【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「61-36「僕は友達が少ない」」で検索した結果

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  • 61-36「僕は友達が少ない」
    佐々木 「くっくっくっ… ついに驚愕まで一月を切ったね…」 佐々木「くっくっ…、長かったよ…」 佐々木「これからは僕が本格的に参戦し、涼宮ハルヒシリーズを大いに盛り上げていこうではないか!!」 佐々木「んっ? なんだい?これは… ……くっくっくっ… まさか、驚愕の発売日にドラマCD特典付きのラノベを出す者がいるとは… いい度胸じゃないか…」 佐々木「なになに… 僕は友達が少ない?」 放課後、教室に忘れ物を取りに戻ると一人の少女が「会話」をしていた キョン 「あれは確か… 佐々木?」 佐々木「くっくっ…、くーちゃんは面白いな~」キョン 「佐々木ってあんな風に笑うのか… んっ?」 俺は佐々木が携帯で友達と話しているのかと思っていたが… 彼女は携帯を持っていなかった…   教授には可能一人しかいないし、声も彼女のものしか聞こえない的 誰もいない空間を見つめながら まるでそこに誰かといるかのように...
  • Part61
    ...長門さんの新発見」 61-36「僕は友達が少ない」
  • 長編
    ...?消失関連SF入門 61-36「僕は友達が少ない」 59-552「~I Clown~」 57-173「君の知らない物語」 55-597「ササッキーの陰謀」 52-249「手間賃」 49-800「或る他愛ない日常と、有りふれた出発」 48-467「アナザーデイ イン ザ レイン」 48-247「Mother!?Brotherキョンが変-!!」 48-35「佐々木さんの、9月21日は「サンタクロースは……」の日」 44-99「―佐々木さんの消滅―」 44-10「といつめ」 43-946「原理主義」 43-593 「季節外れのホワイトデー」 42-855「夜桜十重奏 -ヨザクラデクテット-」 42-655「エイプリルフール」 42-639「神の力の防衛構想」 42-578「四月馬鹿」 41-800「佐々木さんの卒業式」 41-559「めいどきっさささき」 41-489「itosi itos...
  • Part21
    トップページ >SS > 短編 Part21 21-976「勘違いだよ!佐々木さん」 21-966「無拍子のフラグ折り」 21-955「キョン達の同窓会」 21-923「紙をめぐる(ミヨキチの)戦い」 21-920「佐々木→キョン 」 21-909「オススメの推理小説」 21-892「子猫のようにじゃれ付いてくる佐々木」 21-856「やめてよね。僕が本気になったら神の自覚のない君が敵う訳無いだろ。」 21-846「佐々木の可愛い嘘?」 21-808「紙をめぐる戦い」 21-795「僕はキョンの○○」 21-777「お見舞い」 21-765「佐々木さんBill Evansについて語る」 21-752「忘れ物」 21-677「不味い?弁当」 21-626「消したい3行目またアフター」 21-606「ハルヒの告白佐々木視点」 21-577「消したい3行目アフター」 21-575「佐々木の...
  • 26-136「偽装問題」
    「ねぇ、キョン。  最近続々と発覚している偽装問題だけど、君は何か思う事があるかい?」 「いきなり唐突な質問だな。佐々木よ」 「何でもいいから話をしてくれないか。退屈なんだ、僕は」 「確かめて判るような事ならいいのだが・・・」 「シュレーディンガーの猫・・・量子力学の話をしたいのかい。くっくっく」 「そんな話じゃないぞ。確かめても判らないような偽装は消費者にとって困ると思わないか」 「違うのか。まぁ、君の言う事も判るよ」  ・  ・ 「この夏に親戚からお中元を貰ったんだ。それが噂の某料亭のブランド物でな。  次に叔父にあった時どう言おうかウチの親が困ってるんだ」 「それは確かに気まずいね」 「俺はネタとして笑い飛ばせばいいと言ったんだが、  ウチの親はこれだから関西人はと言われるのが嫌みたいんだよ」 「そう云う見方もあるのか。確かにステレオタイプで判断されるのは僕も好まない所だね。  どう...
  • Part3
    3-948「お友達(佐々木サイド)」 3-925「お友達」 3-852「佐々木キョン大いに酔っ払う」 3-850「やあ、キョン(´・ω・`)」 3-845「キョンと佐々木が小学生だったら」 3-844「中学生日記」 3-841「とりあえず着替えんかい」 3-826「喫茶店」 3-811「お風呂」 3-801「模擬試験」 3-766「世界まるみえ佐々木」 3-763「キョンの閃き」 3-754「佐々木様」 3-698「ちょっとしたじゃれあい」 3-678「雨宿り」 3-669「お化け屋敷にて」 3-638「佐々木の結婚観」 3-605「karma」 3-596「「僕」を使い始めた理由」 3-588「二人で本の買出し」 3-534「佐々木さんの悪夢」 3-530「耳かき」 3-521「公園」 3-496「勝負下着」 3-470「原動機付自転車」 3-459「修羅場」 3-396「自転車」 3-...
  • Part41
    41-984「僕の体は、まだ暖かいだろうか…」 41-983「──た─すけてぇ──」 41-887「…困ったな(棒)」 41-883「身動きが取れない」 41-858「佐々木さんの休日」 41-857「なあ、佐々木」 41-769「ホワイトデーのプレゼントだ」 41-704「シャングリラとは」 41-647「Brake Time - 『ねこ』 のかなり後日談」 41-645「Brake Time - 『ねこ』」 41-616「タカラヅカ」 41-573「しゅるしゅるしゅる…ピタッ!」 41-533「く よ う か っ た ー」 41-485「ササッキー!ササッキー!」 41-478「佐々木の閉鎖空間が」 41-431「想い出はいつも優しく甘く、時に苦く残酷」 41-417「つまり… 」 41-241「したい……けっこん」 41-236「元素の周期表の17族」 41-229「円周率計算プログ...
