋山、白川
大和、橘
転換後
せいら、華蓮
水葉、唯城、京我
桜庭、琴海、福来
秋山、白川
椿、空良、羽那、碧、璃音、南星、花 橘、大和 舞音、依吹、真織、瀧登、紫咲、知颯、壱弥
決めポーズ
せいら、華蓮
水葉、唯城、京我
桜庭、琴海、福来
秋山、白川
碧、璃音、南星、花 橘、大和 舞音、依吹、真織、瀧登
羽那、空良、椿 壱弥、知颯、紫咲

大和の演出を発表する稽古場

小森 荒井 股野
鼓珀 壱弥 璃音
花、唯城 福来 空良 碧、桜庭
琴海、紫咲 白川 大和 秋山、椿

桜庭の退団意思に涙する廊下

アンティーク(風)着物の技芸員たち。

  • 橘:紺地に縦縞+袴

  • 舞音:橙縦縞にダイヤ柄の小紋
  • 花:橙の小紋 ※二つ結びのお団子
  • 唯城:クリーム色地に絞り
  • せいら:黄土色に花の小紋
  • 壱弥:やや濃い紫系の絣縦縞
  • 琴海:紫の絣
  • 紫咲:えんじ色の小紋
  • 京我:濃紫と白の弁慶格子
  • 碧:濃青の無地
  • 璃音:ピンクに白の碁盤格子
  • 空良:青系の市松模様
  • 華蓮:白地に絞り

  • 福来:朱と黒の弁慶格子(絹の銘仙)
  • 桜庭:紺の小紋(ウール)
  • 秋山:橙系の矢絣(絹の銘仙)
  • 大和、白川:洋服

人員削減等を通告する稽古場 3-14


嘆願直前の稽古場 3-14

着物は桜庭退団騒動時と同じ。

大和がストライキの可能性を告げる稽古場 3-15

着物は桜庭退団騒動時と同じ。

争議(籠城)

ラインダンスの稽古(屋外) 4-16

山寺での籠城、家族との会食・見送り 4-16
浴衣又は白ワンピースに羽織姿
  • 唯城:エンジに飛ぶ鳥
  • 壱弥:紫と白の細い縦縞
  • 空良:青に竹
  • 京我:紫に流水
  • 碧:赤紫に梅花
  • 真織:薄紫の横縞
  • 琴海:青に松葉
  • 舞音:黄抹茶に幾何学模様
  • 紫咲:赤紫に小花


山寺での籠城、合唱 4-16
秋山、白川 福来、壱弥 唯城、舞音
空良、紫咲、京我 大和 琴海、真織、碧

公演中止に対応する技芸員 4-16
  • 橘:紺に麻の葉
  • 実花:薄紫
  • せいら:黒ベースに赤や灰の縦向き幾何学模様

ラインダンスの稽古(屋内) 4-17

ピクニック 4-17
浴衣姿の技芸員たち

『四季の宴』ラインダンス

①階段(トライアングル7人口~左右から3人ずつ)
白川 依吹、鳳寿
唯城 福来
実花

ひより 舞音、秋山 真織、桜庭 紫咲

②トライアングル平面
璃音 白川、依吹 鳳寿、碧 桜庭
秋山、唯城 福来、真織
ひより 紫咲
実花

③6人口
?、?、?、秋山、白川、?、? 鳳寿、依吹 空良、?、桜庭、真織、?、?、福来

舞音、実花、水葉
琴海、壱弥、羽那

④7人口
白川、舞音、琴海、秋山、璃音、ひより、唯城、実花 福来 紫咲、碧、真織、羽那、水葉、桜庭

瀧登、鳳寿、依吹、美丘
京我、壱弥、空良

⑤横一線
依吹、空良、美丘、白川、舞音、琴海、秋山、璃音、ひより、唯城、実花 福来 紫咲、碧、真織、羽那、水葉、桜庭、瀧登、京我、鳳寿、壱弥

⑥決めポーズ
空良、白川、琴海、璃音、唯城 福来 碧、羽那、桜庭、京我、壱弥
依吹、美丘、舞音、秋山、ひより、実花 紫咲、真織、水葉、瀧登、鳳寿

USK楽屋(幹部部屋)5-23


松永大星のUSK楽屋来訪 5-24


フィナーレ:USKの『桜咲く国』

鼓珀、鳳寿、?、花 ?、?、?、?
?、?、?、知颯 桜庭、登堂、?、?
?、壱弥、?、唯城 秋山、福来 白川、?、椿、?

