ゆっくりいじめ系474 ゆっくりにっく_1

ゆっくり専用動物病院「ゆっくりにっく」

助手を募集しています。
資格も不要で、経験は問いません。

可愛いゆっくり達と楽しくお仕事をしませんか?



俺が手に取ったチラシにそんな文句が踊っていた。
近所で何か建物を作っていると思っていたが、ゆっくり専用の病院だったとは。

ゆっくりといえば、その姿を見ただけで踏み潰す人間もいる一方、その可愛さに惚れ込みペットにする輩もいるという。

近頃では、傍若無人なゆっくりをペット用に躾けるブリーダー、通称ゆっくりブリーダーなるものもいるらしい。


 「時給もなかなか良さげだしなあ・・・」

ふと、目が隣の部屋に続く扉に向く。
あの部屋には20匹近くのゆっくり霊夢が閉じ込められている。
気が向いたときに、いつでも潰して遊べるようにしているのだが、いかんせん維持費が高くつく。
親の遺産でまったり生活しているニートの俺には痛い出費だ。

そう、俺にとってはゆっくりなど、ただ潰して遊ぶためだけの道具だ。
患畜である「しあわせー」なゆっくりなんて見たら思わず殺してしまいそうだ。

やめとくか、そう思っていると飼っている猫が擦り寄ってきた。
それと同時に気が付く。

 「そういえばお前、お医者さん嫌いだもんなあ。注射は痛いだろうけど、あれはお前のためなんだよ」
 「にゃー」

そう、飼い主にとっては善意でも、実際に注射されたり腹を割かれるのはペットなのだ。
ゆっくりの知能など、猫とたいして変わらないはずだ。
きっと、なぜ痛い思いをさせられているのか理解できないだろう。

