ゆっくり虐待・叫び声なし
人間と仲の良いゆっくり登場
投棄場行き作品だと思っています
それでも良い方は読んでくださいませ

























「ゆ~ゆゆっゆ~ゆ~ゆ~♪」
「おかあしゃんはやっぱりおうたじょうずだね~」
「しょうだね~」

冬が始まり、洞窟の中で春まで過そうとするゆっくり一家がいた。
お母さんれいむにお父さんまりさ、そして小さな6匹の子供達だ。
洞窟には豊富な食料があり、この一家が春まで十分ゆっくりできる量である。

「ゆ~ゆっゆゆ~ゆ~ゆ~♪」
「まりしゃもうたうよ!!」
「れいみゅもだよ!!」

お母さんれいむに合わせて子供達も歌い出す。それを見守るお父さんまりさは心の底からゆっくりしていた。

「「「「「「「ゆ~ゆ~ゆ~っゆ~♪」」」」」」」

親子の間には間違いなく至福の時が流れていたが、残念ながらそれは長く続かなかった…

ガッ、ガッ、ガッ
「ゆ!?」

外の冷気を防ぐために作られた入り口の壁が、外から何者かの手によって壊されようとしているのだ。

ガッ、ガッ、ガッ
「みんなおくにかくれてね!!」

お父さんまりさの指示でお母さんれいむと子供達は奥に隠れ、一人壊されていく壁の前に立ち塞がるお父さんまりさ。
外界の冷気は防げても、壁はどんどん壊されていく。

ガッ、ガッ、ガッ!!
そして、とうとう壁が破壊されてしまった…




「お、お前の言うとおりゆっくりいたぞ」
「勿論です。冬篭りするゆっくりの巣穴なんて簡単に見つけられますよ」
「ゆっくり同士通じるものはあるってか?」
「む、それは聞き捨てなりませんね」
「冗談だ、冗談。そうカッカしなさんな」
「わかってますよ。さ、捕まえちゃいますか」
「だな」

壁を壊した洞窟の中には、体を膨らませたでかいゆっくりまりさが一匹だけいた。だが、この大きさなら間違いなく家族がいるだろう。

「おじさんたちなんのようなの!! さっさとかべをなおしてでていっぶぎゅ!!」

壁を壊した時に使った棒でまりさを叩き潰す。でかいゆっくりは餡子が不味いし、重たいから持って帰るのも大変である。
精々中の餡子を全て吐き出させ、残った皮と帽子を燃料代わりに使うしかない。

何度も何度も棒で叩き、その度にまりさは無様に「ぶぎゅ!!ぶぎゅ!!」音を鳴らす。

「そろそろ良いのでは?」
「おし、じゃあ次だな」

きめぇ丸の言葉でまりさを叩くのをやめて、餡子の無くなった皮と帽子をきめぇ丸の背負う籠に入れて洞窟の奥を覗き込む。
奥にはまりさ同様体を膨らませたれいむが立ち塞がっている。その奥には子供達がいるのだろう。

「こどもたちはれいむがまもるからね!! こどもたちにはさわらせないっぎゅぶ!!」
「はいはい邪魔邪魔」

邪魔なれいむの目を棒で一突きし、洞窟の奥から引き釣り出してまりさ同様叩き潰す。
隣ではきめぇ丸が先程潰したまりさの餡子を使って中にいる子ゆっくりを誘い出していた。目の前で親を殺されているのに薄情な奴らだな。

「全部で6匹ですね、まだ小さいから美味しい餡子が取れますよ」
「子供達が喜ぶだろうな。じゃ、次行くか」

皮だけになったれいむも同じようにきめぇ丸の籠に入れる。良かったな子供達、両親に挟まれて。
今も嬉しいからか「おがあしゃああああああああああああん!!」って叫んでるよ。分かってて言ってるけどね。






俺は今、村に住んでるきめぇ丸と一緒に冬篭りをしているゆっくりを捕獲している。
以前あったドスまりさが村の子供達を人質にとった事件からの教訓で、村の人間ときめぇ丸でゆっくり狩りを行っているのだ。
冬の間ならゆっくり達は個々で暮らしている為、他のゆっくり達と連絡を取る事はしない。
だからどんなに時間を掛けても、外の様子を知る術がないゆっくり達は仲間に注意を呼びかけることができないので逃げられる事がない。
それに、ゆっくりの中には洞窟の中で卵を産んで繁殖しようとするゆっくりもいる。
そういうのは春先に何十匹も孵るので、処分しなければ春に村の作物が狙われてしまう。本当に迷惑な饅頭だ。