劇中写真

ブロマイド販売

京我(右下の男役)、紫咲(右下の娘役)

山寺籠城の新聞記事 4-16

大阪毎朝新聞『桃色争議 依然続く 少女ら山寺籠城一週間』
華蓮、秋山、唯城 和尚 白川、福来、壱弥
真織、琴海、京我 大和 紫咲、空良、碧
「梅丸本社による劇団員解雇と賃金削減に抗議を示した梅丸少女歌劇団レビュウ・ガールらによる桃色争議は…」

同『梅丸に相次?』
劇場前でのファンの抗議や暴行騒動を伝える記事

橘の定期券(手札サイズ)4-17

4人は1期生で、林部長に撮ってもらった設定
大和、橘、紫咲、琴海

翼和希さん出演情報(各公式)

OSK日本歌劇団

キャスト発表時


4-18放送後:「橘アオイ退団」時

翼さんコメント
「桃色争議」
橘アオイとして、この史実を体感し
何度打ちのめされても、歌や踊りに生きる
私達の居場所を守り続けてくださった
強く逞しく艶やかな先輩方へ
尊敬と感謝で胸が熱くなりました

私も絶対に守りたい

NHK

キャスト発表時

鈴子の先輩/橘 アオイ
道頓堀に新しく出来た梅丸少女歌劇団(USK)の第1期生で、男役トップスター。迫力ある力強い踊りが得意。新しく入団してきた鈴子たちの教育係となり、厳しく指導する。

  • 翼さんコメント
「ブギウギ」というNHKの連続テレビ小説で橘アオイというお役をいただき、大変光栄です。私は、ヒロインのモデルである笠置シヅ子さんが在籍されていた劇団に所属しています。う余曲折の歴史の中、大阪生まれのこのレビューのともし火を絶やしてはならないという皆様方の熱い思いに支えられ、昨年創立100周年を迎えた弊劇団に入団して10年。今、自分の内にも笠置さんをはじめとする先輩方の魂が、たしかに息づいているのを感じています。決して華やかなだけではない、強さや激しさ。どんな苦難の時も、愛してやまない歌や踊りの力で正面から立ち向かうたくましさ。そして大阪ならではの朗らかさ。橘アオイというお役を通して、ご覧いただく皆様に、この魂を感じていただき、たくさんの元気と笑顔と勇気をお届けする一助となれますよう、技芸を尽くし、精いっぱいつとめてまいります。

※引用註「技芸」は、OSK日本歌劇団の劇団員に対する古い名称「技芸員」として用いられた用語です。

4-18放送後:「橘アオイ退団」時

翼さんインタビュー(抜粋引用)
Q.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

やはり舞台のシーンを特にご覧いただきたいです!この作品では、歌劇の世界のふだん見られない部分も描かれており、そこが面白いところです。出ている側の悩みや葛藤、同期とのぶつかり合いなどは、本来お客様に見せるべきものではありません。でも、そこはドラマだからひも解いていけるのだと思います。仲間とのぶつかり合いもあり、ずっと和気あいあいとしているわけではありません。それぞれの意見があり、離れてしまうこともあるかもしれないけど、結局はみんなが「舞台が好き」というその気持ちで一つになっています。そして一つになったとき、絆はまた強固なものになり、さらにみんなで稽古をしていくことで、エネルギーはもっと大きくなっていきます。舞台シーンを、そこに至るまでの過程も知ったうえで見ていただけるのは、とても見応えがあると思います。

