ゆっくりいじめ系2169 僕はこうして~番外

※『僕はこうして巻き込まれました』のおまけ


親父が彼にペナルティで話そうと思っていた、彼の出産秘話(猥談込み)
  • 最終的に息子いじめ


~~父親がまだ、生意気で青二才だった頃の話~~


狭いベッドの上に、男ときめぇ丸はいた
二人(正確には一人と一匹)は服を着ておらず、薄い布団を共有して天井をただぼんやりと見つめていた

床には湿ったティッシュがいくつも落ちていた

「大学に通ってた頃、家庭教師のアルバイト先の女子高生に告白されて、彼女の部屋でフェラチオされたことがあった」
「それで?」
「全く気持ちよくなかった。一応、勃起して射精はしたが、あくまで生理現象としてだった。興奮なんて微塵もしてなかった。でもな」
「私たちのような饅頭もどきには興奮する。ですか?・・・おお、異常異常」

きめぇ丸と一緒に暮らし始めて、かれこれ半年が過ぎようとしていた
出会った当初は乱暴に犯していたが、最近は彼女を優しく抱くようになっていた


男が壁に掛かった時計を見る
「そろそろ会社に行く時間だ」
ベッドから抜け出して着替える
きめぇ丸も着替えを始める
「今日は遅くなる」
「わかりました」
きめぇ丸が合鍵を持っているのを確認してから、男はアパートを出た
男が出かけた少し後、きめぇ丸もアパートを出て鍵を掛けた

とある大学の研究施設

「どうも先生」
「おお、きめぇ丸。元気にしとったか?」
「それなりに」
初老の男性が彼女を迎えた
「ここじゃあ他の生徒の目につくな。儂の部屋に来なさい」
「ではお言葉に甘えて」

部屋につくと彼女にはココアが振舞われた
きめぇ丸は来賓用のソファに座り。教授はデスクにつく

「お前と出会ってもう何年になるかな」
学生の論文を赤ペンで添削しながら訊いた
「そんな昔のことはもう忘れました」
息を吹き、ココアを冷ましながら答える
「長い付き合いになるな・・・娘を病気で早くに亡くした儂にとって。お前は実の娘みたいなもんだ」
様々な経緯を経て、この教授はきめぇ丸を溺愛していた
「おお、代わり代わり」
「あ、いや。別にそんなつもりで言ったわけじゃない、気を悪くしたか?」
「いいえ。ココアのお替りが欲しいと言ったんです。ややこしくてすみません」
空になったカップを持ち立ち上がる
ポットのてっぺんを押すと、中身が空を知らせる乾いた音が響いた







「こりゃ驚いた! きめぇ丸、お前さん妊娠しとるじゃないか!?」
きめぇ丸の健康チェックの途中で教授は驚きの声を上げる
「いや、これはめでたい。相手は誰だ? 同じきめぇ丸か? もみじ種か? それともどこかの胴つきか?」
「・・・・・・」
通常は半目がちな両目を目一杯見開き、口をポカンと開け。信じられないという顔で教授を見る
その時の顔は、普段のようなニヒルさやウザさは無く。「お前、そんな顔もできるのか?」と言われるほどの稀有な表情だった

「別に責めているわけじゃないぞ? 儂はむしろ喜んどるんだぞ? 孫が出来た気分だ
 お前もそろそろ母親になってもおかしくない時期だと思ってはいたが・・・相手を今度連れてきなさい、どんなゆっくりでも歓迎しようじゃないか」
「・・・・・・・」
放心状態のまま、ドアへと向かいふらふらと歩き出す
「おい、どこに行く?」
教授の言葉は全く耳に入らなかった



深夜
日付が変わって一時間が経過した頃、ようやく仕事を終えた男はアパートに帰ってきた

「ん?」

薄暗い部屋の中。ベッドに背中を預け、きめぇ丸が座り込んでいた
様子がおかしいのは明らかだった

「どうした? なにかあったのか?」
「・・・・・」

終始無言のきめぇ丸だったが
帰りに駅の売店で買ったパンを齧っていると突然切り出した

「赤ちゃんができました・・・・あなたの子です」
「ぶっ!」
思わずむせ返る
床にパン屑が散らばる
「んなわけあるか、馬鹿も休み休み言え」
「あなたと出会ってこの一年、私はあなたにしか抱かれてないんですよ?」
「どうせ欲求不満になってその辺のゆっくりと適当にやったんだろ? それを忘れてるだけだ」
「いいえ、それは誓って無いです」

