この暗い色の肌をした女性は透明な羽根と4つの大きな目(2つずつ縦に並んでいる)、そして夜闇のように青い髪を持つ。
ウイヌジャ CR15
防御
AC 30、接触19、立ちすくみ25(+11外皮、-1サイズ、+5反発、+5【敏】)
HP 207(18d10+108)
頑健 +12、
反応 +16、
意志 +19
ダメージ減少 10/悪および冷たい鉄;
完全耐性 [雷撃]、石化、睡眠;
抵抗 [氷雪]10、[火炎]10;
呪文抵抗 26
攻撃
移動速度 30フィート、飛行60フィート(完璧)
近接 +3スターナイフ=+27/+22/+17/+12(1d6+10/19~20/×3)
遠隔 +3スターナイフ=+25(1d6+10/19~20/×3)
接敵面 10フィート、
間合い 10フィート
特殊攻撃 念術スターナイフ
擬似呪文能力 (術者レベル18;精神集中+23)
念術魔法 (術者レベル18;精神集中+23)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(浄土界エリュシオン)
編成 単体、2体、または集団(3~12)
宝物 標準(+3スターナイフ、その他の宝物)
特殊能力
夢歩き(超常)/Dreamwalker ウイヌジャはエリュシオンと夢の次元との間を回数無制限で移動することができる。これは
ドリーム・トラヴェルと同様に扱うが、他の次元界に入ることはできないし、他のクリーチャーを伴うこともできない。
念術スターナイフ(超常)/Psychic Starknife 遠隔攻撃に使用した後、ウイヌジャのスターナイフは
スピリチュアル・ウェポン(同名の呪文と同様;術者レベルはウイヌジャのヒット・ダイスに等しい)に変化し、同じ目標を攻撃し続ける。ウイヌジャは移動アクションとしてスターナイフを手元に瞬間移動させることができる。これによりこの効果は終了し、スターナイフの
スピリチュアル・ウェポンとしての特性は失われる。
楽しい夢から蓄えられた次元界のエネルギーによって、エリュシオンで生まれたこれらのアザータは、定命のものの夢見る心を監視し研究する。ウイヌジャは共同心象風景に住む。多くの場合、そこは岩の塔が圧倒的な高さでそびえる月明かりに照らされた島で、塔の突端には暗い青色の絹糸でできた巨大な繭がある。
ウイヌジャは星と次元界、特に物質界の物語を楽しむ。彼らは通常、それを定命のものの夢を通してしか見ない。ウイヌジャが幸せな時、その羽根は虹色に輝く。そうでないときは、その羽根は淀んだ青色か陰鬱な灰色をしている。
ウイヌジャの身長は9フィート、重量は500ポンド。
この美しい、バラ色の髪をした女性の下半身は紅葉した葉と穏やかに揺れる蔦でできている。
ヴェラナリア CR20
防御
AC 36、接触21、立ちすくみ28(+15外皮、-1サイズ、+4反発、+8【敏】)
HP 372(24d10+240)
頑健 +28、
反応 +20、
意志 +26
ダメージ減少 15/冷たい鉄および悪;
完全耐性 [雷撃]、石化;
抵抗 [氷雪]10、[火炎]10;
呪文抵抗 31
攻撃
移動速度 50フィート、
エア・ウォーク
近接 +3アイシー・バースト・シックル=+35/+30/+25/+20(1d8+12/19~20、加えて1d6[氷雪])、蔦(×4)=+32(1d8+9/19~20、加えて“
つかみ”)
接敵面 10フィート、
間合い 5フィート(蔦は10フィート)
特殊攻撃 秋の抱擁、締めつけ(1d8+9)、
冬のシックル
擬似呪文能力 (術者レベル20;精神集中+29)
準備済みのクレリック呪文 (術者レベル20;精神集中+28)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(浄土界エリュシオン)
編成 単体、2体、または木立(3~6)
宝物 ×2
特殊能力
秋の抱擁(超常)/Autumnal Embrace 回数無制限で、ヴェラナリアは30フィート以内のすべてのクリーチャーを子供のできない状態にすることができる。目標はDC31の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると産卵や子供を殖え付けるといった能力をすべて失う。この効果は
ウィッシュ、
ヒール、
ミラクル、
リミテッド・ウィッシュによってのみ解呪できる。魔法的に出産するクリーチャーはこの能力の効果を受けない。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
