固定値

モンスターのデータはGMの負担を減らす為に全て固定値となっています。
GMは一々、モンスターの行動に対して判定する必要がありません。
既存のキャラクターデータを固定値に変換する場合は
命中・回避・各魔法の魔術・生命及び精神抵抗に+50、攻撃に+6、防御に+5してください。
ボスモンスター等で戦闘を盛り上げる為に判定したい場合は括弧の中の基本値を使ってください。
その場合、攻撃でのダメージ決定ではクリティカルもしませんし、ファンブルもしません。


データの見方と作り方

コボルド
HP8/8 MP8/8
【ML】:1 【知名度】:40 【出現数】:数体~数十体
【敏捷】:10 【移動速度】:8 【出現頻度】:頻繁 【知能】:低い
【反応】:敵対的 【知覚】:五感(暗視) 【知力】:-
【言語】:ゴブリン語

【攻撃方法】
【牙】:【命中】:55(5) 【攻撃】:11(5)

【防御】:7(2) 【回避】:60(10)
【生命抵抗】:45(-5) 【精神抵抗】:45(-5)
特殊能力
無し

  • 基本
基本的にモンスターの各ステータスの基準は10です。

  • HP/MP
HPは14を基準とします。
弱いモンスターは総じてHPが低いですが、
ダークエルフのように強くとも低い場合もあります。
MPは14が基準です。動物など、知能が低いものは低めです。
魔法を使うものは高い傾向にあります。

  • ML
モンスター・レベルの略です。モンスターの強さを表します。
これはシナリオに登場させる時の強さの目安になります。
MLは基本的にキャラクターの経験と同等であればキャラクターの方が強くなるようになっています。
1~2程で高いぐらいで互角であり、3レベル違えば強敵です。
シナリオに登場させるならキャラクターの経験より1低いか同等が雑魚。
3~4高い敵がボスでしょう。
むろん、特殊能力やパーティーの構成で戦闘のバランスは変化します。
特に、魔法を使うモンスターは例外なくレベル以上に強敵です。
これはあくまで目安としてください。
MLはそのまま事件の大きさを表す尺度ともなります。
以下、その目安を表記しておきます。

1~2:どうという事はない。小さな村のちょっとした問題
3~4:小さな村の危機。駆け出し冒険者の出番。
5~6:そこそこの町の危機。駆け出し冒険者では辛い
7~8:大きな街の危機。そこそこの冒険者でなければ大変な敵
9~10:大都市規模の危機
11~13:国家規模の危機
14~15:大陸全体の危機

NPCの場合は、経験より2レベル上として考えます。
経験3の闇司祭は「駆け出し冒険者では辛い」レベルです。

  • 知名度
そのモンスターを知っているかの知名度です。
怪物判定でこの値以上ならば知っています。
素人でも知っているか五分五分ならば50でしょう。
知識技術Lv1で五分五分ならば70です。
後は知識技術Lvが1増えていく毎に+10されます。
これはモンスターの強さにあまり左右されません。
最強と名高いドラゴンならば子供でも知っています。
(詳細が解るかは別です。細かくやりたいGMは名称の他にデータの知名度を設けてもいいでしょう)

  • 出現数
モンスターが冒険者の前に出現する時に、何体で出るかです。
あくまで目安ですので、単独と表記されているモンスターが
複数で登場することもあり得ます。

  • 敏捷
基準は10です。
これもモンスターの強さにはあまり左右されません。

  • 移動速度
敏捷/2に10を足した数値が基準です。
これは通常移動なので全力で移動すればもっと早いでしょう。
また、モンスターによってはかなり異なります。
(巨大なモンスターなどは、敏捷が低くても移動速度は高い場合があります)
空を飛ぶモンスターは別に飛行速度があります。

  • 出現頻度
冒険者が出会う頻度です。
あくまで冒険者の基準なので、「頻繁」だからと一般人が良く出会うわけではありません。
(それでもゴブリンやコボルトならば人里によく姿を現しますが)

