日暮闇太郎

「二人の心が本当に一つだったから、数々の大事件を解決してきたんではないでマスか!」

【名前】 日暮 闇太郎
【読み方】 ひぐれ やみたろう
【分類】 登場人物
【所有ナビ】 ナンバーマン
【登場作品】 1』『2』『3』『4』『5』『バトルチップGP
【アニメ版CV】 うえだ ゆうじ
【海外名】 Higsby
(ヒグスビィ?)

【詳細】

事実上、シリーズのレギュラーキャラである人物。バージョンによる出番の違いはあれど、『6』を除いてほぼ皆勤賞。
まりこ先生に想いを寄せるWWWの元団員で、改心したのちに秋原町でチップショップヒグレヤを経営している。

基本的な一人称は「アッシ」で、語尾に「〜でマス」を付けて話すのが特徴。
後者は単なる語尾の様にも思えるが、所持しているナンバーマンが数字に強い事、そのナビマークが直角三角形の三角定規を象ったものであることから、英語で数学を意味する「Math」が由来と予想されている。
なお、学校潜入時の生徒達への自己紹介の際に「僕」という一人称を用いてたり、アニメ版(特に初登場の話)では感情が昂って素が出ると、たまに語尾に「〜でマス」を付けない場面もあった。

年齢は単独で起業していることなどから成人らしきこと以外は不明*1

相棒のナビはナンバーマン
持ち主と共に当初はWWWの所属だったが、日暮本人が下っ端扱いだった為か、WWWから供与されたナビではない様子。
『3』ではプログラミングの勉強などを別口で行っていたが、それ以前からナビのカスタマイズには一定水準以上の腕があったようで、ナンバーマンはスーパーコンピューター並の演算能力を売りにしている。

【各作品での活躍】


『1』

レアチップ欲しさにWWWに入団し、秋原小学校をジャックしてDr.ワイリーの演説を流すも、光熱斗の手によって計画が破綻。
熱斗に説得された事で改心し、悪事から足を洗って以降はチップショップの経営者という立場から熱斗達を陰で支えている。熱斗の説得を受けていることから事件の後は自首しているはずなのだが、その次話にはもうヒグレヤが開店している。この世界の司法はどうなっているのか…
物語の最終盤では、彼の存在がWWWのアジトの所在を特定するのに重要な役割を果たしていた。

『2』

経営がある程度軌道に乗り小金が出来たため、一旦店を閉め海外でレアチップの収集と目利きを行っていた。その際、訪問先のアメロッパで偶然にも入国直後のゴタゴタでロックマンと喧嘩別れしたばかりの熱斗と遭遇。
事情を聴くやいなや、「!」が4つ付くほどの大声を上げて取り乱し涙ながらに熱斗を説得。この熱さに感化されたか、熱斗も素直に反省してロックマンとの仲直りを決意した。
本ページ冒頭の台詞はこの時のもの。彼の「大人の友人」としての立ち位置が明確になった瞬間ともいえる。
なお、ナンバーマンは日暮と一旦別行動をとり、ネット上の各地を巡って行商の修行をしていた様子。
ちなみに、ロックマンと仲直りした後に表通りにいる彼に話しかけると、お見舞いと取り乱したお詫びにとバトルチップを3枚プレゼントしてくれる。
…のだが、この3枚の中にはかの悪名高きダークチップフォレストボム1 *」が含まれている。
実質ストーリーの流れの中で手に入るチップでありながら、シリーズ史上最も危険なコンボのパーツを最もお手軽に入手できるポイントでもあり、この部分もプリズムコンボの凶悪さの一つとして挙げられる。
その後はニホンに戻ってきたようで、EDで再度行われたキャンプにもちゃっかり同行している。

