ゆっくりいじめ小ネタ462 ゆっくりすっぱいよ!

※俺設定注意










非常に個人的なことで申し訳ないんだが、なんだかお酢が好きになり始めてきた。
ガキの頃は思い出すだけでも嫌だったあの酸っぱさが、今となっては良いものに感じられるのだ。年を取った証拠だろうか。
当然、お酢を使った料理のレパートリーも増えた。
お酢を使った料理なんて酢の物しかないと思ってたが、意外に煮物を作れたり、野菜炒めにかけると美味しいことがわかった。

結構お酢って良いもんだったんだね。
お酢は調味料なのだ。十円玉を磨くための道具ではなかったのだ。
流石料理のさしすせそに入る事だけはある。誰だよ砂糖醤油、醤油、酢醤油、せうゆ、ソイソースとかいった奴は。俺だよ。

しつこいようだが俺はお酢が好きになり始めている。
そして俺は好きになったものを布教せずにはいられない性質なのだ。
いや、流石にゆっくり虐待とかは控えてますよ?ゆ虐はアングラな趣味だってことは百も承知だ。

で。今目の前には一匹のゆっくりれいむがいる。
もうこの際誰でもいいや。とりあえずこのれいむにお酢の素晴らしさを教え込もう。
フラフラと何かに誘われるように俺はれいむに近づいていった。










ゆっくりすっぱいよ!










「―――って言うわけなんだよ。わかったかい、れいむ?」
「ゆっ!ゆっくりりかいしたよ!」

さもわかったかのような態度ではねる饅頭。
コイツ絶対俺の話を十分の一も理解してねぇ。

「ヒャア我慢できねぇ!お酢だぁ!」

懐からお酢の入った一升瓶を取り出す。
ゆうかが畑に撒こうとしてた分をまるまるパクってきたものだ。
あとで土下座決定だが、後のことを考えていては虐た・・・布教はできないのだ。

「ほ~られいむ理解したってんならこのお酢を今すぐ飲んでみせやがれよゴルァ!」
「ゆゆっ!?」

急に態度が悪くなった俺にびっくりしたらしいれいむ。
だがそんなこと知ったことか。さぁほら、さっさと飲めよ。

れいむをひっ捕まえ、そのまま持ち上げる。
ぶらぶらと身体を揺らし、とても心許なさそうだ。

「ゆっ!?ゆっくりできないよ!!ゆっくりやめてね!!」
「知ったことかバーカ!!さぁ早く飲めっつってんだよバーカ!!」

れいむの口に一升瓶をぶち込む。
ごぼごぼと音を鳴らし、一升瓶の中身がどんどん消えていく。
おー、飲んどる飲んどる。

「ごぼぇっ!?ごぼぼぼぼっぶぉぶぼっびぶべぇぼぉげぇ!!!?」
「さぁどうだ!美味いか!?れいむ!?」

いやまさか本当に飲み始めるとは。
俺だったら飲めないよ。だって調味料だよ?お酢だよ?飲みやすいように調整したわけでもないただの食酢だよ?
まぁヒトとゆっくりは味のセンスが違うってことだろう。

「ぼげげげげっぶっぼごぼぇっぶぼぉ!!」
「あーきっと美味いって言いたいんだろうね」

じたばたとれいむが暴れるが、しっかりと抑える。
おいおいお酢が好きなのは結構だが、美味すぎて暴れるなんてのは無しだぜ?
どうみても本当に苦しそうだが、そこはあえて無視する。

そうこうしてるうちにどんどん一升瓶の中身がなくなってきた。
それに伴いれいむの動きもどんどん鈍くなってきた。

「ぼぇっ・・・・・・ぼぇっぶ・・・・・・」
「頑張れれいむー、もうすぐ完飲だぞー」

白目を剥きながらお酢を流し込まれるれいむ。
もうお酢は残り僅かだ。

「ぼっぼ・・・・・ぶっぶび・・・・・・びばばっば・・・・・・」

とうとう一升瓶が空になった。
本当に完飲しやがった。まさかのこの事態に、驚きの念を禁じえない。

「やったなれいむ!俺はお前は出来る子だと信じてたよ!・・・おい、れいむ・・・?・・・・・・こ、コイツ・・・!」

どうみても死んでます。本当にありがとうございました。
やっぱりお酢を一升瓶分流し込まれればこんなもんだよな。
どんなものも過剰摂取は毒だということだ。

「さて、遊びも終わったし、コイツを捨てて帰るとす・・・る・・・?」

なんかれいむが変だ。
いや、正確にはれいむの死体がなんか変だ。
なんかこう、例えようも無い酸っぱそうな匂いを発散させている。
いや、この匂いはさっきまで嗅いでいたような・・・。

酢か!

そうだ。この匂いはお酢の匂いだ。
もしやれいむはお酢を餡子に変換しきれずに死んだのだろうか。
よく見ればれいむの肌がなんか普段より黄色くなってる。これも酢の影響か。キモい。

まさかこんな所で新メニューに出会うとは。
お酢とゆっくりの融合。もしかしてものすごく美味しいのではないか?
餡子に含まれたお酢のさわやかな酸味が、甘みをより一層引き立てる、かもしれない。
いやちょっと待て。どう考えてもお酢の量が多いだろ。
より一層引き立てるどころか多分甘み全部呑み込まれてるだろ。
いやいやちょっと待て。むしろこのくらいが丁度いいんじゃないか。
ほら、レモンってあるじゃん?あれも酸味の中に甘みがあるから美味しいわけで。
そりゃ違うだろ。レモンとお酢を一緒にすんなよ。
つーか多分このれいむを食うことはお酢一升分飲むのと同じことだぞ。死ぬぞ?
死なねぇよ。特定防除資材舐めんな。大丈夫だって。昔れいむに醤油かけながら食ったこともあっただろ。
ああ、餡子に醤油をかけたら何味になるのか?とかいって始めたアレな。アレは酷かった。
プリンに醤油をかけたらウニっていうけど、餡子に醤油をかけてもゲロの味にしかならなかったからね。
そうそう。アレに比べたらお酢くらい大したこと無いって。
そんなもんかなぁ。
ところで特定なんたらって何よ?
ああ、特定防除資材?特定農薬とも呼ばれ、人畜及びに水産動植物に害を及ぼすおそれがないことが明らかなものとして・・・
という葛藤が俺の脳裏に浮かぶ。ここまで約2秒。

正直、食べたくない。
食べたくない・・・が。
食べなきゃいけないような気がしてくる。

そうだ。この酢れいむを生み出したのは俺なのだ。
自分で作っておきながら味見も無しに捨てるだなんてとんでもない。
俺はこの酢れいむを食う義務があるのだ。

それにまずいと決まったわけじゃない。
もしかしたら美味しいかも。新たなゆっくり食品を発見できるのかもしれない。
そう思えば悪くは無い。

覚悟は決まった。

そうと決まればやることはひとつ。
両手で酢れいむを持ち、目の前に掲げる。
深呼吸。少しお酢の匂いがきつい。
大きく口を開いて、俺は酢れいむに齧り付いた。






































吐いた。
やっぱ無理だわこれ。










おわれ










―――――
どうも。書き溜めです。
一体何が書きたかったのかわからないSSですね。
とにかく衝動的に書いた。なんだかお酢のことが妙に好きになり始めていた。
いままで冷麺にお酢を入れなかった自分を殴りたい。
鶏のさっぱり煮超うめぇ。

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最終更新:2009年04月19日 00:03
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