  • 67-9xx「僕は満たされているから」
    「くく、礼を言うよキョン。おかげさまでまた一つ昔の夢想が叶ってしまったようだ」 「俺なんぞの膝枕で礼を言われても困るぜ」  するとくつくつと喉奥で笑い、佐々木は手を伸ばす。  中空へ、電灯の光でも掴もうとするように。 「そう言うなよ。キミだって、そうだな、グラビアアイドルや女優を見て触れ合いたいという願望を抱いた事くらいあるだろう?」 「おいおい話がまったくもって摩り替わっちまってるじゃないか」 「さあて、どうだろう」  そんなご大層なもんじゃねえだろ。  家だって同じ市内、同じ学区、遠く離れてた訳ですらねえ。 「くく、願っても叶わない、触れ合えない、という点では変わらないさ」  俺なんかにそんなに触れたかったってか? 「お前はそんなタイプじゃなかったろ」 「そうかもしれない」 「そしてキミもそういうタイプだ。  キョン、キミは割と優しい人だ。...
  • Part24
    トップページ >SS > 短編 Part24 24-948「食事中」 24-940「模試の結果」 24-937「健康診断」 24-923「朝の襲撃」 24-913「二人乗り失敗の巻」 24-901「極太サラミ」 24-865「佐々木勉強みてくれ」 24-845「佐々木の調教」 24-843「佐々木の寝姿」 24-842「三人の嫁候補」 24-836「佐々木のパンツは何色?」 24-813「死神」 24-796「佐々木さん、スイーツとは甘味類のことだろうか果物の複数形だろうか、の巻 」 24-795「スイーツ(笑)」 24-770「戦わなければフラグが立たない!」 24-739「佐々木さんの雪山大作戦」 24-714「アーチャー佐々木」 24-694「キョンの奇妙な日常」 24-687「 中学時代 」 24-679「 熱く語るキョン 」 24-662「キョンの中学生活」 24-627「...
  • Part4
    トップページ >SS > 短編 Part4 4-938「佐々木でぃーカップ」 4-937「佐々木えーカップ」 4-919「佐々木オーベルデューレ」 4-901「ポーカーフェイス」 4-871「携帯だから改こうが悪くてすまん」 4-812「再試合」 4-788「僕のおっぱい」 4-785「ある日の夏休み 」 4-750「些細なことが原因でハルヒの閉鎖空間に神人大量発生」 4-747「誓い」 4-741「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」 4-732「しかし、僕っ子か」 4-718「ありがとう。そしてさよならだ」 4-704「For Nothing」 4-695「試験当日」 4-622「探索」 4-613「修羅場・涼宮ハルヒの驚愕」 4-607「鼻血出てるぞ」 4-601「耳掻き」 4-595「佐々木の看病」 4-588「I hate you, you hate me」...
  • Part25
    トップページ >SS > 短編 Part25 25-929「爪の垢」 25-900「佐々木さん、仮面ライダー涼木の巻」 25-880「終の住家」 25-876「俺の愛車(長門視点)」 25-854「キョンの告白」 25-807「俺の愛車は軽トラだ MK.Ⅲ」 25-794「俺の愛車:アナザーエンド」 25-776「彼女と私の特等席」 25-738「俺の愛車は軽トラだ」 25-731「奴の愛車」 25-708「俺の愛車」 25-676「お前らパンツに興奮するな」 25-619「佐々木と長門とバニー」 25-594「中学3年の昼食中の会話」 25-590,588,561「佐々木の下の名前」 25-586「四字造語」 25-407「ランチタイム」 25-377「ササッキーとんち話3‐4」 25-360「ジュマンジ」 25-351「佐々木さんの諺講座」 25-344「ササッキーとんち話1‐2...
  • 24-534「僕は猫になりたい」
    「僕はネコになりたい」 金曜日の夜、佐々木さんの家での飲み会の最中、佐々木さんが突然そう言いました。 九曜さんはそんな佐々木さんを、興味深そうに見つめていました。 「佐々木さん。何でネコになりたいのですか?」 「ネコになってキョンの体にスリスリしたり、寝床に乗り込んだり、体を洗ってもらったりしたいんだよ」 佐々木さん、酔ってます。そういえば男言葉になってますね。 「―――そんなに・・・なりたい?――――」 なりたいなんて言ったら駄目ですよ、佐々木さん。九曜さんが本気にしますよ。 「なりたい」 「―――ファイナル・・・アンサー?―――」 「ファイナル・アンサー」 とたんに佐々木さんの姿が変身して。 見事なトラネコになりましたが、体格が変わらないので完全にトラですよ。これじゃキョンさん怖がりますよ。 「―――テレポーテーション――...
  • 61-383 佐々キョンAA?消失関連SF入門
    転載者注 この作品は16レスに渡り全編AAで構成されている大作です。 その為、ズレを起こさずに転載する事が困難な作品となっています。 長期放置状態にありましたが、大変な力作ですので、2ch過去ログサイト(ログ速)該当部への直接リンクという形で転載しました。 どうかあしからず。 「61-383 佐々キョンAA?消失関連SF入門」(ログ速)
  • Part5
    5-944「佐々木の家」 5-938「お招きいただき」 5-897「親友」 5-876「3本のフラグ」 5-871「眠れぬ夜のササッキー」 5-868「もし佐々木がもっと変な女だったら」 5-835「将来設計」 5-788「佐々木の憂鬱」 5-737「3分キョン」 5-721「佐々木vsハルヒ」 5-687「キョンの告白」 5-686「つい女口調でした」] 5-653「フラグたちの憂鬱」 5-631「佐々木のメールアドレス」 5-630「眠れぬ夜」 5-608「佐々木vs長門」 5-607「橘の悪夢」 5-597「キョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョン」 5-584「佐々木vsハルヒ」 5-554「夢で会えたら」 5-552「ハルヒvs.佐々木」 5-543「ポニーテール」 5-536「縦読みメール」 5-515「続グッドメディスン」 5-491「佐々木かわいいよ佐々木」 5-4...