スタッフ、制作陣

撮影時時

  • 橋爪國臣氏(プロデューサー)

梅丸少女歌劇団(USK)技芸員関連

芸名 ふりがな 演者 公式タグ(又は元ネタ) 役どころ
男役 1922年 1期 橘 アオイ たちばな アオイ 翼和希 #橘センパイ 鈴子の先輩、男役トップスター。鈴子らを厳しく指導。
女役 1922年 1期 大和 礼子 やまと れいこ 蒼井優 #大和さん 鈴子の先輩、娘役トップスター。親の反対を押し切って入団し、稽古熱心。争議で矢面に立つ。
男役 1923年? 2期 花園 都 はなぞの みやこ 華月奏 2-7で着到板にある名。3-11でも在団
男役 1923年? 2期 千早 楓 ちはや かえで 知颯かなで (千早晶子、知颯かなで?) 同上。3-11でも在団
女役 1923年? 2期 城崎 りん しろさき りん 城月れい 同上。3-11では退団
女役 1923年? 2期 美山 百恵 みやま ももえ 実花もも (実花もも?) 同上。3-11でも在団し看板に掲示
京町 涼子 きょうまち りょうこ 京我りく (京マチ子、京我りく?) 同上。3-11でも在団
有馬 瀧江 ありま たきえ (瀧登有真?) 同上。3-12でも在団
羽川 舞 はねかわ まい 羽那舞 (羽那舞?) 同上。3-12でも在団
山咲 夢子 やまさき ゆめこ 紫咲心那 同上。3-11でも在団し看板に掲示
冬月 琴音 ふゆづき ことね 琴海沙羅 同上。3-11でも在団
大空 澄子 おおぞら すみこ 同上。3-12でも在団
葵 つばさ あおい つばさ (翼和希と橘アオイ?) 同上。3-11でも在団し看板に掲示
水木 紗江 みずき さえ 水葉紗衣 (水葉紗衣?) 同上。3-12では退団
音羽 あかり おとわ あかり (璃音あかり?) 同上。3-11でも在団
織田 ひな子 おりた? ひなこ (真織ひな?) 同上。3-11でも在団
丘 桜子 おか さくらこ (朝香櫻子、美丘さくら?) 同上。3-11でも在団
桜木 薫 さくらぎ かおる (桜花昇?) 同上。3-11でも在団
珠木 かな子 たまき かなこ (珠希星佳、珠凜かのん?) 同上。3-11でも在団
宮田 愛子 みやた あいこ 同上。3-11でも在団
男役 1927年 6期 桜庭 和希 さくらば かずき 木村湖音→片山友希 #和希ちゃん 本名:桜庭辰美、鈴子の同期。争議で解雇、4-18で復帰
女役 1927年 6期 リリー 白川 リリー しらかわ 小南希良梨→清水くるみ #リリーちゃん 本名:白川幸子、鈴子の同期。愛称はサッちゃん、鈴子と最初に仲良くなる。洋装が多い。愛子誕生頃までに結婚し、退団。
女役 1927年 6期 福来 スズ子 ふくらい スズこ 澤井梨丘→趣里 #スズちゃん 本名:花田鈴子、ヒロイン
尾藤 ? おふじ? ? 鈴子の同期、早々に退団
里見 優子 さとみ ゆうこ 穴見 結椛 鈴子の同期、早々に退団
松本 ? まつもと ? 鈴子の同期、早々に退団
森下 ? もりした ? 鈴子の同期、早々に退団
男役 1928年? 7期 一ノ瀬 ユウ いちのせ ユウ 壱弥ゆう (壱弥ゆう?) 3-12の着到板にある名
男役 1928年? 7期 椿山 リョウ つばきやま リョウ 椿りょう (椿りょう?) 同上
男役 1928年? 7期 清木場 純 きよきば じゅん せいら純翔 3-11の看板掲示、3-12の着到板にある名
男役 移籍組 秋山 美月 あきやま みつき 伊原六花 #秋山さん 鈴子の後輩、花咲歌劇団から移籍。ダンスに長け、自他に厳しい。鈴子とUGDに移籍するも、USKに戻る。
金城 ありさ かねしろ? ありさ (唯城ありす?) 3-11の着到板にある名
花乃 こずえ 同上
伊吹 圭 いぶき けい (依吹圭夏?) 同上
星 輝美 ほし てるみ 同上 ※新東宝に同名の女優が実在(1941/S16年生まれ)
木乃葉 みどり このは みどり (森野木乃香?) 同上
琴吹 あきら ことぶき あきら 3-12で着到板にある名。
華 いろは はな いろは (華蓮いろは?) 同上
日野 ひとみ ひの ひとみ (桜乃ひとみ?) 同上
1933年 **期 小森 千代 こもり ちよ 奥野此美 鈴子の後輩。3-14で解雇、4-18で復帰
1933年 **期 南 洋子 みなみ ようこ 池田杏琉 鈴子の後輩。3-14で解雇、4-18で復帰
1933年 **期 荒井 照子 あらい てるこ 丸山凛桜 鈴子の後輩。3-14で解雇、4-18で復帰

