鬼瀬鋭二

鬼瀬鋭二(きせ えいじ)

見開いた目に大きなクマ、髪の毛はボサボサ、下唇の左側にピアスという風貌をした男。
吃音症があるようで、どもりながら話す癖があるようだ。二つ名は"潜航師"(ゾーンダイバー)。
PSI能力は二つ名と同じ潜航師(ゾーンダイバー)。
能力の性質上、素早い動きが必要無いので、どのようなタイプのライズ使いかは分からないが、ライズが全く使えないという訳ではないようだ。

天戯弥勒グラナとのバトルの全国中継を見たことがきっかけで、W.I.S.Eに参加した。
サイレン世界での呼び名は「ヴィーゴ」。W.I.S.Eでの役職は第五星将だが、これは5thゲーム時の序列であることに気をつけていただきたい。

猟奇的な連続殺人を起こしたことや、初対面の弥勒に不意打ちで切りかかった事などから非常に強い殺人衝動を持っていることが窺える。
自分のことを「天才的直感を持つ」と言っている。
「究極の"創造"は天才的な"破壊"から生まれる」という発言から、それは破壊衝動から生まれているものなのかもしれない。

本人曰く鬼瀬の感性は「孤高にして唯一無二の存在」らしく、独自の美学を持っているようだ。
それを裏付けるかのように、シャオとの戦闘においては相手の心を読んで有利に戦いを進めていたシャオに対し、
独特の天才的感性により「心の声」を消し、油断したシャオの心臓を握りつぶす寸前にまで到っている。
精神的に感情機能の乏しいグリゴリ被検体でありかつ強大なサイキッカーであるジュナスですら心の声があったにもかかわらず、
彼は完全なる『無心』の境地に至ることができることから、上記の本人の弁はハッタリや嘘ではないのは確かである。

5thゲームにおいて、内部で天樹院シャオと戦闘し、シャオを追い詰めるものの、最後は逆転され敗北した。
その後、シャオの手刀により心臓を潰され死亡……したかに見えたが、寸前のところで潜航師(ゾーンダイバー)を発動させ背中を床と同化。
手刀の届かない深さに心臓を沈めることで回避していた模様。また、その際に折られた首の骨も床となじませて補強したようだ。
その後、天樹院マリーを攫い、追い縋る天樹院エルモアを払い除けて根を後にする。
根内部での戦闘ではイルミナを確認できなかったが、アストラル・ナーヴァ内では左胸にイルミナをつけていた。
本人の証言から襲撃時に負傷したついでにイルミナをつけたものらしい。

マリーに好意を抱いていたが、マリーに拒絶されたことにより好意が殺意へと変貌。
しかしそれでも、自分の「素材」が他人に奪われる事は彼にとって耐え難い屈辱のようで、
マリーを乗っ取ろうとしたミスラに対し怒りをあらわにし、背後からミスラの背に躊躇なくナイフを突き立てた。
さらにパワーアップした潜航師で追撃を仕掛け、マリーを守るような行動を見せるなど、彼女への捻じ曲がった感情の一面がうかがえる。
結果的には力及ばずミスラに追い詰められ敗北したものの、その死に顔はそれまでの彼からは想像もできないほど安らかなものだった。


小説版第2巻にも登場。
個性的な感性や創作芸術への思いはそのままだが、連続猟奇殺人鬼という凶悪な肩書きはどこへやら。
グラナが発端となりドルキシャイナらとかけあうコミカルな彼に興味がある方は是非購入して確かめていただきたい。


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最終更新:2023年08月09日 13:14