豊穣の術者(超常)/Bounteous Caster 1日1回、ヴェラナリアは
《物質要素省略》を使用することで、物質要素のコストにかかわらず呪文1つの物質要素を省略することができる。
再誕(超常)/Rebirth 1日1回、ヴェラナリアは自分が誇りに思う価値があると考えた、同意するクリーチャー1体を生まれ変わらせることができる。そのクリーチャーの元々の肉体は崩れて地面に沈み、その周囲0.5マイルの範囲は
プラント・グロウス(豊穣)の効果を受ける。1d4日が経過した後、効果を及ぼした地面から白く芳しい繭が現れて開き、内側から新しく生まれ変わったクリーチャーが現れる。ヴェラナリアによって生まれ変わったクリーチャーは、必ずアアシマールとなる。その他の点については、この能力は
リインカーネイト(術者レベル20)として働く。
呪文 ヴェラナリアは20レベルのクレリックとして信仰呪文を発動する。彼らは領域やその他のクレリックの能力を持たず、クレリック呪文リストとドルイド呪文リストから呪文を選択できる。
冬のシックル(変則)/Winter Sickle 回数無制限で、フリー・アクションにより、ヴェラナリアは霜に覆われた蔦からギザギザした刃を作り出すことができる。これは
+3アイシー・バースト・シックルとして機能する。ヴェラナリアの手から離れて1ラウンドが経過すると、この武器は溶けて小さな水たまりに変わってしまう。
ヴェラナリアは花開く春から眠りにつく冬まで、季節の移り変わりを体現する最も強力なアザータである。彼らは植物の成長と腐敗を命じ、天候の様々な側面を操り、倒した敵の残骸で土壌を豊かにする。ヴェラナリアは身長10フィートで、重量は350ポンド。
美しく荘厳な、女王のようなヴェラナリアは、美しい女性の側面と自然の繊細な力を兼ね備えた姿をしている。ヴェラナリアは腰から上は人のようだが、太ももや足があるべきところには無数の蔦や葉、様々な種類の植物が生えている。これらの植物は一年のあらゆる時期での植物の命を表していて、開花したばかりの青々とした色や質感から枯れた残骸へと、あっという間に変わっていく。
ヴェラナリアはエリュシオンの最も原野の地域からやってきた。そこはこの最強のアザータを除いては、ほとんどの存在が足を踏み入れない場所だ。ヴェラナリアは移り住むクリーチャーで、エリュシオンの端にある、天候の予測できないメイルシュトロームを、同じ次元界の穏やかで変化のない場所よりも好んでいる。彼らはまた、海岸線、間欠泉、温泉、地下湖のような、1つの要素が別の要素に変わっていく場所をとりわけ好んで観察する。彼らの種族のうち多くを、エリュシオン内の森、特に植物の色が無作為に変化する森の中で見つけることができる。老いたヴェラナリアたちの年次法廷は、実のところこの妖気に満ちた森林地帯の変化させる気候と移り変わる成分の源ではないかと考えられている。
ヴェラナリアの体は一見すると葉に包まれているようだが、この蔦はこのアザータの奇妙な生理機能の一部である。彼女は枯れ病やそれに類する植物に影響を与える魔法の影響を受けないが、そのような能力を使って彼女を妨げようとすれば、他の殆どのものと同じようにヴェラナリアの憤りを誘うことになる。ヴェラナリアの蔦は絡み合い、ニシキヘビがねずみを潰すのと同じように、簡単に敵を潰すことができる。蔦はしばしばヴェラナリアの周辺環境に応じて姿を変えるが、それがいつも予測できたり知覚できたりするわけではない。
ヴェラナリアはしばしば他のアザータの組織を好む。多くの場合、忠実なブララニやガエルの従者を伴う。その移り気な性格は他のクリーチャーにとって対処に困るものだ――それは巻き込まれる他のアザータでさえ例外ではない。例えば、リレンドはヴェラナリアの強力な力に感化されていないし、
ブリジディーン(
Pathfinder RPG Bestiary 2 37ページ)は火の浄化の力を信じているため、ヴェラナリアと友情を育むことは難しい。他のほとんどのセレスチャルはヴェラナリアが至善の意志を持っていることを認めているものの、より予測可能なものを相手にしたいと考えている。特にアルコンはヴェラナリアと話すのは殆ど不可能で、高貴なエンジェルやアガシオンは、ヴェラナリアの論理の飛躍や急速に変化する気持ちに従うのに苦労する。
ヴェラナリアの中で最も強力な存在は、ヴェラナリアの長老として知られる古き存在である。ヴェラナリアの長老は年をとっているもののまだ美しい姿として現れ、上半身は年配の女性、下半身は晩秋の赤、黄色、茶色の植物のような色をしている。原則として、ヴェラナリアの長老は追加のヒット・ダイスを持ち、その力はCR21~25までと様々だ。クラス・レベルを持つことは稀だが、標準のヴェラナリアが保つ力よりも遥かに強い強力な固有の能力を持つことが多い。ヴェラナリアの長老が持つ能力の例を2つ、以下に示す。