  • Part12
    12-965「新佐々木団」 12-921「『かっこ良い橘さんの演説を真面目に聞く』」 12-900「夏休みの佐々木さん」 12-858「さらに泳ぐ佐々木さん」 12-850「泳ぐ佐々木さん」 12-806「ネガササッキー」 12-798「白佐々木黒佐々木」 12-760「佐々木の悪夢」 12-744「佐々木の慟哭」 12-726「佐々木の花びら占い」 12-696「佐々木さんキョンテレカに文句を言う」 12-688「ユッキー&ササッキー」 12-680「ついてきて欲しかった佐々木さん」 12-674「キョン、逃げるんだ。キョンだけでも逃げるんだ」 12-597「佐々木さん間違えてメールを送ってしまう」 12-576「佐々木さんのヒトメボレLOVER」 12-543「佐々木さんキョンを匿う」 12-532「佐々木さん『藤原?君はどうでもいい。』」 12-398「佐々木さん色んな者に敗退するの...
  • 66-36 佐々木さんの仮面と驚愕
    ※66-10 佐々木さんのごまかしとリンクしています。ただし単体でも成り立ちます。 ~かかしの足元、麦畑。  あるときカラスがやってきて、たらふく麦を食べてった。  ……僕は、かかしとしても役立たずなのか。  でも、老いたカラスがなぐさめた。  あんただって脳みそがあれば、誰にも負けない人間になれるさ。  世の中には、あんたより愚かな人間がごまんといる。  カラスも人間も、脳みそが一番大切なのさ……     はっきりとは憶えていない。  ただ「オズの魔法使い」にそんな一節があったように憶えている。  読み語り、わたしは何かを言ったはずだ。つたない言葉でとくいげに。  見上げたお父さんは、面白そうに見ていてくれた。  にっこり笑って、撫でてくれた。  そこはわたしの特等席。  いつしかお父さんが居なくなった。たんしんふにんという...
  • Part67
    トップページ >SS > 短編 67-9xx 解らないから知りたいのさ 67-9xx 何事も一長一短だよ、キョン 67-9xx「キミこそ余裕がないようだが?」 67-9xx「お前軽いな、ちゃんと飯食べてるか?」 67-9xx「僕は満たされているから」 67-9xx「……笑わないでくれよ?」 67-9xx そんなデイ・バイ・デイ 67-9xx ある日の橘京子さん 67-9xx 言えなかった、言わなかった 67-9xx カラダにピース、マスターピースさ 67-9xx「大事なのは評価基準さ」 67-9xx「次はわたしの番なのだから」 67-9xx やっぱ大事なプレミアシート 67-9xx 矛盾しない幸福論 67-9xx 旧交の日 67-9xx なんて当たり前なパーソナライズ 67-9xx ひらめきのミュータンス菌 67-9xx 佐々木「実に由々しき問題だね」 67-9xx「キョンの望みであ...
  • Part28
    トップページ >SS > 短編 Part28 28-931「再会の再開、際会」 28-922「917に捧ぐ」 28-912「佐々木の難問」 28-892「いやさされたよ」 28-840「鬼娘のコスプレ」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 28-730「谷口」 28-668「誘蛾灯」 28-647「札幌テレビ塔」 28-619「愛は真心、恋は――」 28-610「ポツダム? いいえそれは脱ダムです」 28-606「影響力」 28-534「佐々木さんの、子猫の目の甘い日々5 雪の面影、なぞるように、の巻」 28-481「団長を野球○に誘おうにょろーん」 28-462「パントマイム」 28-442「角川スニーカー文庫重役会」 28-409「バカップル」 28-393「こういを漢字で書くと」 28-368「佐々木の演説」 28-351「バレンタイン」 28-315「中学校の昼休みのこと」 2...
  • 10-387「僕は、ここにいる」
     なぜ私はここにいる?  きっかけは何だ?  ・・・これは、ええと学校の校庭・・・象形文字?  「私は、ここにいる」  これが、スイッチか。  ああ、我が半神よ、君はここから・・・。  だから、私は生まれたのか?  くっくっ、ああ、色々と繋がったよ、なるほど。  「地ならし」・・・だけじゃないな、もしもの時のバックアップ・・・あるいは可能性のひとつか。  ・・・おや、世界の改変が可能なのか。  ならば、私が主になることも・・・くっくっ。  おもしろい、おもしろいよ、これは。  君のあの奇矯な振る舞いはこのためか。  唯我独尊でありながらも溢れる優しさ。  自らが生まれるための行為でありながら、それによって押しつぶされるモノたちへ反逆の機会を用意しておくとは。  またひとつ、君の愛らしさを知ることができたよ。  よろしい、ならば...
  • 66-36β 佐々木さんと「やあ、親友」
     66-36 佐々木さんの仮面と驚愕続編。時間軸は驚愕(後)  佐々木さんが恋心だと「完全に自覚・自認」したのは驚愕の頬ぐりぐり以降じゃないかという解釈シリーズ(驚愕前P282)。  うつぶせに布団に包まり、ぽふぽふと枕を叩く。  ぎゅっと猫のぬいぐるみを抱きしめ、一呼吸。ああ、ようやく収まった。  さてキョンの自室を辞してからのことだ。  久しぶりに歩く彼の家からの帰り道。ほんの数えるほどだったはずだけれど、やけに鮮明に覚えていた。  我が家に近付くその度に、身体はルーチンワークに切り替わってゆく。  ルーチンワークが頭を休め、僕の思考をまとめてゆく。  自室につく頃にはすっかり気付いてた。  中学時代の僕は、客観視したなら恋する少女だ。どうみてもロマンティックが止まっていない。  彼の机に肘をつき、乗り出し見上げた彼の顔。きっとあの時も笑顔だった。...
