武部直美

情報

  • 1967年生

主なプロデュース作品:


特色:

  • 学生時代は部活で脚本を書き、特撮に異動前はサスペンスドラマなどを担当していた東映社員の女性P。既婚者で1児の母。
    • 特撮異動後のサブ時代は主に白倉伸一郎につき、事実上の彼の弟子格となっている。
      • それ故か良くも悪くも師の白倉の影響が強い面があり、予算管理は比較的きっちりしているが作品内容については実験的な面も多く論議を呼ぶことが多い。
      • 白倉の影響が強い面としては作風の他に「スタッフ同士が一触即発になりかけた際は水面下で納める」*1という方針もある。
    • サブ時代はキャスティング等を担当していた模様。また大きなお友達向けの役者トークショーなども企画。
  • キャスティングに関しては本人も意識して重要視しているようで、自分の下につくサブP達にも「一度会った役者は覚えておくように」との指導を行っているとのことである。
  • イケメンを大量に起用する。重要シーンより入浴シーンを優先する。など、作品に趣味が出ることが多い。
    • アンチ的な見方からも「イケメン役者の審美眼」が(皮肉まじりとはいえ)評価されていおり、サブ時代の電王〜メイン時代から佐藤健や佐野岳など身体能力にも定評のある「動けるイケメン」の発掘の手腕を発揮している。
    • 「ブレイク寸前の俳優をマイナー時代の熱烈なファン毎持って来る」という手法と分析されることもあり、後述のライター起用傾向の変遷とも相まって、鎧武以降は良くも悪くも特撮新規ファンを連れて来る傾向が強くなっている。
    • 声優では「キバ」の杉田や「オーズ」のゆかな等そこまででもなかったが、「鎧武」以降では虚淵やそれと関わりにあるTYPE-MOONなどで深い繋がりのある中田譲治氏や「ニンニンジャー」では同社やスポンサーの「NARUTO」「ハピネスチャージプリキュア」で忍者にゆかりのあった新人の潘めぐみを敵幹部に持って来たりと制作側の変化もあり割と狙ったようなキャスティングが増えた。*2
  • 上層部やスタッフ、バンダイ等からの要望やアイデアは切るよりなるべく盛りつけて対応しようとする姿勢があり、このため特にゴーバス以降彼女の担当作は様々な意味で東映の実験場の様相を呈している。
    • ニンニンジャーでは東アニよりの出向組のサブPを若林豪→柴田宏明と受け入れており、ライターでは小林から紹介された毛利亘宏のTVシリーズ起用だけでなく虚淵玄やニトロプラス系・小山真といった実写経験のなかった者*3達の起用、下山健人のメイン昇格、監督陣では柴崎貴行のパイロット起用や杉原輝昭の監督昇進など、新規起用が入ることが多い。
    • 玩具やPの人事はともかく、ライターの選定にあたっては虚淵を「新しい風を入れたい」との彼女自身の意向もあって選んでおり、上層部の意向だけではなく彼女自身にも実験指向が強いことが伺える。
    • ニンニンジャーでは特撮監督の佛田洋の要望を入れてメカ(オトモ忍)のモチーフを「全部入り」にしたり、鎧武でもバンダイのオーダーのフルーツだけでなくダンスチームネタ等を切らずに乗せており、基本的には「出たアイデアは片っ端から乗せたい」指向のようである。
    • そもそも、鎧武におけるダンスチーム設定は初期案のカラーギャングに未練を持ち続けた虚淵が原因である。
  • 良くも悪くもライターの希望をまんま受け入れることが多いタイプのPのため、組んだライターのクオリティがそのまま反映される。
    • 特命戦隊ゴーバスターズでは武部がバディロイドの案を出し、当初はバディロイドも一緒に戦闘する予定だった(ニックの武器装備はこの名残と推測されている)。しかし小林が「バディロイドが一緒に戦うと人間より活躍してしまう」と判断し、バディロイドは非戦闘用であると設定した。結果としてバディロイド(特にゴリサキ、ウサダ)は巨大戦が始まるまで司令部でひたすらに待機するという図式が初期に多く見られた。
    • 仮面ライダーキバにおいて、当初は嶋や太牙は死ぬ予定だった。しかし武部が井上に「これ以上人を殺すな(ハッピーエンドにしてほしい)」と要望し、50通くらいメールをやりとりした末に生存することが決まった。
    • ライターの希望を受け入れるPというよりも「意見交換が苦手なためライターが孤軍奮闘の形となり、結果ライターの実力が作品にモロに反映されるP」と言った方が正しいのかもしれない。
    • しかしその後の作品では登場人物の残酷な死亡展開も相次いでおり、キャラの扱いに対する考えは変化が見られる。
  • アイテムなどのネーミングに駄洒落臭が強く、妙にダサい感覚も持っているようである。
    • それでもキバ(イクサカリバー)やオーズ(メダジャリバー)の頃はまともだった。ゴーバスターズでの「イチガンバスター」あたりから迷走しているのであろう。
    • 仮面ライダー鎧武においても「大橙丸」や「ドンカチ」と言った名称が見られる。
  • 仮面ライダー剣ではサブPを務めていた。「宇宙船」での本人の弁によると、当初ライダーが協力して戦う構想を考えていた今井に対し、「もっと謎やライダーバトルを」と要求したことが明かされている。
    • このため、「剣の序盤の迷走は武部のせい」と批判されることも少なくない。ただしこの当時は大人向けのシリアスな作風が主流だった頃であり、同時期の「ネクサス」など同じような作風になった事を踏まえると一概に彼女のみが悪いとは言えない。
    • ゴーストの脚本家である福田卓郎が剣の今井のように一般ドラマ出身であることなどから「武部Pに当たらなくて良かった」という声も、一方都合が悪くなるのか同じく特撮無縁の虚淵採用はあまり例に上げない。
  • 起用するメインライターやキャラクター造型や設定の造り方等、比較的「大きなお友達」向けのチョイスをする傾向がある。ゴーバスターズまでは経験の浅さもあってか井上敏樹、小林といった特撮に縁の深いベテランライターを選択していたが、鎧武以降ではこの流れが先述のように変わっている。
  • 商業的実績においてはライダー3本は玩具がそれなり、ゴーバスターズは視聴率玩具とも大爆死、ニンニンは劇場売上と視聴率は回復と今のところかなり上下幅が大きい結果が出ている。
    • この波の大きさに関しては、最近になって上記の「スタッフから提案された案を盛りつけまくる」という傾向が雑誌のインタビュー等でソースが出て来たため、「良くも悪くも人の意見を聞きすぎるせいではないか」という指摘もPスレなどで出て来た。
    • 近年では「ギーツ」の成功により、信者を自称する者もTwitterには出てきている。

