ゆっくりいじめ系342 優しいお母さんゆっくり_1

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ゆっくり魔理沙は危機的状況にあった。  「ふひゅおおおっ!!まっままままりざああ!!!」 まりさの目の前に発情したゆっくりアリスがいる。 大きさはバレーボールほどだ。  「やめてね!まりさはありすとすっきりしないよ!ゆっくり理解してね!!」 対するゆっくり魔理沙は、バスケットボールより少し大きい。 発情期のリミッター解除状態ゆっくりアリスとはいえ、余裕で蹴散らすことのできる体格差だ。 しかし、まりさは動かない。 ゆっくりアリスがゆっくり魔理沙の巣穴を襲撃してから、既に10分以上も睨み合いを続けている。 襲い掛かっても抵抗されればすぐに押しつぶされてしまう、アリスは興奮状態にありながらも客観的に判断した。 だが引き下がるアリスではない。  「いま出て行ったらゆっくり許してあげるよ!アリスは帰ってね!!まりさは一人でゆっくりするよ!!」 まりさはアリスの交尾を受けるわけにはいかなかった。 そして、アリスに攻撃を加えるわけにもいかない。 それは何もアリスを大事に思ってのことではない。 まりさの体の中には、赤ちゃんがいるのだ。 まりさは巣穴の隅に置かれた月のアクセサリーが付いた帽子に目を移す。  (パチュリー・・・、まりさはパチュリーの赤ちゃんを守るよ・・!) 極度の緊張感からか、まりさは走馬灯にも似た光景が頭に浮かぶ。 このゆっくり魔理沙は、かつて1匹のゆっくりパチュリーと暮らしていた。 2匹は子供の頃からの付き合いだった。 ペットとして飼われていたが、まりさは帽子の形が悪いから、パチュリーは体が弱いから、そんな理由で森に捨てられた。 自然の森で子ゆっくりが2匹だけで生きていくことなど、ほぼ不可能である。 しかし、運動神経がよかったまりさと、博識であったパチュリーの組み合わせはそれを可能にした。 協力し、時に対立し、苦しみながらもなんとか成体へと成長することができた。 そんな2匹が子作りを考えたのは最近のことであった。  『むきゅう・・・ぱちゅ、まりさと赤ちゃんを作りたいよ・・!』 まりさは反対した。 人間の元で生活していた時から、パチュリーは病でいつ死んでもおかしくなかったのだ。 森で生活を始めてから、症状は日に日に悪化し、いつ昏睡状態になってもおかしくないほど衰弱していた。 交尾は体力を消費する。とてもパチュリーに耐えられるものではない。 大好きなパチュリーとすっきりすることは、まりさにとってこの上ないゆっくりタイムを提供するが、代価が大きすぎた。 しかしパチュリーは諦めることなく、連日、交尾しよう交尾しようと発情期のゆっくりアリスのように懇願した。 なぜそんなにも赤ちゃんが欲しいのか。 まりさが聞くと、事もなげにパチュリーは答えた。  『ぱちゅはもうすぐ死んじゃうから、大好きなまりさとの赤ちゃんを遺したいの。そうすれば天国でゆっくりできるよ』 死を受け入れたパチュリーの覚悟はまりさに強く響いた。 ならば、自分もパチュリーの覚悟を受け入れなければ。 その日からまりさはいつにも増してエサを集め、パチュリーに体力をつけさせた。 そして、話し合いの結果、母体はまりさが務めることにした。 1週間のエサ収集を終え、万全の体制を整えた。 そして、まりさとパチュリーは初めての、そして最後の交尾をした。 擦り切れるほど頬を押し合わせ、溢れる粘液にワラを濡らした。 ワラに横たわったまりさは、永遠にゆっくりしてしまったパチュリーを見る。 母体を勤めなくても、交尾は相当な体力を必要とする。 この結果は当然であったが、まりさは溢れる涙を止めることができなかった。 子供の頃からの友達、家族、そして最愛の恋人。 笑ってパチュリーを見送ろうと決めたが、その約束は守れなかった。 ならば、赤ちゃんは絶対に守る、まりさは固く心に誓った。 出産は人間型だった。 一度に数多くの赤ちゃんが実る植物型では、パチュリーのような病弱種は生れ落ちた瞬間に絶命することがよくあるためだ。 人間型出産では時間がかかることと、動きずらくなる欠点があるが、生まれる赤ちゃんは植物型に比べて大きい。 