  • 21-446「教えてササッキー2」
    春日局の人気番組「教えてササッキー」の2回目で20-776の続きだよ。今週も佐々木さんに対する質問を大募集だよ。 電話受付中。春日局に電話してね、待ってます。 それじゃ、電話かかっているので早速いっちゃいましょう。 21歳大学生(男):佐々木さんは「恋愛は精神病」だと言っていたのに、キョンに恋するのは矛盾していると思います。 佐々木:あれから、病気に関する考え方を変えてね。SS予防接種(18-225)、SS進化の可能性(20-368)、SS常在菌(21-304)あたりを参照にしてくれ。 要するに、精神病である恋愛を毛嫌いすると、涼宮さんみたいに、もっと重症の精神病にかかるということだよ。 涼宮さんは一刻も早く精神病院に入院した方が良いと思うよ。まったく。ブツブツ わかったかな。 21歳大学生(男):わかりました。僕は今度のコンパで精神病にかかってきます...
  • 21-561「僕は怖くない(ゴキ)」
    「うおっ、ゴキブリだ!」 「くくっ、キミはコオロギを見てもそんな風にして騒ぐのかい? よく見たまえ、そんなに変わらないじゃないか」 「全然違うだろ・・・いや、つーかお前、恐くないのか?」 「そんな、何かを期待していたような顔を向けられてもね、ハチやムカデのように実害があるわけでもないのに 恐がる理由がないだろう」 「こいつら菌を運んだりするんだろ? 十分害があるじゃねえか」 「汲み取り式の御不浄がほとんど姿を消した昨今では、それは科学的根拠のない俗信と言わざるを得ないね。 彼らの体は意外と清潔で、人体に有害な細菌のキャリアとするにはいささか以上に無理があるというものだ」 「でもな、パソコンの中に入ってショートさせたりもするって聞いたぞ?」 「それは確かに問題だけれど、いま僕らがいる家庭科室にパソコンが有るかい? どうも、人というのは何かしら 理由をつ...
  • 27-949「それはない」
    キョン「須藤が好きなのは、岡本じゃなくてお前ではないのかな?」 佐々木「それは無い」   佐々木はあっさりと言いきった 佐々木「僕は、誰かに特別好かれるようなことは何一つしていない。人に好意を振りまくこともだ」 ――(君とは違ってね。くつくつ) ――「それは近くにいた君が一番よく知っていることだろう」 ――(僕的にはあれでも特別親切にしてアタックしまくったつもりだけど、僕の気持ちに気付いてもくれなかったね) キョン「全然判らないが」 ――(あれで好意を振りまいてない?オレを含めたクラスの男子の半分はハアハアしてたような) 佐々木「まあ、そういうことにしておくよ」 ・・・・・・・・・・ 佐々木「涼宮さんや長門さんは、君に恋しているのではないのかな?」 キョン「それは無い」 佐々木「やけにあっさり言うね。くつくつ」 キョン「俺は、誰かに特別好かれるようなことは何一つしていない。人に好意を振...
  • Part26
    トップページ >SS > 短編 Part26 26-984「移転小ネタ(仮)」 26-956「祝!!ハルヒ二期中止!!(仮)」 26-816「佐々木団+キョンとのお茶会(仮)」 26-796「相合傘」 26-772「佐々木さんの、Leprechaun Christmasの巻」 26-760「佐々木さん、クリスマスは家族で過ごすものだよねの巻 」 26-742「ササキョン(仮)」 26-689「真夜中のプール」 26-683「モノローグ(佐々木)」 26-666「正夢実行計画」 26-656「漢詩と佐々木さん」 26-648「SS Ontology」 26-626「しごとのはなし」 26-622「神は処女受胎を糾弾す」 26-617「妹へのクリスマスプレゼント」 26-607「閉鎖空間が赤で染まる日」 26-605「佐々キョン」 26-600「据膳は黄泉の味」 26-578「佐々木さん...
  • 69-171『ダブルデート』
    「キョンくーん。お茶ー。」 「お、サンキュ。」 冬の寒空の中、俺は工具を片手にバイクを弄っていた。 大学生になり、少し距離があるだけに、日常の足がないと不便になってしまい、親戚がくれたバイク。 佐々木から、トム・クルーズが映画で乗っていたバイクだと教わったが、とにかくこいつは手がかかる。 詳しく言うとキリがないが、やはり30年近く前のバイクだからな。手を入れてやらねぇと。 「明日楽しみだねー。」 「そうだな。」 明日は、佐々木、妹、藤原で、温泉へツーリングだ。ん?何で藤原かって?妹が聞きつけて、付いてきたいと駄々をこねたからだ。 同じくバイクを持つ古泉からは、彼女に悪いからと断られ、谷口からは、国木田達と釣りに行くからという理由で断られた。今度、俺も誘え。 ハルヒ、朝比奈さん、長門、橘は、論外。レンタカー借りる金なんてない。 それに、レンタカーを借りるとなれば妹がミヨ...
