ゆっくりいじめ小ネタ412 ゆっくりミキサー車

※現代ものです
※オリ設定あり

「こ、これは!?」
「新しい発見だ!!」

ここは東京某所にあるゆっくり研究機関。
ここの研究員は毎日ゆっくりをいろんな方向から研究している。
ゆっくりを愛でるためのアイテムを開発する部署や、
虐待のアイテムを開発する部署、
日常生活に利用するため、野良対策、希少種の生体解明等々様々な部署がこの研究機関に混在し、個々の研究員はゆっくりと人類の明るい未来を築く努力を日々続けている。
その中のゆっくり用の薬品を開発する部署で調合ミスによって誕生したその薬が、今、発表されようとしていた。

「ゆっくりしていってね!」
実験テーブルに乗せられたれいむがやかましい声で挨拶する。
「見ていてください」
「ゆびっ!?」
研究員の女性がれいむの頬のあたりを手に持ったナイフで切り落とす。
皮がはがされ黒い餡子がむき出しになある。
「いだいよおおおおお!どうじでごんなごどするのおおおお!?」
わめくれいむを気にせず、女性は薬品をこまごめピペットに入れる。
「れいむのはなしきいてるの!おこってるんだよ!」
れいむの露出した餡子に一滴落とす。
「なにするの!!れいむのはな・・・じ・・・を・・・・・・」
れいむの動きが徐々に遅くなり、十分もするとやがて動かなくなった。
女性が皮をむくと、そこには餡子ではなくコンクリートのような固い石ができていた。
「この薬品はゆっくりの内蔵餡子を石のように硬化させることができます。強度はコンクリートよりも丈夫な上、製作にかかるコストはコンリートよりも安価です。甘い匂いもなくなるので、虫が群がることもありません。」
「質問です。れいむ種の餡子以外には効かないのですか?」
「まりさ種のとぱちゅりー種、ちぇん種、ありす種でも効果は確認しています。希少種や補色種については確認していません。硬化した餡子は元が何であっても性質は変わらず、また色は黒色です。」

その後、このゆっくり硬化薬はさらに研究が進められ、一般に販売されるまでになった。
もちろん使い道は、道路の舗装が主である。
工事にかかるお金が減り、さらに害獣として都市の中にいるゆっくりを材料にできるため、駆除も兼ねられる。
日本全国でこの硬化薬は利用されていった。

「だしてえええええ!れいむをはなしてええええ!」
「にんげんのくせにまりさをつかまえるなんてなまいきだぜええええええええ!」
「いなかものおおおおお!はなしなさああああああい!」
「せんぱーいこんくらいでいいでしょうか?」
「おうよ、これだけいればたぶん足りるだろう。」
軽トラの荷台にゆっくりがいっぱいに詰まった捕獲袋を20袋ほど積み込んだ二人の男が話している。
この二人はとある工事会社の社員で、工事に使う野良ゆっくりを捕獲していたのだ。
硬化薬の登場で野良ゆっくりの駆除を請け負うのが保健所から工事会社に変わっていた。
駆除も事業の一つとして料金を取っているので、工事会社もホクホクだ。

軽トラは会社に到着し、二人はゆっくりの入った袋を開き、軽トラの横にあるコンクリートミキサー車の後部の元々コンクリートを混ぜる部分に中身を入れていく。
「ゆびっ!」
「ゆぎゃ!」
などの声を上げながらだんだんはいっていくゆっくり達。
「んじゃ、いってくるわ~。」
「先輩行ってらっしゃい。」
二人のうち一人がミキサー車に乗り込み、もう一人は会社の建物に入っていった。
エンジンを入れ、走り出すミキサー車。
それと同時にゆっくりの沢山入った後ろのコンクリートを混ぜておく部分も回り始める。
「ゆ?じめんがうごきだしたよ!」
「ゆっくりころがるんだぜ!」
「こりょこりょしゅりゅよ!」
いきなり動き出した地面に、ゆっくり達は一瞬驚いたがすぐに転がり遊びに移行して楽しんでいた。
しかしすぐに異変が起こり始めた。
「ゆてっ!いたいよおおおお!」
「どうしたんだぜれいむ!?」
「いまちくってしたよおおおお!」
「どじなれいむだゆべええええええ!?」
「まりざあああああ!」
「なんなんだぜえええええびっ!?」
ゆっくり達が何かにぶつかり、痛みを訴え始めた。
コンクリートミキサー車という名前の通り、あの中にはミキサーのような刃があり、コンクリートを混ぜるために回転しているのだ。
しかも今ゆっくりの入っているのはゆっくり専用のゆっくりミキサー車。
刃物が効率よくゆっくりを切り刻むように改良されている。
「ゆびいいいいいいい!!!」
「こんなのどがいはじゃあああべべべべべべべ!!」
次々と餡子のペーストと化していくゆっくり達。
「めがまわるよおおおおえれエレエレエレエレゆびゃっ!?」
転がりながらのため目を回し吐きながら切られるのもいる。
ちなみにゆっくりが転がるのを止めることはできない。
「いじゃいよおおおおおおお!」
「わがらないよおおおおおおおお!!」
「うわあああああん!!」
「ゆるじでえええええええ!!!」
生体のゆっくりはあっという間に数を減らしていっった。
「きょわいよおおおおお!!」
体が小さいため、運良く刃の驚異を免れていた子ゆっくりも餡子の海が深くなっていくにつれ、別の危険が迫ってくる。
「ゆゆ!?あしぎゃうごきゃないよ!!!」
餡子の海に足を踏み入れたとたん、餡子に足が埋まり動けなくなってしまった。
しかもどんどん沈んでいく、というより飲み込まれていく。
「おきゃーしゃんたしゅけちぇええええ!!」
実は餡子の海になった今も、ミキサー車の中のゆっくりは生きている。
硬化薬が生きているゆっくりにしか効果がないため砂糖水を中に垂らして無理矢理生かしているのだ。
生きているので餡子にふれた異物は食べ物として消化されていく。
皮や飾り、生き残ったゆっくりも餡子にならざるを得ないのだ。
ちなみに皮肉にも、この子ゆっくりを飲み込んだのはこの子ゆっくりの親ゆっくりであった。
ゆっくりの声が全く聞こえなくなった頃、ミキサー車は工事現場に到着した。
これから工事が始まり、餡子を流し舗装してもミキサー車の役目は終わらない。
工事現場のうるさい音に文句を言いに、甘い匂いにつられて、いろんな理由で野良ゆっくりが工事現場に集まってくるのだ。
それらにじゃまされる前に捕まえ、ミキサー車に入れて、コンクリートの材料になるのだ。
野良ゆっくりは、徐々に道路となっていった。


終わり


~後書き~
なーんぞこれー
ネタにつまり友人に案がないかと聞いたところ
コンクリートミキサー車というものが飛び出し
一時間程度で書き上げたが、もっとよく考えてから書くべきだった。
現代ものは難しいなあ。
工事関連について全くの無知なのでおかしくても責めないでください。
〔執筆履歴〕
「ゆっくり兵」
「ゆっくり焼き串」
「アサシンゆっくり2 お兄さん虐め編」
「ゆっくり護身術」
「ゆっくりになった男1」
「ゆっくりになった男2」
「ドスのいる村」
「食ゆ植物」

byアサシンの人

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最終更新:2009年03月14日 21:53
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