パチュリー種を身ごもったとしても安全に出産することができる、まりさは迷うことはなかった。 体の中の赤ちゃんは順調に成長した。 バレーボールより大きい程度だったまりさも、赤ちゃんの成長に合わせてバスケットボール並に巨大化した。 ゆっくり成長して欲しい、そう願いつつ巣穴でゆっくり生活をしていた。 そして今。 それを壊したのが、目の前のゆっくりアリスであった。 まりさは体の中の赤ちゃんにはゆっくりしていてもらいたかった。 ヘタに刺激し、ゆっくりさせずに産み落とすことはパチュリーに対する冒涜に思えてならない。 だからこそ、膨れて威嚇もしなかったし、体当たりもしなかった。 しかし、それがアリスを調子付けることになってしまう。  「まりさ!そんなこどいっで、がらだは正直ねえええ!!!すっぎりじようえねええ!!!!」 我慢の限界が来たのか、それとも攻撃をしてこないまりさを軽く見たのか、アリスが飛び掛ってくる。  「ゆ!アリスやめてね!!すっきりしないよ!!!」 まりさの言う事などアリスの耳には届かない。 飛び掛ってくるアリスに、まりさは思わず体当たりをした。 勢いよく飛ばされたアリスは巣穴の壁に叩きつけられる。  「ゆべっ!!ひどぅおおいわああ!!!」 衝撃で涙を流すアリスだが、まりさは自分自身に声を掛けていて目も向けない。  「ごめんね!!まりさの赤ちゃん、もっとゆっくりしてていいんだからね!!いたかった!?ゆっくりごめんね!!」 アリスは瞬時に理解した。 なぜこの大きなまりさが反撃はおろか、威嚇すらしなかったのか。 そして、すっきりする方法まで。 アリスの体から痛みが消え、再び性欲の熱を帯び始める。  「まりざああ!!!ぼてばらのまりざもズデギよおおおっ!!!!!」  「ゆ!やめてね!!アリスなんか嫌いだよ!!」 再び体当たりの姿勢を見せるまりさ。  「まりざあ!!ぞんな゙ごとしたら゙赤ちゃん゙が死んじゃうわ゙よおお!!!ゆっぐり゙すっきり゙しよ゙うねえ゙え゙!!!」  「・・・ッ!」 アリスの言うことはもっともだった。 相手が子ゆっくりならば踏み潰すだけだが、相手は自分より小さいとはいえ成体のゆっくりアリスだ。 本気で体当たりをしなければ殺すことはできない。 しかし本気で体当たりをすれば、体の中の赤ちゃんは潰れてしまうだろう。 逃げようとしても、赤ちゃんの重さもあることに加え、力強く跳ねれば赤ちゃんは潰れてしまう。 戦えない、逃げられない、性欲に染まったアリスには言葉も通じない。 自分にいま、できることはなんだろう。 赤ちゃんを守るためにはどうすればいいのだろう。 餡子脳で必死にまりさは考えを巡らせた。 30分後。 巣穴には粘液とヨダレ、涙に溢れたゆっくり魔理沙がいた。 まりさの出した答えは、無抵抗で交尾を受け入れることだった。 赤ちゃんに振動ができる限り伝わらないよう、後頭部側を曝け出して、アリスに犯された。 愛の無いすっきりに、まりさは体は無事だったものの、心はズタボロにされてしまった。 最愛のパチュリーの帽子が見える位置で、おぞましい振動を受け入れたのだ。 全てはパチュリーが遺してくれた赤ちゃんのため。 人間型の出産では強い母性が目覚める傾向があり、このまりさも例外ではなかった。 行為が済むとそそくさとアリスは去っていった。 計3回もすっきりさせられ、皮は傷だらけになっている。 どん底とも言うべき状況であるが、赤ちゃんだけは守ることができた。 それだけが、まりさの唯一の救いであった。 それに、食料は隠してあったのでアリスに奪われることもなかった。 赤ちゃんはちゃんと産める。  「ゆっ・・・うぅうう・・・パチュリー・・・まりさ、赤ちゃんをまもっだよぉおおお・・・・」 暗い巣穴でつぶやくまりさに答える声はなかった。 翌日、まりさは再び頭を抱えていた。 頭から茎が生えてきてしまったのだ。 昨日のアリスとの交尾が成功してしまったのである。 高く伸びた茎には、7つの赤ちゃんが実っており、どれもぷっくりと丸々している。  「ゆっ・・!どうじよう・・!どうじよう・・・!?」 赤ちゃんとはいえ、あの悪魔のような強姦魔との間に生まれたものだ。 