【SRC幻想機人大戦】
「ファンタジー世界を舞台に
謎の機関を巡って現代・SFオリロボに
原作再現・クロスオーバー何でもアリの大バトルを繰り広げられる!
設定改変上等。ただし風呂敷は広げすぎないでね。」
と、いうM・AIさんの触れ込みで紹介されている、
新手のファンタジーオリロボリレーシナリオ。全20話代での
完結を目指しているらしいとのこと。
正直、M・AIさんの様子は傍から見てて微妙な気分になったり
OP+第一話限りで、切り込んだ+長文な感想を書くというのも
難しそうだが、何かしら誰かの為になることを祈って頑張る。
しかし、「ファンタジー」オリロボリレーだというのに、
現代やSFまでオーケーにしてしまうのはただの
「異世界・召喚モノ」調と変わらないような気もするが
ここまで書いてデジャヴを感じたのは俺だけだと思いたい。
※毎度のごとくネタバレでかっ飛ばしていきます。
ちなみに自分、参戦作品に関してはほぼノータッチ
OPのヤツについては、可もなく不可もなく…といった印象。
背景画像と共に、らしい効果音を付加して活動感・生活感を
出そうという試みについての感触は悪くない。ただ、町並みを
通常の戦闘マップによる遠景で表したシーンで、井戸が不自然に
デカかったのはなんともな気分だが。無くても良い気がする。
アレかと思えばこの点と一部選曲は普通に合った代物だ。
M・AI節とかそういうのはユーディア序章で触れてみて
体感したのだが、読むのに疲れる割には覚えておこうとか
気持ちよさによる疲労の返上みたいなものがなくて、苦しい
思い出しかなかったりした俺。今回、まぁリレーの第一話だし
そこは大目に見ようという気持ちもあったお陰か疲労した挙句
途中でギブアップすることはなかったものの、かすかに
違和感みたいなものを感じる代物だった。なんつーか、説明台詞が
多いのに加え、終始不自然に硬いとか台本を気合入れて朗読、
そんな印象がしたのは俺だけなんだろうか?
あと、キャラクターに関してはエタンダールの識者さんからの
意見のほうがタメになると思い、自分からはちょっと保留しておく。
知識とかそういうのを抜くと、もうちょい人間味が欲しいということで
評価は低めになるかな…
一方シナリオは、作品の知識が無かった身でも、作品特有の要素や
常識が関わらない場所で違和感を感じさせる箇所が多数存在した。
まず、OPにおいて二番目に出てくるテロップと流れるシーン。
「だが、時空と次元を超えてめぐり合った
各々の世界に住む者たちは
自らの自由のために
互いに手を取り合い
神と悪魔の双方に戦いを挑み
かろうじて勝利を掴んだ」
…と言う割には、ユーディア関連4機&エタンダール関連4機という
勇者たちの集い。俺、もっとバリエーション豊かな連中がここに
集うと考えていただけに、閉鎖的とか寒さを感じたよ…。
で、中身を覗いてみたみたところこの構図に出てくるユニットたちは
暫定的なものらしい。ちょっと待て、「暫定的」と言っても
後の流れ次第でここの面子を変換させるとか可能なのだろうか?
自分には1000年前という単語と関連づけて考えると無茶すぐると思う。
※何かと被ると言われてもこのクロノスフィア大戦をベースにして
リレーor単独シナリオを作ったり企画するだろう、俺ならば。
そっちの方が常識や技術衝突→和解、崩壊とかあって面白そうだし
そしてOP後~戦闘開始までとなる第一話のやりとり、ここにも
違和感とか冷静に考えるとちとおかしくないかなと思うシーンは
多数眠っていた。
最初がエッダのモノローグとなるわけだが、一応状況とか近況
説明みたいなものをしてくれてるのはわかる。が、どうもクドいというか
RIOTさんも言ってたが何もかも説明する必要があるかと言われると
怪しい。後で、原作を知らなくても知識を仕入れられる辞典機能や
「一人の口で」ベラベラ状況説明に走ると不自然な傾向に走りやすいのでは
ないだろうか、と考えるとな…
で、クロノスフィア発掘現場のエピソードに関してなのだが、そこに
至るまでも妙にキャラが機械的だなぁ、と思うと同時にある一節。
「いろんなアクシデントも見舞われたけど、なんともなかったわ」
いや、それはなんともあったように聞こえるのですが自分。
クロノスフィア自体に衝撃でも加わったとかだったらアウトでは
いろいろ情報の掲示になったが、過剰にワクワクしたりとかは至れず。
リレーの1話としてはまぁ妥当なレベルなのかもしれないが、
世の中にはもうちょい気合と期待が高まるリレー第一話もあるのかな?