  • Part11
    11-917「佐々木たちに酒を飲ましてみた」 11-883「佐々木倒れる」 11-869「佐々木団inカラオケボックス」 11-634「フラクラは橘さんの力の源」 11-609「佐々木(大)?」 11-594「キョン君と寝るの」 11-593「佐々木さん漫画を書く」 11-570「佐々木さんと絡み酒」 11-548「佐々木さんって照れるの?」 11-547「橘はクールに突っ込むぜ」 11-508「こいつ何も考えてねえ」 11-418「佐々木の逆襲」 11-382「恐怖のどくどくインタビューウィズ妹」 11-373「ねえねえ佐々木さん」 11-360「かゆみ止め」 11-340「佐々木シャミセンと語らう」 11-280「ようこそ僕の閉鎖空間へ」 11-213「佐々木の花嫁修業(でも報われない)」 11-56「橘の秘密兵器」
  • 69-x「僕は平々凡々な人間なものでね」
    「おい佐々木」 「何だいキョン」  とか言いながら俺の頬に触れるのはよせ。なんだかぞわぞわする。 「そうかい。これは失敬」  戯けるなよ。 「けれど僕は平々凡々な人間なものでね」 「それが理由か? らしくねえな、理由と行動に関連性が見出せんぞ佐々木」  喉奥で笑いながら、こいつはなおも手を離さない。  離すつもり自体なさそうだ。 「らしくないかな? けれど悪くない気分なんだ。許してくれよ」 「何がだ」  覗き込んでくる瞳が何か言いたげだったので、ついでに水を向けてやる。  すると、するすると立て板に流れるように答えが返ってきた。 「キミが僕の日常にいてくれることが、かな」  いつもよりも一層広がった笑みが、なんとなく昔に俺を引き戻す。  いつか学生時代の大騒動。  SOS団の日常の中。  文化祭の話をした時  古泉と会話が合...
  • 25-190「僕はこうしてうまれた」
    今日は、僕の名前は佐々木。名前はここでは伏せておかないといけないんだ。その理由はみんなの知っているとおりだよ。別に不満はないさ、妹さんなんかに比べればね(笑)。 ここでは、僕の自己紹介をするほど暇はないと思う。それにここにいるということは僕のことはそれなりに把握しているんだろうね。 わからない人はkwskと書くか、分裂を読んで欲しい。まぁそれでも僕のことはほとんどの紹介されていないのだけれど、今のところそれが僕のすべてさ。 だから、ここでは僕について少し詳しく紹介したいと思う。嘘(釣りっていうんだよね確か)かどうかはみんなが判断してくれ。大人の対応を僕は望んでいる。 以前、僕はずっと一人だったんだよ。一人だった、というのは僕という存在が今では複数存在するとかそういうゲームの残機的な意味じゃないんだ。 僕の世界に、具体的にいえば僕が感じていた世界に僕にとって信のおける人がいなかったと言えば...
  • 3-361「Real-Roman-Relation」
     ―――――――――――――――――――――――――――――――――――関係             道路の上でヤキソバが焼けるんじゃねぇかってくらいに暑い日だった。     朝から鳴きっぱなしの蝉たちの継続力には心底から敬意を表したい。昨日友人に    叱咤を受けて、今日から学校の授業をマジメに聞くことにした俺だが、昼を前にし    てギブアップ。午後の授業は睡眠欲の充足にあてた次第である。「継続は力なり」    を鵜呑みにするなら、おそらく俺は妹よりも弱いのではなかろうか。    「期待はしてなかったけどね。せめて三日は持つと思った」     背中のやや後ろから聞こえる不満げな声は佐々木のものだ。こいつが俺を叱咤し    た張本人なのだが、毎日継続して勉強することに関して佐々木の右に出るのは車胤    か孫康くらいだろう。いや、佐々木なら蛍雪の功も地で行きかねない。    「キミの評価...
  • 67-406「お前か」「僕だ」
    「やあ親友」 「おい親友」  だからお前は何で人の部屋に勝手にだな。  ああ解ってるぞ、原因は妹だな? まったくあれほど知らない人間を家に上げるなと。 「言ったからこそ僕を上げてくれたのではないかな?」 「そうだよー?」  ああそうだろうよ俺も言ってて気付いたよコンチクショウ。  というか妹よ、何食べてるんだお前。 「僕が作ったちらし寿司だ」 「お前か」 「僕だ」  胸を張られても困る。お前また随分キャラが変わってないか? 「くっくっく。まあ、あの春先の事件以来、色々と心境の変化があったものでね」  どんな変化があったのか知らんが、もう少しだけでいいから俺を驚かせない方向性で頼みたいね。  お前は俺の親友なんだろ? 「その通り」  もっともらしく頷いても顔が笑ってるぞ。 「ま、親友だからこそさ」  どんな理屈だ。ってああ語らなくて良「キミも知...
  • 67-369 あじさいの季節のふたり
     高校二年の六月、カレンダーには特にイベントらしいものはない。  高校生活にも今のクラスにもそれなりに慣れきり、大学進学にはもう少し間が要り、黄金週間もなければ夏休みも無い。  強いて言うなら梅雨があるくらいだが、これは高校生に限らず訪れるものだと思っている。  むしろ、もし高校以外には梅雨が来ないというのならさっさと卒業し 「しっかし殺風景ね」 「何がだ」  俺の思考を遮った傍若無人なるSOS団団長閣下は、こう台詞をお続けになられた。 「この通学路よ」  いつものようにSOS団4人でツルみ、ぼんやりと下っていく高校帰りの風景。  何か不満でもあるってのかハルヒよ。まあ確かに下り坂は登りよりある意味辛いとは聞くが。 「アリよアリよ大アリよ!」  思えばそれが今回の騒動の皮切りだった。  この何もない通学路に飽き飽きしたから、どうだ花でも植えてみないか。 ...