※史実では「短髪の男役」は、1930(昭和5年)の水ノ江瀧子・オリエ津坂以降のため、鈴子入団時点で既に「USK1期生が短髪の男役」であること自体がフィクションです。

※史実では昭和前中期は「〇子」の芸名が多い。着到板の名前はエキストラ出演している劇団員・OGの名前を捩ったものが多い印象。ただし、明らかに役名には限定されない

1938年度劇団員名簿も参照。


考察

  • ①4-17で、橘が大切にしている1期生の写真に紫咲と琴海が写っている。よって1期生は少なくとも4名以上である。ただし、名簿記載の法則性が不明。
  • ②1927年(S2)にいて、1933年(T8)にいないのは城崎と水木。
  • ③3-11の着到板で、全マスが埋まっており、劇団の規模は36名が限界(経営規模、建物のキャパ)。
  • ④4-18で、率先してスズ子に挨拶する3人の技芸員(京我、唯城、?)は、スズ子らの後輩。他は先輩、又はスズ子に気付いていない後輩。
  • ⑤OSKTiktok部(公式アカウント)動画により、多数の劇団員が確定
  • ⑥OSK公式SNSより、2期・7期生が確定

ソロクレジット関連

週-話 芸名 場面、役柄
1-5 琴海 花咲音楽学校合格発表の係(1-4も?)
2-6 琴海
2-6 桜乃 鈴子ら新人を、楽屋で叱る先輩技芸員、台詞あり
2-7 琴海 桜庭に刷毛を頼む技芸員、台詞あり
2-7 桜乃
2-8 琴海
2-8 桜乃
2-9 琴海
2-10 琴海
2-10 唯城
3-11 琴海
3-11 唯城 秋山に叱られる技芸員
3-12 琴海 喫茶店で談笑する技芸員?
3-12 唯城 喫茶店で談笑する技芸員?
3-13 琴海
3-13 唯城
3-14 琴海
3-14 唯城
3-15 琴海
3-15 唯城 更衣室にいる技芸員のひとり、山寺へ籠城する際に幟旗を持つ技芸員
4-16 琴海 山寺籠城の技芸員
4-16 唯城
4-17 琴海
4-17 唯城
4-18 琴海 同、大和・橘の退団が発表される稽古場にいる技芸員
4-18 唯城
5-23 琴海 桜庭の隣の席の技芸員(幹部部屋)
5-23 唯城
5-24 琴海
5-24 唯城
5-25 琴海
5-25 唯城

歌劇団関連

梅丸少女歌劇団(USK)

道頓堀の新設歌劇団。親会社は、日本随一の興行会社・梅丸。モットーは「強く、逞しく、泥臭く、艶やかに」。「梅丸少女歌劇団養成所」(ロケ地:久金属工業(大阪市))を併設。

