カード名 |
レアリティ |
カテゴリ |
レベル |
詳細説明 |
糸紡ぎの花嫁 アリア |
WR |
ソウル |
3 |
【アシスト】使用可能レベルに達すると、以下の効果を発動する。 〔小/中/大/特大〕 ▲スピードが上がる 〔 特殊 〕 ▲カテゴリが防具のアシストカードが1枚以上発動している場合HPが継続回復しMP回復速度が上がる 〔 特殊 〕 ▲カテゴリが道具のアシストカードが1枚以上発動している場合スキル攻撃力が上がる 【ソウル】巨人召喚 回復唱 【モチーフ作品】グリム童話『糸くり三人女』より、美しいが怠け者の娘 【イラスト】ポップキュン / 【CV】悠木碧 |
「王子様!私の紡いだ赤い糸、ご覧下さ~い」
Ver5.36-Cの2023年4月17日にて追加されたソウル。
素でスピード特大(5目盛り弱)
防具カテゴリアシスト発動:HP継続回復&MP回復速度アップ(1分でHP3回復、MPは通常の自然回復が1.16~1.17MP/sのところ1.25なので+0.08MP/s程度。いずれも+値不問)
道具カテゴリアシスト発動:スキル攻撃力アップ(16.6%(MAX時))
スキルアタッカー向けのスピード&スキル攻撃力&HPMP補助ソウル。
特に本命は道具カテゴリ装備時にスキル攻撃力アップ。
「献上品捕えの大袋」「創聖模写・不変の救難」「足らずの骨董器」「鬼頭領の大杯」とLv3以下の道具でスキル型キャスト向けのものは豊富なので、使うものには困らないだろう。
スキル威力の上昇値も条件の達成のしやすさの割には破格といっていい数値である。
一方で防具アシストについては、検証の結果そもそもの効果値が正直いって高くないのが分かっている。
無理して発動させるほどではないが、アリア追加までに人気があった「
滝夜叉姫」が素ステでHPMPアップがあったので、アリアで防具効果も発動させないとその点では劣化になる点には留意されたし。
有用な専用アシストが防具である
妲己や
ロビン・シャーウッド以外だと、Ver1の「白き女王のショール」やそのクラフト版「白き女王のショール+」くらいしかなく、スキル威力アップ系よりは便利枠タイプのカードから選んだ方がよさそうである。
「創聖模写・自由の星見」と組み合わせれば、MP回復量は合計すればいわゆるMP重視覇権ソウルの期待値(50~60MP)に迫るので実装時から特に相性がよく、アリアの相方としての採用率も高い。
ただアリアを使うキャストはすなわちスキルを多用するキャストなので、防具効果を切って「虹色芸術家の絵筆」をWRアシスト枠として採用してもスキル消費MPカット効果により最終的に拾える総MP量は大差ない可能性がある。MPカット系アシストの期待値は立ち回りや他のMP補助アシストによって変動するので一概にどうするのがいいかは断言できない。
Ver.5.36-H追加のSR「純白馬面の騎士兜」が防具でスピードに特化した性能で、相方候補として参入。ビルド全体でみたとき、SRなので道具枠をスキル筆とした場合に、WRアシスト枠として「創聖模写・惑乱の魔女」なり「虹色芸術家の絵筆」なりの採用を阻まないのもポイントになる。
HP回復量については過去に流行ったHPリジェネ系アシストの半分程度しか回復しない。運良くミリ残り生存する場面が数試合に1回できたら御の字といった感じで、前線に居座るのが目的なら最大HP自体を上げるなり防御アップ系アシストを積むなりした方がよい。ちなみに「Lv3でニ種類ステータスあがるWRアシスト」でだいたいHP3上昇する。
参考までに「妖精封じのランタン」や「餅食らいの袈裟衣+(下方前)」が1分で6HP回復、「はーとうぉーみんぐ(リン、Ver5.34-D以降)」が40秒で約12HP回復とされる。
MP回復量については、MP100回復するのに自然回復のみで85秒のところが、80~81秒とそこまで多くない。
比較としては「赤の学徒の書」で78秒、「祟られた失敗作の南瓜」で68秒であり、はっきりとMP量が少ないのが分かる。
1分あたりの獲得量が4~5MPほど、レベル3到達が残り6分ほどだとして多く見積もって1試合通して30MP程度の期待値になる。既存では赤本よりも少ない数値。単体だと思ったよりしょぼかった
「創聖模写・不変の救難」&アリアでミクサの「ラインフレア」Lv4確(+値不明だが朝凸勢の情報なので非MAX?)
