ゆっくりいじめ系820 きめぇ丸といっしょ2 ハロウィンゆっくり


注意 



  虐待というか、ただ殺しただけです








夜の帳が下りるころ、夕餉の時間である。


幻想郷のとある家にて―


「さて、と」
「わくわく」


俺こと虐待お兄さんときめぇ丸は差し向かいに座っていた、湯気の立つ食事が食卓の上に並ぶ。
全て我が家の畑で取れた野菜で作ったのだ、これほど贅沢なものは無いだろう。
料理にも俄然気合が入るというものだ。




「「いただきま―」」




ドンドン




玄関を叩く音、俺達は顔を見合わせる。
これがマンガなら、頭の上にモジャモジャしたのが出てくるとこだぞ。 


「誰でしょう、こんな時間に」
「さぁ? 急ぎの用事かもしれない」


食事を邪魔されるのは気分がいいものではないが、幻想郷では助け合いが基本である。
もちろん俺も、助けを請われればすぐに応じるつもりだ。


「はーい」


小走りで玄関に行き、扉を開く。


ガチャリ


「...あれ?」


誰も、いなかった。


辺りを見回す、人影すらない。


(妖怪か...?)


一気に鼓動が早まる、自衛用の御札は引き出しの中。


(どうする...)


動くに動けない、その時―


「足元、足元ですよ。」
「ふぇ?」


きめぇ丸の声につられて足元を見る。
そこには、ゆっくりの一家がいた。
親れいむに親まりさ、子供が数匹のオーソドックスな組み合わせ。








「「「「「とりっく、おあ、とりーと!!!」」」」」













「はぁ?」


とりっく...何?
何を言っているんだこいつら...


「きめぇ丸、とりっく...なんちゃら...って、何だ?」

何時の間にか隣にいたきめぇ丸に聞いてみる。

「分かりません、私も初めて聞きます...」


何がなんだかさっぱり分からない、かつて無い出来事に俺達は戸惑った。


すると


「「おかしをくれないといたずらするぞ!!!」」
「「「いたじゅらしゅるじょ!!」」」


親に合わせ子が叫ぶ、お菓子?いたずら?


「何なんです?とりっく何とかって言うのは?」


俺が悩んでいると、きめぇ丸が親まりさに尋ねていた。
あぁ、その方が早いか。


「おうちをまわって『とりっくおあとりーと』っていったらおうちのひとはおかしをあげなきゃいけないんだよ!!」
「あげなかったらどうなるんです?」
「いたずらするんだよ!!」
「「「いたじゅらー!!」


口々に叫ぶ子ゆっくり達、喧しい事この上ない。


「要するに『とりっくおあとりーと』と言われると」
「お菓子をあげなければいけないみたいですね」


突然の強迫行為、今までとは違うパターンに俺は興味をそそられた。


「...で、どこでそんな事を知ったんだ?」


思いつきで言っているようには思えないので、とにかく聞いてみる。


「ゆっ、さとでにんげんがはなしていたんだよ!!」


と、親れいむ。


「あめりか、っていうくにのおまつりなんだぜ!!」


親まりさが続けて説明する。


「あめりか...外界のことか?」


なるほど、そういう事か。
漸く理解できた。


「何かわかったんですか?」


きめぇまるに説明してやった。


「あめりか、っていうのは外界にある国、要するに馬鹿でっかい集落のことだ。
 そこで行われている祭のことなんだろう、外の世界から来た人間が話しているのを聞いたんだろ」
「それで真似をしている、と」


「「「「「とりっくおあとりーと!!!」」」」」


相変わらず同じ言葉を繰り返す一家。
状況が理解できた以上、こいつらを相手にする必要は無くなった。
折角の料理が冷めてしまう、虐待どころではない。


きめぇ丸に目配せをして一家の方に向く。


「とりっくおあとりーと!!」
「おかしちょーだい!!」
「いたじゅらするじょ!!」
「おかし!おかし!」
「とりーとめんと!!」


自分達の希望がかなうと思ったのか、ラッシュをかけてくる一家。





「断る」





俺が放った一言に凍りつく一家、だが負けてはいなかった。


「おにいさん、いたずらされたいの? だったらかくごしてね!!」


と、言うなり家になだれ込む一家。


「きめぇ丸!!」
「はい!!」


俺が親れいむの口を両手で思い切り広げ、きめぇ丸がその中に子ゆっくりを全て放り込む。
この間、約五秒。
俺達の心の交信強度はマックスだ!!


「だっしゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「むぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」


そのまま片手でれいむを投げる!!


暗闇で殆ど見えなかったが、まぁ唯では済まんだろう。


「れいぷぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」


絶叫するまりさ、同じようにブン投げてやった。


「trick!!」


これで邪魔者はいなくなった、やっと食事にありつくことができる。







「「いただきます」」



料理は少し冷めてた。
ったく、あの馬鹿饅頭ども...



「しかし、物騒なところですね『あめりか』っていうのは」


と、きめぇ丸。


「物品を差し出さなければ悪戯とは...性質が悪い」
「確かに、あのゆっくり達は悪戯とか言ってたが、実際はどんな事をされるのか...」
「おお、こわいこわい」


ヒュンヒュンしだすきめぇ丸、食事中はやめなさい


ふむ...


(今度里に行ったときに教えてもらうか)







おしまい













 ---後書き---


 ハロウィンって十月の終わりにあるのね、気が早すぎる...

 きめぇ丸があまり活躍してない、ヒュンヒュンもあんまりしてない。 モットヒュンヒュンサセタカッタ

 ハロウィンネタ増えるとといいな


 読んでくれた人、ありがとう










 ~書いたもの~

 『究極お兄さん』

 『きめぇ丸といっしょ』

 『きめぇ丸といっしょ2 ハロウィンゆっくり』




 by.きめぇ丸大好きっ子









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最終更新:2008年09月14日 08:57
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