1927年(昭和2年)時点で創設5年目で、まだ映画の間の余興だった。稽古場には「目指せ単独公演」の張り紙がある。

第1週第5話で、鈴子はこれを観て、サブイボ(鳥肌)が立つほど感激し、入団を決意する。試験に間に合わなかったが、林の配慮で歌唱試験を受け、入団が決まる。第2週第6話の入所式で、花咲に不合格だった者も多いと林が認めているが、一方で、モットー通りの力強さやバイタリティを持ち味とする。

研究生として入所すると、無償でレッスン(バレエ、日本舞踊、タップダンス等)を受けられるが無給。掃除や、先輩の衣装・稽古着等の洗濯、楽屋の準備等の雑用もする。正式入団(デビュー)後は給料(月給20円、昭和2年当時)が出る。

1927年(昭和2年)12月3日、悲願の単独公演『四季の宴』を初上演。1933年(昭和8年)までに、大阪の人気歌劇団となる。同年、桃色争議で技芸員の待遇改善を勝ち取るが、争議のリーダーだった大和と、妥結案を経営陣に提案した橘が、責任を取って退団する。

  • 音楽部長:林(橋本じゅん)
  • 専属ピアニスト:股野義夫(森永悠希)
  • 親会社社長:大熊(升毅)

演目

(※歌詞は冒頭のみの引用)
『胡蝶の夢』
映画の間(フィルム交換など)に披露された、短い洋舞。
歌い出し
♪春の光に ひらひらと
♪舞い踊るのは 胡蝶の夢
『四季の宴』
1927年(昭和2年)12月、初の単独公演『四季の宴』の中で初披露。配役を替えながら、定番演目として上演が続く。

四季の王(季節の王)が、隣り合わない季節との愛を紡ぐ、壮大なレヴュー。
歌い出し
♪めぐりめぐる 季節を風は
♪爽やかに吹き渡る

大レビュウ『ホワッツ・パリ』
5-23で登場。

謝皇軍奮闘『櫻乙女』
5-25で登場。
福来と秋月の退団公演。世相を反映し、ナショナリズムを感じさせる演目、演出。

梅丸楽劇団(UGD)

東京を拠点とした、男女混成の劇団。

  • 演出家:松永大星(新納愼也)
  • 制作部長:辛島一平(安井順平)

花咲少女歌劇団

ヨーロッパの音楽を取り入れ、華やかさが売りの、大人気少女歌劇団。付属機関として「花咲音楽学校」を有する。モットーは「清く、素直に、華やかに」、正装は紫の着物(小紋?)と緑袴。

第1週第2話で鈴子が舞台写真を見て憧れる。同第4話で音楽学校受験シーンが描かれ、不合格になった鈴子は自分より下手な子が合格したことに涙する。

音楽学校の建物外観のロケ地は、滋賀県犬上郡「豊郷小学校旧校舎」。

各種報道記録

キャスト発表時

同番組の福岡利武制作統括は、今回の翼起用について「ヒロインのオーディションを受けていただいた。今OSKでも活躍されて引っ張っていってる。レビューも見て、自然に翼さんしかいないと。本人もステージ大好きな方。ドラマの先輩役として適役」と語った。

※有料記事

『春のおどり』公演時

大阪松竹座での公演を経て東京に“凱旋”した舞台。翼は「歌劇団をきっかけに東京に進出した笠置シヅ子さんと同じく、私たちも東京で公演をできてうれしい」と感謝の言葉。「NHKさんからも“OSK日本歌劇団について詳しく教えて欲しい”と言われている。熱量がすごいので、自分も負けないように頑張りたい」と意気込みを語った。

キャスト発表時(第三期)

蒼井が演じるのは、USK第1期生の娘役・大和礼子(やまと・れいこ)。USKのトップスターとして劇団を引っ張るキャラクターで、鈴子の憧れの先輩として登場する。鈴子は、礼子から踊りや歌への大切な精神を受け継いでいくことになる。
USKのシーンには、100年以上大阪で続き、鈴子のモデルとなった笠置シヅ子さんも在籍したOSK日本歌劇団の団員たちも参加し、歌い踊るという。また、キャストの練習サポートも担当する。