その後、男はきめぇ丸の妊娠の理由を考えつく範囲で挙げ連ねた

首を横に振り続けるきめぇ丸に男は次第に苛立ちを感じ始めた

「じゃあアレか? 実は嘘で、俺と別れたいという口実か? あてつけのつもりか?」
声を少しばかり張り上げたが、両隣は空室だったため、それくらいは平気だった
「そんな・・・・」

その頃には既にきめぇ丸は泣き出していた

「わ、わだじが・・・・今までどんな゛ぎもぢで・・・あなたにづくじできたか・・・知っていて、ぞんなごとをい゛うのでずが?」
「しかしなぁ・・・常識的に物事を考えろ、人間と猿の間で子が出来んのに、人間とゆっくりの間で子が生まれるわけないだろ?」

このきめぇ丸を大事に思っているのは事実だが、そんな非現実的なことを真に受けるつもりはなった

「ですがち゛ゃんと…」
「じゃあ想像妊娠だ。言いたいことは明日仕事が終わってから聞いてやるからもう寝ろ」
「そう・・・・ですか・・・」

きめぇ丸は立ち上がると合鍵をテーブルに置きベランダに出た
春先の心地よい風が窓から入り込んできた
「お、おい?」
飛び上がり、手すりに足をつける
「今までお世話になりました。この子は私が責任を持って生み育てますので・・・・さようなら」

呑みこまれるように、暗闇の中へ消えていった

「ッだよ、クソッ!! 勝手に喋って、勝手に出て行きやがって。お前みたいな尻軽、コッチから願い下げだ!」

冷蔵庫からアルコール度数の高い酒をストレートで飲むと、シャワーも浴びずワイシャツのまま眠った


勢いで男の元を飛び出したきめぇ丸は途方に暮れていた
「先生の所にはもう戻れませんし、かと言って普段どおり野宿で過ごすのも今は良いとしてもこれから先・・・」
まだ何の変化もないお腹に手を当てる
「大丈夫ですよ。元気な子で生んであげますから」
生命の胎動を確かに感じて、そこを愛しそうに撫でた







きめぇ丸が男の前から姿を消して一週間が過ぎた

「おめでとう、君の昇進が決まったよ」
「ぼ、僕がですか?」

上司に呼び出された時は、どんなミスをして呼びつけられたのかと思い内心ビクついていた

「前の企画での働きが人事の方に認められたそうだ。私も今まで厳しく叱り付けたきた甲斐があったというものだ」

普段は怒ってばかりいる上司が、この時だけはにこやかだった

「だが、それに伴って責任も大きくなる。気を抜くなよ?」
「はい!」
その返事に上司は満足そうに頷いた

「そういえば、君はまだ独身だったね。これを機に相手を探してみないか?」
引き出しを開けると皮製の薄い本のようなものを取り出した
「これでも仲人の経験は豊富でね。君は結構ハンサムだから…」

上司の問いになぁなぁに答えてその場を後にした

(昇進・・・・・俺が・・・か・・・)

『だが、それに伴って責任も大きくなる』
上司の言った言葉が胸に沈み込む
自分も良い年だ、いつまでもゆっくりレイプなどに興じてはいられないのだと痛感した





アパートに帰った彼は、押入れを開けてきめぇ丸の調教に使ったアダルトグッズが入ったダンボールを引っ張りだした
「結構あるな」
道具は箱一杯に敷き詰められていた
「しかし何処に捨てるべきか」
ゆっくりレイパーを引退して、これから真っ当に生きていくためにすべて処分するつもりだった

「一気に捨てず、ゴミだしの日に小出しで捨ててくか。にしても、これ全部ドライバーで解体できるのか?」

中から一つ適当に手に取る

ふとある光景が脳裏に浮かぶ

「・・・・コレを使ったときは、アイツ『痛い』って言ってずっと泣いてたっけ」

持った道具を通して、きめぇ丸との思い出が蘇った

「えっと、コイツは4回目くらいの時に『気持ち良い』って言い始めたんだよな」

他のを手に取る

「このあたりから、淫乱になり始めて。それでコッチは・・・・」

道具を手に取るたびに、次から次へとその様子が脳内に映し出される
笑った顔、泣いた顔、怒った顔、困った顔、喘いだ顔、苦痛に歪む顔、絶頂した後に見せる艶っぽい顔
普段のうざったらしい顔からは想像できないほどの色々な表情を自分に見せてくれた

