「あんさつー!」
【名前】 |
ドードーマギア |
【読み方】 |
どーどーまぎあ |
【声/俳優】 |
松村龍之介 副島淳 |
【登場作品】 |
仮面ライダーゼロワン |
【登場話】 |
第7話「私は熱血ヒューマギア先生!」 第8話「ココからが滅びの始まり」 第10話「オレは俳優、大和田伸也」 第28話「オレのラップが世界を変える!」 |
【分類】 |
マギア |
【ゼツメライズキー】 |
ドードーゼツメライズキー |
【データイメージ】 |
ドードー(ロストモデル) |
【対象ヒューマギア/職業】 |
暗殺ちゃん/暗殺者(第8話~10話) MCチェケラ/ラッパー(第28話) |
【目覚めた感情】 |
不明 |
【特色/力】 |
鳥類の絶滅種/格闘/剣(復活個体) |
【モチーフ】 |
ドードー鳥 |
【詳細】
劇中では暗殺特化型
ヒューマギアの通称「暗殺ちゃん」が変身した個体と、ラッパー型ヒューマギアのMCチェケラが変身した個体が登場している。
鳥類の絶滅種「ドードー」のデータイメージ「ロストモデル」を強化外装として装着、リミッターの外れ暴走したマギアならではの怪力を駆使した格闘戦を得意とする他、
暴走ヒューマギア第1号である暗殺ちゃんは滅亡迅雷.netが作成(調整)したヒューマギアであり、バックアップデータがある限り、何度でも同じ意識を持った個体が蘇ることが可能で、これを利用したラーニングを続けることにより無限に強くなっていく。
第7話で一旦撃破されたものの、続く第8話で復活し、その際羽を模した「ヴァルクサーベル」という大ぶりの剣を使った戦闘能力を得た。
ドードーは下記の余談に詳しいが、飛行能力を持たない種類であったため、鳥類モチーフとはいえこのマギアは飛ぶことが出来ない。
羽を身に着けず手持ち武器として使うのも、ある意味飛行できないドードーを表していると見えなくもない。
暗殺ちゃんという名称は迅がつけたもので、同じ滅によって作られたヒューマギア同士仲が良い。
暗殺ちゃん自身も「迅」と呼んで彼と共にマギア作戦に従事し、すでにゼツメライザーが装填されていることもあって瞳とヘッドギアは赤いアラートが点滅している。
元からそういう用途で作られたためか、ゼツメライザーが取り付けられているためかは定かではないが、マギア化する前から有線接続によってヒューマギアのハッキングが可能。
通常業務に携わるヒューマギアを探知されずにハッキングして手駒に変えてしまうのも、AIに対する暗殺といえる。
第7話で初登場し、坂本コービーの様子を見に麗華中学校を訪れていた或人達を始末するため迅と共に登場。
そこへ駆けつけた唯阿がバルキリーへと変身し、ライダーに変身した迅と戦う最中にフリージングベアープログライズキーをゼツメライザーへと装填、起動されたことで誤作動を起こし全身が氷結してしまう。
行動不能になってしまったことでバルキリーと迅の戦闘中、黒尽くめの特殊部隊に持ち去られてしまった。
その後唯阿は暗殺ちゃんの分析データを採取していたようで、コービーが
マンモスマギアへと暴走するのと時を同じくし、別の地点で開放されゼツメライザーに装填されたドードーゼツメライズキーを起動。
ドードーマギアへと変化するが、その様子は唯阿によって記録されていた。
マンモスマギアと戦うゼロワン、バルカンへと襲いかかるが、イズからアタッシュカリバーを強引に借り受けたバルカンが発動したシューティングカバンストラッシュによって切り裂かれ爆散した。
迅の手によってドードーゼツメライズキーは回収され(唯阿が回収したマンモスゼツメライズキーは紛失)、ヒューマギアボディを再製造されたことで復活。
病院に潜入し、滅亡迅雷.netが先導する暴走ヒューマギア達による一斉蜂起の戦力確保のためにナース型ヒューマギアをハッキングしたものの、高度なセキュリティによって暴走プログラムが効果なく困惑。
その後A.I.M.S.が建造していた