放送中

※有料記事

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※元記事は週刊ポスト2023年11月17・24日号

『ブギウギ』の制作統括を務める福岡利武氏が語る。
「最初はヒロインのオーディションを受けてもらいましたが、芝居がすごくナチュラルで誰よりもアドリブを入れていたため、ヒロインではなく男役トップスターで出演すれば面白い化学反応があるのではと期待しました。OSKでのキャリアもあるので歌劇のリアルな部分をドラマの中で再現してもらいたかった」

OSK日本歌劇団の京我りくが、出演の経緯をこう語る。
「30名ほどのOSKの劇団員がヒロインのオーディションを受けまして、その後、ヒロインではなくUSKの劇団員役として出演するというお話をいただきました。撮影に入るより前に振り付けをいただいたので、3月初めからは趣里さんたちのような女優さんの“代役”に劇団員を立てて、翼さんを含めたOSKの劇団員だけで稽古を始め、準備をしたうえで撮影に臨みました」

※元記事は週刊ポスト2023年11月17・24日号
整列したメンバーが一斉に同じステップを踏んで踊るラインダンスの撮影秘話を、OSKの劇団員、紫咲心那が明かす。
「女優さんのなかにはラインダンスを知らない方もいたので、昨年末から今年にかけて趣里さんをはじめとする女優さんたちをスタジオに招き、私たちが実演を交えてラインダンスを紹介する講習会を開きました。そこでラインダンスの基礎や本番までの準備、練習法をお伝えしたんです」

宝塚やOSKなどで演出を手掛ける荻田浩一氏の本格指導のもと、舞台シーンの撮影が始まったのは5月だった。この時、紫咲は女優たちの“プロ根性”に驚いたという。
「数か月で女優さんたちはしっかりラインダンスの基礎ができていて、すごく練習してきたことが伝わりました。OSKの劇団員は研修所でラインダンスの基礎などを2年間学び、初舞台に立ってから歳月をかけて徐々に上達していきますが、女優さんたちはたった数か月で上達されていた。もともとバレエやダンスをしていたとはいえ、ヒールを履いて踊るのは難しかったはずですが、振り付けの覚えも本当に早くてびっくりしました」

関連番組

9.29 きん5時『IPPOU』朝ドラ特集

南座公演稽古場取材あり。
楊のアップ・説明、翼のセリフ実演あり。高瀬アナのラインダンス体験。「笠置シヅ子の後輩 西村綾子さん」(=アーサァ美鈴の、1992年当時の、インタビュー映像あり。

10.12 あさイチ

翼さん生出演。
共演者の柳葉敏郎さん縁の秋田への旅

10.13 きん5時

翼さん生出演。

10.20 あさイチ

蒼井優さん生出演。
撮影時の裏話など、翼さん出演あり。
お二人の撮影中から撮影後の交流について。

10.31 わが心の大阪メロディー

翼さん以下OSK出演(16年振り)。
『ハッピーブギ』でのラインダンス。

11.30 あさイチ

OSK潜入特集。
南座公演の稽古の様子など。
楊さん、舞美さん、翼さんのインタビューあり。
当サイトのOSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の違いは史上最多7816アクセス/日を記録し
公式サイトもサーバーダウンする大反響だった。

12.22 きょうの料理

翼さん生出演。

3.3 あさイチ

翼さん生出演。
タイプ別診断特集。

3.12 うたコン

翼さん以下OSK初出演。
プロローグでラインダンス風のダンスと、『桜咲く国』。
生放送、生演奏での全国放送だった。

報道記録

翼の印象を聞かれた又野は「すごく厳しい先輩だと思ったけど、内側の心はみんなのためなのかなって思いました」と答え、翼が「なんていい子」と感激した。

 翼は朝ドラ効果で、OSK日本歌劇団の名前が浸透していることを実感。歌劇団は昨年創立100周年を迎え、今年101年目の新しい一歩を踏み出しており「お手紙でドラマを見てOSKのことを知ったので、公演を見に行きますというお声もいただいています。このドラマはご褒美ですね」と笑顔で感謝した。

