歴史

225 :初代1 ◆zhFdGsjV7M :2005/11/10(木) 21:26:17 ID:BL1uEP5s
マックが帰った。
酒と砂糖と麦と嫁をつれて・・・・

マックの滞在は、4ヶ月におよんだ。
村の男連中にまざり、狩りを行い
それを女連中にふるまう。
金色に輝く槍の威力はすさまじく
一撃で、水牛をしとめたほどである。
狩りの腕前も、クックルーに勝るとも劣らず
両者が競った結果、一時的に村に肉と皮があふれたほどだ。

そんなマックに口説き落とされた、村の若い娘が一人
マックといっしょに、白い人の村へと向かうことになった。
言葉には不自由していたようだが、気持ちがつたわったと。
母親は娘が向こうに行っても苦労をしないようにと
陶器に入った葡萄酒と、麻袋に黒砂糖、一握りの種麦をもたせた。
村では一財産といって十分に価値のあるものだ。

以前にもらった滑動車を引きながら、マックと娘は北へとむかった。

それから、2日後、村の片隅で葡萄を収穫していた娘が一人
行へ不明になった。
雨の上がった次の日だったこともあり、付近に3人分の足跡があった。
一つは娘のものと思われる、小さな足跡。
残り二つは、村の男たちよりも一回り大きな足跡。
小さな足跡は消え、大きな足跡だけが北へと向って伸びていた。


参照(白い人)

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最終更新:2005年11月10日 22:49