「なんだよ畜生」

レイプから始まった最悪の出会い
自分にとって欲望の捌け口でしかないと知りつつも、彼女はずっと自分の隣にいた
乱暴に犯されながらも、いつも自分を『好きだ』と言い続けた馬鹿なゆっくり

一途で嘘をつかない、ゆっくりにしておくには実に惜しい女

気付けば自分も好意を持ってしまっていた
そしていつからか、愛情を持って抱くようになっていた

「せっかく更生して真人間として生きていこうと思ったのに・・・」

きめぇ丸のいないこの一週間はひどく長く感じられた

「これじゃあ、捨てられないじゃないか」

夜中にも関わらず彼は家を飛び出していた

きめぇ丸と始めて出会った場所に向かう。いない
きめぇ丸がたまに寝床にする高架下に向かう。いない
きめぇ丸がゆっくりをよく捕まえに行く裏山に向かう。いない
一緒に夕飯の買出しに出かけた商店街を見て回る。いない
露出調教した公園に向かう。いない

次の日も、また次の日も男はきめぇ丸を探した
しかし、きめぇ丸が見つかることはなかった

「どうしやいいんだよ・・・・」

その問いに答えられる者は、この世にまだ存在していなかった





一ヵ月後


駅裏にあるゆっくりを専門にしたマニアックな風俗店。【ソープ ゆっくり泡姫】

「どうも、うざくてやらしいきめぇ丸です。ご指名ありがとうございます。脱いだ服をカゴに入れたら、そちらのマットに」

バスタオル姿のきめぇ丸は桶でローションをつくる

「探したよ、きめぇ丸」
腰にタオルを巻いた客の男はそう言った

「きめぇ丸違いです。他をあたってください」

彼女は彼と一切目を合わせない

「あれだけ触れ合ったんだ。見間違えるわけないだろ」
「・・・・・・・今更なんの用ですか? また私を抱きたくなったのですか? おお、依存依存」
明らかに怒気を孕んだ声

「何人くらいの客を取ったんだ?」
「そんなのいちいち数えていませんよ。まぁあなたのペニスが他より大きいか小さいかが分かる程度には働いてますよ」
「そうか」
「さっさとマットに寝てください。まさか自分のちんこの大きさを聞きにきたワケではないでしょう?」

言われたとおり、マットにうつ伏せになる

「失礼しますね」
体の前面にローションを塗りたくったきめぇ丸が男の背中にうつ伏せで寝て、体を上下に滑らせる
「上手いな」
「どこかの誰かに調教されたお陰で」
男の耳を甘噛みしつつ皮肉交じりに答える

「お腹の子は…」
「赤の他人に心配される筋合いはありません。この子は私が立派に育てるのでご安心を」
「どうして働いてる?」
「貯めたお金で安全に産める環境を整えるためです。お腹が大きくなったらここはやめます」
「あるのかそんな場所?」
いくら金銭を持っているからとはいえ、ゆっくりをまともに取り合ってくれる場所があるかというと疑問である
「知りませんよ。けれど、何も無いよりはマシでしょう?」

話すその間も彼女は体の上下運動は怠らない

「そういえば先月、昇進が決まった」
「それはそれは。おめでとうございます」
「今の会社からそう遠くない場所に、安くていい物件を見つけたんだ。清潔で治安も良い。ローンを組んで買うつもりだ」
「自慢ですか?」
「違う、そうじゃない・・・・」

男はここで一旦黙った。マットに顔を埋めて、何かを決意してから顔を上げる

「そこで一緒に暮らさないか?」
「は?」

きめぇ丸の動きが止まる

「あの、それって・・・・」
「俺はその子の認知する」
「以前は『有り得ない』とご自分で仰ったじゃないですか?」
「でも、俺とお前の子なんだろう?」
「はい」
「お前が言うんだ、なら間違いない」
「もう後戻りできませんよ? 冗談では済まない悩みを一つ抱えることになるんですよ?」
「覚悟ならとっくに出来てる」