OSK日本歌劇団の劇団員でもある翼は、劇中でUSKの男役スター・橘アオイ役を演じた。ヒロインの教育係として厳しく指導し、歌や踊りへの愛を伝える姿が話題となった。しかし、撮影の裏側は真逆だった様子。スズ子(趣里)の子ども時代を演じた澤井は「橘センパイとしては厳しいけど、休憩中とかはすごく優しい」とにっこり。弟・六郎を演じた又野は「(厳しさの)裏側の心はみんなのため」といい、翼は「ええ子やな~!」とメロメロになった。

音楽番組に初出演だという翼は「初めてのことすぎてどうなるんでしょうか(笑)」と緊張を明かしながら、「新しい経験をさせていただいている。いろんなものを吸収して帰りたい」と期待を膨らませていた。

OSK公式キャスト発表

東京ブギウギ


胡蝶の夢


白ワンピースの稽古着


四季の宴


争議(山寺)



ラインダンス


恋のステップ


オールスター男女歌合戦


スズ子引退公演(最終話)

その他


関連書籍

NHKドラマ・ガイド『連続テレビ小説 ブギウギ part1』

キャスト紹介・インタビューに翼さん(1ページ)あり。
劇中劇USK特集8ページあり、出演者の顔が識別可能。
扮装助監督のページに、劇中劇コラム1ページあり。
「101年目のOSK日本歌劇団」として、写真主体の紹介記事が4ページ。楊さんのコメントも掲載あり。

ロケ地情報

花咲音楽学校 滋賀県豊郷町の旧豊郷小学校旧校舎群
梅丸劇場 劇中劇はNHK大阪の「BKホール」。外観は屋外セットだが、大阪府大阪市の中之島公会堂や大阪劇場(※1991年解体)を模した雰囲気。
梅丸少女歌劇団本社兼養成所 外観は大阪府大阪市の久金属工業。社長室、稽古場は屋内セット。
山寺 滋賀県東近江市の釈迦山百済寺
日帝劇場 劇中劇はNHK大阪の「BKホール」

関連作品『わが歌ブギウギ』

NHK関連で笠置シヅ子を題材としたテレビドラマ、後に舞台化。

1987年(昭和62年)ドラマ

  • 笠置シヅ子:順みつき(※宝塚OG)
  • ユリー五十鈴:かたせ梨乃
  • 花森英介:川野太郎

英みち、有希晃(ともにOSK在団中)が出演。舞台シーンの歴史考証や再現度はいまひとつ。

1990年(平成2年)舞台

  • 笠置シヅ子:順みつき(※宝塚OG)
  • ユリー五十鈴:春日宏美(※SKDOG、東京)、マッハ文朱(大阪)
  • 花森英介:金田賢一
松竹歌劇団(SKD)が出演。SKDは当時、ミュージカル劇団への移行を目指し、公演活動休止中だった。

2006年(平成18年)舞台

  • 笠置シヅ子:真琴つばさ(※宝塚OG)
  • ユリー五十鈴:桜花昇(当時)※OSK在団中
  • 花森英介:杉浦太陽
NewOSK(当時)が出演。真琴さんは桜花の退団公演を観劇する等、その後も交流が続いた。

その他

  • 主題歌を歌う中納良恵(ego-wrappin')は、2016(平成28年)のNHKドラマ『トットてれび』第1話に、笠置シヅ子役で出演。
  • 桜庭役の片山友希と、股野役の森永悠希は、『べっぴんさん』で交際する役(龍一と美代)を演じていた。
  • 宝塚103期生に「白河りり」が実在する。
  • 2023年夏の宝塚花組公演『鴛鴦歌合戦』は、服部良一の妹服部富子がヒロインのオペレッタ映画が原作。

外部リンク

最終更新:2024年03月31日 18:44