まりさは母としての本能と、理性との間で葛藤をしていた。 植物型出産は、期間が短い。 ヘタをすれば明日にでも誕生してしまうだろう。 手を打つなら早いほうがいい。 しかし、体に赤ちゃんがいる身としては、いくら憎い子でも殺すことは躊躇ってしまう。 それに、体の中の赤ちゃんも、今日か明日には誕生するはずなのだ。 エサは十分にあるが、7匹も余計に増えればあっという間にエサはなくなる。 最愛の我が子にひもじい思いはさせたくない。 答えを出せないまま、まりさはその日を終えた。 眠ったような、眠ってないような、そんな中途半端な状態からまりさは目覚めた。 外にはもう日が昇っている。  「ゆっ・・・どうしよう・・・、パチュリー、どうしよう・・・・」 帽子に話しかけるが答えは返ってこない。 茎の上を見上げると、生れ落ちるのを待ちわびているかのように、ニコニコと微笑む赤ちゃんがいた。 もう体もプチトマトほど。いつ生れ落ちてもおかしくない大きさだ。 まりさ種が2匹、アリス種が5匹。 ふと、まりさは疑問に思った。  「ゆ・・・なんだかすごくゆっくりしてる・・・」 実った赤ちゃん7匹は、どれも皮がはち切れんばかりにぷっくりしている。 ぷりぷりした赤ちゃんは栄養状態が良い証拠だ。 しかし昨晩、まりさは焦りから、うっかりいつもどおりの食事しかとらなかった。 7匹分の栄養は取っていないはずなのに、いったいどうしてここまでゆっくりしているのだろう。 まりさは頭をひねったが、その答えは分からなかった。 そしてその日の夜、ついに出産の時が来てしまった。 頭の茎に違和感を覚えたまりさは、心がどん底に沈んだ。 殺そうと何度も思ったが、結局殺せずに終わった。 ゆらゆらと赤ちゃんが揺れ、ぽとりと床に落ちた。  「ゆっくちちていっちぇね!!!」 最初に生れ落ちたのは、アリス種であった。 ゆーゆーと微笑みながら、この世の誰よりもゆっくりさせてくれるであろう母に擦り寄ろうと跳ね寄ってくる。 親まりさはその姿に背筋が凍りついた。 あの強姦魔アリスとそっくりではないか。 恐ろしい。 自分はこんな薄汚い子をなぜ産んでしまったのだろう。 絶望の底に後悔の沼が広がる。  「ゆ!おかあしゃん!ゆっくちー!!」 思わず、親まりさは真後ろに跳ねた。 その衝撃で今度は2匹の赤ちゃんが落ちる。 2匹ともまりさ種だ。  「ゆっくちぃ!ゆっくちちちぇいっちぇにぇ!!」  「ゆっくちちていってね!!」 悪魔の産声。 跳ね寄る3匹を親まりさは睨み付けた。 その後も次々と赤ちゃんゆっくりは生れ落ちたが、親まりさは一度も声をかけたり、頬をすり合わせることをしなかった。 親まりさの頭にあるのは、なぜ早く殺さなかったのかという後悔ばかり。 生れ落ちてしまっては、殺すことは難しい。 生を受けた子供を殺しては、今いる群れから追い出されかねない。 7匹を一度に殺す術はない。1匹でも巣穴から出たらおしまいだ。  「ゆぐっ!!?!」 突然、激痛が親まりさを襲った。 痛みの元は口の下、顎の辺り。 7匹の出産でスイッチが入ったのか、胎内の赤ちゃんも生まれようとしていた。  「ゆっぐぉぉおおおおっおおおっ!!!」 身を裂くような痛み。 顎のあたりには小さな穴が開き、それはどんどん大きくなる。  「ゆ?」  「ゆ!いもーとがうまれるよ!」  「ゆっくちでてくるね!!」 お前らの妹なんかじゃない、親まりさは怒鳴りつけたい気持ちでいっぱいだったが穴が大きくなって声も出せない。  「ぐぉおおおおおっおおお!!!ゆぐぐうああああああああっふうううおおお!!」  「おかあさん!ゆっくちがんばって!!」  「ゆっくちだよ!!」  「いもーとがゆっくちでてきてるよ!!!」 もう赤ちゃんは出口付近まで出てきている。親まりさは感覚で理解した。 最後に一度、大きく力を入れる。  「ゆごおおおっ!!!!」 ポン、という乾いた音と共に激痛が親まりさの体から消え、幸福感に包まれる。  「ゆふぅ~」  「ゆ!うまれたよ!!」  「ゆっくちしてるね!!」  「ゆゆー!ゆっくちしたおねーさんだよー!」 親まりさはすぐにパチュリーとの愛の結晶に目を落とす。 