『3』

再びヒグレヤの店主として店を経営している。
取り寄せサービスの開始も本作からであり、湯水の如くゼニーをつぎ込んだネットバトラーも多いはず。
ストーリーにはバブルマン絡みで登場。メイルと「バトルチップを譲る代わりにバイトで店を手伝う」という約束をしていたらしく、「バブルウォッシュ」の到着を待っていたメイルの元を訪れる。
まりこ先生への思いも相変わらずで、同席していたまりこ先生を見るや否や、自身の隣にいる熱斗にも気づかない程テンションが上がっていた。
結局「いつもは温厚でも、チップの事に関しては鬼にもなる(本人談)」という事で、メイルに代わって熱斗が手伝いをする事になったが、その矢先に事件に巻き込まれてしまう。
ちなみに、バイトの内容は「トップウ *」を持ってくる事。貰ったチップ次第ではあるが、割と良心的な取引である。
また、そのシナリオ前に風邪でダウンしてしまった際に、熱斗に仕事を3つ頼み込んでいる。
その一つが取り寄せサービスに必要な機材「オーダーシステム」の受け取りであり、機材が入った鞄を旅館に忘れてきてしまう大失態を犯したセールスマンから受け取る事で次のシナリオでようやく取り寄せサービスが解禁される。
ちなみに残りは料金を支払わない悪質な客から料金を徴収、チップを「チップはお金で買う物」と豪語するかなり性格の悪い女性客に渡す事だが、前者は犯罪とはいえ1000ゼニーの為に「手段は選ばないでマス!」と発言したり、後者はそんなに高額とは思えない「ラットン1 C」を高級バトルチップ扱いで100000ゼニーで販売しているというどうにも不穏な内容だったりする。さすがは元WWW団員といったところか
旅先でプログラムの勉強をしたらしく、圧縮通路を通る為の「プレスデータ」をナビカスプログラムに変換できないか熱斗に打診されたが、ナビカス自体が専門外で何も出来なかった。
もっとも、とんでもない構造をしているロックマンすら問答無用で圧縮するバケモノプログラム相手では流石に荷も重かっただろうが…
アジーナ拳法?泡が爆発さえしなければ木っ端みじんにしてやれたでマス

『4』

ブルームーン版ではシティバトルトーナメントに参戦しており、久しぶりに彼とネットバトルが行える(ただし、1周目はアクアマン固定のため、実際にバトル出来るのは2周目以降となる)。
トーナメントで熱斗と当たるも、ヒグレヤ開業以来のピンチによってこれを辞退してしまう。
なんでも、ヒグレヤの立ち上げに際してスポンサーとなった「NAM」という日本発祥の世界でも五指に入るという大企業から派遣された外国人アドバイザーに、売上不振を理由にタワシ屋に業態変化させられそうになっているらしい。
しかし、アドバイザーのぞんざいな態度に日暮が一念発起して逆襲を決意、熱斗(と実働のロックマン)も流れで宣伝を押し付けられつつも、同じくヒグレヤ閉店に反対する為にこれを手伝う事に。
宣伝攻勢が功を奏してまだ当日だけではあるものの大儲けする事に成功しただけでなく、いつもはチップも買わずに遊んで帰るだけの子供達による猛烈な抗議もあり、閉店危機を回避。
無事に熱斗と勝負する事が出来た。そして、ナンバーマンとの計算され尽くしたバトルを通し、ナンバーソウルが共鳴する。
また、ダークチップ絡みでもメインストーリーに少しだけ登場。チップ商人、そしてチップコレクターとして、これを断固として認めない姿勢を見せている。

『5』

チームオブカーネルでは男を磨く為とチームへと志願するも、まりこ先生とのデートを優先したりしていた。
当然、集団行動での私情による任務離脱は問題であり、カーネルからは「今度この様な事があったらチームを抜けてもらう!」と釘を刺された。
ちなみにチームオブブルースでは、日暮&ナンバーマンではなくライカ&サーチマンがブレイン担当としてメンバーに入る。
こちらはライカは同じタイミングで要人護衛の任務が発令され、「軍の任務が優先」という契約だったため、上記の問題が余計に浮き彫りになってしまっている。
また、両バージョンでも科学省のHPがネビュラに襲撃されて科学省が司令室として使えなくなった際に、自身の店の倉庫兼事務所を第二の司令室としてチームに提供してくれる。…が、提供する前に熱斗にお使いを頼んでくる。
『チームオブブルース』の日暮はネビュラ討伐部隊と無関係であるためお使いに違和感はなかったものの『チームオブカーネル』でもこのシナリオはそのままであり、プレイヤーの大半は日暮が「自分のチームの緊急事態であるにもかかわらず、自分のことが解決しないと司令室を提供してくれないメンバー」に見えていたかもしれない。ただし、熱斗は秘密基地としか説明していないため、チームの基地と説明していれば無償で貸してくれた可能性はあるが。