男の前で何度も泣いたことはあったが、嬉し泣きというのは初めてだった

「アナタには、泣かされてばかりです」
「好きなだけ泣けばいいじゃないか。たくさん泣いて、お腹の子にも泣き方を教えてやれ」

この日、店から一匹のきめぇ丸が姿を消した







半年ほど経ち、その時はやってきた

閑静な住宅街にある民家
そこで一つの命が誕生しようとしていた

大きなお腹で懸命にいきむきめぇ丸

「ア、アナタ・・・・」
「大丈夫だ、ここにいる」

手を握り励ます
息も絶え絶えに、これから父親になる男に語りかける

「これから生まれてくる子が、ど、んな・・・・姿でも、愛すると、ちか、えますか?」
「当たり前だ」

不安が無いわけではない。だが、それ以上に母子を愛する気持ちのほうが強かった
その言葉を聞き、きめぇ丸は思いっきりいきむ

「うぐぅ…」

産道から体の出てきた赤子を男は取り上げた

「出たぞきめぇ丸・・・・いや、母さん」

その直後、赤ん坊は大きな声で泣きはじめた

ぬるま湯で餡子まみれになった我が子を洗う

「こんな事って、あるのか・・・」

生まれた子供は人間に極めて近い、否、人間と呼んでも全く差し支えなかった
その姿はどのゆっくりの特徴にも当てはまらなかった

「抱かせてもらっても、いいですか?」
「ああ、もちろんだとも」

きめぇ丸のすぐ隣に我が子を寝かせる

「鼻があなたにそっくりですね」
「目元は母さんに似てるな。口元だって」
「ふふっ、言われてみれば」
両手で我が子を包みこむ
「母さん」
「はい?」
「お疲れ様」
「ありがとうございます」

母は強しという言葉を、この時彼は実感した

無事に出産を終えて安心したのか、子を抱きしめたままきめぇ丸は目を閉じた

眠る母子をしばらく眺めてから一枚の紙切れを取り出した
「ここに電話したらいいんだよな」
数日前にきめぇ丸から手渡されたメモを見る。メモには電話番号が書かれていた
『ここに電話をかけてください。きっと力になってくれると思います』と言われて託された
その番号どおりに電話のボタンを押す

『もしもし。こちら×××大学生物研究施設』
声からして相手は老人だとわかった
「あ、あの・・・・」
『なんじゃ? コッチは今忙しいんじゃ。用が無いなら切るぞい』
「いえ、その…」
『ん?』
向こうが興味を持ってくれそうな言葉を彼なりに必死で考えた

そして出た言葉が「ゆっくりの新種です、人間に極めて近い姿をしています!!」だった






「で、その電話の相手があの大学の先生?」
「そうだ。あの糞ジジイ『きめぇ丸の子なら孫同然じゃ。儂が育てる』なんて寝言を言うもんだからその場で喧嘩だよ。喧嘩祭り勃発だよ。生命活動止めてやりたくなったよ」
「初対面の時点でもう仲が悪かったんだ」
「本格的に仲が悪くなったのは、お前に物心がつき始めた頃に父さんが他のゆっくりと浮気して、母さんが怒って出て行ったときだな」
「その言葉で今まで話したエピソードが全部台無しなんだけど・・・」

父は腕時計をちらりと見る
「よし、三分たった」
容器のフタをはがすと湯気が立ちこめた
そのままラーメンをすすり始めた

「どうでもいいけど。今の話は、カップメンのお湯を待ってる間に話す内容じゃないよね?」


present by ゆっくりレイパー



※追記・・・というか蛇足
本編では語られてない裏設定 ~~息子の戸籍について~~

ハーフの息子は戸籍上、教授が引き取った『養子』という扱いになっています

【流れ】
生まれた子をまず、両親不明の孤児という扱いにする
教授が養子縁組ですぐに引き取る(夫婦でなければ養子制度が使えない為)
引き取った子を父ときめぇ丸に返す
現在に至る


そのため彼と父は実の親子でありながら『他人』という事になっています

彼の名字は教授と同じ名字で、父の名字とは違います(父子家庭という特殊な環境で育った彼はそれが当たり前だと勘違いしていた)
なので彼に用があってこの家を訪ねた人は、最初、表札を見て「ん?」と首を捻ります
レイプ同好会の会長が彼のことを『レイパー親父の息子』ではなく『レイパー親父の弟子』だと思っている背景にはそんな理由があります
ちなみに父親が教授のことを嫌っている理由の一つがこれです

以上、本編とあまり関係の無い蛇足

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最終更新:2009年02月14日 03:50
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