特撮!板での扱い

  • オーズ不評およびゴーバスターズの商業的視聴率的惨敗の戦犯として小林とダブルで非難が集中している。
  • 剣序盤の失敗について叩かれることも。
  • ゴーバスターズ失敗からわずか半年での鎧武の再登板には不安を零す声が多いが、特撮のメインPの人材不足によりやむを得ないとの覚悟をした者もいる。
    • まだサブP陣の育成が追いついていない状況下であるため、ニンニンジャーの担当になってしまった。
  • キバアンチスレ(110超え)・オーズアンチスレ(50超え)ゴーバスターズアンチスレ(30到達)など、視聴率スレなどでは問題作の多いPとして扱われている。
    • 鎧武に至っては放送期間中にアンチスレが200を突破した。
  • ただし、鎧武は虚淵信者流入も相まって作品自体も「信者」が付くタイプであったことから、武部をついでに擁護する声も数は目立たないが微妙に出てきている。
    • 理不尽な鎧武アンチへの戦隊スレ総意としての「反発」「抵抗」とも考えられる。
  • ゲーム作品である「ライドカメンズ」のPになったため、特撮からは一時的に離れる可能性が指摘されている。

小林信者からの扱い:

  • 小林信者に不評作品の原因を全て押し付けられる都合の良いPである。
    • オーズ不評の原因として潜入工作でキバ時代のことを引っ張り出して、ほぼ全てが彼女の責任にされている。
    • ゴーバス初回の低視聴率も、彼女と若松の責任とされている。
    • 「大人向けの作風」として井上を評価する層からは初メインPのキバから不信感を持たれ、小林作品においてもオーズ・ゴーバスと評判が芳しくない作品が続くにいたり、アンチ武部の傾向は決定的になっていった。
    • 鎧武以降の担当作品は2つとも小林作品の横や後ろに来ている上、スタッフ起用傾向や作風が小林信者の好みから乖離しつつあるため、敵視方向が強まっている。
    • 板にも多くいる武部アンチに便乗する形で、言いたい放題叩きまくっている。
  • 失敗作として信者に黒歴史扱いされているゴーバスターズを担当したことで、小林が叩かれそうになると武部に責任転嫁しようとする傾向が強い。
    • これがそうとう堪えたのか「武部だけはやめてくれ」という声がよく上がっている。他のライターと組むとババを引かずに済んだと安堵する。
    • 後の宇都宮担当のトッキュウジャーが失敗作扱いされなかったため、あまり評判の良くない武部に全責任を負わせることで小林を守ろうとしている。

コメント

  • いつになったらニコニコ大百科にこの人の記事が作られるんですか? -- 名無しさん (2020-03-31 11:43:18)
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最終更新:2024年02月12日 22:49

*1 虚淵玄井上敏樹との対談で、鎧武の時に他スタッフと揉めかけた際次の打ち合わせ前に虚淵の知らないうちに収束させていたエピソードを語っている

*2 中田起用に関しては虚淵の要望、藩の起用に関してはサブの若林)が引っ張って来ている

*3 毛利は生身の役者を使った劇場経験の後に特撮にきたが、この面々は完全に二次元のみの経験であった