輪止めが無風の中を動いているかのように、切り落とされた毛の山のように見えるものがわずかに引きつっている。
アニメイト・ヘアー 脅威度1/2 Animate Hair CR 1/2
経験点200
NE/超小型サイズの
粘体
イニシアチブ +4;
感覚 擬似視覚60フィート;
〈知覚〉+1
防御
AC 13、接触13、立ちすくみ12(+2サイズ、+1【敏】)
hp 11(2d8+2)
頑健 +1、
反応 +1、
意志 +1
防御能力粘体の種別特性;
DR 5/斬撃
弱点[火]に対する脆弱性
攻撃
移動速度 20フィート、登攀20フィート
近接 叩きつけ(×2)=+3(1d2)
接敵面 2・1/2フィート; 間合い 0フィート
特殊攻撃 殺人的囁き、食い荒らし
一般データ
【筋】10、
【敏】13、
【耐】12、
【知】6、
【判】13、
【魅】15
基本攻撃 +1;
CMB -1(+1組みつき);
CMD 10(対組みつき12、足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》、
《組みつき強化》
技能 〈登攀〉+8、
〈変装〉+4(かつらになる場合は+8);
種族修正 +4かつらになる場合の
〈変装〉
言語 共通語(話せない);共感
その他の特殊能力 収縮、
無呼吸
生態
出現環境 気候問わず/都市
編成 単体または配管の詰まり(2~6)
宝物 乏しい
特殊能力
共感(超常)/Empathy アニメイト・ヘアーは装着する宿主と共感的な会話をすることができる。この共感によってアニメイト・ヘアーは感情と衝動の疎通によって特定の行動を促したり阻んだりすることができる。これによって音声による会話が可能になるわけではない。
食い荒らし(超常)/Infestation アニメイト・ヘアーは標準アクションとして、同意するあるいは
無防備状態の中型か小型の人型生物に登りくっつくことができる。アニメイト・ヘアーはその宿主と同じ5フィートのマスを共有する。これは宿主またはアニメイト・ヘアーに否定的な衝撃を与えない。くっついたアニメイト・ヘアーへの攻撃は、アニメイト・ヘアーと宿主に半分ずつのダメージを与える。アニメイト・ヘアーはアニメイト・ヘアーのCMDに対する組みつきの戦技判定に成功した宿主によって取り除かれる。
殺人的囁き(擬呪)/Murderous Whispers アニメイト・ヘアーはヒット・ダイスに等しい術者レベルで回数無制限で宿主に
マーダラス・コマンドの呪文(DC13)を使用することができる。この効果に対してセーヴに成功したクリーチャーは24時間の間そのアニメイト・ヘアーの
マーダラス・コマンドに完全耐性を持つ。DCは【魅力】に基づいている。
伝説によると、非常に自惚れた者が早世すると、彼の死の前後に頭部から切られた髪に精神が宿ることがあるのだという。そのような物語は、毛髪で完全に構成されている生きているクリーチャーであるアニメイト・ヘアーの存在を説明している。糸の集合は1体の粘体であるかのように連携し、このクリーチャー自身を形作り、地面を渡って移動することを可能とする。また自身をつかみ、引き寄せる仮足を作ることができる。アニメイト・ヘアーは自身をより魅力的にするような不思議な能力を備え、自身を魅惑的な、そしてしばしば極めて複雑な、鬘の形状にすることができる。
アニメイト・ヘアーは肉食で、都市部に住む小動物を狩ることによって生存している。しかしながら、アニメイト・ヘアーの好む食料は人型生物である。鬘として変装することによってアニメイト・ヘアーは装着したクリーチャーに微妙に影響することができる。最初はヘアーは単に宿主の自惚れを強くするだけであるが、機会が訪れると、アニメイト・ヘアーはその宿主に殺しを強要する。特に知的というわけではないがアニメイト・ヘアーはこの殺人を慎重に、宿主が観察されていない場合にのみ強要するような自己保存本能を持っている。
各々のアニメイト・ヘアーは1種類の好ましい犠牲者を持ち、おそらく前の生命によって影響されている。処刑された犯人の髪は裁判官を対象とするかもしれない一方で、デビュー前に殺された者の髪は若い女性を目標とするかもしれない。
最終更新:2017年03月28日 12:11