ちなみにお使いの内容は『ウイルスに襲われて紛失した顧客データの回収』というもの。日暮曰く「ヒグレヤ最大の不祥事」とのことで、ヒグレヤもヒグレヤで緊急事態に陥っていたのである。

『6』

登場自体はしないが、卒業式に秋原小の熱斗の組に手紙を送っていた。また、グリーンエリアの掲示板に彼らしき人物が「チップハンター」と言う名前で書き込みを行っている。
20年後では、熱斗が毎作ジャブジャブ金とチップをつぎ込んだ甲斐あってヒグレヤからヒグレデパートに変わった模様(この事実については『流星2』で判明するので、エグゼシリーズを全シリーズプレイしていてもわからない)。
「過去に同じ場所に立った店が悉く潰れていった」というジンクスを打ち破り、見事 繁盛させることができたようだ。

【アニメ版】

第1期『ロックマンエグゼ』から登場。
教習実習生として秋原小学校へやってきて学校内で事件を起こす…という筋書きは同じなのだが、
アニメ版ではWWWとは全く関係なく、単にレアチップマニアとして「価値を知っている者のもとにあるべき」という
目的の元にレアチップを持っているオペレーター・ナビを襲撃するという、ある意味ゲーム以上にタチが悪いことをしていた。

初登場エピソードの第4話「三つ数えろ!」では、ドリームオーラやパラディンソードを所有するにもかかわらず
ネットバトルはほぼ初心者のやいとを狙い小学校のセキュリティをハッキング。
レアチップを奪うべくグライドを追い詰めたが、熱斗とロックマンの活躍により阻止された。

原作同様、まりこ先生に諭されて改心する流れとなっているが、かなりはっきりと好意を向けている描写になっており、
同じく彼女に好意を持つマサとは明確にライバル関係となっている。

以降のエピソードでは豊富なチップ知識を活かして大会解説役を務めるなどなにかと出番が多い。
秋原町にヒグレヤをオープンさせた点も同じ…なのだが、チップを収集するばかりで中々売ろうとしなかったり、
そのせいで家賃や光熱費を滞納していたり、シーサーアイランドに旅行に行った際に神殿で珍しそうなチップを見つけて出来心で盗んでしまったりと
原作と比べて大人として若干問題のある行動を取ってしまうシーンが多い(そのぶん、ナンバーマンがしっかり店を守っているようだが)。

商店街の他の店主同様、当初は関わると不幸が襲う城戸舟子を恐れていた。
しかし日暮さん主催の町内ネットバトル大会に参加者が全くいなかった+景品がお米だった事により関わり合いになってしまい、
舟子の引き起こす悪運に巻き込まれる事になるが、悲観的すぎる考え方を改めるように諭すという一面もあった。
結果として舟子はヒグレヤでアルバイトする事になり、日暮さんが保護者のような立場となっている。

店内のシーンではお揃いのエプロンを付けている点や、遊園地で一緒にジェットコースターに乗っているシーンもある事から
まりこ先生には「お似合い」とからかわれているものの、日暮さんとしては複雑なようである。

また、自前でチップを開発する事もあるのだが、大抵インチキ臭いと訝しまれている。
仲間をデリートする悪夢に悩まされるロックマンに対して自ら製作した修理チップを与えるも、案の定ロックマンの全身に様々な絆創膏が貼られるという効果でロックマンに呆れられる。これが重大な伏線になるとは…

なお、CVのうえだ ゆうじ氏*2は持ちナビのナンバーマンやWWWのカラードマンとの兼ね役。
日暮さんは所謂「いつものCVうえだ ゆうじ」といった感じの声が充てられている。

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最終更新:2024年01月03日 14:40

*1 教育実習生として登場したため、「1」の時点で大学生あたりだと思われるが、現実の日本では教員免許受験の意思さえあれば基本的に年齢制限はないため確定ではない

*2 放映当初はまだ名義が漢字だったため「上田 祐司」表記