松竹系大劇場公演記録

近鉄傘下を離れた平成15年(2003年)より後、松竹系大劇場(松竹座、南座、新橋演舞場)で公演を行った記録。

OSKは元々、道頓堀に新設された松竹座のアトラクションとして誕生。昭和32年(1957年)に(株)松竹から独立して以降、直接の資本関係になく、松竹系劇場での公演も半世紀以上途絶えていた。近鉄傘下を離れた平成16年(2004年)、関係者の尽力により、66年振りに松竹座での公演を実施。平成19年(2007)には、57年振りに京都四條南座での公演を実施。

劇団存続に際し、歴史ある一流の劇場で公演できることは、劇団員にもファンにも、大きなモチベーションになっている。

以降、友好的な関係が続き、系列劇場を含め、20年余り公演が継続できている。繰り返すが、松竹とは直接の資本関係にないため、トップスターの挨拶等での「来年の『〇〇のおどり』公演が決まりました」という発表は、とても重大なものである。

年度 松竹座 南座 新橋演舞場
最終 昭和21 昭和30 なし
H16
春のおどり秋のおどり
17
春のおどり
18
春のおどり秋のおどり
19
春のおどり
レビュー in KYOTO
20
春のおどり
レビュー in KYOTOII
21
春のおどり
レビュー in KYOTOIII
22
春のおどり
レビュー in KYOTOIV
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春のおどり
虹のおどり
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春のおどり
レビュー in KYOTO
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春のおどり
レビュー in KYOTO
※(日生劇場)
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春のおどり
夏のおどり
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春のおどり
レビュー in KYOTO
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春のおどり
(休場)
夏のおどり
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春のおどり
(休場)
夏のおどり
30
春のおどり
(休場)
夏のおどり
31
春のおどり
OSK SAKURA REVUE
R2
春のおどり
OSK SUMMER SPECIAL 2020
春のおどり
3
春のおどり夏のおどり
春のおどり夏のおどり
4
春のおどり
レビュー in KYOTO
春のおどり
5
春のおどり
レビュー in KYOTO
春のおどり
6
春のおどり
レビュー in KYOTO
夏のおどり

※松竹が同年の歌舞伎座再開場にぶつける意図で、日比谷の「日生劇場」で『春のおどり』上演。東京公演(※昭和15年の国際劇場公演を最後に途絶え、SKDレビュー公演終了後の平成2年に復活。近鉄劇場(大阪)公演の続演として日本青年館などで公演したが、平成15年を最後に再び途絶えていた)の本格的再開の嚆矢となった。

その他

  • (株)松竹との繋がりにより、令和以降、松竹カレンダーにOSK劇団員の登場が恒例化。
  • 漫画『舞妓さんちのまかないさん』によれば、南座公演の定着により、京都の花街関係者にもファンが多いとのこと。
  • 松竹系列劇場には、もうひとつ歌舞伎座が存在。1980年代にSKDが『夏のおどり』を実施していたが、レビュー公演終了とともに、歌舞伎座も平成2年(1990年)から古典歌舞伎専用劇場になった。
    • 歌舞伎座でのレビュー公演は、専用劇場運用をやめない限り不可能。しかし歌舞伎座地下の売店「歌舞伎座はなみち」さんでは、OSKに因んだ展示をして下さっている。歌舞伎座とは、立地やファン層、日舞関連でのスタッフの重なりもあり、緩やかな交流の維持に期待。


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最終更新:2024年03月28日 23:29