  • 佐々木の雨、時々気紛れ保守シリーズ
    37-536「阪神タイガースと僕」 37-544「変化球投手・佐々木、キョンにストレートが投げられない」 37-640「佐々木さん改造計画~悪戯な小悪魔・女豹の佐々木さん~」 37-671「佐々木さんの脳トレゲーム」
  • 27-276「俺の初夢」
     初夢は1日から2日にかけてみる物が初夢だと教えられたのは佐々木からだった。 その時、中3時代の初夢は正直言って憶えていないし、その次の初夢は刺すか刺されるかの瀬戸際があった時だから、初夢じたい見た いと思えなかったし実際に憶えてはいない。もしかすると見ていたのかも知れないが、見ていたとしてもきっとロクでもない夢だろう。  夢その物、憶えている事が少ないからな。  そんなこんだで今年の初夢は誰かさんが予定を発表していないから自由に見れる機会がある訳で、一度でいいから1富士2鷹3茄子的な まともな目出度い夢を見たいと思う俺の心境を誰が文句言えようか。 その様な訳で元旦に就寝を迎えるにあたり、枕元にいわゆる縁起物をいくつか用意して目出度い夢を見たいと思ってみたのだ。  元々寝付きはいい方の俺が、そのまま睡魔に身を委ねたのは言うまでも無かろう。  気が付...
  • 71-320『RAIN』
    「雨は好きかい?」 喫茶店で親友に言われた一言。 「いや?好きな奴を見た事はないな。」 コーヒーを啜る。外は見事な雨模様。梅雨だけに致し方ないのだが。 「雨が降ると、皆頭を隠して走り出す。晴れると木陰に入る。結局、どちらも大差ないと思うよ。」 「それはそうだがな。雨は濡れるからなぁ。」 しとしとと、外には雨の音。空調の行き届いた室内には薄く流れるクラシカルな音楽。 「少々雨に打たれたからといって致死的な事態に陥るわけではあるまいし、ああして走る人間の心理は何だろうね。」 「冷たくて不快だからだろ。」 「マンホールや側溝に足を取られて転んだり、ぶつかる位なら、僕は歩くがね。二次災害になっては敵わない。」 そこの彼のようにね、と佐々木は窓の外を指差す。そこには小学生の男の子が倒れてベソをかいていた。 一緒に下校していたらしい女の子が、泥を払って慰めている光景があった。 ...
  • Part10
    トップページ >SS > 短編 Part10 10-966「佐々木スープレックス」 10-912「神佐々木」 10-899「夢で逢えたら」 10-822「5KYON」 10-701「ソードマスターササキ最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! 涼宮ハルヒの驚愕、発売日は未定です。」 10-699「ハヤごと改変」 10-691「ヤンデレ佐々木」 10-681「佐々キョンバカ+1」 10-676「ゲームのワンシーンを改変」 10-66「1乙に関する考察」 10-567「高校二年生佐々木さんの演説でした」 10-528「洗面器の男」 10-521「ぬいぐるみ」 10-430「キョンは良いお父さんになれそうだ」 10-401「佐々木団の会合にて」 10-387「僕は、ここにいる」 10-319「河合塾の模試の結果」 10-295「部室に来るとみくるの着替えに出くわす佐々木」 10-11...
  • 21-337「左の握手」
    佐々木との再会から1月以上が経った。 長門がやっと退院した頃、佐々木から電話がかかってきた。 「今晩は、キョン。頼みがあるんだ」 「何だ、たとえ親友でも聞けない頼みもあるんだが。」 「僕が神になる話だが、明日の土曜日、正式に断りたいので君についてきてほしいんだ。そして、涼宮さん達には危害を加えないように説得するつもりだ。」 「そうかわかった。」 良かった。親友にあんな変態的パワーを持たせるのは不幸だからな。そうだ、明日のSOS団の活動を休むと電話しなければ。 土曜日。佐々木はミニのスカートをはいていた。そういや女だったな。そして、中学時代と比べて胸元の膨らみが 「久しぶりだね、キョン。君が変わってなくて安心したよ。」 「1月やそこらでそんなに変わるものなのか?」 「今日は、佐々木さん、キョンさん。四方山話は今度にして、まず私の話を聞いて下さい」 「その前に、朝比奈さ...
  • 66-236 佐々木さんの踏ん切り
     66-209 佐々木さんの戸惑い続編。  月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。  少年老い易く学成り難し。  僕は勉強の為に勉強に励む。  これは学生の本分だし、そも打ち込む何かがあるのは幸せな事なのだと僕は思う。  無為に時間を過ごすよりも、何かに打ち込み、成長すべきなのだ、とね。  ただ、勉強の為の勉強が日常を単純化し、思考にまどろみを起こさせ、ノイズを発生させ易くしているのも事実だ。  まあぶっちゃけると、僕は「中学三年の頃くらいが、僕には一番丁度よかったな」と思えていたのだ。  そうやって時にセピアの想い出に浸る。  さて、想い出に浸る僕に、つい最近だが多分に学生的な事件が起きた。  勉強漬けで疲れた思考に、それは些か不意打ちだったし、僕はその事件に対する価値観の揺らぎを感じていた。  僕はあの中学三年の雨の日、その「揺らぎ」...
  • Part6
    6-981「アングリーササッキー」 6-923「佐々木一族の秘密」 6-882「究極のフラグ」 6-871「Gネタ」 6-860「湯煙@佐々木」 6-852「G」 6-831「黒い悪魔、あるいは天使」 6-786「夢花火」 6-753「井戸の中の女」 6-730「黒い安息日」 6-712「Gとの遭遇」 6-631「ネクタイ」 6-625「1時間以内にレスがあればキョンの嫁」 6-586「佐々木vs朝比奈さん」 6-425「お姫様抱っこ」 6-357「夏祭り」 6-346「ギックリ腰ササッキー」 6-327「天国へ行く方法」 6-323「お前の朝がお前」 6-313「鬱ネタ」 6-307「鶴屋家花見大会」 6-289「体技:スルー」 6-239「一夏の冒険」 6-214「涼宮ハルヒが驚愕」 6-197「佐々木のひとり交換日記」 6-191「祭り」 6-182「正夢おっぱい」 6-171「いろ...