幸せいっぱいで育ったゆっくりへの「虐待」が見られる場所なのかもしれない。

俺はゆっくりにっくの住所を確認し、家を出た。




 「さっそくだけど、これからいいかな?人手が不足しててね」

面接を終えると、そんなことを言われた。

 「はい。よろしくお願いします」

ゆっくりのお医者さんは、ごく普通の白衣を着たごく普通の男性だった。

面接をした事務室から出て、受付に移動する。

 「まだ受付も雇ってなくてね。これだけ記入してもらって、診療室まで来てもらってくれ。」

渡されたのは、簡易カルテ。
10分前までごく一般的な虐待お兄さんだった俺にいきなり仕事を任せるなんて、本当に人手が足りていない病院だと思う。

簡易カルテを見ると、いくつか記入してもらう項目がある。
飼い主の名前、住所、ゆっくりの種類と年齢など、本当に簡単なものだ。

病院に来た理由を書く欄はなかったので、診療室で最初から話を聞くのだろう。


お客さん(患者)が1人もいなかったので、俺は受付に乗ったゆっくり魔理沙の人形をつついて遊んでいた。


カランコロン。
喫茶店に入ったときのような音が鳴り、扉が開いた。

 「こんにちは。初めてなんですけど」
 「ゆっくりしていってね!!!」

現れたのは身なりの良い、着物がよく似合ったご婦人。
胸の前で抱えていたのはゆっくり霊夢だ。

ソフトボールより一回り小さいので、おそらく今年生まれた子供だろう。

 「では、こちらにご記入いただけますか?」

受付カウンター越しに、簡易カルテと鉛筆を渡す。

 「ゆゆっ?これはゆっくりできるもの?」

興味津々に、子れいむは簡易カルテを見ている。

ぷっくりとした体。
瞳は綺麗で、髪の毛のツヤも申し分ない。
リボンの手入れもきちんとされているようで、鮮やかな赤が美しい。

潰しがいがありそうだ、無意識に拳が固くなっていた。

 「――っと」

俺は今、助手なのだからそんなことをしてはダメだ。
固くなっていた拳を緩め、子れいむに微笑んだ。

 「ゆっくりしようね!!」

ああ、殺したい。


 「書き終わりました」

女性が簡易カルテと鉛筆を受付カウンターに置く。

生後3ヶ月。
子れいむは予想したとおり、今年生まれたゆっくりであった。

記載漏れがないことを確認し、俺は女性を診療室へと導いた。




 「・・・・というわけで、ウチのれいむにワクチンをお願いしたいんです」
 「ははぁ、なるほど」

先生と対面した女性は、退屈していた子れいむを撫でている。
俺は先生の横で話を聞いていた。

女性は、予防接種のために来院したのだ。

最近、この子れいむに野生のゆっくり魔理沙の友達ができたため、感染症を心配したとのこと。
それに夏も近くなり、フィラリアのことも心配だったらしい。

 「接種はしますが、あまり野生のゆっくりと遊ばせるのはお薦めできませんね」
 「そうですか?」
 「遊んでいるつもりでも、ケガをすることもありますし。ケガの箇所を舐めることで感染することがよくあるんですよ」
 「でも接種をすれば予防できるのでしょう?」
 「いえ、予防接種と言っても全てが予防できるワケではないんですよ。いわゆる、ゆっくりエイズなんかは予防できません」
 「まあ」
 「他にもいくつか予防できないものがありますので、室内飼いをしたほうがれいむちゃんのためです」

なんだか講座めいたことをやっているが、そんなことはどうでもいい。
注射ではあまり苦しまないではないか。
もっと、拷問のような治療をやって欲しいものだ。


 「では、注射をしますか。鬼井君、ちょっとこちらのれいむちゃんを押さえててもらえますか」
 「あ、はい」

妄想の中で子れいむを潰していたので、いきなり名前を呼ばれてびっくりした。
俺は女性に差し出された子れいむを、台の上に乗せ、押さえつけた。

 「ゆ?おにいさんなにをするの?ゆっくりはなしてね!」
 「ちょっと痛いけどゆっくり我慢してね!」

ついついテンションが上がってしまう。
うっかり出てしまったゆっくり口調を、少し反省する。

 「ゆゆう!おかあさんたすけて!!ゆっくりできないよ!!」

子れいむが女性に助けを求める。
しかし、これは子れいむの為の処置だ。止めるはずがない。
それにしても、おかあさん、と呼ばれているということは産まれたてを貰ったのだろうか。

 「れいむ、我慢してね。そしたら美味しいお刺身を食べさせてあげるから」

その子れいむに、先生の握った注射器が子れいむの額に刺さった。
刺さった細い針は、皮を乗り越え餡子まで進んでいく。

 「ゆぎぃいいいっ!!!いぢゃいよぉぉおおおっ!!!!ゆっぐじできないおおおおお!!!!」

手に、逃げようとする子れいむの力を感じた。
それに負けじと俺も力を込める。

 「ゆっぎ!!ゆぎいいぃいぃい!!!」

いつの間にか、女性は部屋の隅で耳を押さえていた。
可愛がっている子れいむの叫びは聞きたくないらしい。

こんなに可愛い声で鳴いているのに、酷い飼い主だな。

子れいむを押さえている手には、ぬるぬるとした不気味な体液が溢れている。
涙が台に流れ、まるでおしっこを漏らしたようだ。

 「ゆっびひぃ!!!いだいいいい!!!!」

それにしても、たった一本、それもこんな細い針でここまで痛がるなんて、弱いゆっくりとしか思えない。
俺が幽閉しているゆっくり霊夢だったら、こんな針じゃここまで鳴いてくれない。
野生のゆっくりでもここまで騒ぐかは疑問だ。