第一話なのでここは簡単、というか一話はハードに仕上げるとそれだけで
人を選ぶので難度低い方が正解だろう。プレイヤーをふるいにかけて
高難度を提供するという方向性は見られなかったので、尚更である。
ユニットの使い分けをした方がいいよってのは冒頭のやりとりとかで
そこそこ伺えたが、そんだけ。
「使い方」や「シナリオにおける基本の戦い方」がわかったほうが、
やってるうちにテンションは高まるんだろうなぁ、やっぱ。
割合ツボを突いてるのとそうでない曲が混じっているように
思えたのは、多分俺が3104式のファンだからなのだろう、多分。
3104式系の渋い曲が使われている場面はああいい感じだねぇと
思えたのだが、それ以外は図鑑機能以外だとちと耳に残すには
パワーが足りなかった気もするのだ。
まぁ、ここの項目ぐらいは自分以外が遊んだ場合となると
好みが分かれること必至なのでアテにしなくていいかも。
傭兵募集コマンドを試しに施行してみたところ、2番目の人物(アーチャ)を
雇おうかと思いキャンセルしたところ、以下のエラーが発生した。
C:\Documents and Settings\(プライバシーの都合により削除)\デスクトップ\SRC幻想機人大戦\Lib\傭兵雇用1.eve:184行目
「バーテン(タリム村)」というパイロットが定義されていません
183: Case 2
184: Talk バーテン(タリム村)
185: それじゃ、呼ぶのはやめておこう
…完結シナリオをリリースした作者というか、
リレーシナリオの起源たる人物がポカしていいものか?
また、エタンダールの作者がブログでも触れていた&
原作知らない俺が触れるのもアレな気がするけれど、
口調を間違えたりするのっては初体験・既体験を問わず、
プレイヤーの誤解や違和感を招くと、強烈なウリが無い限り
評価低下の禍根になっちまうから注意が必要だと思う。
特に、人様が手がけた作品を取り扱うのなら尚更のことだろう。
辞典機能…あー、この辞典のパターンは何かツボだ。
別の共闘モノで出会えるといいなぁ…
傭兵募集…募集により様々なキャラを雇えるらしい。雇用前に
大まかな特徴はわかるが、能力やキャラや顔面は
仲間にしてからのお楽しみである。
…リレーとうまくやっていけるのだろうか?
ショップ…未使用+反映しようがないのでスルーさせてくれ
1話だけなのに各種要素のバランスまで定めるのもアレなので、
保留気味。どうしてもつけるとしたら、音楽と演出は頑張れてるが
話とキャラの動きがもう1~3頑張りは要るような気がせんでもない。
つまりまだまだキツいってところ。
未完結リレー、それも第一話という個人的には悪条件下だったため
纏めたり着眼すべきポイントを絞るのに苦戦させられた。
ぶっちゃけ不安だったがそのうち半分は当たり、半分は外れた感じだ。
外れたのは画像演出とか音楽関連とかで(ちと戦闘音楽が辛かったか)
当たっちまったのはキャラの動きというか地の文の構成周りである。
…って、ほとんど悪い予感は的中しているようなものか。
これから遊ぶ場合は深い関係者でもない限りは、第二話以降が来るのを
待ってもなんら問題はないだろう。まぁ、誰が遊ぶならお勧めかを
決められなかっただけとも言えるが。
逆にM・AI節に耐えられない場合はちと厳しいものがある筈。
エタンダールが気に入っていると相乗効果でダメージ増加…するかは憶測。
リアルは少々忙しいが、時間がとれたらユーディア他数作に関しても
今回と同方式でレビューして切り込んでいきたいと考えてる。
持ってくれ、俺の精神…
最終更新:2008年05月17日 00:45