紫色の髪が綺麗なゆっくりパチュリーがそこにいた。  「ゆゆ!!!パチュリー!!おかあさんだよ!!ゆっくりしようね!!!」 7匹の赤ゆっくりには向けることのない笑顔で近寄る親まりさ。 しかしすぐに、赤パチュリーの異変に気が付く。 体が異様に小さかった。 生れ落ちた7匹はどれもプチトマトサイズだ。 それは標準的なサイズなのでなんの問題もない。 しかし、この赤パチュリーは普通のトマトくらいの大きさしかなかった。 一般に、人間型の出産をすると1匹がソフトボールくらいの大きさで生まれてくる。 それも2匹か3匹が同時に生まれるものだ。 パチュリーは交尾の最中に力尽きてしまったため、1匹しか妊娠しなかった。 2匹3匹分の栄養を独占するのだから、2倍3倍大きい赤ちゃんが生まれることはあっても、標準より小さい赤ちゃんが生まれるのはおかしい。  「ゆっ・・・!?どうして・・・!?」 答えはすぐに分かった。 不自然に健康的だった7匹の赤ゆっくり。 こいつらが赤パチュリーから栄養を抜き取ったのだ。 茎になっている間は母体と繋がっている。7匹の栄養を吸う力が、パチュリーよりも強かったのだろう。 親まりさは改めて、この7匹の赤ゆっくりが憎たらしくなってきた。 生れ落ちただけでも迷惑なのに、大事な大事な赤パチュリーを未熟児にしてしまった。 もはやこの7匹から、わずかに残っていた母親の愛情は完全に消えてしまった。  「パチュリー!ゆっくりしていってね!!!!ゆっくりしていってね!!!」 第一声を言わない赤パチュリーに親まりさは懸命に声を掛ける。  「ゆっくちちていってね!!」  「ゆっくちちえいってね!!」 釣られていらない子達まで声を掛け始める。 一瞬、親まりさの脳裏に潰し殺す選択肢が浮かんだが、こんなのに構うよりも赤パチュリーを優先した。  「むっきゅ・・・」  「ゆ!!パチュリー頑張って!!ゆっくりしてね!!」 小さな体を懸命に起こし、赤パチュリーは親まりさの方を向く。  「むっきゅ・・・!ゆ・・・ゆっ・・・ゆっくちちていってね!!!」 親まりさは、涙をこらえ切れなかった。 最愛のパチュリーとの間に生まれた子。 この世の全てを敵に回しても、絶対にこの子をゆっくりさせてあげたいと思った。 涙に染まった頬を赤パチュリーに優しくあてる。 赤ちゃんゆっくり特有の弾力性に、心が癒された。 赤パチュリーの笑顔はパチュリーの死も、強姦も、その全てを忘れさせてくれた。  「ゆっくりしようね!ずっと、ずっとお母さんとゆっくりしようねっ!!!」 出産を終え、親まりさはご飯の用意に取り掛かった。 ワラの中では赤パチュリーがお腹を空かせている。 急いで溜めておいた食料を取り出し、親まりさは赤パチュリーの元へと戻る。  「むっきゅうん!おいちい!ゆっくちできるよ!」 親まりさは続けて、ムカデを咀嚼し、赤パチュリーに口移しをする。  「むっきゅ!すごくおいちいよ!」  「おかあしゃん!ぱちゅりーばっかちずるいよ!まりさもゆっくちしたい!」  「ありすもゆっくちしたいよー」  「ありすはおかあさんと すりすりしたいよ!」 一回り小さないらない子達がやってきた。 そういえばまだいたんだね、親まりさはゴミでも見るような目で7匹を見た。  「うるさいよ!!まりさはパチュリーにご飯を上げてるんだよ!!」 びくっと震える7匹。 頬をすり合わせようと近寄っていた赤アリスは体当たりをされてはじき飛ばされた。  「いちゃい!!」  「ゆ!ずるい!」  「アリスもゆっくちちたいのに!!」  「おなかすいたよ!!ゆっくちできない!!」 涙を流して大声で泣く7匹を無視して、親まりさは赤パチュリーにダンゴムシを咀嚼して食べさせた。  「お腹がすいたなら勝手に食べてね!!まりさは忙しいんだよ!!」 未成熟で生まれた赤パチュリーは、ヘタをするとすぐに死んでしまうかもしれない。 親まりさはガラス細工を扱うように丁寧に、ゆっくりと赤パチュリーにご飯を食べさせる。  「むきゅううん!おかあさんだいすき!!」 2匹の笑い声がいつまでも巣に響いた。 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