ゆっくりいじめ小ネタ544 りは☆びり

※俺設定注意










突然だが、俺はこの前れいむに足焼きをかました。
事の発端は・・・・・・なんだっけ?とにかくどうでもいいことだった。
そしてそのどうでもいい事のために俺はれいむの足を焼いた。真っ黒になるまで。
流石にやりすぎだと後で気付いたわけだ。

「いやーゴメンゴメン。あの時酔ってたからさぁー俺」
「ごめんですむならどすはいらないでしょおおおぉぉお!!?さっさとれいむのあしなおしてねぇぇぇ!!!」

凄まじい形相で涙を流しつつ叫ぶれいむ。
はいはい、わかったよ。それじゃあさっそく直してやるから待って・・・・・・あ。

「・・・・・・ゆ?どうしたの、おにいさん?」
「あーゴメン。オレンジジュースは元より、砂糖と小麦粉すらねぇや」
「ゆ゛う゛う゛う゛ぅぅぅ!!!?」

しまった。うっかり買い出しに行くのを忘れていた。
つーか小麦粉とかはともかく砂糖水すら作れないってのはどうなんだ。
しかしれいむのためだけにわざわざ人里まで買いに行くのも面倒くさい。

「どうすっかなぁ・・・・・・あ」
「ゆ!?どうしたの!?」

思いついた。
別に小麦粉とか無くてもゆっくりが回復する方法を。
れいむのほうに向き直り、叫ぶ。

「れいむ、リハビリしよう、なっ!」










りは☆びり










今、俺の目の前にあるのは所謂ルームランナーという物だ。
わざわざ倉庫から引っ張り出してきた。
足が焦げたれいむを抱えながら喋る。

「なぁれいむ。ゆっくりの限界ってあると思うか?」
「ゆ!?そんなことどうでもいいかられいむのあんよをなおしてね!!」
「そう、正解は『無い』だ。流石ゆっくり自身、よく分かってる」

意外に知られていない話だがゆっくりの性能に限界は無い。
これだけ言えばとんでもない話である。だが実際とんでもない話なのだ。
脆弱なゆっくりの何処にそんなポテンシャルが秘められているのか?

元々、ゆっくりは妖精と妖怪の中間のようなものだったらしい。
その頃のゆっくりは、今よりも遥かに強かったのだとか。
しかし現在は、ゆっくりは個体によっては蟻より弱い。これはどういう事だろう?

その謎の正体は、『思い込み』である。
ゆっくりは饅頭だ。それなのに何故動く?
簡単だ。ゆっくり自身が動くものだと思い込んでいるためである。

幻想のお饅頭、ゆっくりはとにかく人の想念を受けやすい。
所謂『虐スレゆっくり』だって"そう考えられた"から弱いのだ。
かなりメタい話だが、それならばまた逆も然り。

俺は『ゆっくりは足をこんがり焼かれると動けなくなる』と思い込んでいた。
ならばこう考えよう。『そんな事は無かったぜ!!』
これで万事OK。全て上手くいくはずだ。

「というわけでれいむ、頑張れよ」
「どぼじでぞうなるのおおおぉぉぉ!!!?おにいざんなにいっでるのおおおぉぉぉ!!!?」

ピッ、とルームランナーのボタンを入れる。
途端、ガションとなにやら嫌な音。
見れば、ランナーのベルトの最後部、そこに回転する刃がせり出してきている。変形ですか。
ご丁寧に逃げられないようベルトの左右は柵が出来ていた。見事な殺人機械ですね。

「ゆ゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!あんなのにのっだら、じんじゃうよおおおぉぉぉ!!!」
「そんな訳無いって、大丈夫だよれいむなら走れるさー」
「なにいっでるのおおおぉぉぉ!!!?ばがなのおおおぉぉぉ!!!?」

とことんネガティブな思考しかしないれいむ。ゆっくりの風上にも置けない奴だ。
少し悲しくなる。
俺はお前をそんな風に育てた覚えは無いのに・・・・・・元々あんまり育てた覚えも無いが。

「諦めんなよ… 諦めんなよ、お前!!」
「ゆっ?」

修○インストール。
普段と違う俺の口調に、戸惑いを隠せないれいむ。

「どうしてそこでやめるんだ、そこで!!
 もう少し頑張ってみろよ!
 ダメダメダメダメ、諦めたら
 周りのこと思えよ、応援してる人たちのこと思ってみろって。
 あともうちょっとのところなんだから。
 俺だってこの気温24度(クーラー稼動)のところ、饅頭が食べれるって頑張ってんだよ!
 ずっとやってみろ!必ず目標を達成できる! 」
「ゆっ、ゆっ!!?」

俺の一言一言が、れいむの何かを熱くさせる。
伝わる熱意は、れいむの瞳の中の炎を燃やす。あっという間にテンションMAXだ。
最早れいむはただの饅頭ではない。ふるえるぞハート、燃え尽きるほどヒート、刻むぞれいむのビート、略してふれいむだ(flameだけに)。

「だからこそNever Give Up!!」
「ゆーーーーっ!!!」

恐らくガッツポーズだろう。もみあげを上げて吼えるふれいむ。
へッ、これだから莫迦は扱いやすくていいぜ。心の奥で黒い笑みを浮かべる。

「よしれいむ!!今のお前にならば不可能など何も無い!!歩くなど初歩中の初歩だ!!」
「ゆーーーっ!!いまだったらおそらだってとべるよぉ!!」

つい先程見せた恐怖もなんのその。ふれいむは最早この殺人ルームランナーに何の恐れも抱いていない。
びこびこともみあげを羽のように振りまくるふれいむ。キモイ。超キモイ。
目指すは覇王○吼拳だ。今のふれいむならば、きっと。

「よし行け!!GOGOGOGO!!リリィーーーーッス!!!」
「ゆッしゃああああああああああああああああ!!!!」

両者共に変なテンションに移行。
最早初期の目的を完全に忘れ、俺はふれいむを殺人機械の中に投げ入れた。
燃え滾る炎を瞳に秘め、ふれいむは今その性能を活かしきるために飛び込んで――――




















「ゆびゃ!!」
「あー、やっぱ駄目だったね」




ふれいむもといただのれいむは餡ペーストになるまで引き裂かれた。
やっぱ駄目なものは駄目だった。
確かにゆっくりはヒトの想念を受け入れやすいようだが、強化されるようなものは受け付けがたいようだ。
全く難儀なものである。

「お兄さん、なにやってるの?」
「あーゆうか、丁度いいところに。覇王翔○拳撃てない?」
「???」










おわり









―――――
書き溜めです。
半月ほど書いてないのでリハビリのつもりで書いた。反省している。
作中でも言ってたけど、ゆっくりは(ヒト側からの)「思い込み」である程度の強さが決まると思ってます。
よってれいむに勝てないと思えば勝てなくなる。逆もまた然り。
つまり俺が好きなゆっくりが強く描写されるのも仕方ないってことさ。HAHAHA。

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最終更新:2011年07月28日 03:56
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