先生が注射器の後部を押し、ワクチンの注入を始めるとさらに子れいむは声を荒げた。

 「ゆっぎゅああっぁあぁ!!!!いぢゃいのおおおっ!!!!おがああざんん!!!だずげでええ!!!」

ワクチンの増加分を吐き出すように、涙をこぼしている。

 「れいむごめんね・・・!ごめんね・・!ちょっとだけ我慢してね・・・!」

部屋の隅で女性がぶつぶつ呟いていた。

 「おがあああざああああん!!!!どうぢでえええ!?!?!どうぢでれいむをおぉおおお!!!??」

信頼していたお母さん。
目の前にいるのに助けてくれないお母さん。
子れいむは何も理解できなかった。


 「はい、終わりだよ」

先生が注射器を抜くと、子れいむはグッタリと仰向けに倒れた。
額を見ていると穴はすぐにふさがった。
こんな小さな穴は特に治療しなくても、すぐ再生できるようだ。

 「ごめんね、れいむ。大丈夫だった?」

女性がぐったりとした子れいむを手に取る。

 「ゆ・・・・どうじで・・・?どうじで・・・?」

子れいむの中には、自分を助けてくれなかった女性への不信感が蠢いていた。

 「このあと、たっぷり可愛がってあげてください。すぐ忘れますよ」

慣れているのか、先生のフォローが入る。
女性はそれに納得し、その場で料金を支払い帰っていった。


 「鬼井君、はじめての助手体験はどうだったかい?」

俺が手についた子れいむの体液を洗っていると、先生が話しかけてきた。

 「あのれいむ凄い、悲鳴でしたね。結構びっくりでしたよ」
 「ペットのゆっくりはあまり痛い思いをしないからね」
 「ですよね。野生のだったらあそこまでは騒ぎませんよ」

一瞬、先生の眼が鋭くなったのを感じた。
虐待お兄さんということがバレたのかと不安になる。

 「あの叫び声に嫌になる人も多いからね。人が不足して困るよ」

確かに、ゆっくり好きならこの職場は地獄だろう。
可愛いゆっくり達が次々に泣き叫ぶのだ。

 「ちょうどいいから、次の手術を手伝ってもらおうかな。ゆっくりには麻酔が効かないから・・・悲鳴を覚悟してね」

俺の返事もまたずに、先生は奥の部屋へと消えた。

手術。
なんて心躍る単語だろう。

覚悟どころか、俺は興奮して震え始めていた。


 「ゆ!はやくここから出してね!!おにいさんのおウチに帰してね!!」

ケージに入れられて運ばれてきたのは、バレーボールサイズのゆっくり魔理沙。
成体といえる大きさだ。

黒光りする帽子、やわらかそうな皮に、しなやかな金髪。
非常にゆっくりしたゆっくり魔理沙だ。
実に美しい。

 「これは今朝連れてこられたゆっくり魔理沙だよ。一人じゃ苦労するからね。本当助かるよ」

成まりさをケージから出した先生が言う。
鉄製の皿のようなものに粘着質のある液を流し込むと、先生はそれを成まりさの底部に貼り付けた
動けなくするための道具だろう。

 「ゆ!?動けないよ!!ゆっくりできない!!!」

なんとか逃げようとしているが、完全に固定されて成まりさは動けない。

 「先生、何の手術をするんですか?」

素人目だが、この成まりさは病気をしているようには見えない。
声も大きいし、体もしっかりしている。

 「避妊手術だよ」

なるほど。
ポン、と手を打った。

 「虚勢手術ではないから、どちらかと言えば楽だよ」
 「交尾はできるけど、妊娠できないようにするんですか?」

やりチンまりさにするのだろうか。

 「まさにその通りだよ」
 「でも、それなら虚勢手術もしちゃえばいいのでは?なぜ避妊手術だけを?」

子供がいらないなら、両方処置しておけばいいのに。

 「ゆっくりは母体をすると危険だろ?」
 「そうですね。若かったり、体力が落ちてたら死にますよね」

一時期、無理矢理交尾させて殺すことがマイブームになったのでよく知っていた。
この成まりさくらい大きければ耐えられるが、あまり一度に回数をこなすと栄養失調なのか、黒ずんで朽ち果ててしまう。

 「だから野生のゆっくりに襲われたときに備えて、避妊手術するんだ」
 「はい」
 「でも、飼い主さんの中には可愛がってるゆっくりの赤ちゃんが見たい人もいるわけだ」
 「そうでしょうね」
 「そんなときは、適当な母体を捕まえて自分のゆっくりと交尾させるんだよ。母体にはなれないけど、交尾はできるから」
 「ああ、なるほど」

飼い主のエゴにも思えるが、所詮ゆっくりなので同情もしない。
殺されるにしろ、可愛がられるにしろ、人間を喜ばせるだけの道具なのだから。

 「ゆ!まりさに何をする気なの!?」

交わされる会話から恐怖を感じたのだろう。
動けない成まりさが顔を青くしている。

先生はそんな成まりさの目の前に、箱を置いた。

 「これが、手術器具だよ」

箱から出てきたのは、先端が尖った鉄の棒。
長さは30センチメートルほどしかないが、太さは小学生の腕ほどもある。

俺は思わず唾を飲み込んだ。

 「では、さっそく始めようか」
 「はい、先生」







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最終更新:2011年07月28日 00:32
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