「ここは卵だけですね」
「相変わらず気持ち悪い卵だな… 雪で埋めとくか」
「それで十分です。手伝いますよ」
「お前は重たいもん背負ってんだから気を遣わんでいいさ」
「では、お言葉に甘えますね」
「すぐ終わらせるよ」


「う~ん…こいつはまだ小さいから子供はいないでしょう」
「じゃあ潰しちまうな」
「お願いしますね」


「お、でかいのが4匹だな」
「3世代ですね、きっと小さい子供も一杯いますよ」
「ちゃちゃっと潰すぜ」
「はい、赤ん坊を捕まえるのは任せてください」


「今日はここで終わりにするか」
「そうしましょう。ここは… 二匹とも小さいから子供はいないでしょうね、こいつらだけです」
「じゃ、さっさとやるわ」

日も沈んできたので、本日最後のゆっくりをさっさと潰すことにする。
洞窟の中にはまりさとゆちゅりーの二匹で、幸せそうに眠っているので余計な抵抗をされずに叩き潰せた。




前を歩きながら籠の中の子ゆっくりにお得意のきめぇ丸シェイクを見せているきめぇ丸の背中を見ながら、帰る途中俺はずっと考えていた。
果たして、村の側にいる冬篭り中のゆっくりを全て駆除できるのかを…
正直きめぇ丸には感謝している。こいつがいなかったら、こうも簡単にゆっくりの巣を見つけることはできないのだから。
だが、きめぇ丸が巣をいくら見つけても、別のゆっくりの巣はすぐに見つかってしまうのだ。
このゆっくり狩りを始めてそれなりに経っているのに、いまだに見つけることができてしまう。まだ数多くのゆっくりがいるのだろう。
中にはあのドスまりさの様な奴もいるかもしれない。また子供達が人質になるような事になったら… そんな事を思うとやはり不安は尽きない。

「不安ですか?」

きめぇ丸が振り返って声を掛けてきた。籠の中の子ゆっくりを見ると何匹かは痙攣し、何匹かは口から餡子を吐いている。さぞかし餡子の味は良くなっている事だろう。

「焦っても仕方ないですよ? 森や山にはまだまだたくさんのゆっくりがいる筈ですからね」
「分かってはいるんだが、ここまで数が多いとは想像してなくて」
「繁殖力だけは凄まじいですからね、ゆっくりは。仕方ありませんよ」
「そうなんだがな…」

きめぇ丸が言っている事は正しい。あいつらはが数を増やせている最大の理由は異常なまでの繁殖力である。
知能は高くない。固体として強い訳じゃない。それでも年々ゆっくりによる被害が増えているのは、その数が増加しているからである。
だが、きめぇ丸の言うとおり焦っても仕方ない。今はこいつをからかいながら帰るとしよう。

「それにしてもさっきから忙しい奴だな、首痛くならないのか?」
「大丈夫ですよ。子供達の為ですからね」
「おいおい、子供達はゆっくりと違って菓子じゃ釣れないぜ?」
「なに言ってるんですか!! 純粋に私は子供達を思ってですね!!」
「顔を近づけるな回すな押し付けるな!!」
「愛情表現ってやつですよ!!」
「そんなもんいらん!!」
「なんですって!?」
「~~~!!」
「~~~!!」



ゆっくりは名前の通りゆっくり狩って行けばいい。メリハリの為に、今はこいつとくだらない口喧嘩を楽しもう。







感想フォームにあったきめぇ丸日常をもっと知りたいとあったので書いてみました。
長くなってしまい本当に申し訳ありません。
自分の中でこの村にいるきめぇ丸は普通の人間とそんなに差異はないと思って書いています。
だから掛け合いもゆっくりじゃなくて人と人同士みたくなっています。書き分けができてないというだけですが…

こんな駄文を最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!!

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最終更新:2022年05月04日 22:19