黒い本棚

【名前】 黒い本棚
【読み方】 くろいほんだな
【登場作品】 仮面ライダーセイバー

【詳細】

ソードオブロゴスと敵対するメギドで構成される集団。

ストリウスレジエルズオスという3人の幹部が存在し、配下としてアルターライドブックから生み出される本の魔人、メギドで構成されている。
しかし幹部を除く他のメギドは基本的に必要時に生み出され使役される形での登場であり、現在コアに当たるアルターライドブックを自分で所持している複合ジャンル型メギドのデザストのみ常に実体化しているが幹部達のコントロールを受けていない例外に当たる。

彼らの目的は人間の世界をワンダーワールドに置き換え支配すること。
そして大いなる本を復活させその力を手中に収めることである。

ストリウスら幹部達は元々2千年前に初めてワンダーワールドを訪れた「始まりの5人」と呼ばれる人間だった。
しかし大いなる本の力に魅入られ、その力の断片をアルターライドブックとして取り込むことで人間であることを捨てメギドに変貌したという経緯をたどっており、ソードオブロゴスと長年争い続けている大いなる本の奪取を目論む組織は彼らのことを指すと思われる。

2千年前の段階ではビクトール(現在のタッセル)を含め3人共善良に見える人物だったのだが現在では3人共あまり仲が良いとはいえず、強い敵と戦い自らを強くすることにしか興味を持たないズオス、現実世界をワンダーワールドに置き換えるという使命に忠実なレジエル、そして協力者として迎え入れた仮面ライダーカリバーをも含め、独自の目的を達成するべく様々な計略を巡らせるストリウスと全員見ている方向がバラバラであり組織としてまとまりが有るとは到底いえない状態である。

第24章でレジエルが、第32章でズオスが死亡し、残る幹部メンバーはストリウスのみとなった。
急速に知能を発達させたカリュブディスも一応存在するが、アルターライドブック集めに忙しいのかあまり登場頻度は高くない。

一人残されたストリウスだったが、孤立したわけではなくむしろ彼としてはここからが本番。
マスターロゴスと接触し、彼に協力してオムニフォースワンダーライドブックを生み出す手助けをしている。

マスターロゴスの本性が明らかになると堂々と彼のそばに立つ等協力関係にあることを隠さなくなったのだが…

組織としては実質ズオスが倒された第32章で消滅しており、以後、いや最初から黒い本棚という組織の行動は全てストリウスの計画通り進んでいたといえる。

【余談】

本項目名は東映公式サイトにおける人物相関図から。
この名称、現時点で本編中使われた場面が確認されていない。

最終章が終わっても結局こう呼ばれること無く物語は完結してしまった。
こういった組織は極めて珍しい。というより筆者が記憶している限り唯一と思われる。

最終更新:2021年08月26日 10:27