  • 知能
モンスターの知能は以下のようになっています。
 ・なし
  知能を持ちません。
  思考もしませんし、本能もありません。反射でのみ行動をします。
  こうしたモンスターは精神に影響をもたらす呪文は効果がありません。
  知力で表すと-(無し)です。0ですらありません。
 ・なきにひとしい
  知能は殆ど無く、高度な思考もせず、意思の伝達手段もほとんどありません。
  本能だけで行動をします。昆虫や下等動物に該当します。
  こうしたモンスターは精神に影響をもたらす呪文は効果がありません。
  知力で表すと-40以下でしょう。
 ・命令を聞く
  魔法で作り出された魔法生物やアンデッドに良くあります。
  命令に忠実に行動しますが、自分で物事を判断する事はあまりありません。
  記憶力は人間並みにあり、質問には的確に答える事もできます(命令次第ですが)。
  こうしたモンスターは精神に影響をもたらす呪文は効果がありません。
 ・動物並み
  動物と同程度です。
  知力で表すなら-30以下でしょう。
 ・低い
  人間には及ばないものの、かなり高い知能を持っています。
  原始的な道具や言葉も使えます。
  やや鈍いものの、普通に行動する分には的確な判断をするでしょう。
  ですが高度な戦術を駆使して戦えるほどではありません。
  知力で表すと-10以下でしょう。
 ・人間並み
  人間と同程度です。
  知力で表すと0~15ぐらいでしょう。
 ・高い
  平均的な人間を上回っています。
  人間であれば「聡明な」と形容詞が付くでしょう。
  知力で表すなら20~39ぐらいでしょう。
 ・非常に高い
  普通の人間には及びつかないほどの知能です。
  人間ならば大天才として歴史に名を残すでしょう。
  知力で表すならば40以上です。

  • 反応
モンスターの基本的な反応です。
状況次第で大きく変化するものもいます(縄張り意識が強い等)。

  • 知覚
モンスターの知覚です。
 ・五感
  人間と同じような五感を持っています。
  暗視・赤外視・増光と付くものもいます。
 ・疑似
  魔法的な手段により疑似的に五感を与えられているものです。
  そういった感覚を捉える器官が存在する場合があり、
  それを破壊もしくは妨害すれば、その疑似感覚は使えません。
  例えばスケルトンの眼窩は空洞ですが、目隠しをされれば見えなくなります。
  五感と同じように暗視・赤外視・増光と付くものもいます。
 ・魔法
  魔法的な感覚であたりを捉えています。
  いかなる手段を用いても(幻覚でも)この感覚を封じたり欺く事はできません。

  • 知力
モンスターの知力です。
知能が「低い」以下のモンスターは、-と表記されている場合がありますが
明らかにPCより知能が低く、特に必要ではないという理由からです。

  • 攻撃方法
 ・命中
  基本的にML-2を戦闘技術Lvとして、器用10を基準として計算します。
  より戦闘に特化してるならば器用も高いでしょうからそれに準じて上げてください。
  戦闘が不得意だったり不器用ならば、より低いでしょう。
  攻撃方法によっては(武器であったり爪であったり)更に上昇、下降するでしょう。
 ・攻撃
  ML-2+(筋力/10)を基準とします。
  ですが、より屈強ならばそれに準じてあげてください。
  攻撃方法によっては(武器であったり爪であったり)更に上昇するでしょう。
 ・防御
  (ML-1)が基準です。
  ですが、体毛、毛皮や鱗、鎧などで更に上昇するでしょう。
 ・回避
  (ML-2)*10+敏捷が基準です。
  モンスターによっては(空を飛んでいる、見えにくい等)更に修正が入るでしょう。
 ・生命抵抗
  (ML-2)*10+頑健が基準です。
 ・精神抵抗
  (ML-2)*10+精神が基準です。
  ですがモンスターによって左右するでしょう。
  特にダークエルフ等は暗黒神の加護で精神抵抗が+40されます。

  • 特殊能力


分類




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最終更新:2009年10月07日 14:40