  • 4-177「笹の葉カプリチオ(誤字修正版)-2」
    『笹の葉カプリチオ(2)』  「お兄さんってエスパー? それとも正義の味方か何か?」  いやいや待て待て。いきなり何を言い出すんだこいつは。  「だって、そうでもないとおかしいよ。   こんな夜にお兄さんみたいな人が声を掛けてくるだけでもありえないのに」  なんだか散々な言われようだなおい。だがな、佐々木よ。  人生経験ってやつを甘く見ない方がいいぞ。手始めの一年間お前と過ごして、  さらにその後4者4様の奇人変人と一年間過ごした俺の洞察力は、  今やお前に出会う前の俺からすればはるかに性能が上がっているのだ。  「本当に超能力者とかじゃないの?」  驚きの状態異常から回復した佐々木は何やら期待した面持ちで矢継ぎ早に訊ねてくる。  「だから俺は超能力者じゃないよ」  そういうのは俺ではなく古泉や橘のことを言うのさ。  「宇宙人とかでも?」 ...
  • 28-606「影響力」
    『影響力』 中学のことだった。1学期の期末試験前、僕達は図書室で勉強していた時。暗い顔の須藤と岡本さんが溜息をついた 「どうしたの?須藤」 須藤は僕の顔をマジマジと見つめて言った。 「本当に勉強できる奴は勉強好きなんだってな。俺は正直勉強好きになれる自信ない」 「あたしも大嫌い。国木田君は好きなのよね?」 須藤も岡本さんもうんざりした様子だ。見ていると悲しくなった。 「僕は結構好きだよ」 「「だろうなー」」 二人の声がハモッた。やっぱり仲が良い やたらと暗い二人とは対照的に、キョンは楽しそうだった。 「キョンはどうなの?」 「今まで嫌いだったけど、最近すごく楽しいんだ」 キョンは瞳にアンドロメダ星雲をたたえながら答えた。僕はその瞳に引き込まれそうになった。 「なるほどな、わかるよ。お前が付き合っている彼女に影響されやすいのがな」 「キョン君のエッチ」 「意味わからんぞ」 キョンの...
  • 71-364『ふらくら時間4』
    人は意外な場所で遭難する。例えば。このエレベーターだ。 よくエロい話でお約束だよな?エレベーターに乗った男女が、という。 現実にあれば、エレベーター会社の杜撰さに笑うしかないんだけどな。 「……そうなんだよなぁ。お約束って、あるんだよなぁ……」 「お約束のようで、その実はなかなかないトラブルだね。」 佐々木も呆れ顔だ。 とあるエレベーター会社のエレベーターみたいに、落ちやしないだろうな……ったく。 「助けられた頃には、真っ赤な華が二つか。」 「近くにいたら、一つだな。」 「僕とキミの中身が混ざりあうわけか。くっくっ。」 中身が混ざり合った俺と佐々木……。想像したくないな。 「一人でいたら、多分発狂していただろうが……こうして二人いれば話し相手には困らんな。」 「確かに。密室のうえにこんな暗いのでは、恐ろしくて敵わない。だが、親友。人は何故闇を恐れるのだろうね。」 ...
  • 67-175 切り取られた空の下で
     塾を終え、電車から降り立つと既に夜中だ。  夏服に替えたばかりで夜は少し肌寒い。そんな季節。  なんとはなしに夜空を見上げて、僕は少しばかり見入ってしまった。  夜空が小さくなっていたのに気付いたから。  駅前、中学時代に彼と一緒に歩いた道。  けれど夜空は二年前よりも小さい。古い住宅、古い商店、古いビルが取り壊され、新しい大きなマンションが立ち並んでいたからだ。  ビルは空を阻むようにそびえ、いつかはそこから見えていたはずの星空は、ずっと小さくなっていた。  同じ場所でも同じ景色なんてもう見れない。  変わらないものなんて、ない。 『話が出来て、嬉しかったよ』  あの春の事件から、あの別れからしばらく。  適当な理由で同窓会を、携帯電話をやりすごして、そうやってまた歩いていく。  キミとはこれでお別れだよってイメージだけを投げかけて、僕は一人、夜空の...
  • 5-36「キョン分不足」
    佐「いかん…」 パ「あ?」 佐「キョン分が不足してきた」 パ「キョンぶん?」 佐「そうだ。キョン分だ」 パ「それは…糖分とか塩分とかみたいなものか?」 佐「その通りだ。独りでいると減ってくる。キョン分が足りなくなると、   疲労や集中力・思考力の低下等の症状が現れる」 パ「キョン分は…キョンとかいう奴と会うと補充されたりするのか?」 佐「はっはっは。当たり前だろう」 パ「おい。こいつ…もうダメだろ」 橘「しっかりして下さい!」 佐「きょん…会いたいなぁ」
  • 21-795「僕はキョンの○○」
    その1 「それ、誰?」 「ああ、こいつは俺の・・・・・・」 「恋人」 ~~~数日後~~~ 「ねえキョン。アンタ古泉君からなにか聞いてる?」 「いや、何も聞いてないが」 「ふうん。ここ数日バイトが忙しいって言って部室にも来ないし、日に日にやつれてる  感じなのよね。よっぽどお金が必要でキツイ仕事してるのかしら」 ・・・たぶんやつれてる原因はおまえだよ。いや、俺のせいでもあるのか? その2 「それ、誰?」 「ああ、こいつは俺の・・・・・・」 「婚約者」 ~~~数日後~~~ 出かける準備をしていると携帯が鳴った。 「はい、もしもし。ああ、朝比奈さんですか。ええ、今出かけるところです。ええ、はい、  前に俺が入った病院の603号室です」 さて、北口駅のデパート辺りで見舞い買っていくか。古泉の好物ってなんなんだろ? その3 「それ、誰?」 ...
