「トイレトレーニング」
猫の中には人間のトイレで用を足し、水を流して後始末することができる。
と言う、特技?を持つ者がいる。
大抵の場合は人間が猫に何度も教え込む事で、作法を覚えて特技?を習得する。
では、ゆっくりは?
猫と違い言葉で意思疎通が取れるのならば、
猫に教え込むよりも幾分簡単なのではないだろうか?
やってみた。
「まりさ、今日からここがトイレだ。ここでうんうんするように」
俺と俺の飼いゆっくりまりさは今トイレの中にいる。
俺は、足元にいるまりさにトイレの使い方を説明する。
「まずは、ここに座る」
俺は、便座を軽く叩く。
「ここで、うんうんする」
まだ、野球のボールくらいの大きさしかないまりさがうんうんとうなずく。
「水を流す」
俺は、レバーを捻って水を流した。
何もトイレに無いので流す必要は無いのだが、
流した方がわかりやすいはずだ。
水の流れる音がトイレに響く。
それを聞いて
「ゆっ、どうなってるんだぜ?」
と、まりさは便座の上に跳んだ。
「ゆっ?」
「あっ」
どうやら、まりさからは便器の構造がまりさからは見えなかったようで、
便器の中に落ちた。
「ゆばばばばばばばbbb・・・」
そのまま、まりさは水に流され消えていった。
「あ~あ」
…ゆっくりに人間のトイレは無理みたいだ。
最終更新:2011年07月29日 18:28