ギーガー強奪のための目くらましとしてマギア化し、進化したことで使用可能になったヴァルクサーベルを駆使してバルキリーライトニングホーネットを圧倒。
大量のアタッシュウェポンを奪うという表向きの目的を達成したためその場は一旦退却するも、暴走したギーガーによる大規模ハッキングの際に再び出現。
ゼロワンと戦うがイズの分析によってバイティングシャーク、フリージングベアー、フレイミングタイガーを切り替えていくゼロワンの攻撃によって追い込まれフレイミングカバンダイナミックに切り裂かれ爆散。
ドードーゼツメライズキーは戦闘を影から見ていた滅によって回収された。
さらに第10話によって復活し、大御所俳優、大和田伸也の「弟子」として撮影現場へと潜入。
松田エンジへとマギア化して襲いかかり、居合わせたバルキリーと交戦。
迅も滅亡迅雷フォースライザーで変身し、参戦してゼロワンと激突する中、ゼツメライザーを用いたゼツメツノヴァを発動し、バルキリーを変身解除させる大ダメージを与える。
そこへ不破が駆けつけバルカンへと変身。
確実に抹殺するためか周辺にいた撮影スタッフ型ヒューマギアを有線接続でハッキングし
トリロバイトマギアを量産してバルカンと戦うが、
唯阿から託されたガトリングヘッジホッグプログライズキーを使った銃撃でトリロバイトマギアを一掃され、自身もガトリングカバンバスターの夥しい棘型弾丸に貫かれ爆散。
迅の手によってまたもやドードーゼツメライズキーは回収される。
第11話でさらに復活し、度重なるラーニングによって
ドードーマギア改と呼ばれる姿へと進化。
ライダーの攻撃を物ともしない防御力と、凄まじい攻撃力を併せ持つ凶悪な力を手に入れた。
第28話ではラッパー型ヒューマギアのMCチェケラが番組放送中、天津垓に挑発されたとはいえ自らの意思でゼツメライザーを装着し、ゼツメライズキーをセットしてマギア化。
多くの民衆が見ている中でマギア化した上、ゼロワンメタルクラスタホッパーのプログラム修正が行われるよりも早く
ファイティングジャッカルレイダーに撃破されてしまい、
飛電インテリジェンスはZAIAとのお仕事5番勝負に敗北することになってしまった。
【余談】
ドードーとはマダガスカル沖のモーリシャス島に生息していた鳥類。
発見されてから83年という驚異的なスピードで目撃例が途絶え絶滅種に認定されてしまった動物である。
ドードー科に属するのは3種類存在するが、一般的にドードーと言えばモーリシャスドードーを指すとのこと。
その肉は食用に向かず、煮込むと固くなるため当初ドードーを発見した船員は嫌な鳥を意味する「ヴァルクフォーゲル」と呼んでいたという。
武器のヴァルクサーベルの由来はここからだと思われる。
だが保存用の食料として塩漬けすることを発見してから乱獲が進むこととなり、入植者達や彼らが持ち込んだ動物達によって雛や卵が捕食されたことで急速に個体数を減らしていくことになる。
ドードーは空を飛ぶことが出来ず、ダチョウのように高速で走れるわけでもない。
さらに生息していた島は絶海の孤島であったため天敵がおらず警戒心が薄く、地上に巣を作るという生態だったため発見、捕獲が容易でありそういった要因からも個体数を減らす要因となっている。
現在では唯一の剥製も状態不良から処分されてしまっているため全体像を確認できるものは存在しない。
なお、分類としてはハト目が近く、近縁種はミノバトであるとされている。
名前はポルトガル語で「のろま」を意味する言葉だが、人間に近づくとくちばしで襲いかかる凶暴な性格だったという記録もあるのだとか。
ターゲットを絞り確実に殲滅するという暗殺者という職業のヒューマギアが暴走した姿のモチーフとしてドードーが選ばれたのは、その種が絶滅した経緯を考えるとかなり皮肉なものだ。
転じてドードーの力を得たのが暗殺特化型のヒューマギアというのは、絶滅種が原生種に襲いかかるマギアのモチーフとして考えるとこれ以上無く当てはまる存在であると言える。
最終更新:2020年10月07日 00:24