  • Part69
    トップページ >SS > 短編 69-628『ファンタジーな佐々キョン』 69-620『チョコレートランブル』 69-614「佐々木さんβ頑張らない」 69-603『フォルダの中身は』 69-598『失ったもの・得たもの』BAD END ANOTHER 69-571『TS~キョン子と佐々木と~』 69-568『バレンタイン症候群β』 69-551『夢幻泡影』 69-532『異世界~キョンが年上だったら~』のバッドエンドルート 69-527『天地創造』 69-518『VS長門』 69-515『倦怠ライフ・スキー篇』 69-497『バレンタイン話』 69-486『ねこの森には帰れない』 69-484「どこまでがジャンクフードなんでしょうね佐々木さん」 69-457『きょっこ団、聖戦に備えるの巻き』 69-431『SUGAR LOAF EXPRESS』 69-419『待ち人、遠からず』 6...
  • 66-286「ときにキョン、僕はそろそろお茶が怖いな」
    「ところでキョン、今度の親友旅行の件なんだが」 「なんだその新婚旅行みたいな呼び方は」 「おや? そちらがお望みかい?」  右へ左へ聞き流す。 「それよりソレ旨そうだな。一口貰うぞ」 「酷いなキョン。なら僕もそちらを一口貰おう」  佐々木のパフェを一口貰うと、お返しとばかりに俺のコーヒーゼリーが一口奪われた。  珍しく人がデザート類を頼んだのに何しやがる佐々木。 「先に食べたのはキミだろう。まあ良い。僕はキミのそういう態度には慣れているからね」 「寛大な対応に痛み入るよ親友」 「くっくっく。まあパフェの方が内容量が多いのは否定しないがね。ほら」 「おう。あんがとよ」 「ってキミ、普通こう「あーん」とかされたらもっと赤くなるとか対応があるだろう?」 「はふいが、もとい、悪いが俺はお前に性差を感じたような事はないぞ親友」 「もっとあっさりスプーンを...
  • Part29
    29-900「幸せな大学生活」 29-866「見えている」 29-845「猫の目のちょっとごめんなさいの巻」 29-806「佐々木と哲学」 29-793 6年後 29-760「分裂p82:古泉思考」 29-744「ベストショット」 29-717「エンジン」 29-647「猫の目の実況中 2004年ラジー賞総なめの映画鑑賞の巻」 29-612「谷口と佐々木」 29-560「君はどう思う?」 29-513「感謝チョコ」 29-510「A、A、Aありがとう」 29-505「橘の予告」 29-503「ドジっこ佐々木さん」 29-497「佐々木さんの、ごく何気ないバレンタイン、の巻」 29-492「佐々木 vs ハルヒ ver.バレンタイン」 29-439「拒食症に、いろんなものに負けるな佐々木さん」 29-409「黄色い手袋」 29-336「キョンが塾のテキストをもっていない理由その2」 29-2...
  • 24-563「待ち合わせ」
    24-516「少年Nの悲劇」の続き 修学旅行3日目午前8時55分。俺はあのロビーにいた。 ちょっと早すぎたかもしれない。 仕方ないだろ。待たせるわけにはいかないじゃないか。 なんたって罰ゲームにしても俺にとっての初デ・・・いや、これは違うよな。 15分程一人で意味の無い言い訳をしながら待っていると佐々木が走って来た。 「待たせてすまない、キョン!」 可愛い。ものすごく可愛い。 「お、遅れて申し訳ない」 息を切らせながらも、佐々木は遅く来たことに対して再び謝罪の意を示してきた。 いや、まだ待ち合わせの時間まで20分近くあるけどな。 「待たせることにより相手の人生の時間を奪うというのは心苦しい限りだ」 気にすんな。そんなに待ってねーよ、と言ってやると、 「ありがとう」 と天使の微笑みで返し...
  • 31-919「エイプリルフール」
    僕とキョンは春のうららかな陽気の中で、まったりと昼寝などしていた。 佐々木「月末だね」 キョン「ああ、月末だな」 佐々木「新学期だね」 キョン「そうだな」 佐々木「平和だね」 キョン「ああ、平和だな」 佐々木「この平和がずっと続けば良いね」 キョン「このまったり感が好きだな」 佐々木「もうすぐ新スレだね」 キョン「もう32になるな」 佐々木「僕は32になるまで結婚できないなんて嫌だね」 キョン「俺もそうだよ。しかし、今の世の中30代で結婚なんてゴロゴロあるよな」 佐々木「どうかね。折角だから僕達が24になったら結婚するというのは」 キョン「良いね」 佐々木「本当?うれしいよ。じゃ婚約の印として…」 僕はキョンにのし掛かりキスをした。 ・・・・・・ 佐々木「……ということが昨日あったのだよ」 長門「……」 ハルヒ「何ですってー」怒、怒、怒、怒 キョン「落ち着けハルヒ。今日はエイプリルフールだ...
  • 3-236「修学旅行の思い出」
    「俺の修学旅行の話?」 春先にハルヒ超編集長様の勅令を受け各方面に多大な迷惑と話題を振りまきつつ出版された 文芸部小冊子を何を思ったか読んでいた古泉だったが、ふとした拍子にそんな事を聞いてきやがった。 やめとけよ、そんなの聞いたって別にろくなもんじゃないぜ。 「そうでしょうか?」 ふっと笑ってみせる古泉。相変わらずキザったらしいが、悔しい事にこいつにはよく似合ってる。 それに、もう見慣れちまったいつもの笑いだ。 「少なくとも僕にとっては有意義ではあれ無為ではありませんね。  あなたの記憶にある『彼女』の話……できればもっと知りたいと思いまして」 「佐々木、か……」 しかし何だ、その聞き方は。まるで尋問されてるみたいで気分が悪い。 「失礼しました、確かに『機関』の一員である僕としましては、尋問も辞さない立場でしょうね。  ですが、今のは純粋に一個人として、あなたの友人としての僕の好奇心からの...
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