「創聖模写・不変の救難」&アリア&「献上品捕えの大袋」でミクサの「ラインフレア」Lv3確。
【Ver.5.36-D時点の競合ソウルとの比較】
「
マッチ売りのスピカ」(「
珠洲島 有栖」):最大強化でスピード7目盛り強、ただし育成には敵の撃破が必要なためLv3段階ではアリアの方がまず速いだろう。スキル威力の最終値はスピカの方が上だが、Ver.5.36-C時点では2,3%程度の差。さらにLv3時点で80hit稼ぐには現実的でないためLv4~5くらいまではやはりアリア優勢とみてよい。兵士に触りつつの最終ステータスか、兵士に触る必要無しのLv5くらいまでの性能か、で選択する感じになりそうである。
「
滝夜叉姫」:スキル威力に関しては同値。やはりこちらも7目盛り強のスピードで、普通に運用すればLv3時点でスピード効果は発動済。滝夜叉姫は素ステでHP(4)MP(7~8)がついており、LV3即時で現在値がも増えるのでLv3~4でのHPMP量も滝夜叉姫が優勢。ただしビルド縛り内容の差は無視できない。一概にどちらが強い弱いではなく、他のカードプールによって評価が変動する関係になる。Ver.5.36-A以降だとWR「創聖模写・不変の救難」が頭一つ抜けたカードパワーがある一方、Ver5.36-Lのカード追加でSRカードの性能も向上しているためアリアと相互互換の関係になっている。
「
先代の魔女アグニ」:アシスト縛りがなく最終的な数値はアグニの方が上回るが、中盤レベル帯の総合力ではアリアの方が高い。アグニの方が上回るようになる目安は、スピードに関してはレベル4~5以降、スキル威力に関してはレベル6後半~7以降。アリアでHP継続回復&MP回復速度アップの効果と大半の時間のスキル威力を取るか、アグニで後半のスピードを取るかの選択になる。
+5,MAXでスキル攻撃力が強化
糸くり三人女はグリム童話には珍しく、怠け者が怠け者のまま幸せになる話。(「
青空文庫
」外部リンク)
どう怠け者かと言えば、ソウル召喚ボイスの「私の紡いだ赤い糸」、
彼女が紡いだものではない。
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あらすじ |
あるところに美しいが怠け者の娘がいたが、それを恥ずかしく思う母親が「娘は糸紡ぎが好きだが、貧乏なので材料がない」と嘘をつく。
それを聞いた王妃が娘を連れていき、部屋いっぱいの麻を用意しつつ「残らずつむいだら王子の花嫁にしてあげよう」と約束したが、娘は働くことが嫌いなので泣きわめくしかなかった。
すると娘のもとに、唇が大きい女、足の大きい女、指の太い女の三人が現れる。女たちは「婚礼の席に呼んでくれるならば代わりにつむいであげよう」と言った。
そして無事に糸紡ぎを(他人にやらせて)完遂させたことで婚礼が行われ、娘も話の通り奇妙な女たちを招いた。
女たちの風体に驚いた王子が女たちに話を聞くと「踏み板を踏むから」「糸を舐めるから」「糸車を回すから」と答える。
王子は「花嫁には二度と糸紡ぎをさせない」と宣言し、怠け者の娘は怠け者のまま幸せになるのである。
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名前の由来として考えられるのは、ギリシャ神話における迷宮でのミノタウロス退治で王女アリアドネーが託した糸がアテナイの王子を救う逸話およびそこから派生した言葉「アリアドネーの糸」がある。
ただしこっちはこっちで、運命の成就を連想させる「赤い糸」をセリフで明るく振る舞い強調しているのに、王子とは悲恋に終わるとされている。
WLWにおいてグリム童話出典のキャラクター・ソウルはドイツ語由来の名前が多いが、"Arie"で旋律的な独唱曲(オペラ『魔笛』内の「夜の女王のアリア」が有名だろう)を指すものの童話の内容にあまり関係性が見当たらない。
英語で「(優れた)紡ぎ手」の意味を持つ「spinster」という言葉があるが、結婚しなくても自活できることから転じて「(婚期を過ぎた)独身女性」の意味も持つ。「(
参考1
参考2
)
未婚の女性が紡ぎ手をするのが一般的だったところから婚期によらず未婚の女性全般を指していたようだが、1700年代初頭から「婚期を逃した」意味合いが含まれるようになった……らしい。(
参考3
)
深雪乃さんの冷たくて熱い視線を感じる
補足しておくと、グリム兄弟は1700年後半~1800年代半ばの人物である。
最終更新:2023年12月06日 14:03