テスラ・マグネッツ

【名前】 テスラ・マグネッツ
【読み方】 てすら・まぐねっつ
【分類】 登場人物
【所有ナビ】 マグネットマン
【登場作品】 『5 チームオブブルース』
【アニメ版CV】 根谷 美智子
【海外名】 Tesla Gauss

【詳細】

『2』に登場したゴスペル幹部でガウスコンツェルン会長のガウス・マグネッツの一人娘。
ゴスペルのテロ行為に参加したことでオフィシャルに逮捕された父ガウスに代わり、会社の経営を引き継いでいる。
初登場は『5』のブルース版。

会社と同様に受け継いだマグネットマンのサポートもあって経営状況は上々の様子だが、それでも毎日の仕事疲れに悩まされている。
ストレス発散のために訪れたオラン島で、気晴らしに巨大削岩機を起動させたところ、デカオ達が巻き込まれてしまう。
仲間を助けるため削岩機を停止させようとする熱斗の前に立ちはだかり、これまたストレス発散のためバトルを仕掛けた
敗北後は、しつこく立ち上がろうとするマグネットマンとは対照的に潔く負けを認める。

その後、電子ロックの電脳にて、セキュリティシステムにより窮地に陥ったロックマンを助ける。
この時のマグネットマンの電磁力によるガードを買われ、チームオブブルースに加入した。
なお、ネビュラの所為で会社は営業妨害に遭っていたようでもあり、テスラ本人も渡りに船とばかりにスカウトを快諾した。

29歳という微妙な年齢のためかおばさん扱いされることをとても嫌っている。
また、同じご令嬢という立場であるやいとはパーティで彼女の顔を知っていたらしい。

幼少期の出来事から世間に恨みを持ち犯行に及んだが、自力で会社を築いた大人物でもある父親とは違い、恵まれた生まれにもかかわらずストレス解消に小学生を殺害しようとするあたり、父親以上に難のある性格であることは否めない。
恵まれた家に引き取られたエレキ伯爵も犯罪者になっているため、恵まれた環境でも犯罪に走る性質が似てしまったか。

詳細を述べると、事件当時、デカオたちは実質檻と化した狭い空間に閉じ込められており、その上から直撃コースで削岩機が迫っている状況。
熱斗とロックマンが奮闘している時には既に落石まで始まっており、この時点で既に文字通り命の危機に瀕している。
削岩機を動かしていたのはテスラだったのだが、この時点ではデカオ達が下にいることを知らず、熱斗が説明したことで現状を知った。

…のだが、あろうことか彼女は熱斗がいくら説明しても聞き入れずに削岩機を動かし続けた。
熱斗とロックマンが削岩機を止められなかった場合、デカオ達は落石or削岩機によって圧死するところだった。
熱斗たち側も廃坑に無断進入したためお互い様とはいえ、状況をまとめると「大企業のトップが鉱山の削岩機を無断稼働させた上、小学生3名の命の危険を知らされてもなお止めようとしなかった」というもの。

ややもすれば個人や企業の枠を超えて、ニホンとアメロッパ間での国際問題になっていたであろう。
イライラすると周りが見えなくなる彼女の悪癖が、最悪の形で出たと言える。

ちなみにカーネル版では、同ポジションにナイトマンプリンセス・プライドが登場している。
こちらでの削岩機暴走事件は「マグネメタルの影響を受けてナイトマンが暴走してしまったため、止めるに止められない」という理由付けがなされており、余計にテスラの正気の沙汰とは思えない暴挙が浮き彫りになる形となっている。

ネーミングは交流電流・電磁気学の父とも称される大科学者「ニコラ・テスラ」から。
その功績からガウスと同じく磁束密度の単位にもなっている名前でもあり、1テスラは10000ガウスである。

アニメ版では第3期『Stream』より登場。
ガウス・マグネッツの一人娘であるという点は原作と同様で、アニメオリジナルの悪役「ネオWWW」の総帥として暗躍した。
また、名前がガウスの母(彼女にとっては祖母)から取られたことが示唆されている*1

原作とほぼデザインは同じだが、原作顔グラでは見えなかった右目の下にも小さい泣きぼくろがあるのがチャームポイント。
アニメに登場する女性キャラクターの中でも高身長で、丸顔・ボリュームのある髪型、
広めの肩幅とかなり大柄に見える描かれ方をしている*2

父親を脱獄させたのを筆頭に様々な悪事を働いており、激昂すると本来の目的を忘れ暴走するなど身勝手・理不尽な性質。
その横暴な行動のあまりカレー屋として潜伏していた本家WWWの面々を立ち上がらせることすらあった。

しかしその一方で、辞表を叩きつけて出ていったナルシー・ヒデが出戻った際には「自分の昼食を買いに行くパシリが居ないと困る」という理由付けであっさりと復職を認めている。
冷酷というわけではなく、温情のある一面もある。

こちらでは29歳ネタがあり、指名手配書に「推定年齢33歳」と書かれた時は20代だと激怒しながら怒りをサンドバッグに叩きつけている
六尺玉燃次に面と向かっておばさん呼ばわりされてキレたり、速度制限の30で腹が立つなど持ちネタのように使われている。

ダークロックマンの出現により会社を乗っ取られ人質となるが、解放されて以降はクロスフュージョンメンバー入りした。

第4期『ロックマンエグゼBEAST』でも事実上の味方ポジションとして登場するが、その理由が「ゾアノロイド騒動のせいで楽しみにしていた旅行を台無しにされた腹いせ」など、相変わらずの調子である。

なお、ネオWWW壊滅後は会社・社屋はネット警察によって押収されているため父と共にチャーリー・エアスターの家に転がり込み、事実上の押しかけ女房のように同居していた。

上記の通り、「敵対関係が長いアニメ世界線」と「協力関係が長いゲーム世界線」で明確な違いがあるため、前者では「光熱斗」と「テスラ」で互いを「お前」呼びするぐらいには関係が悪い。
一方で、後者では「熱斗くん」と「テスラさん」で互いを敬称で呼び合っており、チームメンバー同士なだけあって関係は良好。

特にゲーム世界線の方は、ストレスで自分勝手になってしまっている初登場時以降は、割と気さくで快い態度で対応してくれる*3
を除く他の登場キャラクターは大体原作通りで、呼称や関係がそこまで変わらない中、アニメ版視聴後にゲームを始めた人は、そんな優しい一面を見て驚いたかもしれない。

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最終更新:2024年04月07日 11:34

*1 なおテスラ・エレキテルはすでに故人ではあるが、じつはアニメ無印の時点で登場している

*2 メタい事情としてはクロスフュージョンの要素があるため。持ちナビであるマグネットマンのデザインを崩さずに落とし込むにあたり、ある程度大柄でないとずんぐりむっくりした印象になってしまうという理由があったのかもしれない

*3 クイーン・チェーコ号の招待券を遠慮なく譲ってくれて、「もしかしてデート!?」とからかったり、「美味しいものでも食べて楽しく仕事してらっしゃい」と労わるなど