生命体得(超常)/Mastery of Life:割り込みアクションとして、ヴェラナリアの長老は60フィート以内にいて直前のラウンドで死亡したすべてのクリーチャーに
ブレス・オヴ・ライフ(術者レベル20)の効果を及ぼすことができる。この効果で息を吹き返したクリーチャーは、10ラウンドの間高速治癒20を得る。
ゲート作成(超常)/Create Gate:1日1回、ヴェラナリアの長老はエリュシオンと物質界の間にゲートを作り出すことができる。これは
ゲート呪文として作用するが、この2つの世界の間を移動することしかできない。物質界の側では、ゲートは自然の美が感じられる原野の範囲に開かれなければならない。一度作成すると、ゲートはヴェラナリアの長老が殺されるか、この効果を終了すると選択するまで持続する。ヴェラナリアの長老は一度にこのようなゲートを3つまで維持できる。4つ目のゲートを開くと、すでに作成している3つのゲートから終了させるものを1つ選び、その時点でそのゲートが終了する。
この青い肌をした女性は青と白の蝶の羽をもつ。その黒い紙は星空のように明滅する。
ヤマ CR5
防御
AC 19、接触15、立ちすくみ14(+4外皮、+5【敏】)
HP 52(7d10+14)
頑健 +4、
反応 +10、
意志 +7
ダメージ減少 5/悪または冷たい鉄;
完全耐性 [雷撃]、石化;
抵抗 [火炎]10、[氷雪]10
攻撃
移動速度 30フィート、飛行100フィート(完璧)
近接 +2リターニング・スターナイフ=+14/+9(1d4+5/×3)
遠隔 +2リターニング・スターナイフ=+14(1d4+5/×3)
特殊攻撃 魔法盗み、急所攻撃+1d6
擬似呪文能力 (術者レベル6;精神集中+11)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(浄土界エリュシオン)
編成 単体、2体、または聖戦士団(3~10)
宝物 標準(高品質のスターナイフ、その他の宝物)
特殊能力
注入された武器(超常)/Infused Weapon ヤマが使用するすべての投擲武器は
+2リターニング武器として扱う。この特殊能力は、ヤマが武器を使用しなくなって1分後に失われる。
魔法盗み(超常)/Steal Magic 標準アクションとして、ヤマは1つ以上の呪文の効果を受けているクリーチャーに1回の接触攻撃を行い、
ディスペル・マジック(術者レベル6)のように解呪しようと試みることができる。成功したなら、ヤマはその魔法エネルギーを吸い取り、力場のボルトに変換する。ヤマは力場のボルトを遠隔接触攻撃として使用できる。このボルトはヤマが解呪した効果の呪文レベル毎に1d6ポイントの[力場]ダメージを与える。例えば、ヤマが魔法盗み能力で2レベル呪文を解呪したなら、力場のボルトは2d6ポイントの[力場]ダメージを与える。この能力において、0レベル呪文は1レベル呪文であるものとして扱う。これらの[力場]のボルトの有効距離は100フィートである。ヤマは【魅力】ボーナス(ほとんどのヤマでは5)本まで力場のボルトを運ぶことができる。また、力場のボルトそれぞれは、24時間以内に使用しなければ失われて無駄になってしまう。
ヤマは自由と公正を理想として次元界間を旅して回る。彼らは独自の能力で悪人から魔力を奪い、善をなす武器として変換する。残酷で邪悪な目的のために魔法を使用するものであれば、ヤマは誰であっても敵意を持つ。特に死霊術師や魂を捕縛したり命を悪用するために魔法を持つものを忌み嫌う。
ヤマはしばしば険しい顔をしているが、それにもかかわらず適切なときには軽快ないたずらや陽気な冗談を楽しむ。体を覆う白い模様は入れ墨のように見えるが、実はそれぞれの個体に固有の生来の印である。平均的なヤマの身長は6フィートで、重量は140ポンド。
混沌にして善の神格や半神への信仰が強い地域では、月食のような重要な天体上の出来事の際にヤマと遭遇できる。そのような信仰の中の伝承によれば、ヤマはときどき、異世界のフィーンドとの聖戦において、善の呪文の使い手に同行すると言う。しかしどの物語も、ヤマは偉業がなされた後に謎の出奔をして、言葉もなく定命の相棒を見捨ててしまうという形で終わっている。
最終更新:2023年08月08日 01:38