思いを通じ合わせるという事は、難しい。
それが私の出した結論。
「最初は楽しかったんだけどね。」
知る事と教える事に夢中で。段々溜まっていくわからないこと。お互いに思いを伝え通じ合わせること。それは凄く難しいことだ。
「お前は考えすぎだ。」
「そうかね。思いを通じ合わせるのは凄く難しいよ。こんな関係になってもね。」
半裸になってベッドに睦み合う時間。いつでも私はキョンに甘える。
「人は人だからな。すれ違いなんてあって当たり前だ。」
「シンクロニティとはいかないかね。」
「そりゃそうだ。俺だってお前はわからない事だらけだぞ。」
「くっくっ。」
私はゆっくりとキョンに身を任せた。
「You're asking me will my love grow.」
「Stick around, and it may show.」
恋人同士の行為が終わり、お互いに横になる。
「……やっぱり難しいよ。思いを通じ合わせるのって。」
「お前はお前だからな。お前は俺じゃないし、お前の思いはわからん。」
キョンは、私に優しく口づけた。
「思いを通じ合わせるってよりは、思いを理解していて言っているだろ?お前。」
「くっくっ。」
最終更新:2013年04月29日 13:00